2022.04.26更新

ホームホワイトニングの効果が出る期間は?効果を長続きさせる方法も解説!

今話題を呼んでいるホームホワイトニングについて、効果が出るまでの期間や効果を長続きさせる方法を解説いたします。

 

ホームホワイトニングの効果ややり方

ホームホワイトニングとは名前の通り”自宅でできるホワイトニング”の事で、手軽にできる点が注目を呼んでいます。
それでは、ホームホワイトニングの主な効果ややり方について解説いたします。

 

ホームホワイトニングの効果

ホームホワイトニングは歯医者で受けるホワイトニングと同じなため、主な効果は「歯を白く綺麗にしてくれる」というものです。
毎日丁寧に歯磨きをしていたとしても、喫煙者である場合や普段よくコーヒーを飲むという方などは特に歯が黄ばみやすい傾向にあります。

そういったような色がついてしまった歯を元の白さに戻してくれるのが、ホワイトニングです。

もちろん、初めてホームホワイトニングをするといいう方であれば効果を感じられると思いますが、元々歯の着色がそこまで酷くない場合などはあまり効果が実感できないケースもあります。

 

ホームホワイトニングのやり方

自宅でできるという点が魅力のホームホワイトニングですが、始めるためには1度歯医者を訪れる必要があります。
歯医者にて今の歯の状態を記録し、どこまで白くするのかやかかる費用に関するカウンセリングを行います。

そしてどれほどの効果が表れたかを比べるため口の写真を撮り、自分の歯型に合ったマウスピースを作成します。
マウスピースが完成すれば、自身で専用のホワイトニング薬剤を塗り装着するだけでホワイトニングが開始できる仕組みです。

装着時間は1日1~2時間ほどのみとなっているため、気軽にできるのも特徴となっています。

 

ホームホワイトニングの効果が出るまでの期間

それでは、ホームホワイトニングを開始してからどのくらいで効果を実感できるのでしょうか。

始めてからすぐに効果が表れてほしいという方も多いと思いますが、歯が白くなったと実感できるまで約2~4週間ほどの時間を要すると言われています。
さらに希望通りの白さになるまでは、約2ヶ月ほど必要なのだそう。

歯医者に通院してホワイトニングを行う場合は速くて1回で効果を感じられ、理想通りの白さになるまで約3週間とかなり短い期間で効果を感じられるといいます。
手軽にできるホームホワイトニングですが、歯医者で行う通常のホワイトニングよりも時間がかかるという点に注意しなければなりません。

 

ホームホワイトニングの効果を長続きさせる方法

せっかく費用と時間をかけて行うホームホワイトニングですので、やはり出来る限り長持ちさせたいですよね。
平均で約6~1年ほど持つとされているホームホワイトニングですが、より効果を長持ちさせる方法は「普段の食べ物に気を付ける」「定期的にトリートメントを行う」「こまめな歯磨きを意識する」の3つになります。

 

普段の食べ物に気を付ける

普段何気なく口にしているコーヒーやお茶、カレー、ワイン、ケチャップ、ソースなどは、歯に色が付きやすい食材です。

またホワイトニングを行った後は特に色素沈着がしやすい状態となっており、せっかく行ったホワイトニングの効果がなくなってしまわないよう、歯に色の付きそうな食材は普段から避ける必要があります。

 

定期的にトリートメントを行う

せっかく行ったホームホワイトニングの効果が戻ってしまわないよう、定期的にトリートメントを行うのも効果を長持ちさせる方法になります。

歯医者に通わずにできるというのが魅力でもありますが、より効果を長持ちさせるために歯医者での定期的なメンテナンスやクリーニングを受けるのもおすすめです。

 

こまめな歯磨きを意識する

普段は1日2~3回ほどする歯磨きですが、ホームホワイトニングの効果をより長持ちさせるためにはこまめに歯を磨くことを意識しましょう。
先ほどもご紹介した通り、私たちがよく口にしているものの多くは歯への色素沈着を引き起こす原因となってしまいます。

