2020.03.27更新

マウスピース矯正ってご存知ですか?以前は、歯並びや噛み合わせの矯正といえば「ワイヤー矯正」が主流でしたが、最近はマウスピースを装着する矯正方法が人気です。
「マウスピース矯正」についてや、矯正で予防できる口内や全身の病気についてご紹介してきます。

 

歯並びが悪くなる原因

歯並びは、なぜ悪くなってしまうのでしょうか?様々な理由がありますが、主に次の3つが原因だといわれています。

・遺伝や生まれつき
・舌癖などの悪い習慣
・歯が抜けたまま放置し、隣の歯が動いてしまった

 

マウスピース矯正によって予防できる病気と、その理由

○虫歯や歯周病
歯並びが悪いと歯磨きをする時にブラシが歯と歯の間に届きにくく、虫歯や歯周病の原因のプラーク(歯垢)を完全に取り除くことが難しいです。矯正で歯並びを整えると、結果的に虫歯や歯周病を予防できます。

歯並びを綺麗にする方法には「マウスピース矯正」の他にも「ワイヤー矯正」という方法があります。ワイヤー矯正は昔から行われていて難しい症例にも対応できる矯正方法です。しかし、歯にワイヤーとブラケットと呼ばれる器具を接着したままにするため、どうしても磨き残しが多くなりがちです。そのため矯正期間中に初期虫歯になってしまいやすい矯正方法です。

その点、マウスピース矯正であればご自身で取り外しができますので、歯磨きをしっかりと行うことができ、矯正治療中の虫歯のリスクが低い矯正治療といえるでしょう。

○口臭
歯並びが良いと、食べ物をよく噛むことができます。よく噛むことによって唾液の分泌量が増え、唾液の自浄作用によって口臭や、虫歯、歯周病の予防ができます。

○胃腸障害
歯並びが悪いと、食べた物をよく噛み砕くことができません。その結果、普段から食べ物をまる飲みしがちで胃腸に負担がかかってしまい、消化不良などの胃腸障害を起こしていることがあります。歯列矯正を行ってよく噛めるようになると、胃腸障害を予防できることがあります。

○顎関節症
上下の歯をかみ合わせる際に歯並びの悪い歯が邪魔になり、本来の顎関節の位置にスムーズに収まらないことがあります。そういった場合、噛むたびに顎関節にとても負担がかかっている状態です。歯列矯正を行うと、顎関節症を予防できる場合があります。

また、顎関節症や歯ぎしりなどの症状がある方は、専用のマウスピース(スプリント)による治療方法もあります。これはマウスピース矯正のように歯を動かすものではなく、歯を保護するためにマウスピースを就寝時装着する治療方法です。

○頭痛、肩こりなど
歯並びが悪いとかみ合わせも悪くなり、咬筋や首、肩の筋肉に負担がかかります。そのため頭痛、肩こり、めまいなどの症状が出る場合があります。歯並びを整えることにより、こういった症状を予防できる可能性があります。

歯並びが悪くなる原因マウスピース矯正とは?

ほぼ透明で目立ちにくいマウスピースを、一日に約20時間装着することによって歯に力をかけ、歯列を矯正するのがマウスピース矯正です。

歯列矯正の治療計画にのっとりマウスピースを数十個製作し、そのマウスピースを通常一か月に1~2回ずつ取り換えながら、徐々に歯を動かして矯正を行います。

○マウスピース矯正のメリット
まず、ワイヤー矯正よりも目立たない点がメリットです。透明なマウスピースを口にはめるだけですので、見た目が気になる方も安心です。また、ご自身で取り外しができますので、食事や歯磨きの時や、どうしてもマウスピースを外しておきたい時などは外すことができます。
さらに、ワイヤー矯正と違って治療中でも歯磨きがしやすいため、虫歯の発生リスクが低い点もメリットです。

マウスピース矯正のように目立たない矯正方法として、裏側(舌側)ワイヤー矯正という方法もあります。確かに見た目はよいのですが、舌側にブラケットとワイヤーがあるため当たってしまい、違和感が大きく口内炎が発症しやすい点がデメリットです。また、裏側ワイヤー矯正は技術的に難しく、治療期間は通常よりも長くなります。

○マウスピース矯正のデメリット
矯正できる症例が限られている点が、デメリットです。マウスピース矯正は、歯のがたつきが強い症例や、抜歯が必要になる症例などの歯並びには対応できないことがあります。
また、基本的に一日に17~20時間以上、マウスピースを装着していなければ矯正の効果が現れないといわれています。マウスピースはご自身で取り外せるので、違和感などからつい外してしまい装用時間が短くなってしまうケースがあるのですが、その場合は矯正治療がいつまでたっても終わらないということがあります。

○マウスピース矯正の費用
マウスピース矯正は、お口全体の歯列を矯正することもできますし、上下いずれかの一部分だけを矯正することもできます。そのため費用は様々です。上下いずれかの歯の一部を矯正する場合は40万円~、上下両方を矯正する場合は80万円~ですが、歯を動かす量が多いほど多数のマウスピースを作成する必要がありますので、費用もその分高額となります。

○マウスピース矯正の治療期間
マウスピース矯正は、部分的な矯正を行う場合や、上下の歯を全体的に矯正したい場合など様々な治療に対応できます。そのため、治療期間も患者さまごとに様々です。前歯だけの一部分の矯正を行う場合は、半年~一年ほどの矯正期間ですが、全体的な矯正を行う場合は1~3年ほどの治療期間です。
さらに、一日のマウスピースの装用時間が短い方は、治療期間が長くなってしまう傾向にあります。

歯並びが悪くなる原因

矯正によって歯並びが良くなると、見た目が良くなるだけでなく様々なメリットがあります。特に重度の歯周病は、全身に悪影響を及ぼすことが分かってきていますので予防が大切です。歯列矯正の中でも近年人気のマウスピース矯正、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

投稿者: 西本歯科医院

2020.03.11更新

歯に被せる被せ物の中でも、仕上がりがとても美しいオールセラミッククラウン。健康保険が適用されないため比較的高額ではありますが、自然歯と見間違うほどの高い審美性を誇り、患者さまの満足度が大変高い被せ物です。またセラミック(陶器)は、保険適用で使われるレジン(プラスチック)とは違い変色することがない点も魅力です。

そんなオールセラミッククラウンは、実際にはどのように制作されているのでしょうか?歯科医院で型取りした後は、主に歯科技工所で製作するセラミッククラウン。今回はその制作方法について、ご紹介していきます。

 

オールセラミッククラウンの制作方法

1,歯科医院で歯を削る(形成)

歯科医院で歯科医師が、オールセラミッククラウンを被せるために必要な分だけ歯(神経を抜いている場合は、歯と根幹治療後に歯根にセットしたコア)を削ります。良い被せ物を製作するためには、この形成はとても重要な工程です。歯とクラウンの境目部分(マージン)の形成が上手ければ、技工所でクラウンが作りやすいというのはもちろん、審美性が高く、清掃性が高い長く使えるクラウンを作成することができます。

また、神経を残してクラウンを被せる場合はなるべく歯を削る量が少ない方が歯のダメージが少ないのですが、オールセラミッククラウンを作るためにはある程度の量を削らないといけません。そのため、細心の注意を払いながら必要最低限の量だけを削ります。

 

2,歯形を取る(印象採得)

歯の形成が終わったら、歯形を取ります。これを印象採得といいます。通常、種類の違う二種類の印象材を使って精確に歯の型を取ります。さらに噛み合わせの状況を調べるために、噛み合わせの歯型も取ります。

また、歯の色を記録するため写真撮影を行います。お口元全体や、セラミッククラウンを被せる歯のアップなど、何枚か撮影します。シェードガイドという歯の色見本と、患者さまの歯を比べながらも撮影しますのでより正確に歯の色を記録することができます。

通常は患者さまの元の歯に合わせた色や形でオールセラミッククラウンを製作しますが、「歯の色を白くしたい」、「歯の形や大きさを変えたい」など患者様のご希望がある場合はご相談いただければ対応可能です。

形成した歯には、レジン(プラスチック)で作成した仮の歯を被せます。

 

3,歯形に石こうを流し、模型を作る
歯形に石こうを流して、模型を作ります。石こうを流し込む際、ごく小さな気泡でも入ってしまうとセラミッククラウンがうまく作れません。そのため、細心の注意を払いながら石こうを流し込みます。石こうが完全に固まったら印象材から外します。その後、出来上がった石こう模型に土台を付け、セラミッククラウンを製作する歯を一本ずつに切り分けると、作業用模型が完成です。この作業用模型を使用しセラミッククラウンを製作していきます。

