2024.03.10更新

子供の矯正の費用相場は?矯正タイミング及びメリット・デメリットを解説

歯並びの悪さは、機能的な問題はもちろんのこと、見た目の悪さでコンプレックスを感じてしまう方は少なくありません。
とくに子供の場合だと学校で同級生に見られる機会が多くなりますので、治したいと思う子は多いでしょう。
しかし、そうなると気になるのが「どれくらい費用がかかるのか?」「いつくらいから矯正を始めると良いのか?」といった点ではないでしょうか。
そこで今回は、子供の歯科矯正で多くの方が気になっている2つのポイントについて解説します。

 

子供の歯科矯正の費用相場

子供の歯科矯正の費用については、「治療前の費用」「1期治療」「2期治療」ごとに費用相場が大きく異なります。
まず「治療前の費用」ですが、これは主にカウンセリング料と精密検査料がかかり、合計すると5万~6万円ほどかかりますが、歯科医院によってはこれらの費用が無料になっていることもあります。
次に「1期治療」の費用相場ですが、使用する治療器具や治療回数・期間に応じて、おおむね10万~50万円ほどの費用が掛かると考えると良いでしょう。
最後に「2期治療」については、これも治療方法や治療期間により個人差がありますが、おおむね20万~150万円の費用が掛かります。
なお、一部の症例を除くと小児矯正には保険適用ができませんが、医療費控除などを利用することで実質的に費用負担を軽減する方法はありますので、カウンセリングで担当医と相談しつつ費用を抑える方法を模索しましょう。

 

子供が歯科矯正を受けるタイミング

子供の歯科矯正は、大きく分けると「1期矯正」と「2期矯正」に分かれます。
「1期矯正」とは、一般的に3歳頃から受けられる小児矯正で、永久歯に生え変わるまでに行われる歯科矯正です。
「2期矯正」とは、子供の歯が完全に永久歯に生え変わった後に行われる歯科矯正で、要するに大人が受ける歯科矯正と大きな違いはありません。
では、どのタイミングで子供に歯科矯正を受けさせるべきなのかについてなのですが、これはケースバイケースで一概にどのタイミングがベストであるのかについては判断が難しいです。
たとえば1期矯正のうちに歯科矯正を済ませることで短期間かつ低予算で歯科矯正を終わらせることができるケースもありますが、逆に2期矯正のタイミングからでも十分に歯科矯正ができるというケースもあります。
この点については、お子さんの歯や顎の状態を精密検査して、現時点での歯科矯正の必要性の有無と、今後の治療方針などについてカウンセリングを受けることで、最適な方針を選択することができるでしょう。

 

子供の歯科矯正のメリット・デメリット

最後に、子供が歯科矯正を受けることのメリットとデメリットについて解説します。

 

子供の歯科矯正のメリット

子供の歯科矯正のメリットはいくつかありますが、たとえば「虫歯や歯周病のリスクを減らせる」という点が挙げられます。
歯並びがバラバラの状態だと歯磨きが難しくなり、磨き残しが発生しやすくなることで虫歯や歯周病のリスクを高めるのです。
次に、「抜歯せずに矯正が完了する可能性が高い」ことが挙げられます。
これは主に1期治療のメリットなのですが、すでに成長が完了している場合だと歯科矯正のために歯を抜く必要がある場合があり、健康な歯を残せません。
成長中の小児矯正であれば抜歯せずに矯正治療を進めることができる症例が多いため、健康な歯を残したまま歯並びを治すことができるのです。
あとは、歯並びの悪さでいじめられるリスクを抑えたり、顎のバランスを整えることができたり、口に関する悪い習慣の予防になるといったメリットもあります。

 

子供の歯科矯正のデメリット

子供の歯科矯正にはデメリットも少なくありません。
たとえば「子供が嫌がる可能性がある」という点です。
小児歯科の場合はマウスピースのように、ご自身で取り外すことが簡単な器具を使用するケースも多いですが、お子さん自身が矯正器具を嫌がってしまうと勝手に取り外してしまうケースも少なくありません。
次に、「矯正器具で見た目が悪くなってしまう」点も挙げられます。
表側矯正の場合だと矯正器具が外部に露呈してしまうため、学校などでその点をからかわれてしまう可能性はゼロではありません。
また、1期治療だけで完治すれば費用も治療期間も抑えられますが、1期治療だけでは不十分な場合は2期治療に移行することになりますので、その分だけ治療費も治療期間も増加してしまう点には注意が必要です。

 

まとめ:まずは歯科医院で相談して治療方針を決めよう

子供の歯科矯正は、費用や治療期間、いつ受けさせるべきかのタイミングなど気になる点が多い治療でもあります。
ですが、不正咬合はお子さんにとってもデメリットが多い状態ですので、早めに解消することをおすすめします。
まずはカウンセリングを受けてお子さんの歯並びの悩みについて相談し、どういった治療方針があるのか、費用や期間はどのくらいになるのかを聞いて今後の判断材料としてください。

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投稿者: 西本歯科医院

2023.10.25更新

一般的なイメージとして、「銀歯は安い」「セラミックは見た目が良い」という印象があると思いますので、他人から見えやすい前歯などの治療ではセラミックのメリットが生かされます。
一方で、他人から見られることの少ない奥歯の場合だと、治療費が安く済む銀歯のほうが適していると考える方が少なくありません。
しかし、それだけを見て奥歯の虫歯治療などで銀歯を選択することは危険なのです。
そこで今回は、奥歯の治療で銀歯を選択するべきか、それともセラミックを選択するべきなのかについて解説します。

 

奥歯だと銀歯のほうがメリットが多い?

