2020.11.21更新

マウスピース矯正は、ほかの矯正方法と比べて虫歯になりやすいのでしょうか?
マウスピース矯正の虫歯リスクや、矯正中に虫歯にならないための方法、虫歯の治療時期などについてご紹介いたします。

 

歯列矯正中は虫歯になりやすい

矯正期間中は、歯に装置を装着するため汚れが溜まりやすくなり、歯磨きがしにくくなります。そのため虫歯になりやすいです。

矯正方法により、虫歯リスクの差があります。

○ワイヤー矯正の虫歯リスク

ワイヤー矯正は、歯にブラケットという装置を接着し、ワイヤーを通すことによって歯を動かします。ご自分で装置を取り外すことはできず、食事をする時も、歯磨きをする時も常に矯正装置を装着している状態となります。

そのため、食べたものが挟まったり、歯垢が溜まったりしやすく、歯磨きもしにくいです。虫歯や歯周病のリスクは高く、きちんとセルフケアをしていないと虫歯だらけになってしまうケースもあります。

○裏側ワイヤー矯正の虫歯リスク

歯の裏側に、ブラケットとワイヤーを装着する矯正方法です。通常のワイヤー矯正と同じように、ご自身で装置を取り外すことはできません。

裏側に装置がついているため歯磨きがしにくく、虫歯になるリスクがあります。
ただ、歯の表側よりも裏側のエナメル質のほうが厚いですし、常に唾液に触れていて自浄作用が期待できますので、表側矯正に比べれば虫歯になるリスクが低いです。

○マウスピース矯正は虫歯になりにくい

マウスピース(アライナー)という透明の装置を歯に装着し、1~2週間ごとに新しいものに交換することによって歯を正しい位置に動かしていく矯正方法です。

ご自身で矯正装置を取り外して歯磨きをすることができます。そのため正しくケアを行いっていれば、比較的虫歯になるリスクが低い矯正方法です。

ただ、歯の表面にアタッチメントという装置を接着している場合は、その周辺に汚れが付着しやすく虫歯のリスクが高くなります。丁寧に歯磨きを行いましょう。

 

虫歯治療を行うタイミング

虫歯ができてしまった場合は、どのタイミングで治療を行うとよいのでしょうか?

 

○矯正治療開始前に虫歯治療

矯正治療を始める前に虫歯を発見した場合は、先に虫歯治療を行います。
矯正期間は1~3年ほどかかるので、その間に虫歯が進行してしまうからです。

ただ、矯正を行うと歯並びやかみ合わせが変化するため、状況に応じて応急処置を行って仮歯や保険の被せ物を入れ、セラミックなどの高価な被せ物は矯正治療終了後に制作することもあります。

 

○矯正治療中に虫歯ができてしまった場合

矯正期間中でもマウスピース矯正なら取り外しができますので、すぐに治療をすることができます。

ただ大きな虫歯の場合は、治療によって歯の大きさや形が変わりマウスピースが装着できなくなることがあります。

特に「インビザライン」などの、治療開始時に全てのマウスピースを作成するタイプは、歯の形が変わるとその後のマウスピースがすべて装着できなくなる可能性があるため注意が必要です。

治療期間中に何度も歯型を取りその都度マウスピースを制作する「アソアライナー」のようなタイプでしたら、虫歯治療を行っても問題ないでしょう。

 

○矯正治療完了後

矯正期間中にできなかった虫歯治療を行います。

  

マウスピース矯正中に虫歯にならないためには?

虫歯にならないためには、どんなことに注意したらよいのでしょうか。

 

○マウスピースを装着したまま飲食しない

マウスピースをつけたまま食事をすると、歯とマウスピースの間に食べ物が入り込みやすく、虫歯になりやすいです。必ずマウスピースを外してから、飲食をするようにしましょう。

お水はマウスピースをつけた状態で飲んでもかまいませんが、その他の飲み物は外して飲んだほうが良いです。特に糖分の多い飲み物をそのまま飲むと、マウスピースと歯の間に長時間停滞して虫歯になりやすくなります。

マウスピースを装着したまま飲み物を飲みたい時は、なるべく糖分の入っていない飲み物を選んだり、ストローを使って飲んだりするようにしましょう。

○歯磨きをしっかり行う

飲食後に歯磨きを行わずマウスピースを装着してしまうと、マウスピースと歯の間に糖類や酸などが長時間停滞することになるため、虫歯になりやすいです。マウスピースを装着すると唾液の自浄作用は期待できませんから、必ず歯磨きを行ってから装着しなければなりません。

外出先などでどうしても歯磨きができない場合は、食後にお水を飲んだりうがいをしたりしましょう。

○マウスピースの清掃をしっかり行う

汚れたマウスピースを長時間装着していると、虫歯になりやすくなるためマウスピースの清掃も大切です。

マウスピースを取り外したら、こまめにお水で洗いましょう。マウスピースに傷がつかないように、やさしく洗うようにしてください。市販の洗浄剤も有効です。

○気になることがあれば早めに歯科医に相談

虫歯ができてしまったとしても、初期虫歯でしたら簡単な処置ですむことが多いです。歯が痛い、虫歯がある気がするなど気になることがあれば、早めにかかりつけの歯科医院で相談してみましょう。

 

まとめ

マウスピース矯正は、ご自身で取り外していつものように歯磨きができるため、比較的虫歯になりにくい矯正方法だといえます。
しかし、きちんとセルフケアをしなければ虫歯になってしまう可能性はあります。

虫歯にならないようにしっかりとケアし、美しい口元を手に入れましょう。



投稿者: 西本歯科医院

2020.09.29更新

マウスピース矯正は、ご自身で取り外しができるため歯磨きがしやすいというメリットがありますね。しかし、「お口の臭いが気になる」という悩みを持っている方は少なくないようです。どうして口臭が出てしまうのでしょうか?

今回は、マウスピース矯正中の口臭の原因と、その対処法について詳しくご紹介していきます。

 

マウスピース矯正中に口臭が発生する原因

マウスピース矯正でも口臭が生じる理由について、具体的に解説していきます。

 

○汚れが溜まりやすいから
マウスピース矯正中は、マウスピースを長時間装着していなければなりません。取り外しが可能だとはいえ、1日に20時間以上装着となると、食事の時間とマウスピースのお手入れの時間以外は、常にお口の中に入っているような状態です。

そのため、どうしても汚れが溜まりやすくなってしまいます。汚れが溜まったままだと、細菌が臭いを発生するようになります。

○食べかすがついたままでマウスピースを装着するから
食事の後に歯磨きをしなかったり、食べかすが残っている状態でマウスピースを装着していると、口臭の原因となります。

○マウスピースが臭うから
プラスティックに一度臭いが吸着してしまうと、なかなか取れません。臭いがついてしまったマウスピースをそのまま使用していると、口臭の原因となります。

マウスピース矯正の場合、2週間から1か月程度で定期的に新しいマウスピースに交換します。そのため、歯ぎしり防止用やスポーツ用などで長期に渡り使用するマウスピースに比べれば臭いは吸着しにくいです。しかし、お手入れがうまくできていないとマウスピース自体が臭ってしまうことがあります。

○唾液が行き届かないから
唾液にはいろいろな効果があることが分かっています。
・殺菌・抗菌作用(唾液には「ラクトフェリン」「リゾチーム」など抗菌作用を持つ成分が含まれている)
・自浄作用(歯の表面についた食べかすなどを洗い流す)
その他、消化作用、潤滑作用、緩衝作用、再石灰化作用、味覚作用があります。

マウスピースを長時間装着していると、唾液が歯の表面に行き届きにくくなり、唾液の抗菌作用、自浄作用などが働かず口臭が発生しやすい環境になります。

 