 

4,レーザースキャナーで歯形を読み込む

昔は、技工所で歯科技工士がすべての工程を製作することが多かったセラミッククラウンですが、最近はクラウンの内側を機械で製作する場合が増えてきています。
機械で製作する場合は、まず作業用模型をレーザースキャナーにセットします。すると機械が自動的に模型の形を読み取って、コンピューター上で三次元データに変換します。

5,コーピング(土台)を作成
レーザースキャナーで読み込んだデータを微調整します。後は、機械がセラミッククラウンの内冠となるコーピング(土台)を自動で作成します。
オールセラミックの場合、コーピング(土台)もセラミック(陶器)です。そのため保険適用などのクラウンでよく使われる金属の土台とは違い、金属アレルギーや、歯ぐきが変色してしまうという心配がありません。また光を透過する素材なので、天然歯のような透明感があるクラウンを作成することができます。

6,コーピング(土台)にセラミックを盛り付け焼き付ける
出来上がったコーピング(土台)に、歯科技工士がセラミックを盛り付けて焼き付けます。セラミックの粉末を専用の溶剤で溶かし、何層にも分けてコーピングに盛り付けていく築盛(レイヤリング)という工程は大変繊細な作業ですので技工士の腕が重要となります。患者さまの歯の写真や、歯科医師からの情報を元に色や形を合わせていきます。天然歯はよく見ると内部の象牙質が透けて見えるような透明感のある色をしていますが、優秀な歯科技工士はそういった美しい色調を正確に再現することができます。

大体の歯の形を築盛したら、高温の炉の中に入れて一度セラミックを焼き固めます。その後またセラミックを盛り付け、焼き固めます。正確な色を表現するために、これを何度か繰り返していきます。

7,仕上げ
焼き固まったセラミッククラウンの形を、技工所専用の機械を使って調整します。その後数種類のバーで研磨し、さらにつや出しを行います。
クラウンの表面を綺麗な質感にするために、最後に低温の炉で一層だけ焼いて仕上げます。最後に殺菌を行い完成です。

8,歯科医院で患者様にセラミッククラウンを装着
出来上がったセラミッククラウンは、歯科医院で患者様の歯に装着されます。仮歯を外し、歯を清掃、乾燥してしっかりと接着します。余分な接着剤を除去し、最後にかみ合わせを微調整して完成です。色、形ともに美しく、患者様の歯にぴったりと入る精度の高いオールセラミッククラウンが完成しました。

投稿者: 西本歯科医院

2020.01.29更新

あなたは、歯ぎしりをしたことがありますか?

症状の重さに個人差はありますが、歯ぎしりを行っている人は実はとても多いです。なんと、成人の約80%の人に歯ぎしりの所見がみられると指摘する歯科医もいるんです。

歯ぎしりを続けていると、歯が削れてしまったり、知覚過敏を起こしてしまったりといった悪影響があります。また、顎関節症、頭痛、肩こりなどの原因になることもあります。

今回は、歯ぎしりについて詳しくご紹介していきますので、ぜひ参考になさってください。

 

歯ぎしりの種類

歯ぎしりは、ブラキシズムと呼ぶこともあります。種類がいくつかあるので、ご紹介していきます。

1,歯のこすり合わせ(グラインディング)
上下の歯を、強い力で横方向に擦り合わせる一般的な歯ぎしりの症状です。「ギリギリ」と音がすることが多いです。

2,歯の噛みしめ(クレンチング)
歯を強い力で上下に食いしばる症状です。音がでない事が多く、歯ぎしりに気がつきにくいのが特徴です。

3,歯を鳴らす(タッピング)
上下の歯を「カチカチ」と打ち鳴らすようにする歯ぎしりです。珍しいタイプの歯ぎしりです。

※TCH
さらに、TCH(tooth contacting habit)というものもあります。日本語では「歯牙接触癖」といいます。
本来リラックスしている時には、口を閉じていても、歯は噛んでいない状態が正常です。上下の歯が噛み合うのは、会話や食事などの時だけです。

しかしTCHの場合、何もしていないときでも上下の歯が触れています。歯ぎしりほど強くはありませんが、長時間にわたって歯や歯の周辺に力をかけている状態なので、悪影響があると言われています。

 

歯ぎしりの原因

1,ストレス

人はストレスを感じると、歯ぎしりが多くなるといわれています。歯ぎしりをする人は、なるべくストレスを解消するようにしましょう。お風呂などで温まったり、口周りをマッサージするのもおすすめです。

2、歯の噛み合わせの悪さ
上下の歯の噛み合わせが悪いと、歯ぎしりの原因となることがあります。歯並びは、成長や老化、虫歯治療、歯周病などによって変化しています。噛み合わせが悪くなったかもと思ったら、歯医医院で相談してみましょう。

3,過度な集中
仕事や運動など何かの行為に過度に集中していると、知らず知らず歯を食いしばってしまう場合があります。日中に起こることが多いので、自分で歯を食いしばって居るなと思ったら口元をリラックスさせるように心がけてみましょう。

4,アルコールやタバコ
アルコールやタバコは睡眠の質を下げ、浅い眠りとなり、歯ぎしりをしやすい睡眠の状態を作ってしまいます。深酒や喫煙は、なるべく避けましょう。

5,子どもの歯ぎしり
子どもは睡眠のリズムがまだ整っていないため、大人よりも歯ぎしりをすることが多いと言われています。

また、歯の噛み合わせが悪いと歯ぎしりが起こる場合があるため、特に乳歯から永久歯の歯の生え変わりの時期に、子どもの歯ぎしりが増えます。成長ともに、自然と症状が改善されるケースが大半ですが、中には早急に治療が必要なケースもあります。ご心配でしたら、歯科医院で相談されるといいでしょう。

 

歯ぎしりのセルフチェック

睡眠中の歯ぎしりは、自分ではなかなか気づきにくいものですね。
そこで以下のチェックシートで、ご自身に歯ぎしりの疑いがないかどうかチェックしてみましょう。

□歯ぎしりをしていると、家族や友人などから指摘されたことがある

□歯がかなり擦り減っている

□歯科医院で「歯ぎしりをしていませんか?」と聞かれたことがある

□歯の詰め物やかぶせもの、仮歯などがよく取れる

□事故や怪我以外で、歯が割れたり欠けたりしたことがある

□集中している時などに、無意識のうちに歯を噛み締めている事がある

□歯の付け根の部分がくぼんでいたり、知覚過敏があったりする

□エラが張っている

□舌や頬の内側に、かみ跡ができている

□朝起きた時、顎や口周りに違和感や痛みを感じたことがある

□歯の位置が移動してきた

□下の歯の内側や、上あごの歯肉と骨が、盛り上がっているところがある

上記の項目に3つ以上当てはまった方は、歯ぎしりをしている可能性があるかもしれません。

 

歯ぎしりの悪影響

歯ぎしりを続けていると、様々な悪影響があります。

1,歯が擦り減る(歯ぎしりをしている方は、スパッと切ったように歯の上部が削れてしまうことが多いです)

2,歯のかぶせものや詰め物が、取れたり欠けたり割れたりする(セラミックの歯やインプラントが欠けたり、歯が割れたりすることもあります)

3,知覚過敏になる(歯に力がかかると、表面のエナメル質が剥がれてしまって、知覚過敏を起こすことがあります)

4,顎関節症の原因になる(歯ぎしりは、顎関節に負担をかけます)

5,肩こりや頭痛の原因になる(歯ぎしりで口周りに負荷がかかっていると、その周囲の首や肩、こめかみなどにも影響を及ぼすことがあります)

6,歯が移動したり、歯周病が悪化したりする(歯ぎしりは歯を支えている歯肉や骨にも影響をあたえます)

7,エラが張る(歯ぎしりをするとエラの周辺の筋肉に強い負荷がかかるため、筋肉や骨が発達してエラが張ることがあります。また、口の中の骨や歯肉が盛り上がることもあります。)

 

マウスピースで歯を守れる理由

様々な悪影響がある歯ぎしりですが、マウスピース(スプリント)で歯を守ることができます。就寝時に、マウスピースを装着すると歯への負担が軽減されます。

マウスピースを付けていれば、歯ぎしりをしても直接歯に負荷がかからないため、歯の削れや、詰め物の破損などを防げます。また、顎の関節に掛かる力が軽くなるため、顎関節症などを予防も可能です。

さらに、マウスピースを装着するとかみ合わせの位置が高くなりますので、顎の筋肉の緊張が解消される効果もあるのです。

市販のマウスピースも販売されていますが、歯科医院では歯型をとって、歯や顎の大きさに合ったオーダーメイドのマウスピースを作成してもらえます。ご自身に合っていない市販のマウスピースを装着すると、悪影響がでることもありますので、歯科医院でマウスピースの制作をおすすめいたします。

歯ぎしり用マウスピースを歯科医院で作る場合、健康保険が適用されますので費用はそこまで高価ではありません。歯型をとるだけで、痛みなく簡単にご自身に合ったマウスピースを制作することができますので、歯ぎしりが気になる方は早めに歯科医院で相談してみましょう。

投稿者: 西本歯科医院

2020.01.20更新

「オールセラミック」と「レジン」は、どちらも白い歯の詰め物や被せ物に使われている素材です。
それではどのような違いがあるのでしょうか。詳しくご紹介していきましょう。

 

オールセラミックって?