まずは、奥歯の治療で銀歯を使用することの意味について解説します。

 

銀歯は保険診療が適用できる

銀歯の最大のメリットは「保険診療である」ということ、つまり治療費が3割負担で済むので治療費を安く抑えることができる点にあります。
治療内容にもよりますが、おおむね3000円~4000円で済むことが多いです。
一方でセラミックの場合は保険が適用されないため自由診療となり、歯科医院によって治療費は異なりますが相場としてセラミックの詰め物であれば4万円~8万円ほどかかります。
銀歯とセラミックの違いとして大きいのは「見た目の自然さ」であり、銀歯は名前の通り銀色をしており(純銀製ではなく合金ですが)、セラミックは自然な歯の白さに近い色をしていますので審美性が高いのです。
この審美性はとくに他人から見られやすい前歯の被せ物などに適していますが、奥歯の場合だと他人から見られることはほとんどありません。
そうなると、「安くて見た目の問題が気にならない銀歯」と「治療費が高額で見た目のメリットが生かされないセラミック」という構図になってしまうため、銀歯のほうがメリットが大きく見えてしまうでしょう。

 

銀歯のデメリット

とはいえ、銀歯が持つデメリットは見た目が良くないことだけではありません。
まず、銀歯は金属素材なので「金属アレルギー」のリスクがあるというデメリットがあります。
次に、銀歯の金属成分が溶け出して歯茎が黒ずんでしまうこともあるのです。
また、銀歯は熱や強い力などの影響で変形を起こす可能性があるため、銀歯と歯の間に隙間ができてしまって虫歯の再発リスクが高いという点もデメリットになります。
それに、他人からは見えにくいといっても自分自身は鏡を見ると見えることもありますので、歯の中に銀色の部分があることを強く気にしてしまうこともあるかもしれません。
このように、銀歯を歯科治療に用いることにはさまざまなデメリットがありますので、治療費の問題はありますが必ずしも奥歯の治療に銀歯が最適であるというわけではないということを理解しておきましょう。

 

奥歯の治療とセラミック

上記のように、奥歯の治療に銀歯を利用することにはメリットだけでなく多くのデメリットも存在することがわかります。
では、セラミックとの相性はどうなのでしょうか。

 

虫歯再発のリスクが少ない

セラミックの利点としては、1つ目に「虫歯再発のリスクが少ない」ことが挙げられます。
銀歯の場合、経年による変形によって銀歯と歯との間に隙間ができてしまい、そこから歯垢が入り込むことで虫歯が再発してしまうリスクがあるのです。
一方でセラミックの場合は銀歯ほど変形するリスクが高くなく、歯との間に隙間が生じないことによって虫歯の再発リスクを抑えることができるのです。
再治療となれば再び歯を削る必要も出てきますので、削る歯の量を最小限に抑えることができるという点は大きなメリットになるでしょう。

 

金属アレルギーのリスクがない

2つ目の利点としては「金属アレルギーのリスクがない」ことが挙げられます。
銀歯は合金で金属素材なので、金属アレルギーの症状に苦しめられる可能性があるのです。
一方でセラミックは要するに「陶器」の素材ですから、金属素材ではありません。
金属素材ではないセラミックであれば金属アレルギーの症状の原因になることはありませんし、金属素材の溶け出しによって歯茎が黒ずむなどの症状が出ることもないのです。

 

セラミックのデメリット

こうした利点があるセラミックですが、前述のとおり治療費は銀歯の10倍以上になることも少なくありません。
自由診療なので治療の選択肢が多いのは特徴なのですが、治療費の設定が歯科医院ごとに異なりますので、歯科医院によって治療費が大きく変動する点は理解しておきましょう。
また、変形のリスクこそ少ないセラミックですが、強い力が加わるなどの要因によって割れてしまう可能性があります。
セラミックの詰め物や被せ物が割れてしまったら再治療が必要になりますので、さらに高額な治療費になってしまうリスクがあるのです。
セラミックを選択するうえでは、こうしたリスクも考慮したうえで最終的な決定をしてください。

 

まとめ:銀歯・セラミックそれぞれの利点とリスクを考慮して治療方法を選択しよう

奥歯の治療に銀歯を利用するか、それともセラミックを利用するかは、人によって事情やメリットの感じ方が異なりますので、一概にどちらが正解であるとは言えません。
重要なことはそれぞれの方法のメリット・デメリットをきちんと理解したうえで、どちらのほうがメリットが大きくなるかを判断したうえで治療方法を決めることです。

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投稿者: 西本歯科医院

2023.10.10更新

歯の治療で「セラミック」を利用するにあたっては、少なからず歯を削る必要があります。
セラミック治療により得られるメリットは少なくありませんが、「歯を削る」ということには抵抗を感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、セラミック治療で歯を削ることのメリット・デメリットについて解説します。

 

セラミック治療のメリット

まずは、セラミック治療のメリットから解説します。

 

審美性が高い

セラミック治療の1つ目のメリットは「審美性が高い」ことです。
虫歯治療などで歯の欠損部分を補う方法として有名なのは「銀歯」ですが、白い歯の中に銀色の金属部分が露出してしまうと、どうしても見た目に不自然さがあって他人から見られることにコンプレックスを抱いてしまう可能性もあります。
しかし、セラミックで作られる素材は歯の白さに近い色合いをしており、前歯のように他人から見られる可能性のあるような部位の治療に使用しても不自然さが露出することはありません。
歯科治療において見た目の良さを重視したい場合には、審美性の高い素材であるセラミックを使用した治療が優先的に選択肢に挙がることになるでしょう。

 

金属アレルギーのリスクがない

セラミック治療の2つ目のメリットは「金属アレルギーのリスクがない」ことです。
銀歯とはいっても純銀というわけではなく、実際には合金になるわけですが、いずれにしても金属素材であることには変わりありません。
ほかにも金属素材を用いた歯科治療としては「金歯」も有名ですが、いずれも本来の歯の白さとは全く異なる色合いをしているという共通点があるだけでなく、金属ゆえに金属アレルギーになると健康上の問題を生じることになるのです。
一方で、セラミックとは要するに「陶器」になるわけですから、これは金属ではありません。
歯科治療にセラミック素材を使用しても金属アレルギーに関係するわけではありませんので、健康上の問題を生じることなく歯科治療を済ませることができるのです。

 

虫歯の再発リスクが低い

セラミック治療の3つ目のメリットは「虫歯の再発リスクが低い」ことです。
虫歯治療をして銀歯などで欠損部分を補ったとしても、その歯が二度と虫歯にならないというわけではありません。
銀歯の場合だと経年で変形し、隙間が生じてそこから歯垢や歯石が入り込んでしまい、虫歯が再発してしまうリスクがあるのです。
一方でセラミックの場合であれば使用していても簡単に変形することはなく、セラミックと歯の間に隙間が生じにくいので虫歯の再発リスクが起こりにくくなります。
また、セラミックは銀歯よりも歯垢が付着しにくい性質もありますので、これも虫歯の再発リスクの低減に関わっています。
もし、虫歯が再発してしまうと再び歯を削らなければならなくなりますので、歯を削ることに抵抗を感じている方にとっては大きなデメリットになります。
セラミックで虫歯治療をするということは、再び歯を削らなければならなくなるリスクを抑えるということにもなるのです。