口臭への対処法

マウスピース矯正中の、口臭への対処法について具体的にご紹介していきます。

○食後に必ず歯磨きをする
食後には必ず、丁寧に歯磨きをしてからマウスピースを装着することがとても大切です。汚れが残ったままでマウスピースを装着すると、汚れを封じ込めるような形になってしまい口臭の原因となるからです。

また、マウスピースを装着していない時に比べて唾液による自浄作用や抗菌作用が低下するので細菌が繁殖しやすくなり、口臭虫歯・歯周病のリスクが高くなります。

歯磨きの際は、一本一本の歯を丁寧に磨きましょう。歯ブラシで磨きにくい部分は、デンタルフロス(糸ようじ)・歯間ブラシ・インタースペースブラシなどを併用して、磨き残しがないようにします。

矯正中は歯が重なっている部分があることも多く、歯磨きが難しいケースもあります。歯科医院でブラッシング指導を受け、ホームケアの際の参考にしてみましょう。

○マウスピースを清掃する
マウスピースに口腔内の細菌が付着しますので、マウスピース自体の清掃も大切です。

基本は水洗いをします。お湯で洗うと変形してしまう可能性があるため、絶対に使わないよう注意してください。

水洗いで落としきれない汚れは、柔らかい歯ブラシやデンチャーブラシなどを使って落とします。研磨剤の入った歯磨き粉を使うとマウスピースに細かな傷がついてしまい、かえって細菌が繁殖し臭いの原因となるため使用しないでください。

また、マウスピース用の洗浄剤を使用すると臭いに効果があります。マウスピース用・リテーナー用・入れ歯用の洗浄剤が市販されていますので、必要に応じて使用してみましょう。

マウスピースの材質によって使用できる洗浄剤が異なることがありますので、歯科医院で確認してから使用するとよいでしょう。

○唾液を増やす
唾液を増やすことによって口臭を予防できます。ご自分でできる唾液を増やす方法に、唾液腺マッサージや舌トレーニングなどがあります。

唾液腺マッサージは、耳下腺、顎下腺、舌下腺をお肌の上から優しく指で押す方法です。耳の前の下部、下顎のラインの内側、顎の下あたりをマッサージすると、唾液の分泌が促されます。

舌トレーニングは、歯と唇の間に舌を入れてぐるっと回す方法です。ほうれい線を伸ばすようなイメージでゆっくりと10回ほど行うと効果的です。
舌を出したり引っ込めたりする運動もおすすめです。

 

マウスピース矯正で口臭が改善されることも?

歯並びが悪い場合、歯と歯の間に食べ物が挟まりやすかったり、歯磨きがしにくかったりするためどうしても磨き残しが多くなるものです。その結果、虫歯や歯周病になるリスクが高くなります。

虫歯が進行して神経が腐敗すると悪臭を放ちますし、歯周病になると歯周病菌がガスを発生して口臭の原因となります。

マウスピース矯正で歯並びを綺麗にすることは、口臭予防にも繋がると言えるのではないでしょうか。

 

まとめ

マウスピース矯正での口臭の原因と、対処法についてご紹介しました。正しく対処し、さわやかなお口を手に入れましょう。



投稿者: 西本歯科医院

2020.08.25更新

歯並びや噛み合わせを整える矯正には色々な方法がありますが、マウスピース矯正に興味を持っている方は多いのではないでしょうか。

ワイヤー矯正などより目立たたないので、矯正期間中に人目が気になりません。また、自分で取り外しができるので食事がしやすいですし、歯磨きがいつも通りにできるので口の中を清潔に保つことができます。

子供の矯正でも、様々なマウスピースが使われています。

 

子供の矯正って?

歯列矯正は大人になってからでもできますが、子供のころから始めるとより理想的な治療を行うことができます。大人になってから矯正を始める場合は、歯を動かすことが矯正治療のメインとなります。 顎の骨の成長がすでに終わっているため、歯を動かすスペースがなければ抜歯をする必要がありますし、歯列矯正が難しいケースもあります。

しかし、成長途中であり骨が柔らかい子どものころから矯正を始めれば、顎の成長をコントロールすることが可能です。永久歯が生えてくるスペースを確保したり、顎骨のバランスを整えることができるのです。

 

子供の矯正で使うマウスピースの種類

子供のマウスピース矯正でよく使用される装置を、いくつかご紹介していきます。

子供の矯正(第一期矯正)は、歯並びを一本一本整えるというよりは、成長を利用して顎のバランスや舌の位置などを整えることがメインです。マウスピースを装着して良い影響を与えることによって、顎骨などの成長を正常に導くことができます。

 

○ムーシールド

ムーシールドは、反対咬合(受け口)の早期治療に用いられるマウスピース矯正装置です。
乳歯が生えそろう3歳ごろから使用可能で、特に乳歯列期に治療を開始すると正常な顎骨の成長を促すことができます。

主に就寝時に装着し、上口唇圧が排除され上顎の成長が促されます。また、舌圧と口唇圧のバランスを整え、低位舌が高位になることによって受け口が改善されます。

 

○T4K(ティーフォーケィ)

T4Kは、トレーナー・フォー・キッズの頭文字を取ったもので、口腔筋機能をトレーニングするための装置です。

叢生(乱ぐい歯)、上顎前突(出っ歯)、交差咬合など様々な歯並びに対応します。

一日一時間以上装着することによって、お口周りの筋肉(口腔筋)が鍛えられ、正しい顎や歯の成長を促してくれます。また、間違った舌の位置や口呼吸などの悪癖を改善し、正しい舌の使い方、食べ方、飲み込み方に導きます。

 

○プレオルソ

10歳くらいまでの骨の柔らかい時期に使うことで、歯並びが悪くなるのを予防するマウスピース式矯正装置です。歯並び・噛み合わせを改善し、お口周りの筋肉のバランスを整えます。また、口呼吸から鼻呼吸に改善したり、舌のトレーニングにより正しい飲み込みや発音にしたりする効果があります。

症状に応じて3タイプがあり、2種類の硬さ、複数のサイズがあります。

・Type1:上顎前突(出っ歯)、叢生(乱ぐい歯)、過蓋咬合、保定用
・Type2:開咬症用
・Type3:反対咬合(受け口)用

 

○マイオブレーズ

3歳から15歳ごろに装着する、早期予防矯正装置です。1日1時間と就寝時にマウスピースを装着することによって、間違った口腔習慣に対処し、歯列弓を拡大しながら歯と顎を正しい位置に整えます。

 

○インビザラインファースト

インビザラインの中でも子供に特化しているインビザラインファーストは、2019年にリリースされた比較的新しい矯正方法です。治療の段階に合わせて新しいマウスピースに交換しながら、徐々に歯を動かしていきます。

今までの小児矯正方法とは違い、歯列を拡大する治療と、1つ1つの歯を動かして綺麗に並べる治療を同時に行うことができます。

適用条件が決まっていて、第一大臼歯が萌出し、前歯のうち少なくとも2歯が2/3以上萌出し、少なくとも3/4顎に乳歯または未萌出の永久歯が2歯以上ある必要があります。年齢でいうと、6歳から10歳ごろの子供が対象ということになります。

マウスピースを自分で取り外しができるので便利ですが、装着時間(1日約20時間以上)を守らないと効果はでません。

 

子供のマウスピース矯正のメリット・デメリット

 

○メリット

・目立ちにくい
・痛みや煩わしさが他の治療方法より少ない
・抜歯などの負担が少ない
・取り外していつも通り歯磨きができるため、虫歯のリスクが低い
・骨格が正常に近づき美しい口元(Eライン)になる
・口呼吸などの悪癖が改善される

 

○デメリット

・マウスピースを一定時間入れていないと効果が出ない
・将来歯が動いてしまったり再矯正が必要になったりすることがある

 

小児矯正でもよく使われているマウスピース

子供の歯並びを治すための、マウスピース矯正についてご紹介しました。様々なマウスピース矯正の方法がありますが、どんな矯正方法が合っているのかは一人ひとり違います。興味がある方は、矯正歯科で相談し、精密検査を受けてみましょう。

歯並びを綺麗にしたくても、時期を逃すと矯正が難しくなってしまったり、抜歯や手術が必要になってしまうことがあります。今すぐ矯正を始めるにしても、矯正を始めないにしても、歯並びが気になった時点で相談してみることが大切です。

小児矯正だけで歯並びが治る子供さんもいますが、他の矯正方法に移行する必要があることもあります。また、一度治療が完了したとしても、成長して再治療が必要となるケースもあります。女子は15歳くらいまで、男子は18歳くらいまで顎骨が成長しますので、それまでは必ず定期検診を受け経過観察をするようにしましょう。



投稿者: 西本歯科医院

2020.07.13更新

マウスピース矯正って?