ですが、それらの食材全てを避け続けるというのも難しいですよね。

そのため食事をした後はすぐに歯を磨いたり、コーヒーやお菓子を口にした後はすぐに歯を磨くなど、何かを口にした後すぐに歯を磨くというのもホームホワイトニングの効果を長持ちさせることに繋がるでしょう。

 

ホームホワイトニングの注意点

ホームホワイトニングを行う際の注意点について解説いたします。

 

1日2時間以上は付けない

先ほどご紹介したように、マウスピースを装着している時間は1日あたり1~2時間ほどが目安となっています。

寝ている間など2時間以上付けてしまうと知覚過敏の症状が出るケースもあるため、装着時間を守ってホワイトニングを行うようにしましょう。

 

マウスピースのお手入れ

口の中は雑菌が繁殖しやすく、マウスピースもしっかりと手入れをしないとお口トラブルの元となってしまいます。

マウスピースを使用した後は水で洗ったり専用のケースにしまっておくなど、必ず清潔な状態に保っておくようにしましょう。

 

まとめ

今回は、ホームホワイトニングの効果が出る期間や効果を長持ちさせる方法について解説いたしました。

ホームホワイトニングは自宅で気軽にできる点が魅力ですが、効果が出始めるのは早くても約2~3週間ほどかかるといわれています。
またホームホワイトニングの効果を長持ちさせるには、普段からこまめに歯磨きをしたり定期的なクリーニングなどが必要です。

効果の表れ方や期間に関しては個人差もあるため、もし不安を感じた場合などは歯医者に足を運び相談してみてください。

投稿者: 西本歯科医院

2022.04.11更新

歯並びが悪いと虫歯になりやすいって本当?その仕組みを解説

歯並びが悪いと虫歯になりやすいというのは本当なのか、そしてその原因や予防法について解説いたします。

 

歯並びが悪いと虫歯になりやすい原因

一見関係ないように思える歯並びと虫歯ですが、歯並びが悪いと虫歯になりやすいというのは本当なんです。
また歯並びの悪さが虫歯を引き起こす原因には「汚れが溜まりやすい」「口の中の乾燥」「歯垢が自然に落ちずらい」の3つがあげられます。

 

汚れが溜まりやすい

歯を綺麗な状態で保つためには毎日の歯磨きが重要となり、食べかすや汚れを除去することで虫歯予防に繋がります。

ですが、歯並びが悪いとどうしても歯と歯の間や重なっている部分に磨き残しができてしまうため、その磨きの濃しが歯垢へ変化し虫歯の原因となってしまうのです。

 

歯垢が自然に落ちずらい

歯並びが綺麗な状態であれば歯と歯がぶつかり合い、歯垢が自然に落ちるという事が多々あります。

しかし歯並びが悪いと噛み合わせも悪くなってしまい、歯垢が自然に剥がれるという事が起こらないため、口の中の状態を清潔に保ちずらく虫歯を引き起こす原因となってしまうのです。

 

口呼吸

口の中は常に唾液によって潤いが保たれている状態ですが、普段よく口呼吸をしてしまうという方は注意しなければなりません。

というのも、口呼吸ばかりだと舌の力が自然と衰えてしまい、結果として歯並びの悪さや噛み合わせの悪さに繋がってしまいます。

そうなると先ほどご紹介したような汚れの蓄積や歯垢が自然に落ちづらいという状況を引き起こし、虫歯菌の繁殖を助長し虫歯の増加に繋がるのです。

 

歯並びの悪さがもたらすその他の障害

歯並びの悪さがもたらすその他の問題についてご紹介していきます。

 

歯周病のリスクがアップする

歯の磨き残しが放置されることで歯垢となり、結果として虫歯を引き起こす虫歯菌が繁殖してしまうとご紹介しましたが、歯垢は歯周病の原因となる歯周病菌をも繁殖させてしまいます。

そのため、歯並びの悪さからブラッシング不足が起きてしまう事で歯垢が溜まり歯周病菌が繁殖することで歯周病のリスクがアップするのです。

また、歯並びが悪い状態というのはどこかの歯に力がかかりすぎてしまっているという事も多く、歯周病を余計に悪化させてしまうケースもあります。

 

