2021.11.25更新

ホワイトニングで知覚過敏になってしまう原因とは?その対処法を解説!

歯を白くきれいにしてくれるホワイトニング。しかし、ホワイトニングをした後、知覚過敏になった、と悩む方がいます。それはどうしてなのか、今回は、ホワイトニングの方法からホワイトニングで知覚過敏になってしまう原因や対処法を解説していきます。

 

ホワイトニングの方法とメリット・デメリット

ホワイトニングの方法とメリット・デメリット

歯は、日々の食事からの汚れや加齢によって、だんだんと黄色く見えてきてしまいます。ホワイトニングは、専用の薬を使って、歯を白くしていく治療方法です。

そんなホワイトニングには3つの方法があり、歯科医師や歯科衛生士が行なう「オフィスホワイトニング」と、自分で行う「ホームホワイトニング」、その2つの方法を併用する「デュアルホワイトニング」があります。方法によって特徴が異なるので、まずはホワイトニングの方法別にメリット・デメリットを比較していきましょう。

 

オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングは、すぐに効果が実感しやすいというメリットがあります。そのため、結婚式や大切な商談などイベント前に処置する方が多いです。しかし、歯に負担がかかりやすく色戻りしやすい、と言われています。

 

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングは、効果を実感するまでに時間がかかりますが、自分のペースで行なうことができ、効果が持続しやすいと言われています。また、オフィスホワイトニングより低価格で行えることもメリットと言えるでしょう。

 

デュアルホワイトニング

オフィスホワイトニングとホームホワイトニング、2つの方法を併用して行うのがデュアルホワイトニングです。どちらのメリットも感じることができるこの方法は、ホワイトニング効果を短時間で得られ、長続きすると言われています。しかし、費用は高額で、刺激の強い治療なので知覚過敏が起きやすいというデメリットもあります。

ホワイトニングは、メリット・デメリットをしっかりと比較し、どの方法で行っていくのか検討していく必要があります。

 

ホワイトニングで知覚過敏になってしまう原因

ホワイトニングで知覚過敏になってしまう原因

ホワイトニングを行うと歯が白くきれいに見える効果が期待できますが、知覚過敏になってしまうことがあります。知覚過敏とは、冷たいものや熱いものを口にすると歯がしみたり、冷たい風や歯ブラシの毛先に当たるとしみたりする症状が出ます。

なぜ、ホワイトニングをすると知覚過敏になってしまうのか原因を解説していきます。

 

歯の保護膜が剥がれるため

ホワイトニングをすると、歯の表面を保護する役割を持つ「ペリクル」という膜が剥がれてしまいます。このペリクルが剥がれることでホワイトニングの薬剤が浸透し、歯を白くするのですが、歯の内側にある「象牙質」を露出させます。象牙質には多くの細管が伸びており、刺激があると痛みを感じるようになるのです。

しかし、歯の保護をするペクリルは、時間が経てば自然と再生していきます。ですからあまり心配する必要はなく、ホワイトニング治療後の一時的なものと考えて良いでしょう。

 

虫歯がある

虫歯があると、ホワイトニング薬剤がしみて知覚過敏になる可能性があります。多くの歯科クリニックでは、ホワイトニング治療を行う前に虫歯の治療が優先されるため心配はないでしょう。

 

高濃度の薬剤・長時間ホワイトニングをする

ホワイトニングでは、過酸化尿素や過酸化水素という成分が採用されています。これらの成分が歯を白くし、高濃度であればあるほど早く効果を期待できます。しかし、高濃度や長時間のホワイトニングを行うと、歯に刺激を与えすぎてしまうデメリットがあります。

 

ホワイトニングで知覚過敏になった時の対処法

ホワイトニングで知覚過敏になった時の対処法

ホワイトニングで知覚過敏になった時はどうすれば良いのでしょうか。具体的な対処法を紹介していきます。

 

1日〜2日は冷たい食べ物・飲み物は控える

知覚過敏でしみたり、痛みを感じたりするとき、外からの刺激がきっかけとなります。そのため、歯を保護するペリクルが再生する前は、刺激となる冷たい食べ物や飲み物はできる限り控えましょう。

 

虫歯の治療は先に行なう

虫歯がある場合は、ホワイトニング薬剤が歯の内部まで浸透し、知覚過敏の症状が出てしまうことがあります。基本的にクリニックでは最初に虫歯がないかチェックし、あれば虫歯の治療を先に行っていきます。

 

高濃度の薬剤はやめる

ホワイトニングの薬剤が高濃度であればあるほど、短時間で歯を白くする効果が期待できます。しかし、その分歯に強い刺激を与えるため、知覚過敏になる可能性があります。また、長時間ホワイトニングをしたり、何回も繰り返したりすると刺激を受けやすくなるので注意が必要です。

 

まとめ:ホワイトニング後の知覚過敏は一過性のものが多い

ホワイトニングで知覚過敏になってしまう原因や対処法を解説してきました。多くの場合、歯の表面を保護する膜が再生する前の症状なので、しばらく経てば痛みはおさまるでしょう。口内環境が整っていなかったり、人によって体質があったり、痛みの感じ方は人によって異なります。もし、しみやすい場合は、薄い薬剤を使ったり、回数を減らしたり対策をしていきましょう。

西本歯科医院では、ホームホワイトニングを採用しています。ホームホワイトニングは、効果を実感するまで時間がかかるというデメリットがありますが、歯にかかる刺激が少なく、知覚過敏を起こしにくいというメリットがあります。また、自宅でホワイトニングができるので、通院が難しい方もチャレンジすることができます。他院で治療をしたけど効果が出なかった、という方もぜひお気軽にご相談ください。

投稿者: 西本歯科医院