マウスピース矯正をすることによって得られる、様々な効果をご存知ですか?

歯並びや噛み合わせを治す治療方法の中でも、とても人気があるマウスピース矯正。薄くて透明なマウスピース(アライナー)を装着して、少しづつ歯を動かしていく治療方法です。昔から行われているワイヤー矯正と違って目立ちにくく、自分で取り外しが出来て快適です。

それでは、マウスピース矯正をするとどんな効果が得られるのでしょうか?

今回は矯正治療をすることによって得られる一般的な効果はもちろん、「小顔になる」「顔の歪みが整う」などの意外な効果まで、詳しく解説していきます。

 

マウスピース矯正で得られる効果

一般的な矯正の効果について、具体的にご紹介します。

○見た目が綺麗になる

笑った時に見える歯は、お顔の印象に大きな影響を与えます。マウスピース矯正で美しい歯並びになると、笑顔に自信が持てます。
また歯列矯正をすると、口元のバランスや横顔のラインも同時に整います。顔の歪みを整えることはもちろん、美容効果も期待できるかもしれませんね。

 

○食べ物が噛みやすくなる

歯並びの見た目だけでなく、噛み合わせも治療します。しっかりと噛んで食事ができるようになります。

 

○虫歯になりにくくなる

歯並びが良くなると、歯磨きがしやすいです。お口の中を清潔に保ちやすくなるので、虫歯や歯周病になりにくいです。

 

○歯ぎしりや食いしばりが改善されることがある

歯ぎしりの原因は色々ありますが、噛み合わせが悪いことによって歯ぎしりをしてしまうケースがあります。この場合は歯並びを治すことによって、症状が改善されることがあります。


ちなみに、歯ぎしりや食いしばりを続けていると

  • 歯がすり減ったり割れたりする
  • 知覚過敏になりやすくなる
  • 顎関節症の原因になる
  • 歯周病が悪化する(歯と歯を支えている骨に悪影響を及ぼすことにより、歯周病が悪化します)


などの症状が出ることがあります。歯ぎしり治療用のマウスピースを歯科医院で作成できますので、気になる方は歯科医に相談してみましょう。

 

マウスピース矯正にはこんな意外な効果も!

マウスピース矯正の意外な効果について、ご紹介します。

○エラの張りが改善されて小顔になる

顔の大きさに影響を与える要因の一つに、エラの張りがあります。エラが張っていると、顔が大きく見えてしまうもの。実は、歯並びや噛み合わせが悪いと、食事の際に口周りに余計な力がかかるので、エラに必要以上の筋肉がついてしまうことがあります。普段からお口周りの筋肉である咬筋を、筋トレしているようなもので、どんどん発達して大きくなってしまうのです。

こういった原因でエラが張っている場合は、マウスピース矯正によって歯並びを改善すると、美容整形を行わなくても小顔になれることがあります。もちろん、骨格が大きいためエラが張っているケースでは、矯正しても小顔効果は得られません。しかし、歯列矯正によってある程度は小顔になるケースもあります。気になる方は、一度カウンセリングを受けてみましょう。

○顔のゆがみが改善される

歯並びや噛み合わせが良くなると、顎の形も整いますので、お顔全体のゆがみの改善につながります。お顔が左右対称でない、目や眉毛の位置が違うなど、ゆがみが気になっている方は、歯列矯正を検討してみましょう。

○ダイエット効果

噛み合わせが良くなると、正しい咀嚼ができるようになります。良く噛んで食べるので、満腹中枢が刺激され、少ない量でもお腹がいっぱいになるのです。反対に、よく噛まずに飲み込むように早食いしていると、お腹がいっぱいだと感じるまでに時間がかかります。その結果、食べ過ぎになり太りやすくなります。

さらに、マウスピース矯正の治療期間中は、取り外して食事をするので自然と食事が規則的になり、間食の回数も減る傾向にあります。
そのため、ダイエット効果があると言えるかもしれません。

○体の健康につながる

噛み合わせが悪いと、食事をうまく噛み砕くことができません。大きいままの食材を飲み込んでいると、胃腸に負担がかかってしまい消化不良などを起こすケースがあります。矯正で歯並びを治せば、胃腸をはじめとした体の健康につながります。

○頭痛や肩こりなどが改善される

噛み合わせが悪いと、食事をしたり顎を開閉するたびに顎に負担がかかります。この状態が続くとお口周りの筋肉が硬直してしまい、痛みなどの不調が出ることも。
この不調が、やがて顎に比較的近い肩や首、頭などに影響を及ぼしていきます。その結果、頭痛、肩こり、耳鳴り、めまい、腰痛、生理痛、不眠症など様々な不調が出てしまうことがあるのです。このような症状がある場合は、普段からなるべく左右の歯をバランスよく使うようにしたり、お口周りのマッサージしたりするようにしましょう。ただ、歯列矯正を行い根本的な原因を取り除かなければ、症状が緩和されないというケースもあります。頭痛や肩こりなどの症状でお悩みの方は、一度矯正歯科で相談してみてもいいかもしれません。

○自分に自信が持てる

歯列矯正を行い綺麗な歯並びになると、自分の笑顔に自信が持てるようになります。
透明で目立ちにくいマウスピース矯正なら、矯正期間中でも自信を持って笑うことができるのがメリットです。

 

まとめ

今回は、マウスピース矯正で得られる効果についてご紹介していきました。歯列矯正をすれば、ご紹介した効果がすべて現れるというわけではありませんが、気になる点が改善される可能性はあります。

マウスピース矯正にご興味を持たれた方は、一度歯科医院で相談をしてみてはいかがでしょうか。

関連記事

マウスピースは口内の病気の予防ができる?その理由について解説

市販のマウスピース矯正って効果はあるの?歯科医院で作るメリットをご紹介

投稿者: 西本歯科医院

2020.06.22更新

マウスピースは、歯列矯正、矯正治療終了後の後戻りを防ぐリテーナー、スポーツをする時の保護、歯ぎしりから歯を守るためなど、さまざまな用途で使われています。このようなマウスピースは、実はとても汚れやすいんです。お手入れを怠ると細菌が繁殖してしまうことも!