 

白さが長持ちしやすい

セラミック治療の4つ目のメリットは「白さが長持ちしやすい」ことです。
歯の治療にはプラスチックを混ぜた素材を使用することも可能で、保険診療の対象にもなるなど一定のメリットがあります。
しかし、プラスチックを使用した素材は経年劣化で変色を起こしやすく、審美性が損なわれてしまうリスクがあるのです。
一方でセラミック素材はそれほど経年劣化の激しい素材ではないため、きちんと歯磨きをしていれば5~10年ほどその白さを維持することができます。
歯の白さに近い色合いで歯科治療を受けたいという希望がある以上、どれだけその白さを維持できるかという点は重要です。

 

セラミック治療のデメリット

次に、歯を削ることになるセラミック治療のデメリットについて解説します。

 

削った歯は二度と元に戻らない

セラミック治療の1つ目のデメリットは「削った歯は二度と元に戻らない」ことです。
ラミネートベニヤのように虫歯などの治療目的ではない場合においても、健康な歯を削ることになりますが、どれだけ薄く削るといっても削った部分が元に戻ることはありません。
歯を削るということは骨折することとは大きく異なり、自然治癒することもなければ歯を削ることで歯の寿命をも削ることになるのです。

 

セラミックは一生ものではない

2つ目のメリットは「セラミックは一生ものではない」ことです。
陶器製の素材であるセラミックは、強い力がかかると割れてしまうことがあります。
また、銀歯よりはリスクが小さいとはいえ、歯磨きなどのセルフケアの状況次第では再び虫歯になる可能性はゼロではなく、そうなるとセラミックの被せ物を取り除いてから再度治療することになるのです。
これらの再治療では歯の状況次第で再び歯を削ることになり、さらに歯の寿命を縮めることになるでしょう。

 

まとめ:メリット・デメリットを理解してセラミック治療を選択しよう

セラミック治療は審美性が高い治療内容になりますが、どうしても「健康な歯でも削らなければならない」という点にデメリットを感じてしまう方も多いでしょう。
ラミネートベニヤやセラミッククラウンなどを利用するにあたっては、本当にそれが自分のためになることなのかを検討したうえで利用してください。

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投稿者: 西本歯科医院

2023.09.25更新

歯の着色や汚れの原因・対処方法をご紹介

歯が汚れていると、他人から見て不潔だと感じられてしまうかもしれません。
歯磨きで落とせれば良いのですが、しつこい汚れは簡単には落とせないでしょう。
そこで今回は、歯の着色汚れの原因と、その対処法について解説します。

 

歯の着色汚れの原因は?

歯が着色によって汚れてしまう原因は、大きく分けると2種類考えられます。

 

食事の影響

1つ目に考えられる原因は「食事」の影響によるものです。
歯の着色汚れは「ステイン」と呼ばれており、このステインは歯に蓄積されてることで歯の黄ばみやくすみにつながっています。
ステインは、食べ物の中に含まれるポリフェノール類と、歯の表面を覆っているペリクルというタンパク質が結びついたもので、ポリフェノール類を多く含む食物を摂取することで口の中でステインができやすくなります。
ステインの原因となりやすい食べ物としては、カレーやチョコレート、コーヒーや赤ワインなどが挙げられます。
これらの食べ物を日常的に食べている方の場合だと、ステインができるリスクが高まるため、歯が汚れてしまう原因になりやすいでしょう。

 

タバコの影響

2つ目に考えられる原因は「タバコ」の影響によるものです。
煙草に含まれているヤニは、食物中のポリフェノール以上に、強力なステインを発生させる要因となっています。
とくに、1日に何本もタバコを吸っているヘビースモーカーの方の場合だと、喫煙の習慣がない人に比べて歯が汚れるリスクは大幅に高まるのです。
もちろん、ステインの発生については個人差もあるでしょうが、吸っている本数が多いほどステインの発生リスクも高まると考えて間違いないでしょう。

 

落とせない着色汚れの対処法

沈着する前の段階であれば、まだ通常の歯磨きで落とすこともできるかもしれません。
しかし、沈着してしまった着色汚れは通常の歯磨きで落とすことはかなり難しいです。
では、歯磨きでは落とせない歯の汚れは、どのようにして解消できるのでしょうか。

 

ホワイトニング

1つ目の方法は「ホワイトニング」です。
ホワイトニングとは、専用の薬剤を歯に塗布することによって、白い歯に戻す方法のことをいいます。
ホワイトニングには、歯科医院で施術を受けるオフィスホワイトニングと、ご家庭でマウスピースをはめて薬剤を浸透させるホームホワイトニングがあります(これらを合わせたデュアルホワイトニングという方法もあります)。
オフィスホワイトニングは歯科医院に通院する必要がありますが効果が高く、ホームホワイトニングは自宅でできる方法なので気軽に実行できるというメリットがあります。

 

歯科医院での歯のクリーニング

2つ目の方法は「歯のクリーニング」です。
歯科医院では、専用の機材を使用することで、通常の歯磨きでは落とせないような着色汚れや歯垢・歯石を除去することができます。
歯の汚れを解消できるだけでなく、虫歯や口臭悪化などのトラブルの原因となる歯垢・歯石を除去することができるというメリットがあります。
また、歯科医院で歯磨きの指導を受けることで、日々の歯磨きの質を高めることができ、歯が汚れるリスクを押さえることにもつながります。

 

歯が汚れないためにできること

歯が汚れないためにできること

汚れた歯に対する対処法はありますが、できれば汚れてしまうこと自体を防いだ方が経済的です。
そこで、歯が汚れないようにするために、日常的にできることについて解説します。

 