○オールセラミックの素材

オールセラミックは、陶器(セラミック)の素材でできた被せ物(クラウン)や、詰め物(インレー)のことです。全体がセラミックでできていて、見た目が大変美しく、天然歯のような色調を再現できるのが特徴です。

健康保険が適応されないため、費用が高額です。しかし、審美性が高く長年使っても変色しにくいので、特に目立ちやすい前歯の治療によく使われます。


○オールセラミックでの治療法
オールセラミックの治療法を簡単にご紹介します。虫歯が大きいなどの理由で神経を抜いた場合は、まずは神経の治療を行います。その後、歯の根に土台(コア)を作り、その上にオールセラミックをかぶせます。

オールセラミックは歯型をとった後、歯科技工所や院内ラボなどで鋳造され制作されます。
虫歯の範囲が小さい場合などは、神経を抜かずにセラミックの被せものを入れることもあります。


○オールセラミックの耐久性
陶器でできたオールセラミックは、汚れがつきにくいので変色や劣化が少ないのが特徴です。プラークなどの汚れもつきにくく、しっかりとメンテナンスをしていけば、何年もきれいな状態を保つことができます。


○オールセラミックのメリット
オールセラミックは、天然の歯のような透明感を再現できます。レジンのノッペリとした白い色とは全く違う、本物の歯と見分けがつかないほどの自然で美しい被せ物を、作ることができるのが特徴です。

汚れや歯石が、つきにくく落ちやすい素材ですので、虫歯や歯周病のリスクも低いと言われています。長年使っていても着色しにくく、変色しません。
また、オールセラミックの場合は金属を使わないため、金属アレルギーの方でも安心して使用することができます。さらに、金属は長年使っていると溶け出し、歯茎の色が黒くなってしまうことがありますが、オールセラミックではそのような心配がありません。


○オールセラミックのデメリット
オールセラミックは、保険診療ではないので料金が高いことがデメリットです。歯科医院によって違いますが、一本7~18万円程の費用がかかります。

また、治療を行う歯科医師や、被せ物を作成する歯科技工士の腕により、仕上がりが左右されるのもデメリットと言えるかもしれません。

さらに、セラミックの特徴として天然歯よりも硬いということがあります。このため長期間使っていると、かみ合わせの歯に負担がかかることがあります。 陶器なので、強く噛み合わせたり歯ぎしりなどをすると、欠けたり割れたりする可能性があります。強度を増すために、歯を大きく削る必要があるのもデメリットです。

 

レジンって?


○レジンの素材

レジンは歯科用のプラスチックのことです。


○レジンでの治療法
レジンの治療法には、いろいろな種類がありますので詳しくご紹介していきます。


△CR(コンポジットレジン)充填
比較的小さな虫歯などに使われる治療法です。コンポジットレジンは強度が弱い素材で、大きな範囲に使用すると欠けたり割れたりしやすく、適用できないことがあります。

治療法は、虫歯を削った後に、「プライマー」、「ボンディング」という歯とレジンをつきやすくする液体を、まず歯に塗ります。その後、コンポジットレジンという柔らかいプラスチック素材を流し込んで、光を当て照射し硬化させます。その後、かみ合わせを確認し、高ければ削って、表面をなめらかに磨いて完成です。

一度の治療で簡単に施術が終わるため、患者様の負担が少ないのが特徴です。


△硬質レジンジャケットクラウン(冠)
レジンでできている被せもの(クラウン)です。前歯に保険適用できますが、耐久性がないため、使っている歯科医院は少ないです。


△硬質レジン前装クラウン(冠)
外側はレジン、内側は金銀パラジウム合金で作られている被せもの(クラウン)です。前歯に保険適用でき、内側に金属を使っているため耐久性があります。そのため、保険の範囲内で前歯の白い被せものを希望される場合によく使われます。


△ダイレクトボンディング
歯の表面に、コンポジットレジンを塗る方法で、主に美容目的で行われる治療法の一つです。歯が小さかったり、歯と歯の間に隙間が空いていたりなどで見た目が気になる場合に行われることが多いです。ただ、レジンは柔らかく欠けやすい素材なので、大きく歯の形を変えるようなことはできません。
美容診療用のレジンは、保険診療で使うものとは品質の違いがあるものもあります。保険適用のレジンよりも高品質で、変色しにくい素材もありますが、プラスチックなので多少の変色はあります。


○レジンの耐久性
レジンはプラスチックですので、耐久性はあまりないです。歯科で使われる素材の中では、寿命が短いものだと言えるでしょう。柔らかい素材なので、長年使っていると少しずつ擦り減ってきたり、欠けたりすることがあります。また、通常ニ年ほど使用すると変色してきてしまいます。


○レジンのメリット
レジンは健康保険が適応されるので、費用が安いのがメリットです。また、特にコンポジットレジン充填は歯をあまり削らずにできるので、健康な歯を残しやすく治療が短期間で簡単に終わる点も、メリットと言えるでしょう。オールセラミックや他の素材よりも柔らかいため、欠けたりしますが、噛み合わせの歯を傷付ける心配がない点はメリットです。


○レジンのデメリット
レジンは吸水性があるため、長期間使っていると変色したり、擦り減ってきたりしやすいのがデメリットです。また、セラミックのような美しい歯の色を再現することはできません。

オールセラミックとレジン、どちらがおすすめ?

オールセラミックは金属を使っていないので、金属アレルギーの心配がありません。また、天然歯に近い色を再現することができ、審美的に最も優れた素材だと言えるでしょう。小さな虫歯の治療でしたら、レジン治療をする方法がおすすめですが、目立つ前歯などの被せ物の治療をする場合は、オールセラミックの被せ物をおすすめいたします。


保険適用外の被せ物は、費用は高くなりますが、見た目が綺麗で天然歯のような歯などを入れることができます。特に、目立つ前歯などを綺麗に治療したいという場合にはオールセラミック等がおすすめです。

また自費治療の場合、被せ物に割れやヒビが入ってしまった場合の保証がついていることがあります。歯科医院によって保証内容や保証期間が異なりますので、治療に入る前によく確認しておきましょう。治療後に「仕上がりが思っていたのと違った」という事がないように、事前に色のガイドや治療の事例写真などを見せてもらったりして、納得の上で治療を受けるようにしましょう。

投稿者: 西本歯科医院

2019.12.29更新

虫歯の治療などで歯を削った後、その上に被せる被せ物(クラウン、差し歯)には、いろいろな種類があります。その中でもオールセラミックは、仕上がりが大変美しく満足度が高い施術法です。 オールセラミックやそれ以外の施術法についてと、値段の相場について解説していきます。

 

保険適用できるものとできないものについて

歯の被せ物には、健康保険適用されるものと健康保険適用されないものがあります。健康保険が適用されるもの以外の高価な材料を希望される場合は、全て自費となります。

一般的に保険適用の施術法は、自己負担額が2~3割程(負担の割合は年齢や所得などによって異なります)ですので費用が安いというメリットがあります。しかし、見栄えでの満足度は低いことが多いです。

反対に、保険適応外の施術法の場合費用は高くなりますが見栄えの満足度は高いことが多いでしょう。

 