そこで今回は、マウスピースが汚れる原因や、正しいお手入れ方法について解説していきます。

 

マウスピースが汚れる原因

まずは、マウスピースが汚れてしまう原因について知っておきましょう。
マウスピースが汚れる主な理由は、食事とタバコです。

私たちは毎日、食事をしたり飲み物を飲んだりしています。食後の食べ残しが残ったままマウスピースを装着していると、マウスピースは汚れます。そのため、食後は必ず歯磨きをしてからマウスピースを装着しましょう。

また、コーヒー、紅茶、ウーロン茶、赤ワインなどの色の濃い飲み物はマウスピースの着色の原因となりやすいです。

さらに、タバコを吸う方は要注意。ニコチンやタールなどの化学物資により、マウスピースが変色してしまいます。さらに、タバコがマウスピース素材に悪影響を及ぼしてしまうことも。そのため、マウスピースを装着したままタバコを吸うのは避けてください。

 

お手入れが必要な理由

汚れたマウスピースを装着していると、お口の中の細菌(虫歯菌や歯周病菌など)がどんどん繁殖してしまいます。そうすると、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。

また、カビの一種や匂いの原因菌が繁殖し、病気や口臭の原因になることも。そうならないように、マウスピースのお手入れが必要なのです。

 

マウスピースのお手入れ方法

マウスピースの具体的なお手入れ方法について、ご紹介していきます。

○水道水で洗う
一番手軽で簡単なお手入れ方法です。指で優しくこすりながら、水道水で洗いましょう。

「柔らかい歯ブラシ」を使ってマウスピースを磨いてもいいですが、「研磨剤入りの歯磨き粉」は使用しないでください。「研磨剤」をつけた歯ブラシで強く磨くと、マウスピースに傷がついてしまいます。目に見えないような細かい傷でもそこから雑菌が入り、汚れの温床になってしまうこともあります。

そのため、歯磨き粉を使う場合は、研磨剤なしの商品を使いましょう。食器を洗う中性洗剤でも代用できます。

マウスピースの種類によっては、歯ブラシを使用しない方がいいタイプもあるので歯医者で確認してみてください。

○市販の洗浄剤を使用する
マウスピース用の洗浄剤(矯正用リテーナー用、マウスガード用、入れ歯用)が、歯科医院やドラックストアなどで市販されていますので、こういった商品を使って洗浄する方法もあります。目に見えない汚れやニオイがすっきりと落とせ、除菌もできるおすすめの洗浄方法です。

普段は水洗いで、週に1回程度(または、匂いや汚れが気になったら)洗浄剤を使用してもいいですね。

マウスピース洗浄剤には「つけ置きタイプ」の商品と、「泡タイプ」の商品があります。

・つけ置きタイプの洗浄剤
水かぬるま湯に洗浄剤を一錠入れ溶かした後、そこにマウスピースを入れるだけで洗浄できる便利な商品です。つけ置き時間は商品によって違いますが、5~30分程度が多いようです。長くつけすぎるとマウスピースが劣化してしまうので、使用時間は必ず守りましょう。洗浄後は水でよくすすぎます。残った洗浄液は雑菌が繁殖しやすいため、使いまわしせずすぐに捨ててください。

・泡タイプの洗浄剤
泡やスプレータイプのマウスピース洗浄剤も販売されています。マウスピースに直接泡をプッシュし、約60~90秒後に水で洗うだけで汚れを落とすことができます。つけ置きタイプよりも洗浄時間が短く、コンパクトなボトルタイプなので外出先でも使いやすいのが特徴です。
ただ、つけ置きタイプの洗浄剤と違い泡がまんべんなく行き届きにくいため、隅々まで洗浄しにくいというデメリットがあります。

外出時は泡タイプ、週に一回はつけ置きタイプなどと、洗浄剤を併用してみてもいいですね。


○超音波洗浄機
メガネや貴金属などを洗浄する時によく使われる、超音波洗浄機もおすすめです。超音波によって水を振動させることにより、目に見えない微細な汚れまできれいに除去できます。洗浄液と組み合わせて使用することにより、より強力な汚れも落とせます。

値段は、小型のもので1000~10000円ほどと様々です。あまりにも安価な商品は汚れが落ちないことがあるので、購入の際は注意が必要です。

ちなみに歯科医院では、医療用超音波洗浄機を設置していることが多いです。診療の際に、マウスピース洗浄の相談をしてみてもいいかもしれませんね。

 

お手入れの注意点

お手入れの際に、これだけは守ってほしい注意点についてご紹介していきます。

○研磨剤の入った歯磨き粉で磨かない
○強い力でブラッシングをしない
○シリコンタイプのマウスピースは傷つきやすいので、なるべく歯ブラシを使わず指で洗う
○熱湯やお湯につけない(変形してしまうことがある)
○マウスピースによっては市販の洗浄剤を使うと変色・変形してしまうものがあるので、あらかじめ歯科医院で使用可能か確認しておく。

 

マウスピースの保管方法

いくらお手入れをしても、保管方法を間違ってしまうとマウスピースが傷んでしまうことがあります。保管方法もしっかり押さえておきましょう。

○洗った後はよく乾燥させる
マウスピースを洗浄後、ぬれれたままにしておくと細菌が繁殖しやすくなります。よく乾燥させてからケースの蓋を閉めるようにしましょう。
(ハードタイプのマウスピースの場合、水の中に入れて保管した方がいい商品もあります)

○専用ケースに入れて保管する
マウスピース用のケースに入れて保管すれば、変形・破損・紛失のリスクが下がります。
また、犬にマウスピースをかじられて破損してしまったという方がいらっしゃいますので、室内でペットを飼っていらっしゃる方は特に保管場所に気を付けてください。

○涼しい場所で保管する
マウスピースは熱に弱いものが多く、暑くなる場所に置いておくと変形してしまうことがあります。特に夏場は、涼しい場所(冷暗所、冷蔵庫など)に保管するとよいです。

 

まとめ

マウスピースのお手入れ方法について、解説していきました。マウスピースは毎日お口の中に入れるものなので、正しいお手入れ方法を守り、清潔に保っていきましょう。

投稿者: 西本歯科医院

2020.03.27更新

マウスピース矯正ってご存知ですか?以前は、歯並びや噛み合わせの矯正といえば「ワイヤー矯正」が主流でしたが、最近はマウスピースを装着する矯正方法が人気です。
「マウスピース矯正」についてや、矯正で予防できる口内や全身の病気についてご紹介してきます。

 

歯並びが悪くなる原因

歯並びは、なぜ悪くなってしまうのでしょうか?様々な理由がありますが、主に次の3つが原因だといわれています。

・遺伝や生まれつき
・舌癖などの悪い習慣
・歯が抜けたまま放置し、隣の歯が動いてしまった

 

マウスピース矯正によって予防できる病気と、その理由

○虫歯や歯周病
歯並びが悪いと歯磨きをする時にブラシが歯と歯の間に届きにくく、虫歯や歯周病の原因のプラーク(歯垢)を完全に取り除くことが難しいです。矯正で歯並びを整えると、結果的に虫歯や歯周病を予防できます。

歯並びを綺麗にする方法には「マウスピース矯正」の他にも「ワイヤー矯正」という方法があります。ワイヤー矯正は昔から行われていて難しい症例にも対応できる矯正方法です。しかし、歯にワイヤーとブラケットと呼ばれる器具を接着したままにするため、どうしても磨き残しが多くなりがちです。そのため矯正期間中に初期虫歯になってしまいやすい矯正方法です。

その点、マウスピース矯正であればご自身で取り外しができますので、歯磨きをしっかりと行うことができ、矯正治療中の虫歯のリスクが低い矯正治療といえるでしょう。

○口臭
歯並びが良いと、食べ物をよく噛むことができます。よく噛むことによって唾液の分泌量が増え、唾液の自浄作用によって口臭や、虫歯、歯周病の予防ができます。

○胃腸障害
歯並びが悪いと、食べた物をよく噛み砕くことができません。その結果、普段から食べ物をまる飲みしがちで胃腸に負担がかかってしまい、消化不良などの胃腸障害を起こしていることがあります。歯列矯正を行ってよく噛めるようになると、胃腸障害を予防できることがあります。

○顎関節症
上下の歯をかみ合わせる際に歯並びの悪い歯が邪魔になり、本来の顎関節の位置にスムーズに収まらないことがあります。そういった場合、噛むたびに顎関節にとても負担がかかっている状態です。歯列矯正を行うと、顎関節症を予防できる場合があります。

また、顎関節症や歯ぎしりなどの症状がある方は、専用のマウスピース(スプリント)による治療方法もあります。これはマウスピース矯正のように歯を動かすものではなく、歯を保護するためにマウスピースを就寝時装着する治療方法です。

○頭痛、肩こりなど
歯並びが悪いとかみ合わせも悪くなり、咬筋や首、肩の筋肉に負担がかかります。そのため頭痛、肩こり、めまいなどの症状が出る場合があります。歯並びを整えることにより、こういった症状を予防できる可能性があります。

歯並びが悪くなる原因マウスピース矯正とは?