毎日の歯磨きを怠らない

まずは、毎日の歯磨きを怠らず、歯のセルフケアを充実させることです。
歯の汚れの原因は、食事によるステインの蓄積になりますから、その原因物質がステインになる前に歯磨きをして、ステインの発生リスクを抑えましょう。

 

ステインのリスクが高い食事の後はすぐに歯を磨く

次に、ステインのリスクが高い食事の後は、できるだけすぐに歯磨きをすることです。
カレーやコーヒーなどのように、ステインの原因物質を多く含んでいる食事をしたら、ステインになってしまう前に早めに歯磨きをしましょう。
もし、仕事中などで歯磨きをする余裕がない場合は、水で口をゆすぐだけでも多少の効果が見込めます。

 

定期的に歯科医院に行く

最後に、定期的に歯科医院に通院することも重要です。
歯科医院・歯医者と聞くと「虫歯になってから行くもの」というイメージが強いですが、海外では「予防歯科」といって、歯のトラブルが発生しないために歯科医院に通院するという習慣が根付いています。
定期的に歯科医院で口の中の状態をチェックしてもらうことで、着色汚れや虫歯などの病気の兆候を見つけ出し、早期の段階で解消することで最小限の負担で歯の状態を良好に保つことができるのです。

 

まとめ:落とせない歯の汚れは歯科医院で解決しよう

歯が汚れてしまうことは、どうしても日々の生活の中に隠れているリスクによって発生し得ることで、完全にこれを断つということは難しいです。
沈着してしまった着色汚れは通常の歯磨きでは落とすことができませんので、早めに歯科医院に行き、着色汚れを解消してもらいましょう。

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投稿者: 西本歯科医院

2023.08.25更新

歯の矯正治療においては、必要に応じて「抜歯」を行う場合があります。
自分の歯を抜くというのは抵抗を感じる方も多いでしょうが、そもそも矯正治療において抜歯を行う必要性の判断はどこにあるのでしょうか。
そこで今回は、矯正治療の抜歯と非抜歯についての考え方と、それぞれのメリット・デメリットについて解説します。

 

抜歯・非抜歯の判断基準

歯科矯正においては、抜歯を行うケースと、抜歯を行わないケースがあります。
その判断は歯科医師がするわけですが、歯を抜くかどうかの判断基準の基本的な考え方は「必要性の有無」にあるのです。
歯科矯正では、現存している歯を少しずつ動かして、歯並びの見た目やかみ合わせを改善します。
この「歯を動かす」という治療方針において、歯が動くためのスペースが不十分な症例も少なくありません。
では、足りないスペースをどのように確保するのかというと、その代表的な手段が抜歯になるのです。
抜歯することで歯1本分のスペースを作り出すことができるので、そのスペースを利用することで残りの歯を動かし、きれいな歯並びやかみ合わせを実現することができます。
ただし、もともと空きっ歯である場合のように、抜歯しなくても矯正治療の方針に差し支えない場合であれば、わざわざ健康的な歯を抜いてしまう必要はありません。
このように、治療開始時点での歯並びの状態は患者さんごとに大きく異なりますので、歯科矯正を始めるにあたって抜歯を必要とするかどうかは患者さんごとに異なります。

 

抜歯を伴う歯科矯正のメリット・デメリット

次に、抜歯をせずに歯科矯正を行う場合のメリットとデメリットについて解説します。

 

抜歯のメリット

抜歯を行う歯科矯正の最大のメリットは「治療の自由度が高まる」ということです。
抜歯を行うことで歯を動かすためのスペースを十分に確保することができますので、さまざまな症例において歯並びの問題を解消することができるようになります。
たとえば、出っ歯の患者さんの場合だと、突き出ている部分を奥側に引っ込めさせるためには、その分だけのスペースが必要です。
奥歯を奥に押し込んでスペースを確保するという治療方針もなくはありませんが、矯正完了までに時間がかかる可能性がありますし、動かした歯が元に戻る「後戻り」のリスクも付きまといます。
抜歯をすることで簡単にスペースを確保できますし、後戻りのリスクも抑えられるのです。
また、かみ合わせの問題で抜歯を行う場合もあります。
抜歯を行うことでかみ合わせの問題を改善しやすくなる症例も多いので、見た目だけでなく機能面でも歯並びの問題を解消することができます。

 

抜歯のデメリット

抜歯を行う歯科矯正の最大のデメリットは「抜歯後に痛みと腫れを伴う」ことです。
歯を抜くにあたっては当然ですが麻酔をすることで、施術中に痛みを感じる心配はありません。
しかし、麻酔が切れた後は個人差もありますが、2~3日ほど患部に痛みと腫れの症状を伴う可能性が高いのです。
傷みの感じ方は人それぞれですが、少なからず不快感を感じることになるでしょう。
なお、抜歯にあたっては歯科医院において痛み止めを処方してもらえるはずなので、痛みが激しいときには痛み止めで対応してください。
また、頬を冷やすことも効果的です。

 

抜歯をしない歯科矯正のメリット・デメリット

次に、抜歯をせずに歯科矯正を行う場合のメリットとデメリットについて解説します。

 

非抜歯のメリット

非抜歯による歯科矯正の最大のメリットは「健康な歯を残せる」ことです。
治療方針により抜歯を必要とすることを頭では理解できていても、健康な歯を抜いてしまうということには精神的な影響を受けてしまうケースも少なくありません。
虫歯などの問題があれば別でしょうが、健康上問題のない歯を抜いてしまうことには、やはり抵抗を感じる患者さんも多いのです。
非抜歯で矯正できるのであれば、やはり歯を抜かずに矯正治療を始めたいと考えるのが普通でしょう。
また、抜歯に伴う治療期間や治療費がかからないことや、痛みなどの症状に悩まされないという点も大きなメリットです。

 

非抜歯のデメリット

非抜歯による歯科矯正の最大のデメリットは「出っ歯になるリスクがある」ことです。
非抜歯ということは十分なスペースを確保しないまま歯を動かしていくという治療方針になります。
そうなると、動いた歯が前歯を押し出してしまって口元が前突し、出っ歯になってしまう可能性があるのです。
また、歯を抜かない代わりにスペース確保のために歯を削る場合もあります。
さらに、スペースを確保していないため後戻りのリスクが高まり、治療期間が長引いてしまう可能性もあるのです。
他にも、無理に歯を動かすことによって歯肉にダメージを与える可能性もあるなど、非抜歯にはデメリットも多く存在します。