保険適用の施術法

健康保険適用の被せ物について、具体的に解説していきます。保険適用の施術法の場合、保険点数が決まっていますので、同じ治療法であれば歯科医院を変えてもほぼ同程度の費用が請求されます。

○硬質レジンジャケットクラウン

ジンで作られたクラウン(冠)です。歯科用のプラスチック素材のことを、レジンといいます。白い歯にすることができますが、セラミックのように透明感のある天然歯のような色は再現できません。また、時間がたつと変色することがあります。割れたり減ってきたりしやすいので、噛み合わせにあまり負担がかからない歯に使われます。

費用(自己負担額):3000~5000円

○硬質レジン前装冠

内側は金銀パラジウムなどの合金で、外側の見える部分だけ硬質レジンが貼り付けられています。硬質レジンジャケットクラウンよりも強度があります。保険診療で前歯(前歯~犬歯)に適用されるため、多くの歯科医院で前歯の治療によく使われる材料です。レジンは見栄えがセラミックより落ち、長年使っていると変色することがあります。また、口を開けると裏側の金属が見えることがあります。

費用(自己負担額):5000~7000円 

○銀歯(金銀パラジウム合金)

金銀パラジウム合金などでできている銀歯です。第一小臼歯から後ろにある奥歯を保険診療で施術する際に使用します。 安く、強度が高いのが特徴ですが、見栄えは劣ります。また、長く使っていると歯茎が黒ずむことがあります。

費用(自己負担額):4000~5000円

○CAD/CAM冠

近年、新しく保険適用となったハイブリッドレジンの白い被せ物です。歯科用CAD/CAMシステムを用いて製作されます。平成26年より、小臼歯のCAD/CAM冠 保険適用が始まり、白い歯を入れられるようになりました。平成30年からは、金属アレルギーの方は大臼歯についてもCAD/CAM冠が保険適用となっていますが、金属アレルギー診断書の提出が必要です。また、白い色ですが、他の歯の色に合わせることはできず、年月と共に変色します。 CAD/CAM冠は、全ての歯科医院で取り扱っているわけではないので、事前に確認が必要です。

費用(自己負担額):8000~9000円

保険外の施術法

健康保険が適用されない、自費診療の場合のクラウンについて解説していきます。保険診療と違い自由に値段を決められるため、歯科医院によって費用に差があります。

○オールセラミック

全体がセラミック(陶器)でできている被せ物です。ポーセレンと呼ばれることもあります。透明感があり、自然歯の様な美しい人工歯を作成できるのが特徴です。変色、劣化が起きにくく、金属アレルギーの心配もありません。 陶器素材なので、強い衝撃を受けると割れたり欠けたりすることがあるのがデメリットです。そのため強い力がかかる、奥歯などには不向きです。

費用:7~20万円

○メタルボンドセラミッ(MB)

金属フレームの上にセラミック(陶材)を焼き付けた素材です。オールセラミックよりも強度があるため、強く噛み合わせる奥歯にも使えるのが特徴です。自然な白さに近いですが、オールセラミックよりは見栄えが劣ります。

費用:7~15万円

○ジルコニアセラミッククラウン

内側が白色ジルコニア、表面はセラミックの素材です。ジルコニアは、人工ダイアモンドのキュービックジルコニアとほぼ同じ耐久性がある素材です。メタルボンドよりも見栄えはよく、強度もあるのが特徴です。硬いため加工が難しく、複雑な治療には向きません。

費用:7~20万円 


○フルジルコニア

全体が白色ジルコニアの素材です。大変強度が高いため、強い力で噛む奥歯の治療に向いています。素材が硬いため、噛み合う天然歯が傷つく可能性があるのがデメリットです。

費用:7~20万円


○ハイブリッドセラミック

レジンとセラミックの混合素材を用いた素材です。レジンのクラウンよりも、強度や見栄えの良さが優れているのが特徴です。保険素材のレジンよりは変色しにくいですが、長年使っていると変色することがあります。セラミックよりは柔らかいです。

費用:4~12万円

○二ケイ酸リチウムガラスセラミック(e-max)

ニケイ酸リチウムガラスセラミックという素材を用いた、次世代セラミックシステムがE.MAX(イーマックス)です。天然歯と同じような摩耗性があり、噛み合わせの歯を傷つけません。強い衝撃を受けるとヒビが入ったりすることがあります。

費用:6~10万円

○ゴールドクラウン(金歯)

金合金、白金加金などで作られた被せ物です。古くからよく使われてきた素材で、柔軟性が高いため割れにくく、適合性が高いので二次カリエス(虫歯)になりにくいのが特徴です。金なので見栄えが劣るのがデメリットです。

費用:5~12万円。 

まとめ 市販のマウスピースでは矯正できません

保険適用の被せ物は種類が少なく、見栄えは劣るものが多いですが、費用が抑えられるのがメリットです。

保険適用外の被せ物は、費用は高くなりますが、見た目が綺麗で天然歯のような歯などを入れることができます。特に、目立つ前歯などを綺麗に治療したいという場合にはオールセラミック等がおすすめです。

また自費治療の場合、被せ物に割れやヒビが入ってしまった場合の保証がついていることがあります。歯科医院によって保証内容や保証期間が異なりますので、治療に入る前によく確認しておきましょう。治療後に「仕上がりが思っていたのと違った」という事がないように、事前に色のガイドや治療の事例写真などを見せてもらったりして、納得の上で治療を受けるようにしましょう。

投稿者: 西本歯科医院

2019.12.20更新

マウスピースには、インターネットやドラックストアなどで市販されているものがありますね。それでは、こういった市販のマウスピースには矯正の効果があるのでしょうか?今回は市販のマウスピースについてと、歯科医院でマウスピースを作るメリットについて解説していきます。

 

市販のマウスピースとは

一般的にドラッグストアやインターネットなどで販売されているマウスピースは、歯科医院で作ってもらうものよりも格安です。そのため気軽に購入しやすく興味を持っている方が多いかもしれません。

こういった市販のマウスピースは、お湯で温めて柔らかくなったところで口に入れ、噛むことによって、自分の歯に適合させるという商品が多いようです。基本的に形がある程度決まっていますので、すべての人のお口に合うものではないです。全く歯列に合わないという人もいますので、注意が必要な商品です。

これに対し、歯科医院で作るマウスピースはオーダーメイドです。どんな歯並びの方にも適合するワウスピースを作ることができます。

歯列がある程度整っている人で、スポーツなどで歯を食いしばる習慣があったり、歯ぎしりの習慣があるため、歯を守るためのマウスピースがほしいという場合には使用可能です。ただ、激しい運動をすると、外れやすいこともありますので歯科医院で作成してもらったほうが良いかもしれません。また、ホームホワイトニングをする際のマウスピースとして使用する事もできます。

市販されているマウスピースは、基本的に歯を動かすものではありません。そのため矯正の効果はありません。
市販のマウスピースをつけて「歯や顎に痛みが出た」「口が閉じられなくなった」「余計に歯並びが悪くなった」といった方もいるそうです。

マウスピース矯正を考えている方は、必ず歯科医院でマウスピースを作りましょう。

 

歯科医院で作るメリット

歯科医院でマウスピース矯正装置を作るメリットについて、具体的に解説していきます。

○専用機材による検査
歯科医院専用の機材を使い、検査を行うことができます。歯型の制作、レントゲン撮影、デジタルスキャン、光学スキャナなどの最新技術を用いて検査をしてもらえるため、精度の高いオーダーメイドのマウスピースを制作してもらうことができます。

○治療の過程や仕上がりを治療前に確認
マウスピース矯正メーカー独自のソフトウェア等を用い、専用のシステムで治療計画を立てていくことができます。治療開始から完了までの歯の移動計画や仕上がりを、コンピューター画面で事前に確認できることがあります。

○治療計画の修正
それぞれの患者様のお口の状態に合わせ、メーカーが出した治療計画を歯科医師が精査してくれます。場合によっては治療計画の修正を指示することも。こういったやり取りを繰り返し、練り上げた治療計画に基づいてマウスピースを制作してもらいます。

○マウスピース制作
独自に開発されたシステムで、マウスピースを制作します。コンピューターを使ってシュミレーションした歯の動きに合わせて制作した、数十個ほどのマウスピースを段階的に取り替えることによって、理想的な歯並びへと導いていきます。市販のマウスピースでは、このようなことはできません。