ほぼ透明で目立ちにくいマウスピースを、一日に約20時間装着することによって歯に力をかけ、歯列を矯正するのがマウスピース矯正です。

歯列矯正の治療計画にのっとりマウスピースを数十個製作し、そのマウスピースを通常一か月に1~2回ずつ取り換えながら、徐々に歯を動かして矯正を行います。

○マウスピース矯正のメリット
まず、ワイヤー矯正よりも目立たない点がメリットです。透明なマウスピースを口にはめるだけですので、見た目が気になる方も安心です。また、ご自身で取り外しができますので、食事や歯磨きの時や、どうしてもマウスピースを外しておきたい時などは外すことができます。
さらに、ワイヤー矯正と違って治療中でも歯磨きがしやすいため、虫歯の発生リスクが低い点もメリットです。

マウスピース矯正のように目立たない矯正方法として、裏側(舌側)ワイヤー矯正という方法もあります。確かに見た目はよいのですが、舌側にブラケットとワイヤーがあるため当たってしまい、違和感が大きく口内炎が発症しやすい点がデメリットです。また、裏側ワイヤー矯正は技術的に難しく、治療期間は通常よりも長くなります。

○マウスピース矯正のデメリット
矯正できる症例が限られている点が、デメリットです。マウスピース矯正は、歯のがたつきが強い症例や、抜歯が必要になる症例などの歯並びには対応できないことがあります。
また、基本的に一日に17~20時間以上、マウスピースを装着していなければ矯正の効果が現れないといわれています。マウスピースはご自身で取り外せるので、違和感などからつい外してしまい装用時間が短くなってしまうケースがあるのですが、その場合は矯正治療がいつまでたっても終わらないということがあります。

○マウスピース矯正の費用
マウスピース矯正は、お口全体の歯列を矯正することもできますし、上下いずれかの一部分だけを矯正することもできます。そのため費用は様々です。上下いずれかの歯の一部を矯正する場合は40万円~、上下両方を矯正する場合は80万円~ですが、歯を動かす量が多いほど多数のマウスピースを作成する必要がありますので、費用もその分高額となります。

○マウスピース矯正の治療期間
マウスピース矯正は、部分的な矯正を行う場合や、上下の歯を全体的に矯正したい場合など様々な治療に対応できます。そのため、治療期間も患者さまごとに様々です。前歯だけの一部分の矯正を行う場合は、半年~一年ほどの矯正期間ですが、全体的な矯正を行う場合は1~3年ほどの治療期間です。
さらに、一日のマウスピースの装用時間が短い方は、治療期間が長くなってしまう傾向にあります。

歯並びが悪くなる原因

矯正によって歯並びが良くなると、見た目が良くなるだけでなく様々なメリットがあります。特に重度の歯周病は、全身に悪影響を及ぼすことが分かってきていますので予防が大切です。歯列矯正の中でも近年人気のマウスピース矯正、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

投稿者: 西本歯科医院

2020.01.29更新

あなたは、歯ぎしりをしたことがありますか?

症状の重さに個人差はありますが、歯ぎしりを行っている人は実はとても多いです。なんと、成人の約80%の人に歯ぎしりの所見がみられると指摘する歯科医もいるんです。

歯ぎしりを続けていると、歯が削れてしまったり、知覚過敏を起こしてしまったりといった悪影響があります。また、顎関節症、頭痛、肩こりなどの原因になることもあります。

今回は、歯ぎしりの原因とマウスピースで歯を守れる理由について詳しくご紹介していきますので、ぜひ参考になさってください。

 

歯ぎしりの種類

歯ぎしりは、ブラキシズムと呼ぶこともあります。種類がいくつかあるので、ご紹介していきます。

1,歯のこすり合わせ(グラインディング)

上下の歯を、強い力で横方向に擦り合わせる一般的な歯ぎしりの症状です。「ギリギリ」と音がすることが多いです。

2,歯の噛みしめ(クレンチング)

歯を強い力で上下に食いしばる症状です。音がでない事が多く、歯ぎしりに気がつきにくいのが特徴です。

3,歯を鳴らす(タッピング)

上下の歯を「カチカチ」と打ち鳴らすようにする歯ぎしりです。珍しいタイプの歯ぎしりです。

※TCH
さらに、TCH(tooth contacting habit)というものもあります。日本語では「歯牙接触癖」といいます。
本来リラックスしている時には、口を閉じていても、歯は噛んでいない状態が正常です。上下の歯が噛み合うのは、会話や食事などの時だけです。

しかしTCHの場合、何もしていないときでも上下の歯が触れています。歯ぎしりほど強くはありませんが、長時間にわたって歯や歯の周辺に力をかけている状態なので、悪影響があると言われています。

 

歯ぎしりの原因

ここでは歯ぎしりの原因を5つピックアップしてご紹介します。

1,ストレス

人はストレスを感じると、歯ぎしりが多くなるといわれています。歯ぎしりをする人は、なるべくストレスを解消するようにしましょう。お風呂などで温まったり、口周りをマッサージするのもおすすめです。

2、歯の噛み合わせの悪さ

上下の歯の噛み合わせが悪いと、歯ぎしりの原因となることがあります。歯並びは、成長や老化、虫歯治療、歯周病などによって変化しています。噛み合わせが悪くなったかもと思ったら、歯医医院で相談してみましょう。

3,過度な集中

仕事や運動など何かの行為に過度に集中していると、知らず知らず歯を食いしばってしまう場合があります。日中に起こることが多いので、自分で歯を食いしばって居るなと思ったら口元をリラックスさせるように心がけてみましょう。

4,アルコールやタバコ

アルコールやタバコは睡眠の質を下げ、浅い眠りとなり、歯ぎしりをしやすい睡眠の状態を作ってしまいます。深酒や喫煙は、なるべく避けましょう。

5,子どもの歯ぎしり

子どもは睡眠のリズムがまだ整っていないため、大人よりも歯ぎしりをすることが多いと言われています。

また、歯の噛み合わせが悪いと歯ぎしりが起こる場合があるため、特に乳歯から永久歯の歯の生え変わりの時期に、子どもの歯ぎしりが増えます。成長ともに、自然と症状が改善されるケースが大半ですが、中には早急に治療が必要なケースもあります。ご心配でしたら、歯科医院で相談されるといいでしょう。

 

歯ぎしりのセルフチェック

睡眠中の歯ぎしりは、自分ではなかなか気づきにくいものですね。
そこで以下のチェックシートで、ご自身に歯ぎしりの疑いがないかどうかチェックしてみましょう。

□歯ぎしりをしていると、家族や友人などから指摘されたことがある

□歯がかなり擦り減っている

□歯科医院で「歯ぎしりをしていませんか?」と聞かれたことがある

□歯の詰め物やかぶせもの、仮歯などがよく取れる

□事故や怪我以外で、歯が割れたり欠けたりしたことがある

□集中している時などに、無意識のうちに歯を噛み締めている事がある

□歯の付け根の部分がくぼんでいたり、知覚過敏があったりする

□エラが張っている

□舌や頬の内側に、かみ跡ができている

□朝起きた時、顎や口周りに違和感や痛みを感じたことがある

□歯の位置が移動してきた

□下の歯の内側や、上あごの歯肉と骨が、盛り上がっているところがある

上記の項目に3つ以上当てはまった方は、歯ぎしりをしている可能性があるかもしれません。

 

歯ぎしりの悪影響

歯ぎしりを続けていると、様々な悪影響があります。

1,歯が擦り減る(歯ぎしりをしている方は、スパッと切ったように歯の上部が削れてしまうことが多いです)