 

まとめ:メリット・デメリットを理解して抜歯の是非を判断しよう

基本的な判断は歯科医師が伝えるものですが、最終的な判断は患者さんであるあなた自身が行います。
最近では非抜歯で歯科矯正を始められる歯科医院も増えてきましたが、非抜歯にもデメリットがあることを理解して治療を開始しなければなりません。
歯を抜くことが良いことなのかどうかは判断が分かれるところではありますが、双方のメリット・デメリットをきちんと理解して、抜歯するかどうかの判断基準としてください。

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投稿者: 西本歯科医院

2023.07.21更新

ファイバーコアとは?メタルコアとの違いやメリットを解説

歯科治療には、さまざま手法があります。
それぞれにメリット・デメリットがあり、治療法の詳しい内容を知らなければ「こんなははずじゃなかったのに...」と後悔することもあるので、歯の治療を検討されている方は、しっかり確認しておきましょう。
そこで今回は、「ファイバーコア」を使用した歯科治療について解説します。

 

ファイバーコアとは

そもそも「コア」とは、歯根(歯の根っこの部分)の強度をあげるために、歯根を削り土台としてしん棒をいれるものです。
しん棒の材質は元々は金属素材がほとんどでしたが、最新技術ではグラスファイバーを用いており、それをファイバーコアと呼びます。

 

ファイバーコアのメリット

ファイバーコアを使用することには、以下のようなメリットがあります。

 

色が白いのでかぶせ物をした際に透明感が出てきれいな見た目になる

ファイバーコアの1つ目のメリットは「色が白いのでかぶせ物をした際に透明感が出てきれいな見た目になる」ことです。
コアには被せ物をしますが、そのコア部分が色のついている素材の場合ですと、透けて見えてしまいます。
それに比べ、ファイバーコアの場合だと歯の白さに似ている色をしているので、透けて見えても不自然さを感じることがありません。
奥歯に使用する場合でもご自身で見る機会がありますので、自然な歯の色であることは大きなメリットになるでしょう。

 

歯ぐきや歯の根っこが黒ずむことがない

ファイバーコアの2つ目のメリットは「歯茎や歯の根っこが黒ずむことがない」ことです。
メタルコアの場合だと、金属製の素材であるため、金属素材が溶けだして歯茎に影響し、歯茎が黒ずんでしまう可能性があります。
健康上、影響しないことが多いですが、見た目が悪くなることに不快感を感じる方も多いでしょう。
ファイバーコアの場合であれば金属素材を使用しませんので、金属成分が溶け出して歯茎やその周辺に影響することがなく、変色による不快感を感じることもありません。

 

硬さが歯の根っこに近く柔軟性質があるので割れる可能性が下がる

ファイバーコアの3つ目のメリットは「硬さが歯の根っこに近く柔軟性質があるので割れる可能性が下がる」ことです。
コア部分が破損してしまうと、被せ物をしてもそれが外れてしまうリスクが大きくなってしまい、再び歯科治療を受けなければならなくなってしまいます。
そのため、コア部分の耐久性は非常に重要なのです。
ファイバーコアは歯の根っこに近い耐久性があるため、日常生活で破損してしまうリスクは低くなり、サイドの歯科治療の必要性は大きく下がります。
歯科治療に出向く手間もなくなりますし、再度の治療費も節約できるメリットもあるのです。

 

金属アレルギーがない

ファイバーコアの4つ目のメリットは「金属アレルギーがない」ことです。
金属製のメタルコアの場合だと、使用している金属の影響でアレルギーを発症する可能性があります。
そうなれば、メタルコアを取り外さなければなりません。ファイバーコアであれば金属ではありませんので、金属アレルギーを発症することはないのです。
健康面でのメリットがあるだけでなく、再治療の必要がなくなりますので、費用と手間の面でもメリットがあります。

 

ファイバーコアのデメリット


ファイバーコアのデメリット

上記のようなメリットがあるファイバーコアですが、以下のようなデメリットもあることを念頭に入れて利用する必要があります。

 

適用できない場合がある

ファイバーコアの1つ目のデメリットは「適用できない場合がある」ことです。
これは歯科治療全般に言えることなのですが、歯や歯茎の状態は患者さんごとに大きく異なります。
歯科治療は歯や歯茎の状態に大きく依存しますので、患者さんの歯や歯茎の状態によっては、希望する治療内容を実施できない場合があるのです。
ファイバーコアも同様であり、患者さんの口腔内の状態次第ではこれを適用できない場合があります。

 

治療費が高い

ファイバーコアの2つ目のデメリットは「治療費が高い」ことです。
歯科治療の中には、健康保険が適用できる、つまり診療費が安くなる治療も少なくありません。
そもそも治療費は全額負担になると金額が大幅に高くなるものが多く、1回の治療で数万円以上の負担を強いられることも多いです。
ファイバーコアは審美性が高い治療法であるため、保険診療が適用されず、全額が自費での治療費となります。
少しでも治療費を抑えたい方にとっては、大きなデメリットになるでしょう。

 

まとめ:メリット・デメリットを理解してファイバーコアを利用しよう

ファイバーコアには審美性や健康面で大きなメリットがありますが、金額面などで大きなデメリットがある治療法です。
こうした歯科治療におけるメリット・デメリットは、治療開始前に担当医から説明をうけることになりますので。その際にきちんと説明の内容を理解して、メリット・デメリットを把握したうえで治療方針を決めることが重要になります。

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投稿者: 西本歯科医院

2023.06.13更新

審美歯科治療は医療費控除の対象になる?気になる費用について解説

病気の治療を目的としていない「審美歯科」は、基本的に健康保険の対象外であり、要するに治療費の全額が自己負担になる「自費診療」となります。
保険がきかない分だけ費用負担もそれなりの金額になりますが、それとは別に「医療費控除」の対象にはなるのか、気になる方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、審美歯科の治療費は医療費控除の対象になるのかについて解説します。

 

医療費控除とはどんな制度なのか?