また、マウスピース矯正にはメーカーがいくつかあり、メーカーによって矯正方法がやや異なることがあります。例えば、世界的に有名な「インビザライン」は最初にまとめてすべてのマウスピースを制作してしまいますが、日本のメーカーの「アソアライナー」は矯正治療中に何度も歯型をとりながら、新しいマウスピースをその都度制作していきます。

○アタッチメントの装着
マウスピース矯正をする際、望む場所に歯を動かすためアタッチメントと呼ばれる小さな白い材料を、歯科医師が歯に貼り付けることがあります。ワイヤー矯正で使うような、顎間ゴムをつけることもあります。


また、歯を動かすスペースが必要な場合は、歯と歯の間を少し歯科医師が削ります。あまりにも多くの場所を削らないといけない症例では、抜歯をしてワイヤー矯正をしたほうがいいケースもありので、治療開始前によく相談をしましょう。

○治療過程の確認
定期的に歯科医院に通い、矯正治療がうまく進んでいるか歯科医師に確認してもらえます。不安なことや、質問などがあれば、その都度相談できるため安心です。

○問題が出た時の対処をしてくれる
マウスピース矯正中、ごくまれに強い痛みが出てしまう方がいます。そういった場合は歯科医師に相談すると、マウスピースを微調整したりして対応してくれることがあります。
新しいマウスピースを入れた後、3日以上たっても強い痛みがある場合は歯科医に相談してみましょう。

 

まとめ 市販のマウスピースでは矯正できません

インターネットやドラックストアなどで販売されている市販のマウスピースは、歯ぎしりや食いしばりなどを抑えることを目的とした商品です。歯列矯正の効果はありません。

また、抜歯が必要な症例などでは、マウスピース矯正ではなく、ワイヤー矯正をしなければならないこともあります。それぞれのお口の状況によって治療方法が変わってきますので、歯の矯正を考えている方は矯正歯科で一度相談をしてみましょう。

投稿者: 西本歯科医院

2019.12.16更新

セラミックインレーを詰めた後、歯がしみて困っている方はいらっしゃいませんか?

治療後なのに歯がしみては、不安になりますよね。

今回は、セラミックインレーの治療後に歯がしみる原因と、その対処法について解説します。

 

セラミックインレーの治療後歯がしみる理由

「インレー」は、虫歯治療で削った部分を補う人工の詰め物のことです。その中でも「セラミックインレー」はセラミックを使用した詰め物で、自分の歯のような美しい自然な白さが特徴です。

しかし、せっかく虫歯治療をして、高額のセラミックインレーを入れたばかりなのに歯がしみるなんてなぜ?と思う人もいますよね。

どうして歯がしみるのでしょうか?

 

○治療直後に歯がしみる場合
セラミックインレーを詰めた直後にしみる理由について、具体的に解説します。

 

・歯を削った後は神経が過敏になっている
セラミックインレーは、虫歯ができたとき、治療で歯を削った後、詰め物をする治療です。

虫歯治療をするときには、高速回転する器具で歯を削って治療するのが一般的です。神経は、その時の振動や熱などの刺激によって、一時的に過敏になっている状態であることが多いものです。

そのため痛みを感じたり、しみたりすることがあります。

 

・神経がもともと弱っていた
虫歯が大きい場合、冷たいものや熱いものでしみることがありますよね。そのような刺激を長期に渡って受けていた場合、神経が弱っていることがあります。

そして、神経が弱っている場合、治療直後に歯がしみる可能性がありますが、その後回復する可能性もあります。

 

・歯科医が神経を残した治療を選択した
虫歯が大きければ神経を抜いてしまえばいい、抜いてしまえば痛みを感じずに済むと考える方も多いですが、神経を抜いた歯はその後の寿命が短くなると言われています。

お口の健康のために、なるべく神経を残して治療をしたいと考える歯科医院では、虫歯が大きめでも神経を残した治療を選択することがあり、治療後に痛むことがあります。

 

・セラミックインレーの高さが高い
インレーやクラウンなどの詰め物を入れた場合、かみ合わせの調整をします。

上下の歯を噛み合せた時に、全体にバランスよく噛めるのが理想的ですが、セラミックインレーを入れた部分が少しでも高い場合は、痛みを感じることがあります。

 


○治療後、しばらくしてから歯がしみる場合
セラミックインレーを詰めてしばらくした後に、歯がしみる場合の理由について、具体的に解説します。

 

・二次カリエス(虫歯)になっている
インレーと、ご自身の歯の間に虫歯ができると、しみることがあります。

虫歯菌はちょっとした隙間に入り込んでしまうことがあり、そこからまた虫歯になるのです。これを二次カリエス(二次虫歯)といいます。

 

・インレーが欠けてしまっている
インレーが欠けてしまっているために、しみることもあります。

セラミックは固く経年劣化の少ない素材ですが、強い歯ぎしりやスポーツなどによる食いしばり、事故などの衝撃によって欠けたり割れたりすることがあります。

欠けたり割れたりすると、しみることがあり、そこから虫歯になることもあります。

 

・知覚過敏を起こしている
歯周病による歯肉の退縮や、歯ぎしりなどによって知覚過敏を起こしていると、歯がしみることがあります。

 

・インレーの高さが高いから
セラミックは天然の歯よりも固いです。そのため年月とともに周りの天然歯がすり減っている場合でも、セラミックインレーはそのままの高さを保っているために、噛むと痛みが出るという人がいます

 

セラミックインレーを入れた後歯がしみる場合の対処法

セラミックインレーを入れた後、歯がしみる場合の対処法について具体的に解説します。

 

・様子を見る
セラミックインレーを詰めた直後にしみる場合は、少し様子を見てみましょう。通常は、痛みはだんだんと落ち着いてきます。

治療後、日が経つにつれて痛みやしみる症状が落ち着いてくる場合は、治る可能性が高いです。治療後1週間くらいで、しみるのが気にならなくなるという方が多いので、少し様子を見てみましょう。

 

・しみる歯を刺激しないようにする
虫歯治療の直後は、神経が過敏になっているのでしみることが多いです。なるべく神経を刺激しないように、 冷たいものや熱いもの、固いものを食べることを避けてみましょう。

 

・かみ合わせを調整する
セラミックインレーを入れた後、噛んで痛くなる場合は、かみ合わせが合っていない可能性があります。早めに歯科医院へ行きかみ合わせの調整施術を受けましょう。

少しセラミックインレーの高さを調整するだけで、すぐに痛みが取れる場合が多いです。

 

・マウスピースで歯を保護する
噛むと痛いという場合、噛み合わせが強すぎていたり、歯ぎしりの習慣があるために痛みが起きている場合があります。その場合、マウスピースを装着して歯を保護するという方法もあります。

 

・クラウンに変える
セラミックインレーで歯の痛みが収まらない場合、セラミッククラウンという被せ物に変えることで、歯の痛みが治まることがあります。

 

・虫歯治療をする
セラミックインレーを詰めた歯が二次カリエスになってしまっている場合、虫歯治療が必要です。

セラミックインレーが欠けてしまった場合も、必要に応じて歯を削り、新しいインレーやクラウンを詰めます。

 

・神経を抜く治療をする
痛みを感じる場合、神経を抜くのも1つの治療方法です。特に、強い痛みを感じている場合は、二次カリエスが深刻な状態になっている可能性が高く、その場合は、神経を抜く治療を選択することがあります。

 

・お口全体の虫歯や歯周病の治療を行う
セラミックインレーを詰めた歯がしみるけれど、虫歯や噛み合わせには問題がないこともあります。その場合は、その周囲や上下の歯の虫歯、歯周病治療を行うとよくなるかもしれません。

周囲の歯を治療することによって、歯のしみが治まる方もいます。

 

まとめ

セラミックインレー装着後、歯がしみる原因と対処法について解説しました。

もしもセラミックインレーを入れた後に歯がしみるようでしたら、まずは治療を受けた歯科医院に行って相談してみましょう。すぐに解決できる場合も多いです。

また、様子を見る場合にも、定期的な検診は必ず受けるようにしてくださいね。

投稿者: 西本歯科医院

2019.12.11更新

歯並びが気になっているので矯正治療を考えているという方は多いですが、ワイヤーなどの装置をつけるのには抵抗があり、治療に踏み切れないという方も多いのではないでしょうか。