2,歯のかぶせものや詰め物が、取れたり欠けたり割れたりする(セラミックの歯やインプラントが欠けたり、歯が割れたりすることもあります)

3,知覚過敏になる(歯に力がかかると、表面のエナメル質が剥がれてしまって、知覚過敏を起こすことがあります)

4,顎関節症の原因になる(歯ぎしりは、顎関節に負担をかけます)

5,肩こりや頭痛の原因になる(歯ぎしりで口周りに負荷がかかっていると、その周囲の首や肩、こめかみなどにも影響を及ぼすことがあります)

6,歯が移動したり、歯周病が悪化したりする(歯ぎしりは歯を支えている歯肉や骨にも影響をあたえます)

7,エラが張る(歯ぎしりをするとエラの周辺の筋肉に強い負荷がかかるため、筋肉や骨が発達してエラが張ることがあります。また、口の中の骨や歯肉が盛り上がることもあります。)

 

マウスピースで歯を守れる理由

様々な悪影響がある歯ぎしりですが、マウスピース(スプリント)で歯を守ることができます。就寝時に、マウスピースを装着すると歯への負担が軽減されます。

マウスピースを付けていれば、歯ぎしりをしても直接歯に負荷がかからないため、歯の削れや、詰め物の破損などを防げます。また、顎の関節に掛かる力が軽くなるため、顎関節症などを予防も可能です。

さらに、マウスピースを装着するとかみ合わせの位置が高くなりますので、顎の筋肉の緊張が解消される効果もあるのです。

市販のマウスピースも販売されていますが、歯科医院では歯型をとって、歯や顎の大きさに合ったオーダーメイドのマウスピースを作成してもらえます。ご自身に合っていない市販のマウスピースを装着すると、悪影響がでることもありますので、歯科医院でマウスピースの制作をおすすめいたします。

歯ぎしり用マウスピースを歯科医院で作る場合、健康保険が適用されますので費用はそこまで高価ではありません。歯型をとるだけで、痛みなく簡単にご自身に合ったマウスピースを制作することができますので、歯ぎしりが気になる方は早めに歯科医院で相談してみましょう。

関連記事
市販のマウスピース矯正って効果はあるの?歯科医院で作るメリットをご紹介
マウスピース矯正で得られる効果とは?意外な効果をご紹介

投稿者: 西本歯科医院

2019.12.20更新

マウスピースには、インターネットやドラックストアなどで市販されているものがありますね。それでは、こういった市販のマウスピースには矯正の効果があるのでしょうか?今回は市販のマウスピースについてと、歯科医院でマウスピースを作るメリットについて解説していきます。

 

市販のマウスピースとは

一般的にドラッグストアやインターネットなどで販売されているマウスピースは、歯科医院で作ってもらうものよりも格安です。そのため気軽に購入しやすく興味を持っている方が多いかもしれません。

こういった市販のマウスピースは、お湯で温めて柔らかくなったところで口に入れ、噛むことによって、自分の歯に適合させるという商品が多いようです。基本的に形がある程度決まっていますので、すべての人のお口に合うものではないです。全く歯列に合わないという人もいますので、注意が必要な商品です。

これに対し、歯科医院で作るマウスピースはオーダーメイドです。どんな歯並びの方にも適合するワウスピースを作ることができます。

歯列がある程度整っている人で、スポーツなどで歯を食いしばる習慣があったり、歯ぎしりの習慣があるため、歯を守るためのマウスピースがほしいという場合には使用可能です。ただ、激しい運動をすると、外れやすいこともありますので歯科医院で作成してもらったほうが良いかもしれません。また、ホームホワイトニングをする際のマウスピースとして使用する事もできます。

市販されているマウスピースは、基本的に歯を動かすものではありません。そのため矯正の効果はありません。
市販のマウスピースをつけて「歯や顎に痛みが出た」「口が閉じられなくなった」「余計に歯並びが悪くなった」といったデメリットを感じた方もいるそうです。

マウスピース矯正を考えている方は、必ず歯科医院でマウスピースを作りましょう。

 

歯科医院で作るメリット

歯科医院でマウスピース矯正装置を作るメリットについて、具体的に解説していきます。

○専用機材による検査
歯科医院専用の機材を使い、検査を行うことができます。歯型の制作、レントゲン撮影、デジタルスキャン、光学スキャナなどの最新技術を用いて検査をしてもらえるため、精度の高いオーダーメイドのマウスピースを制作してもらうことができます。

○治療の過程や仕上がりを治療前に確認
マウスピース矯正メーカー独自のソフトウェア等を用い、専用のシステムで治療計画を立てていくことができます。治療開始から完了までの歯の移動計画や仕上がりを、コンピューター画面で事前に確認できることがあります。

○治療計画の修正
それぞれの患者様のお口の状態に合わせ、メーカーが出した治療計画を歯科医師が精査してくれます。場合によっては治療計画の修正を指示することも。こういったやり取りを繰り返し、練り上げた治療計画に基づいてマウスピースを制作してもらいます。

○マウスピース制作
独自に開発されたシステムで、マウスピースを制作します。コンピューターを使ってシュミレーションした歯の動きに合わせて制作した、数十個ほどのマウスピースを段階的に取り替えることによって、理想的な歯並びへと導いていきます。市販のマウスピースでは、このようなことはできません。

また、マウスピース矯正にはメーカーがいくつかあり、メーカーによって矯正方法がやや異なることがあります。例えば、世界的に有名な「インビザライン」は最初にまとめてすべてのマウスピースを制作してしまいますが、日本のメーカーの「アソアライナー」は矯正治療中に何度も歯型をとりながら、新しいマウスピースをその都度制作していきます。

○アタッチメントの装着
マウスピース矯正をする際、望む場所に歯を動かすためアタッチメントと呼ばれる小さな白い材料を、歯科医師が歯に貼り付けることがあります。ワイヤー矯正で使うような、顎間ゴムをつけることもあります。


また、歯を動かすスペースが必要な場合は、歯と歯の間を少し歯科医師が削ります。あまりにも多くの場所を削らないといけない症例では、抜歯をしてワイヤー矯正をしたほうがいいケースもありので、治療開始前によく相談をしましょう。

○治療過程の確認
定期的に歯科医院に通い、矯正治療がうまく進んでいるか歯科医師に確認してもらえます。不安なことや、質問などがあれば、その都度相談できるため安心です。

○問題が出た時の対処をしてくれる
マウスピース矯正中、ごくまれに強い痛みが出てしまう方がいます。そういった場合は歯科医師に相談すると、マウスピースを微調整したりして対応してくれることがあります。
新しいマウスピースを入れた後、3日以上たっても強い痛みがある場合は歯科医に相談してみましょう。

 

まとめ 市販のマウスピースでは矯正できません

インターネットやドラックストアなどで販売されている市販のマウスピースは、歯ぎしりや食いしばりなどを抑えることを目的とした商品です。歯列矯正の効果はありません。

また、抜歯が必要な症例などでは、マウスピース矯正ではなく、ワイヤー矯正をしなければならないこともあります。それぞれのお口の状況によって治療方法が変わってきますので、歯の矯正を考えている方は矯正歯科で一度相談をしてみましょう。

関連記事

マウスピース矯正で得られる効果とは?意外な効果をご紹介

マウスピース矯正治療にかかる期間についてご紹介

投稿者: 西本歯科医院

2019.12.11更新

歯並びが気になっているので矯正治療を考えているという方は多いですが、ワイヤーなどの装置をつけるのには抵抗があり、治療に踏み切れないという方も多いのではないでしょうか。

そこで、従来のワイヤーやブラケットを装着する矯正方法ではなく、マウスピースを使った矯正方法が近年人気になっています。

しかし、ひとくちに「マウスピース」と言っても種類があります。有名なものに、インビザラインとアソアライナーがありますが、どちらがいいのか、よくわからない、この2つの違いについて知りたいという方もいると思います。