国税庁のホームページによると、医療費控除とは「その年の1月1日から12月31日までの間に自己または自己と生計を一にする配偶者やその他の親族のために医療費を支払った場合において、その支払った医療費が一定額を超えるときは、その医療費の額を基に計算される金額(下記「医療費控除の対象となる金額」参照))の所得控除を受けることができます。」とあります。

・参考:国税庁 No.1120 医療費を支払ったとき(医療費控除)

簡単に言えば、医療費として年間で一定額を超える金額を支出した場合、その年の所得税の計算が安くなり、節税になるというわけです。
この制度の利用のためには「確定申告」が必要であり、医療費控除に関する事項その他の必要事項を記載等した確定申告書を所轄の税務署に提出する必要があります。
源泉徴収されている方の場合だと医療費控除の分だけ所得税の納税額が減少することになりますので、その分を「還付」という形で銀行口座に振り込んでもらうことが可能なのです。

 

審美歯科の治療費は医療費控除の対象になるのか?


審美歯科の治療費は医療費控除の対象になるのか?

では、本題である「審美歯科の治療費は医療費控除の対象になるのか?」という点についてですが、多くの場合は審美歯科の治療費は医療費控除の適用対象外です。
医療費控除は、原則として自由診療により発生した費用を控除の対象として認めていないため、美容目的であり病気の治療を目的としていない審美歯科の治療費は対象外となります。
冒頭でも述べていますが、健康保険が適用できない以上、いわるゆ「3割負担」ではなくなりますので、それなりの金額を審美歯科の治療費として支払うことになるでしょう。

 

治療内容によっては医療費控除の対象になり得る

先ほども述べていますが、審美歯科の治療費は「多くの場合は」医療費控除の対象外となります。
つまり、言い方を変えれば「場合によっては審美歯科の治療費も医療費控除の対象になり得る」ということなのです。

 

美容目的ではない治療なら対象になり得る

どういうことかといえば、審美歯科はそのほとんどが「見た目を改善し、治療を目的としていない」ことが挙げられるのですが、一部の歯科矯正やインプラント治療は審美目的ではなく、治療目的で施術されるケースもあります。
この場合であれば、医療費控除が除外する「美容目的での施術」のための治療費ではありませんので、ケースバイケースではありますが医療費控除の対象になり得るというわけです。

 

詳しくは歯科医院で聞いてみよう

先ほども「ケースバイケースである」「場合によっては対象となり得る」という話をしているように、あくまでも可能性があるという話にとどまります。
どういった治療内容であれば、どの範囲まで医療費控除の対象として計算に含めてよいのかどうかは、本当にケースバイケースなので一概に説明することができません。
そのため、ご自身の審美治療のケースにおいて、医療費控除が適用されるのかどうか、どのくらいの還付を受けられるのかについては、施術を予定している歯科医院で担当医に聞いてみてください。
審美歯科では、治療に入る前にカウンセリングを行い、その際に治療方針などを決めますので、その際に聞いてみると良いでしょう。
また、前述のとおり医療費控除は自動的に適用されるわけではなく、期日までに「確定申告」をして認められれば還付を受けられるという形になります。
会社に源泉徴収されている方や専業主婦の方の場合だと「今までに確定申告をしたことがない!」という方もおられるでしょう。
その場合は期日に余裕をもって行動し、必要書類を集めて税務署の担当者に確認をとるなどして、不備なく確定申告を済ませましょう。

 

保険も医療費控除も使えないのであれば?

とはいえ、審美歯科で医療費控除の対象になり得るのは、一部の治療のケースに限られています。
そのため、多くの場合は自由診療となり、3割負担が適用されないので多額の治療費が発生する可能性が高いでしょう。
その場合は「デンタルローン」など、分割で治療費を支払える歯科医院に相談してみてください。
これについても治療前のカウンセリングで話を聞いてみることをおすすめします。

 

まとめ:審美歯科も一部のケースでは医療費控除が適用される

病気の治療を目的としていないことが多い審美歯科は、多くのケースでは健康保険も医療費控除も適用できませんが、一部のケースでは医療費控除の対象になり得ます。
多額の治療費を全額自己負担することになるのは家計として厳しいケースも多いでしょうから、治療前のカウンセリングのタイミングで必ず確認しておき、適用できるのであれば期日内に確定申告をきちんと済ませましょう。

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投稿者: 西本歯科医院

2023.05.12更新

マウスピース矯正のブランドの選び方や注意点を解説

軽度の歯列矯正であれば「マウスピース」を使うことが多いのですが、この矯正治療で用いられるマウスピースには、実はさまざまなブランドがあります。
歯科医院ごとに利用できるマウスピースの種類に違いがありますが、ブランドの違いがマウスピース矯正にどのような影響を与えることになるのでしょうか。
そこで今回は、マウスピース矯正のブランドの選び方や、選定に際して注意するべきポイントについて解説します。

 

マウスピースのブランドとは?

ファッションなどの分野においてもさまざまなブランドが存在するように、歯科矯正で用いられるマウスピースにもさまざまなブランドがあります。

・インビザライン
・スマイルトゥルー
・アソアライナー
・キレイライン
・hanaravi(ハナラビ)
・Zenyum(ゼニュム)

上記はほんの一例であり、国内外さまざまなマウスピースのブランドが存在しているのです。
ブランドの違いはさまざまなポイントで比較することができ、患者さんの症例や予算など、ご自身の条件に最適なブランドを選択することが、納得できるマウスピース矯正を実現するために必要になります。
各マウスピースブランドごとの具体的な内容については、各社のホームページでご確認いただくとして、本記事ではどんなポイントでブランドを比較して選定するべきかについて解説します。
マウスピースのブランド選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にして最適なブランドを選定してください。

 

マウスピースのブランドの選び方のポイント

マウスピースのブランドを選ぶにあたっては、以下の8つのポイントで比較すると良いでしょう。

 

費用

マウスピース矯正は相応の期間で歯を動かしていくことになりますので、その間に発生する「費用」については重視したい方が多いでしょう。
最近では低価格路線を売りにしているマウスピースブランドも数多く存在しますので、費用面での比較はわかりやすい比較基準の1つとなります。

 

プラン内容

ブランドによっては、複数のプランが用意されているところもありますが、1つしかプランが用意されていないところもあります。
プランを選べる場合は、各プランごとの治療期間や料金についても念入りに確認し、最適なプランで治療をスタートしてください。