そこで、従来のワイヤーやブラケットを装着する矯正方法ではなく、マウスピースを使った矯正方法が近年人気になっています。

しかし、ひとくちに「マウスピース」と言っても種類があります。有名なものに、インビザラインとアソアライナーがありますが、どちらがいいのか、よくわからない、この2つの違いについて知りたいという方もいると思います。

そこで今回は、マウスピース矯正装置の種類「インビザライン」と「アソアライナー」の違いについて解説します。

マウスピース矯正とは

マウスピース矯正は、透明に近く目立ちにくいマウスピースを装着することによって歯を矯正する方法です。

従来のワイヤー矯正とは大きく違い、目立ちにくく、ご自身でマウスピースを脱着できるのがポイント。

矯正治療中も、食事や歯磨きのときにはマウスピースを取り外すことができ、ストレスを感じにくいです。また、治療中でも歯磨きがしやすく、お口の健康を保ちやすいのも特徴です。

 

マウスピース矯正の種類

マウスピース矯正には、いくつかの種類があります。

もっとも有名なのが「インビザライン」で、マウスピース矯正の代名詞として使われることもあります。また、「アソアライナー」も有名です。その他にもいくつかの種類があります。

ここでは、よく使われる「インビザライン」と「アソアライナー」について詳しく解説します。

 

「インビザライン」とは

インビザラインは、アメリカ「アライン・テクノロジー社」が作製しているマウスピース型カスタムメイド矯正装置です。米アライン社の最新のデジダル技術と多くの臨床データや特許を駆使した工場で、正確で再現性の高いマウスピースを製造しています。

1999年に「インビザライン・システム」から提供を開始し、2019年6月現在、世界100ヶ国以上の国々で700万人以上の方が、インビザラインで矯正治療をしています。日本では、2006年より正式導入されました。(http://www.invisalign.co.jp/

 

○インビザラインの治療方法
1. 矯正歯科で、顔と歯の写真撮影、レントゲン撮影、デジタルスキャンや歯型などをとる
2. アメリカにあるアライン・テクノロジー社に写真やレントゲン、デジタルスキャンや歯型等の資料を送る
3. アライン社独自の3次元治療計画システムで治療計画をたて、アライナー(マウスピース)を約20から40を製造。矯正歯科に送ってもらう
4. 治療計画に乗っ取り、制作したマウスピースを装着する。歯の表面に歯と同色のノッチをつけたり、歯の幅を少し削ることもある
5. 4~6週ごとに歯科医院に通い、歯の移動を確認しながら矯正治療をすすめていく
6. 治療終了。歯の位置を安定させるために、リテーナー(保定装置)を使用することもある

 

○インビザラインの適応例
・抜歯無しで矯正可能な症例
・抜歯しても歯の根の移動が必要のない症例
・抜歯しなければならない症例だが、ワイヤー矯正による治療との併用が可能な方
・1日20時間以上、マウスピースを装着できる方

 

○インビザラインが適応できない症例
・上下の顎の位置が、大きく前後左右にずれている症例
・歯の「がたつき」がとても強い症例

 

アソアライナーとは

アソアライナーは、日本の東京に本社がある株式会社アソインターナショナルが製造するマウスピース型矯正装置です。インビザラインと同じように、透明に近いマウスピース型で取り外しができる矯正装置です。(https://www.aso-inter.co.jp/products/dol.html)

 

○アソアライナーの治療方法
1. 矯正歯科で、顔と歯の写真撮影、レントゲン撮影、デジタルスキャンや歯型などをとる
2. 日本にあるアソアライナーの技工所へ、歯形やレントゲン等のデータを送る
3. 技工所で「ソフト」「ミディアム」「ハード」の3種類のマウスピースを製造して、矯正歯科に送る
4. 7日間〜10日間で順番に「ソフト」「ミディアム」「ハード」の装置を変えて装着する(1ステップ)
5. 歯形を取り、アソアライナーの技工所に送り新しいマウスピースを製造してもらう。この工程を何度も繰り返して、歯の移動を確認しながら矯正治療をすすめていく
6. 治療終了。歯の位置を安定させるための、リテーナー(保定装置)はハードタイプのアライナーを使用する

 

○アソアライナーの適応例(基本的にはインビザラインと同じ)
・抜歯無しで矯正可能な症例
・抜歯しても歯の根の移動が必要のない症例
・抜歯しなければならない症例だが、ワイヤー矯正による治療との併用が可能な方
・1日17時間以上、マウスピースを装着できる方

 

インビザラインとアソアライナーの違い

基本的にはインビザラインとアソアライナーの理論は同じです。ただ、製造方法や装着感などに異なる点があります。

 

○製造方法の違い
インビザラインは最初に歯型を取った後にアメリカですべてのマウスピースを製造し、それを順番に装着しますが、アソアライナーは治療中に何度も歯型を取り、その都度新しいマウスピースを製造します。

そのため、歯形を取るのが苦手な方は、インビザラインの方が、負担が少ないでしょう。

ただ、以前のアソアライナーは毎回印象採得(歯形採取)をする必要がありましたが、現在は1回の印象採得で1ステップ、3ステップ(メーカー推奨)、5ステップの3パッケージより選択が可能になっています。つまり、以前よりは負担が少なくて済みます。

また、アソアライナーは日本に製造所があるので、装置の制作までの期間が短いです。(10日~3週間程度)

 

○装着感の違い
アソアライナーはプレートの硬さが、「ソフト」「ミディアム」「ハード」と3種類あり、矯正力をコントロールしながら装着します。そのため痛みや違和感が出にくいといわれています。

 

○その他の違い
矯正途中に虫歯になってしまうなど、歯のトラブルが起きる可能性があります。

しかし、アソアライナーなら虫歯の治療で歯の形が変わってしまったとしても、また新しいマウスピースを製造できるので問題がありません。

一方、インビザラインでは矯正治療中に歯の形を変えることができないため、虫歯治療に制限があります。

 

まとめ

矯正治療は、歯並びの状態や要望によりさまざまな治療方法があります。

今回は、矯正装置として多く用いられているマウスピース「インビザラインとアソアライナーの違い」についてご紹介しました。

どちらがおすすめなのかは、人それぞれ異なりますから、矯正歯科医院で相談して、ご自身に合った治療方法を選択されるとよいでしょう。歯科医師にしっかり相談することで、あなたに最も良い矯正方法を決めることができますよ。

投稿者: 西本歯科医院

2019.11.13更新

人前に立って話す時に歯並びが悪くて自信を持つことができなかったり、人に見られることが嫌で思いっきり笑えないといったことはありませんか?

気になる歯並びを直すために矯正を行おうと思っても、矯正用の機器を取り付けているとどうしても目立ってしまうため、直したくても直せないのかもしれません。矯正はどうしても1~2年と長期的な期間が必要となるため、矯正をしているところを見られたくないということで、中々踏み切れないものです。

そこでここでは人からの見られ方を気にしてしまい、どうしても矯正ができない方におすすめの目立たない矯正の方法をご紹介します。

 

矯正をすることでどうなるのか?

矯正を行うことで、ガタガタだった歯並びをキレイにすることができるので、歯並びを気にすることなく自信を持って人と話したりすることができるようになります。また、歯並びが悪いとどうしても歯磨きが難しくなるため汚れが取りにくく、虫歯になってしまう可能性も。

それ以外にも、咀嚼が難しかったり、咬み合わせの問題で口が閉じずらい、発音がしにくいなど、さまざまな問題を矯正することで改善することができるのです。


矯正のメリット

○自分に自信が付く
人と話したり笑っているときに常に気にしてしまっていたことがなくなるため、ストレスから解放されるだけでなく、気にせずに話せるようになるため自然と自信が付き、ポジティブでいられるようになります。

○かみ合わせが改善される
歯並びが悪い場合、どうしても上下の歯がしっかりかみ合うことが少なくなってしまうため咀嚼の効率が悪くなってしまいます。これによって、食べ物を消化しやすいサイズしずらくなるため、胃腸への負担が大きくなってしまいます。

○口内環境を整えやすくなる
歯がキレイに並んでいると歯ブラシが隅々まで届くため、しっかりと歯の掃除を行うことができます。しかし、歯並びが悪いと歯が出っ張っていたり、歯と歯の間に引っ込んでいたりとどうしても歯磨きを行いずらくなるため、虫歯になりやすく治療もしずらいため口内環境が悪化しやすくなっています。

○体の調子が改善される
歯並びと一見関係の内容に思えますが、歯並びが悪いとかみ合わせがうまくできないために、顎への負担が大きくなったり、それ以外にも肩こりや腰痛、偏頭痛などさまざまな身体的不調が発生してしまいます。歯並びが改善されることで、自然とかみ合わせが良くなるので体への負担が解消し、いろいろな体調不良から抜け出すことができますよ。


矯正のデメリット

○費用が掛かる
矯正は保険適応外の治療となり、数十万~百万単位で費用が掛かってしまいます。

○改善されるまで時間が掛かる
矯正治療は、硬い骨の中にある歯を動かしていくことになるため、どうしても時間が1~3年以上の期間が掛かってしまいます。また、歯を動かしていくことになるため最初の内は痛みを伴ってしまうことも。

○抜歯を行う場合がある
子供の矯正であれば成長を利用することで抜歯を行うことなく矯正を行うことができますが、大人の場合、歯を移動するためのスペースを確保するために歯の抜歯を行うことがあります。

○矯正器具を取り付ける必要がある
正常な歯並びにするために、矯正用の器具を装着する必要があります。矯正器具は常につけておく必要があるため、矯正を行っていることが分かりやすくなってしまいます。

デメリットを無くすマウスピース矯正とは?