口臭の原因になる

口臭は誰もが気にする問題だと思いますが、歯並びの悪さが口呼吸を引き起こす事で口の中が乾燥した状態となってしまいます。

本来であれば口の中というのは唾液によって潤いが保たれているため乾燥を防いでいる状態ですが、口呼吸による乾燥のせいだ唾液の分泌量が減り、雑菌が繁殖することで口臭がきつくなってしまうことがあるのです。

 

顔が歪んでしまう

歯並びの悪さが引き起こすもう1つの問題が、顔の歪みです。
歯並びが悪いと噛み合わせが悪くなってしまい、次第に顔が左右非対称になり歪みが生じてしまいます。

 

歯並びを良くして虫歯を防ぐ方法

歯並びの悪さが原因で虫歯ができる事を防ぐためには、「矯正治療を受ける」「頬杖をやめる」「片方の顎ばかり使わない」といった対処法が挙げられます。

 

矯正治療を受ける

一度悪くなってしまった歯並びを自力で治すことは難しく、しっかりと歯並びを治すためにはやはり歯医者にて矯正治療を受ける必要があります。

矯正には”表面矯正”、”裏側矯正”、”マウスピース矯正”の3種類があり、それぞれ歯並びが綺麗になるまでの期間やかかる費用が異なります。

また裏側矯正は名前の通り歯の裏に矯正器具を着けるため、目立たないという特徴があるんです。

このように矯正にはそれぞれ特徴があり、歯の状態に合わせてしっかりと選ぶ事が重要です。

 

頬杖をやめる

何気なくついてしまう頬杖ですが、顎や歯の一部に力がかかっている状態が続いてしまうことから習慣化すると歯並びが悪くなってしまいます。

そのため今の歯並びの状態を悪化させないためにも、なるべく頬杖をつかないよう意識することが大切です。

 

片方の顎ばかり使わない

食事の際に片方の顎ばかりを使用していると、徐々に噛み合わせや歯並びが悪くなってしまいます。

先ほどご紹介した頬杖と同様に習慣化することでさらに悪化してしまうため、何かを食べる際は両側の歯で噛むように意識しましょう。

 

インプラントや抜歯による治療を受ける

歯並びが悪い状態というのは、場合によっては歯が変な生え方をしてしまっていたり反対に溝ができてしまっているケースがあります。

ケースによっては、インプラントや抜歯などの処置を行う事で歯を整理し、歯並びを整える事ができるのです。

 

まとめ

今回は、歯並びの悪さが虫歯を引き起こす原因や予防法について解説いたしました。
歯並びの悪さが虫歯を作る主な原因は、磨き残しや乾燥などにより虫歯菌が繁殖してしまうことにあります。

もちろん、頬杖をつかない事や食事の際に両側の顎や歯を使うようにするなど自身でできる予防もありますが、先ほどもご紹介したように一度悪くなってしまった歯並びは自力で戻すことができません。

そのため、歯医者を訪問し現在の歯の状態に合わせた治療について相談をしてみるのもおすすめです。

投稿者: 西本歯科医院

2022.03.11更新

「ホワイトニング」をすることで、歯の色を白くすることができます。しかし、ホワイトニング後から一定の期間をおくと、ホワイトニング前の色に戻ってしまうことがあります。

これをホワイトニングの「後戻り」といい、ホワイトニングにはこの後戻りがつきものです。せっかく白い歯にしたのですから、「どうすれば効果を維持できるのだろう」「なにが原因で後戻りしてしまうのだろう」と気になりませんか?ホワイトニングの原理や、後戻りの原因を解説し、後戻りを軽減するための方法を紹介します。

 

ホワイトニングの原理

ホワイトニングとは「歯そのものの色を白くする」施術のことです。ホワイトニングに使われる薬剤の効果は2つあります。1つ目の効果は歯に付着した着色の原因物質を破壊し、無色・透明にしてくれます。2つ目の効果は、歯の表面のエナメル質の構造を光が透過しにくい構造に変化してくれます。