 

治療範囲

歯並びは人それぞれですが、マウスピース矯正はブランドごとに治せる範囲が大きく異なります。
部分矯正に特化しているブランドもあれば、全体矯正にも対応しているところもあるのです。ご自身の症状を治せる治療範囲を持ったブランドを選んでください。

 

治療期間

ブランドごとに、治療期間の目安も大きく異なります。
最近では早く安く治療できることを売りにしているブランドも少なくありませんので、短い治療期間で安く済ませたい場合は重視したいポイントです。

 

通院頻度

マウスピースは、ブランドごとに「通院する頻度」についても大きく異なります。
また、最近では定期通院を必要とせずにマウスピース矯正を進められるブランドも登場しているため、定期的に通院する時間を確保できないという方はこのポイントについても重視したいところです。

 

支払方法

マウスピース矯正には相応の治療費がかかりますので、分割やカード払いなどさまざまな支払方法に対応しているブランドは便利です。
ブランドによっては「デンタルローン」を利用できるところもありますので、ご自身に最適な支払方法のブランドを選定することをおすすめします。

 

返金と解約

マウスピース矯正は相応の治療期間が必要になりますが、治療の途中で矯正治療を辞めたくなる方も少なくありません。
その際に残存期間分に相当する金額を返金してもらうことはできるのか、そもそも解約制度自体が用意されているのかを、契約前に確認しておくことが重要です。
もし、解約や返金の制度が不十分なブランドにする場合は、最後まで治療を続けることを念頭に置いて契約することをおすすめします。

 

サポート体制

マウスピース矯正は長い時間をかけて治療を進めていくため、その期間中に何らかのトラブルが発生することは決して珍しくありません。
たとえば「マウスピースを紛失した」「マウスピースが破損した」といったトラブルは個人では解決することが難しく、ブランドにサポートを要請する必要があります。
ブランドごとに用意されているサポート内容は異なりますので、いざというときにきちんと助けてくれるサポート体制を確立しているブランドを選定すると良いでしょう。

 

まとめ:ポイントを押さえて最適なブランドを選ぼう

マウスピース矯正は比較的手軽に歯並びを改善できる治療法ですが、利用するマウスピースのブランド選びは治療の満足度に大きく影響します。
さまざまなポイントで比較することができますが、重要なことは単一の安易な理由でブランドを選ぶのではなく、さまざまなポイントを総合的に比較して最適なブランドを選定することです。
ブランドの特徴は各ブランドのホームページからでも確認できますし、歯科医院でのカウンセリングで質問するのも良いでしょう。

西本歯科のマウスピース矯正についてはこちら

投稿者: 西本歯科医院

2023.04.28更新

【お悩み別】審美歯科おすすめ治療メニューをご紹介

歯の見た目は、清潔感など相手からの印象に大きく影響することも少なくありません。
どれだけ丁寧に歯磨きをしていても、歯の色が変わってしまったり、虫歯などのリスクを完全になくすことはできないのです。
しかし、「審美歯科」を利用することにより、歯の見た目を改善することはできます。
そこで今回は、審美歯科の治療メニューについて解説します。

 

審美歯科とは?

「審美歯科」とは、歯の審美性、つまり歯の見た目の美しさを改善することに特化した歯科治療です。
通常、虫歯や歯周病など、歯やその周辺にトラブルを抱えたことで歯科医院に通院することが多いですが、審美歯科はそうしたトラブルがない場合でも利用することになります。
病気の治療ということではありませんので、基本的に自費診療、つまり健康保険による3割負担が適用されないため、治療内容によってはそれなりの治療費の金額になることは念頭に置く必要があります。
しかし、審美歯科を利用することによって歯の美しさを取り戻すことができますので、人にとっては自身の歯の見た目にコンプレックスを抱いている場合でも、それを払拭することができるでしょう。

 

審美歯科の代表的なメニュー

利用できる治療内容は歯科医院ごとに異なりますが、一般的に以下のような治療メニューが提供されています。

 

セラミッククラウン

「セラミッククラウン」とは、セラミック製の歯の被せ物のことです。
歯を削って、そこにセラミック製のクラウンを被せることで、歯の見た目だけでなく場合によっては歯並びなどの問題も改善することができます。
セラミックは審美歯科でよく用いられる素材であり、自然な歯の白さを再現することによって高い審美性を発揮してくれます。
オールセラミック以外にも、歯科医院によってはメタルボンド(金属フレームにセラミック素材を焼き付けたクラウン)やジルコニアなどの素材もあり、それぞれにメリットが大きく異なるので治療前に医師と相談してどの素材にするか決めましょう。
なお、治療の特性上どうしても「歯を削る」必要があるため、歯の寿命も削ってしまうことになることについては念頭に置いておく必要があります。

 

セラミックインレー

「セラミックインレー」とは、セラミック製の歯の詰め物のことです。
一般的に虫歯治療では歯に穴を開ける治療のあとに銀歯(金銀パラジウム合金)を詰めて保険診療として取り扱うのですが、銀歯という名前の通り白い歯の中に銀色がどうしても目立ってしまうため、審美性は全く追及されません。
セラミック製の詰め物であれば、ほかの歯の白さとほとんど変わりませんので、見た目を気にすることなく虫歯治療を済ませることができます。
審美性以外のメリットとして、銀歯は金属なので金属アレルギーのリスクがありますが、セラミックは金属ではないので金属アレルギーの心配はありません。。

 

ラミネートベニア

「ラミネートベニア」とは、歯の表面を薄く削って、そこにセラミック製の板を張り付ける治療法です。
主に前歯に利用される治療法であり、前歯の表面の色をセラミックにより自然な白い歯の色に変えることができます。
クラウンの場合ほど歯を大きく削る必要はありませんので、歯の寿命にはそれほど悪影響を及ぼすことはないでしょう。
また、元々の歯の状態によってはラミネートベニアを利用することで形などの問題についても解消できる場合があります。

 