矯正治療と言えば、歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を取り付け、そこにワイヤーを通して矯正する「ワイヤー矯正」が思い浮かぶのではないでしょうか?ワイヤー矯正は昔からある方法ですが、口を開けるとワイヤー部分が光を反射するために矯正をしていることがすぐに分かってしまいました。

しかし、マウスピース矯正は透明なプラスチックを歯に取り付けて行うため、ワイヤー治療に比べて目立ちにくくなっています。


マウスピース矯正のメリット

○矯正していても目立ちにくい
先ほども記載しましたが、マウスピース矯正は透明な型を使用して治療を行っていくため、ワイヤー治療などと違いパッと見ても分かりずらくなっています。

○取り外すことができる
従来のワイヤー治療などであれば、一度装着すると治療が完了するまで取り外すことができません。そのため、治療中は食事がしにくかったり、歯磨きも行いずらいため虫歯になりやすいです。
しかし、マウスピース矯正は食事や歯磨きの際に取り外すことが可能となっているため、口内環境を整えやすくなります。

○痛みが少ない
ワイヤー治療の器具は金属など硬い素材を使用して作られています。そのため、器具によって口内を傷つけてしまい口内炎が発生する恐れがあります。しかし、マウスピース矯正の器具は医療用のプラスチックで作られているため、口内を傷つけることがありません。

○金属アレルギーでも使用できる
一般的な矯正器具であるブラケットやワイヤーには、金属を使用している場合が多いため治療を行っていくと少なからずアレルギーが発生する可能性があります。マウスピース矯正は金属を一切使用していないため、金属アレルギーの方でも問題なく使用することができます。

○虫歯治療も並行して行える
ワイヤー矯正では器具を装着した状態となり、歯磨きなどのケアが難しくなるため、虫歯になることが少なくありません。その際には矯正治療を一度中断する必要がありますが、マウスピース矯正であれば、治療の際に取り外すことが可能であるため虫歯治療も並行して行うことができます。ただし、マウスピース治療の種類によっては、歯の型を変えるような大きな治療を行うことができません。

 

マウスピース矯正のデメリット

○複雑な歯並びには不向き
マウスピース矯正では、2週間に1回の頻度で器具を交換する必要があるため、歯を大きく動かさなければならない場合には治療期間が長くなってしまい、それに伴って費用が高くなります。

○適切な装着時間を守れない場合がある
マウスピース矯正には、装着時間の目安があり、一日に約20時間以上装着する必要があります。矯正器具を取り外せることをメリットでも触れましたが、違和感があるなどの理由で取り外したままにしてしまうと、一日の装着時間が守れないためスムーズに矯正が進まなくなってしまいます。ワイヤー矯正などの常時装着しているものと違い、装着は個人の判断となるためこのようなことが発生する可能性があります。

○歯ぎしりなどで壊れることがある
型取りしたピースを歯に被せて装着するものであるため、歯ぎしりで負荷をかけてしまうとマウスピースが欠けてしまったり、壊れてしまう場合があります。それ以外にも着脱の際に負荷が掛かることで壊れてしまう恐れがあるため、注意が必要です。

 

マウスピース矯正の種類とは?

○インザビライン
世界中で使用されている一般的なマウスピース矯正。最初に取った歯型のデータをソフトによって解析し、3Dデジタル化を行います。デジタル化したデータを用いて、治療完了までの綿密な計画を作成し、効率的に歯並びの改善を行います。この治療方法では、歯型を取ることが最初の一回だけとなるため、大きな虫歯の治療などを行えません。

○アソアライナー
日本で作成されているマウスピース矯正器具です。インザビラインでは最初だけ歯型を取るだけでしたが、アソアライナーは約1ヶ月に一度のペースで歯型を取るため、細やかな調整が可能となっています。最大の特徴は、ソフト0.5mm、ミディアム0.6mm、ハード0.8mmの3種類の厚みのマウスピースを使用することで、矯正力のコントールができるため他の矯正方法に比べて痛みを抑えることができます。

その他に、インビザラインでは矯正完了までの計画を作成しているため、完了までの予定期日が明確ですが、アソアライナーでは上記の通りその都度型を取って矯正を進めるため完了期日が不明瞭となるので注意が必要です。


その他の矯正の種類と違い

今回はマウスピース矯正についてお話ししてきましたが、そもそもどのような矯正の方法があるのでしょうか?

矯正の方法別にそれぞれのメリットやデメリット、費用などを比較しました。

その他の矯正の種類と違い

この表を見ていただければ分かるようにメタルワイヤー矯正等の矯正方法とマウスピース矯正を比べると金額と期間はほぼ変わらないことが分かります。(軽度な場合のみ)

矯正をしようとしている歯の並び方が複雑であればあるほどマウスピース矯正はおすすめすることができません。

メタルワイヤーだけではなく、マウスピース程ではないですができるだけ目立たない矯正の方法もあるのでそういった方法を使うことが将来の綺麗な歯並びに直結していきます。


マウスピース矯正後の保安期間とは?

歯の矯正が終わったので、治療完了と思われるかもしれませんが、治療が終わった後に行う保安期間が重要なものとなっています。なぜなら治療完了後の歯の周囲の骨が安定しておらず、動きやすい状態となっているからです。そのため矯正治療完了後にはリテーナーと呼ばれる歯の安定を保持するための器具を装着する必要があります。

リテーナーを装着せずにいると、歯が動いてしまいせっかく矯正を行ってキレイになった歯並びが元に戻る恐れも。ですので、矯正器具が取れれば完了というわけではなく、保安期間もしっかりと行いましょう。

まとめ

歯の矯正器具は日々進化しており、今回紹介したマウスピース矯正であれば従来のワイヤー矯正に比べれば目立ちにくいため、中々踏み切れないという方も行いやすくなっています。しかし、目立ちにくい反面で複雑な歯並びには不向きでもあるので、まずは病院で診察してもらうことが大切です。

矯正は数年かかるかなり大きな治療になってきますので自分にあった矯正方法を自分だけではなくプロの先生からもアドバイスをもらうことで適切な手法を選んでもらうことができます。
さらにはこの記事で紹介した以外の何人も施術してきたからこそ分かることを教えてもらえることもありますのでしっかりと相談することが大切です。

投稿者: 西本歯科医院

2019.11.06更新

歯の被せ物や詰め物に使用されるセラミックですが、どのようなイメージを持っていますか?

ただ高価だというイメージもありますが、他にも銀歯やプラスチックの歯と比べとても優れた点が多く存在します。

そもそもセラミックは銀歯やプラスチックと比べ虫歯になりにくいという素晴らしい特徴も持っています。

今回はセラミックについて説明するとともになぜ虫歯になりにくいのか、そしてどのようにメンテナンスを行えばいいのか?といった意外と知られていないセラミックのメンテナンス方法についてお話ししていきます。

 

セラミックとは?

そもそもセラミックとはどのような素材なのでしょうか?

歯の被せ物や詰め物以外にも広く普及している素材です。一般的には「セラミックス」と呼ばれることが多いです。

それではセラミックとセラミックスの違いは何なのか?疑問が生まれるかもしれませんが、実はセラミックあくまでも原料でその原料を加工して製作されたのがセラミックスです。

作られているものとしても陶磁器がよく挙げられますが、現在はガラスやセメントなど様々な用途でセラミックが使用されていることが多いです。


セラミックはなぜ虫歯にならないのか?