そこで今回は、マウスピース矯正装置の種類「インビザライン」と「アソアライナー」の違いについて解説します。

マウスピース矯正とは

マウスピース矯正は、透明に近く目立ちにくいマウスピースを装着することによって歯を矯正する方法です。

従来のワイヤー矯正とは大きく違い、目立ちにくく、ご自身でマウスピースを脱着できるのがポイント。

矯正治療中も、食事や歯磨きのときにはマウスピースを取り外すことができ、ストレスを感じにくいです。また、治療中でも歯磨きがしやすく、お口の健康を保ちやすいのも特徴です。

 

マウスピース矯正の種類

マウスピース矯正には、いくつかの種類があります。

もっとも有名なのが「インビザライン」で、マウスピース矯正の代名詞として使われることもあります。また、「アソアライナー」も有名です。その他にもいくつかの種類があります。

ここでは、よく使われる「インビザライン」と「アソアライナー」について詳しく解説します。

 

「インビザライン」とは

インビザラインは、アメリカ「アライン・テクノロジー社」が作製しているマウスピース型カスタムメイド矯正装置です。米アライン社の最新のデジダル技術と多くの臨床データや特許を駆使した工場で、正確で再現性の高いマウスピースを製造しています。

1999年に「インビザライン・システム」から提供を開始し、2019年6月現在、世界100ヶ国以上の国々で700万人以上の方が、インビザラインで矯正治療をしています。日本では、2006年より正式導入されました。(http://www.invisalign.co.jp/

 

○インビザラインの治療方法
1. 矯正歯科で、顔と歯の写真撮影、レントゲン撮影、デジタルスキャンや歯型などをとる
2. アメリカにあるアライン・テクノロジー社に写真やレントゲン、デジタルスキャンや歯型等の資料を送る
3. アライン社独自の3次元治療計画システムで治療計画をたて、アライナー(マウスピース)を約20から40を製造。矯正歯科に送ってもらう
4. 治療計画に乗っ取り、制作したマウスピースを装着する。歯の表面に歯と同色のノッチをつけたり、歯の幅を少し削ることもある
5. 4~6週ごとに歯科医院に通い、歯の移動を確認しながら矯正治療をすすめていく
6. 治療終了。歯の位置を安定させるために、リテーナー(保定装置)を使用することもある

 

○インビザラインの適応例
・抜歯無しで矯正可能な症例
・抜歯しても歯の根の移動が必要のない症例
・抜歯しなければならない症例だが、ワイヤー矯正による治療との併用が可能な方
・1日20時間以上、マウスピースを装着できる方

 

○インビザラインが適応できない症例
・上下の顎の位置が、大きく前後左右にずれている症例
・歯の「がたつき」がとても強い症例

 

アソアライナーとは

アソアライナーは、日本の東京に本社がある株式会社アソインターナショナルが製造するマウスピース型矯正装置です。インビザラインと同じように、透明に近いマウスピース型で取り外しができる矯正装置です。(https://www.aso-inter.co.jp/products/dol.html)

 

○アソアライナーの治療方法
1. 矯正歯科で、顔と歯の写真撮影、レントゲン撮影、デジタルスキャンや歯型などをとる
2. 日本にあるアソアライナーの技工所へ、歯形やレントゲン等のデータを送る
3. 技工所で「ソフト」「ミディアム」「ハード」の3種類のマウスピースを製造して、矯正歯科に送る
4. 7日間〜10日間で順番に「ソフト」「ミディアム」「ハード」の装置を変えて装着する(1ステップ)
5. 歯形を取り、アソアライナーの技工所に送り新しいマウスピースを製造してもらう。この工程を何度も繰り返して、歯の移動を確認しながら矯正治療をすすめていく
6. 治療終了。歯の位置を安定させるための、リテーナー(保定装置)はハードタイプのアライナーを使用する

 

○アソアライナーの適応例(基本的にはインビザラインと同じ)
・抜歯無しで矯正可能な症例
・抜歯しても歯の根の移動が必要のない症例
・抜歯しなければならない症例だが、ワイヤー矯正による治療との併用が可能な方
・1日17時間以上、マウスピースを装着できる方

 

インビザラインとアソアライナーの違い

基本的にはインビザラインとアソアライナーの理論は同じです。ただ、製造方法や装着感などに異なる点があります。

 

○製造方法の違い
インビザラインは最初に歯型を取った後にアメリカですべてのマウスピースを製造し、それを順番に装着しますが、アソアライナーは治療中に何度も歯型を取り、その都度新しいマウスピースを製造します。

そのため、歯形を取るのが苦手な方は、インビザラインの方が、負担が少ないでしょう。

ただ、以前のアソアライナーは毎回印象採得(歯形採取)をする必要がありましたが、現在は1回の印象採得で1ステップ、3ステップ(メーカー推奨)、5ステップの3パッケージより選択が可能になっています。つまり、以前よりは負担が少なくて済みます。

また、アソアライナーは日本に製造所があるので、装置の制作までの期間が短いです。(10日~3週間程度)

 

○装着感の違い
アソアライナーはプレートの硬さが、「ソフト」「ミディアム」「ハード」と3種類あり、矯正力をコントロールしながら装着します。そのため痛みや違和感が出にくいといわれています。

 

○その他の違い
矯正途中に虫歯になってしまうなど、歯のトラブルが起きる可能性があります。

しかし、アソアライナーなら虫歯の治療で歯の形が変わってしまったとしても、また新しいマウスピースを製造できるので問題がありません。

一方、インビザラインでは矯正治療中に歯の形を変えることができないため、虫歯治療に制限があります。

 

まとめ

矯正治療は、歯並びの状態や要望によりさまざまな治療方法があります。

今回は、矯正装置として多く用いられているマウスピース「インビザラインとアソアライナーの違い」についてご紹介しました。

どちらがおすすめなのかは、人それぞれ異なりますから、矯正歯科医院で相談して、ご自身に合った治療方法を選択されるとよいでしょう。歯科医師にしっかり相談することで、あなたに最も良い矯正方法を決めることができますよ。

投稿者: 西本歯科医院

2019.11.13更新

人前に立って話す時に歯並びが悪くて自信を持つことができなかったり、人に見られることが嫌で思いっきり笑えないといったことはありませんか?

気になる歯並びを直すために矯正を行おうと思っても、矯正用の機器を取り付けているとどうしても目立ってしまうため、直したくても直せないのかもしれません。矯正はどうしても1~2年と長期的な期間が必要となるため、矯正をしているところを見られたくないということで、中々踏み切れないものです。

そこでここでは人からの見られ方を気にしてしまい、どうしても矯正ができない方におすすめの目立たない矯正の方法をご紹介します。

 

矯正をすることでどうなるのか?