ホワイトニング

「ホワイトニング」とは、専用の薬剤を利用することで歯そのものの色を白くする治療法です。
セラミッククラウンやラミネートベニアは、歯を白くするためとはいえ健康な歯を削ってしまうため、歯の寿命に少なからず影響することになります。
しかし、ホワイトニングの場合であれば治療に際して歯を削る必要はなく、時間はかかりますが歯の白さを取り戻すことができる治療法です。
歯科医院で集中的に施術を行う「オフィスホワイトニング」と、ご家庭でマウスピースを利用してゆっくりと歯を白くする「ホームホワイトニング」、それらを合わせて利用する「デュアルホワイトニング」という治療法があります。
歯並びなどの問題がなければ、ホワイトニングが最も歯への負担が少ない治療法です。

 

クリーニング

「歯のクリーニング」とは、専用の器具を利用して歯の表面をきれいにする治療法です。
通常、歯の表面の汚れは歯磨きで落とせますが、歯垢や歯石になると簡単には落とせなくなってしまいます。
歯科医院では専用の器具を使うことで、これらの汚れを落として歯をきれいにしてくれます。
ホワイトニングのように歯を白くすることはできませんが、虫歯などの病気の予防にも役立つため、定期的に利用したい治療法です。

 

まとめ:目的に合った審美歯科メニューを利用しよう

審美歯科にもさまざまな選択肢があり、治療法ごとに解決できるお悩みは異なります。
審美歯科を利用するにあたっては、まずカウンセリングを受けることで、どういった悩みを解消したいのかを相談することになるでしょう。
その際に医師としっかりと話し合って、最適な治療法を探し出してください。

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投稿者: 西本歯科医院

2023.04.20更新

後悔しない審美歯科の選び方

「審美歯科を利用すれば歯の美しさを取り戻せる」というのは、決して間違いではありません。
しかし、どの歯科医院でも同水準の審美治療を受けられるわけではありません。
審美歯科を利用する歯科医院の選び方を間違えてしまうと、後悔する結果になる可能性もあるでしょう。
そこで今回は、後悔しない審美歯科の選び方について解説します。

 

審美歯科選びを間違えるとどうなる?

審美治療を受ける歯科医院の選び方を間違えると、仕上がりの品質に問題が生じる可能性があります。
審美歯科に限った話ではありませんが、施術者の技術力が悪ければ、仕上がりの品質が良くないのも当然です。
審美歯科は通常の歯科治療と異なり「見た目」に大きく関わる治療となります。
また、審美歯科は自費診療であるため、相応の治療費がかかることは避けられません。
高額な治療費を支払って、その結果が満足できるものでなかったとしたら、多くの方は後悔するのではないでしょうか。
満足のいく治療結果に終わるためには、どの歯科医院で審美治療を受けるのか、歯科医院の選択は極めて重要です。
「近場で済ませたい」「有名だから」といった安易な基準で歯科医院を決めてしまうと、後悔する結果に終わるかもしれません。
そうならないためにも、どの歯科医院で治療を受けるのかを慎重に選定して、後悔しない結果を引き寄せることが重要なのです。

 

審美歯科で後悔しない歯科医院の選び方

審美治療で後悔しないためには、どの歯科医院で審美治療を受けるのかを選定する段階が極めて重要です。
そこで、後悔しない審美歯科の選び方の基準について解説します。

 

カウンセリングを重視している

1つ目のポイントは「カウンセリングを重視している」ことです。
審美歯科ではまず最初にカウンセリングを行い、患者さんの悩みをヒアリングしてどんな治療法が適当であるか、どんな治療法であるかなどの説明を行います。
ここでいい加減なカウンセリングしか行っていないと、患者さんにとって不都合な結果になってしまうリスクが高まるのです。
そのため、しっかりとカウンセリングを行ってくれるところが安心できます。

 

材料の選択肢が多い

2つ目のポイントは「材料の選択肢が多い」ことです。
一口にセラミックといっても、オールセラミックやハイブリッドセラミックなど、さまざまな材料が審美歯科では使われています。
しかし、利用できる材料は歯科医院ごとに異なるため、その症例において最適な材料選びができる余地があるかどうかは歯科医院ごとに大きく異なるのです。
最適な材料を選定するためにも、利用できる材料の種類が多い歯科医院のほうが良いでしょう。

 

施術事例が多い

3つ目のポイントは「施術事例が多い」ことです。
これは歯科医院に限った話ではありませんが、人の手によって治療や作業をする仕事では、経験が技術に反映されるケースが多くみられます。
審美歯科でも同様であり、今までにどれだけ多くの症例と向き合ってきたか、その経験の豊富さが審美歯科の治療の品質にも大きく関わるのです。
歯科医院のホームページでは、今まで治療してきた事例を掲載していることが多いため、事例の件数が少しでも多い歯科医院を選ぶと良いでしょう。

 

治療設備が充実している

4つ目のポイントは「治療設備が充実している」ことです。
審美歯科の治療の品質は、施術者の技術力も大きいですが、それに合わせて治療で使用する機材や器具などがどれだけ充実しているかも大きな要因となります。
とくに、最新の設備では今までの設備では果たせなかった高品質な治療を実現できるケースも多いです。
歯科医院のホームページに掲載されていることが多いため、最新の治療設備が整っている歯科医院を選ぶと良いでしょう。

 

保証が充実している

5つ目のポイントは「保証が充実している」ことです。
どれだけ高い技術力をもってしても、想定通りの治療結果にならないケースも少なくありません。
その際に、無料で再治療をしてくれるような保証を用意しているかどうかは大きなポイントになります。
あんしんして審美治療を受けるためにも、保証が充実している歯科医院を選ぶと良いでしょう。

 

院内がきれいで清潔である

6つ目のポイントは「院内がきれいで清潔である」ことです。
これは医療機関としては当然なことではあるのですが、歯科医院によっては院内の掃除が不十分なこともあります。
医師の技術力には関係しないことが多いのですが、掃除の行き届いていない歯科医院で治療を受けるのは不安になるでしょう。
カウンセリングで来院した際に、院内の掃除の十分さについてもチェックしておくことをおすすめします。

 

まとめ:しっかり検討して審美歯科を選ぼう

審美歯科は一大決心なケースも多いですから、少しでも失敗するリスクは抑えたいところでしょう。
さまざまな基準で歯科医院を比較することができますので、後悔しないためにも歯科医院選びは慎重に行ってください。

西本歯科の審美歯科治療についてはこちら

投稿者: 西本歯科医院

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