それでは本題の通りなぜ歯の詰め物や差し歯にセラミックを使用するとなぜ虫歯にならないのかについてお話ししていきます。

そもそも虫歯とは虫歯菌が繁殖し、その虫歯菌が糖分を吸収することで酸を出します。

この酸が歯のエナメル質を溶かすことで虫歯が発生します。

逆にセラミックでは酸が発生してもエナメル質と比べて遥かに酸に対して強いので溶けることがありません。これは銀歯でも同じことが言えますが、銀歯で詰め物を行うと経年劣化によってすり減ったりすることで銀歯と歯の隙間に空洞ができそこから虫歯菌が入り銀歯自体は虫歯になることはありませんが、二次虫歯に陥ってしまうことが多いです。

逆にセラミックだと銀歯より生体親和性が高く、詰め物として長い間しっかりと密着するので隙間ができることがほぼなく、二次虫歯が発生しづらいこともセラミックのメリットです。


セラミックのメリット・デメリット

それではセラミックのメリットとデメリットについてお話ししていきます。

◆メリット
○金属を使用していないので体への負担が少ない
セラミックは陶器の素材を使用しているので金属アレルギーを引き起こすことが一切ありません。

○金属のように経年劣化で金属が溶け出すことがなく、歯茎などへの着色の恐れがない。
金属は時間が経つと溶け出すことがあり、歯茎などに溶け出したものが付着し、金属の色が付着する恐れがありますが、セラミックの場合は金属と比べて耐久性が高いので溶け出す恐れはありません。

○二次虫歯になる可能性が低い
虫歯になりにくいというところでお話ししましたが、銀歯で詰め物を行うと経年劣化によってすり減り、銀歯と歯の隙間に空洞ができるので、そこから虫歯菌が入り銀歯自体は虫歯になることはありませんが、二次虫歯に陥ってしまうことが多いです。

しかしセラミックだと銀歯より生体親和性が高く、詰め物として長い間しっかりと密着するので隙間ができることがほぼなく、二次虫歯が発生しづらいです。

○金属と比べて見た目を損なう恐れがない
セラミックは陶器と同じ素材を使用しているので、透明感や歯のようなグラデーションの際限が可能なので元々の歯と比べ遜色なく使用することができます。

◆デメリット
○少しの衝撃で割れやすい
陶器と同じ材質なので皿だと落としたら割れるように、少しの衝撃で割れる恐れがあります。そして割れると復元することができず、再度はじめから作り直さなければいけません。
歯のかみ合わせにかかる力は本人の体重と同様といわれています。

○詰め物をする際に銀歯やプラスチックの詰め物と比べて歯を削る量が多い
金属は延性があり薄く延ばしてもある程度の強度が得られるので歯を削る量は少なくても問題ないですが、セラミックはある程度の厚みが無いと強度不足になってしまいます。故に削る量を多くする必要があります。

○銀歯やプラスチックと比べてコストが高い
セラミックの歯は銀歯やプラスチックの詰め物と違い保険適用外になります。
そのためそもそもの治療費が高額にもかかわらず、自費診療になってしまうので1本あたりの費用が約8万円~15万円程になります。
さらにセラミックは医者の技術によって施術後の問題などが発生しづらいということもありますので値段の安さだけで選ばず、診療所の技術の評価でも選ぶようにしましょう。



セラミックの種類と特徴

セラミックのメリットとデメリットについてお話ししましたが、デメリットには高価で割れやすいということで中々手が出せない方もいらっしゃるかと思います。

しかしそのデメリットをカバーするために様々なセラミックが生み出されています。

それぞれのセラミックを紹介していきます。

◆オールセラミック
被せ物から差し歯全てがセラミック素材で作られているものです。天然の歯に近い色、質感を表現することができます。更に長く使っても変色や腐食を起こさないので銀歯やプラスチックと比べ耐久性に優れています。

しかし全てセラミックで作られているので衝撃に弱いというデメリットも持っています。

◆ハイブリットセラミック
セラミックとレジン(プラスチック)を混ぜ合わせることによって作られたセラミックで、セラミックだけの場合は衝撃で割れやすいというデメリットがありますが、ハイブリットセラミックではセラミックのみの場合と比べて柔軟制が高いので、破損しにくく、周囲の歯を傷つけにくいです。
デメリットとしては、セラミックには吸水性はないがプラスチックにはあるので付け続けると色がエナメル質の歯と同様に変色してしまうことがあります。

◆E−MAXオールセラミック
二ケイ酸リチウムガラスのみを使用し、単一の素材から作られてるセラミックで、強度が高く、天然歯と接触してもこちらのセラミックから削れていくようになっているので、天然歯にも優しい素材となっています。また透過度も高く、金属を使用していないため経年劣化が起こりずらく天然歯と同じような透明度を誇ります。

◆メタルボンド
メタルボンドは金属をフレーム部分だけを使用して、その外側を何重ものセラミックで覆っています。内側に金属を使用しているため金属が見えることはなく、覆っている素材もセラミックとなっているので、見た目も美しく強度が高いことが特徴です。ただし、金属の種類によってはアレルギーを引き起こしたり、歯茎が黒ずんでしまったりとデメリットもあるため、自分に合った金属を使用するようにしましょう。

◆ディライトオールセラミック
セラミックの中でも一際美しく、天然歯と並べても遜色がないものになっています。ただし、美しく仕上げることが出来る一方で、全てがセラミックでできているため、ほかのセラミックに比べると耐久力が低いことがデメリットです。

◆ジルコニアセラミック
歯の外側部分がセラミック、そして内側が人工ダイヤモンド(ジルコニア)で作られた差し歯です。
セラミックの審美性とジルコニアの耐久性と互いの良さを兼ね備えているので耐久性が必要な奥歯や前歯に使用することができるセラミックです。

しかしデメリットとしては、セラミックとジルコニアを使用しているため、費用が一般のセラミックと比べて高額になってしまいます。更に地球上最強の強度として知られているダイヤモンドを使用しているので加工が難しく、複雑な形にすることが難しいので複雑な治療には適していません。

それぞれ見やすく表にまとめると以下のようになります。

セラミックの種類と特徴

セラミックのメンテナンス方法

セラミックは歯を綺麗に見せることができる一方で壊れやすくコストが高いので中々セラミックにするという決断がしにくいかもしれませんが、壊れにくいようにする、長く付け続けることができるようにするためには、正しいメンテナンスを行うことができることが大切です。

○汚れを取り除く
セラミックは審美性があり汚れが付着しにくい素材ですが、それはあくまでも普段生活する上でのお話しです。例えば歯が汚れてしまっている状態で歯磨きをおろそかにすることで汚れが付着し続けた状態であればたとえセラミックといえども変色してしまいます。

汚れを取るために歯磨きを何度も行うこともセラミックにはタブーなのです。
歯ブラシ等で表面に傷を付けてしまうとそこから汚れが付着しやすくなってしまいますので、優しく落とすことが重要です。

それでも汚れが落ちない場合はセラミック専用の研磨剤を使用することが多いです。
しかしここまで来ると必ず歯科医院に行き、メンテナンスを行ってもらうことが大切です。

○歯ぎしりが起きないように注意する たとえ起きてもセラミックの歯が守れるようにする
セラミックで最も怖いのが「歯ぎしり」です。歯ぎしりは夜寝ている時に怒ることなので中々自分自身で歯ぎしりが起きているのか理解することが難しいです。
しかし歯に削れた痕等がある場合があるので一度歯科医院で見てもらい、歯ぎしりの疑いがある場合はマウスピースを付けておくことが大切です。

マウスピースは一般のものではなく、しっかりと自分の歯にフィットする特注のマウスピースを用意するようにしましょう。特注といっても全額負担ではなく保険適用がなされる歯科医院もありますので一度調べて見てはいかがでしょうか?

 

まとめ

セラミックはメンテナンス方法さえしっかりしていれば審美性にも優れており、素晴らしい差し歯の素材です。現在も一部のセラミックでは保険が適用される場合があったり、手軽にセラミックに変えることができるようになっています。

綺麗な歯を取り戻すために今まで銀歯やプラスチックの詰め物や差し歯の方でもセラミックに挑戦し、綺麗な歯を取り戻してはいかがでしょうか?

投稿者: 西本歯科医院

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