矯正を行うことで、ガタガタだった歯並びをキレイにすることができるので、歯並びを気にすることなく自信を持って人と話したりすることができるようになります。また、歯並びが悪いとどうしても歯磨きが難しくなるため汚れが取りにくく、虫歯になってしまう可能性も。

それ以外にも、咀嚼が難しかったり、咬み合わせの問題で口が閉じずらい、発音がしにくいなど、さまざまな問題を矯正することで改善することができるのです。


矯正のメリット

○自分に自信が付く
人と話したり笑っているときに常に気にしてしまっていたことがなくなるため、ストレスから解放されるだけでなく、気にせずに話せるようになるため自然と自信が付き、ポジティブでいられるようになります。

○かみ合わせが改善される
歯並びが悪い場合、どうしても上下の歯がしっかりかみ合うことが少なくなってしまうため咀嚼の効率が悪くなってしまいます。これによって、食べ物を消化しやすいサイズしずらくなるため、胃腸への負担が大きくなってしまいます。

○口内環境を整えやすくなる
歯がキレイに並んでいると歯ブラシが隅々まで届くため、しっかりと歯の掃除を行うことができます。しかし、歯並びが悪いと歯が出っ張っていたり、歯と歯の間に引っ込んでいたりとどうしても歯磨きを行いずらくなるため、虫歯になりやすく治療もしずらいため口内環境が悪化しやすくなっています。

○体の調子が改善される
歯並びと一見関係の内容に思えますが、歯並びが悪いとかみ合わせがうまくできないために、顎への負担が大きくなったり、それ以外にも肩こりや腰痛、偏頭痛などさまざまな身体的不調が発生してしまいます。歯並びが改善されることで、自然とかみ合わせが良くなるので体への負担が解消し、いろいろな体調不良から抜け出すことができますよ。


矯正のデメリット

○費用が掛かる
矯正は保険適応外の治療となり、数十万~百万単位で費用が掛かってしまいます。

○改善されるまで時間が掛かる
矯正治療は、硬い骨の中にある歯を動かしていくことになるため、どうしても時間が1~3年以上の期間が掛かってしまいます。また、歯を動かしていくことになるため最初の内は痛みを伴ってしまうことも。

○抜歯を行う場合がある
子供の矯正であれば成長を利用することで抜歯を行うことなく矯正を行うことができますが、大人の場合、歯を移動するためのスペースを確保するために歯の抜歯を行うことがあります。

○矯正器具を取り付ける必要がある
正常な歯並びにするために、矯正用の器具を装着する必要があります。矯正器具は常につけておく必要があるため、矯正を行っていることが分かりやすくなってしまいます。

デメリットを無くすマウスピース矯正とは?

矯正治療と言えば、歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を取り付け、そこにワイヤーを通して矯正する「ワイヤー矯正」が思い浮かぶのではないでしょうか?ワイヤー矯正は昔からある方法ですが、口を開けるとワイヤー部分が光を反射するために矯正をしていることがすぐに分かってしまいました。

しかし、マウスピース矯正は透明なプラスチックを歯に取り付けて行うため、ワイヤー治療に比べて目立ちにくくなっています。


マウスピース矯正のメリット

○矯正していても目立ちにくい
先ほども記載しましたが、マウスピース矯正は透明な型を使用して治療を行っていくため、ワイヤー治療などと違いパッと見ても分かりずらくなっています。

○取り外すことができる
従来のワイヤー治療などであれば、一度装着すると治療が完了するまで取り外すことができません。そのため、治療中は食事がしにくかったり、歯磨きも行いずらいため虫歯になりやすいです。
しかし、マウスピース矯正は食事や歯磨きの際に取り外すことが可能となっているため、口内環境を整えやすくなります。

○痛みが少ない
ワイヤー治療の器具は金属など硬い素材を使用して作られています。そのため、器具によって口内を傷つけてしまい口内炎が発生する恐れがあります。しかし、マウスピース矯正の器具は医療用のプラスチックで作られているため、口内を傷つけることがありません。

○金属アレルギーでも使用できる
一般的な矯正器具であるブラケットやワイヤーには、金属を使用している場合が多いため治療を行っていくと少なからずアレルギーが発生する可能性があります。マウスピース矯正は金属を一切使用していないため、金属アレルギーの方でも問題なく使用することができます。

○虫歯治療も並行して行える
ワイヤー矯正では器具を装着した状態となり、歯磨きなどのケアが難しくなるため、虫歯になることが少なくありません。その際には矯正治療を一度中断する必要がありますが、マウスピース矯正であれば、治療の際に取り外すことが可能であるため虫歯治療も並行して行うことができます。ただし、マウスピース治療の種類によっては、歯の型を変えるような大きな治療を行うことができません。

 

マウスピース矯正のデメリット

○複雑な歯並びには不向き
マウスピース矯正では、2週間に1回の頻度で器具を交換する必要があるため、歯を大きく動かさなければならない場合には治療期間が長くなってしまい、それに伴って費用が高くなります。

○適切な装着時間を守れない場合がある
マウスピース矯正には、装着時間の目安があり、一日に約20時間以上装着する必要があります。矯正器具を取り外せることをメリットでも触れましたが、違和感があるなどの理由で取り外したままにしてしまうと、一日の装着時間が守れないためスムーズに矯正が進まなくなってしまいます。ワイヤー矯正などの常時装着しているものと違い、装着は個人の判断となるためこのようなことが発生する可能性があります。

○歯ぎしりなどで壊れることがある
型取りしたピースを歯に被せて装着するものであるため、歯ぎしりで負荷をかけてしまうとマウスピースが欠けてしまったり、壊れてしまう場合があります。それ以外にも着脱の際に負荷が掛かることで壊れてしまう恐れがあるため、注意が必要です。

 

マウスピース矯正の種類とは?

○インザビライン
世界中で使用されている一般的なマウスピース矯正。最初に取った歯型のデータをソフトによって解析し、3Dデジタル化を行います。デジタル化したデータを用いて、治療完了までの綿密な計画を作成し、効率的に歯並びの改善を行います。この治療方法では、歯型を取ることが最初の一回だけとなるため、大きな虫歯の治療などを行えません。

○アソアライナー
日本で作成されているマウスピース矯正器具です。インザビラインでは最初だけ歯型を取るだけでしたが、アソアライナーは約1ヶ月に一度のペースで歯型を取るため、細やかな調整が可能となっています。最大の特徴は、ソフト0.5mm、ミディアム0.6mm、ハード0.8mmの3種類の厚みのマウスピースを使用することで、矯正力のコントールができるため他の矯正方法に比べて痛みを抑えることができます。

その他に、インビザラインでは矯正完了までの計画を作成しているため、完了までの予定期日が明確ですが、アソアライナーでは上記の通りその都度型を取って矯正を進めるため完了期日が不明瞭となるので注意が必要です。


その他の矯正の種類と違い

今回はマウスピース矯正についてお話ししてきましたが、そもそもどのような矯正の方法があるのでしょうか?

矯正の方法別にそれぞれのメリットやデメリット、費用などを比較しました。

その他の矯正の種類と違い

この表を見ていただければ分かるようにメタルワイヤー矯正等の矯正方法とマウスピース矯正を比べると金額と期間はほぼ変わらないことが分かります。(軽度な場合のみ)

矯正をしようとしている歯の並び方が複雑であればあるほどマウスピース矯正はおすすめすることができません。

メタルワイヤーだけではなく、マウスピース程ではないですができるだけ目立たない矯正の方法もあるのでそういった方法を使うことが将来の綺麗な歯並びに直結していきます。


マウスピース矯正後の保安期間とは?

歯の矯正が終わったので、治療完了と思われるかもしれませんが、治療が終わった後に行う保安期間が重要なものとなっています。なぜなら治療完了後の歯の周囲の骨が安定しておらず、動きやすい状態となっているからです。そのため矯正治療完了後にはリテーナーと呼ばれる歯の安定を保持するための器具を装着する必要があります。

リテーナーを装着せずにいると、歯が動いてしまいせっかく矯正を行ってキレイになった歯並びが元に戻る恐れも。ですので、矯正器具が取れれば完了というわけではなく、保安期間もしっかりと行いましょう。

まとめ

歯の矯正器具は日々進化しており、今回紹介したマウスピース矯正であれば従来のワイヤー矯正に比べれば目立ちにくいため、中々踏み切れないという方も行いやすくなっています。しかし、目立ちにくい反面で複雑な歯並びには不向きでもあるので、まずは病院で診察してもらうことが大切です。

矯正は数年かかるかなり大きな治療になってきますので自分にあった矯正方法を自分だけではなくプロの先生からもアドバイスをもらうことで適切な手法を選んでもらうことができます。
さらにはこの記事で紹介した以外の何人も施術してきたからこそ分かることを教えてもらえることもありますのでしっかりと相談することが大切です。

投稿者: 西本歯科医院

前へ