 

着色の原因物質を破壊する

歯は本来白いものですが、食事などにより歯に着色成分が付着することで歯の黄ばみにつながります。ホワイトニングをすることで、この着色成分を破壊し無色・透明にし、歯本来の白さに戻してくれます。

 

エナメル質の構造を変化させる

歯の表面にはエナメル質があり、その内側には黄色や茶色をした象牙質というものがあります。エナメル質は基本的に透明で、光を通す性質を持っているため、内側の象牙質の色が見えてしまいます。ホワイトニングにより、エナメル質の構造が光を通しにくい構造に変化し、象牙質の色が見えにくくなります。

 

ホワイトニングの後戻りの原因

前述の通り、ホワイトニングをしても歯の質が大きく変わるわけではありません。そのため、これまでと同じような食生活を送っていると、歯に着色の原因物質が付着していきます。また、エナメル質の構造も一時的な変化に過ぎないため、元の構造に戻っていきます。

 

着色しやすい食生活

歯の表面には「ペリクル」という薄い膜があり、食べ物のカスを分解するときに発生する酸から歯を守る効果があります。しかし、このペリクルには色素をくっつけてしまうという効果もあります。そのため、カレーやワイン、コーヒーなどの着色性が高い飲食物をとることで、歯に着色成分が付着してしまいます。

 

歯の再石灰化

私たちの口の中では食事をするたびに、エナメル質の損傷と修復が行われます。このエナメル質を修復することを「歯の再石灰化」といいます。再石灰化により修復されるエナメル質の構造は、光を通しやすい本来の構造をしています。期間が経つにつれて、光を通しやすい構造のエナメル質の割合が多くなり、歯が黄色くなったように見えてしまいます。

 

ホワイトニングの後戻りを軽減するためのポイント

ホワイトニングには約1年効果が持続する施術方法もあります。少しでも長く効果を持続させたいと考えるのであれば、以下のポイントをしっかりと押さえておきましょう。

 

食生活の改善

歯の着色は歯磨き粉のみですべてを落とすことはできません。そのため、着色性の高い飲食物を避けることはとても重要になります。舌に色がついてしまうような色の濃い食品は、歯にも着色するので摂取しないか、頻度を控えめにしましょう。
また、たばこのヤニも着色の原因となるので、たばこを吸う習慣がある人は、たばこも控えることをおすすめします。

 

歯のクリーニングをしてもらう

歯磨き粉でも落とせない着色には、クリーニングが効果的です。専用の機器を用いて着色だけでなく、歯垢や歯石も除去してくれます。歯ブラシの毛先が届かない歯茎の溝の細菌も除去できたり、ブラッシングの指導をしたりしてくれるので口腔内の健康維持にもつながります。

 

歯磨きを見直す

歯磨き粉は研磨剤があまり含まれていないものを選びましょう。研磨剤があることで歯の表面をしっかりと磨くことができるのですが、同時に歯の表面を傷つける危険性もあります。歯の表面が傷つくことで、着色成分や汚れがより付着しやすくなってしまいます。
歯磨きをする際も、歯磨きのやりすぎや、力を入れ過ぎた歯磨きは同様に歯の表面を傷つけてしまうので注意しましょう。

また、食事後の口内は、食べ物に含まれている細菌を分解する影響で酸性の状態になっています。口の中が酸性の状態になっていると歯の表面が傷つきやすいです。酸性になった口の中は唾液の力で中性に戻っていきます。中性に戻る食後30~60分ほど経ってから歯磨きをするようにしましょう。

 

トリートメント剤を使う

歯のトリートメントとはクリニックで行う施術のことで、歯の傷を埋めて表面を滑らかにしてくれます。傷が滑らかになることで着色しづらい状態を作り出すことができます。また、虫歯や口臭、歯石の沈着も防ぐ効果もあるため、ホワイトニング後のケアとしておすすめです。

 

まとめ

ホワイトニングをすることで白い歯になりますが、歯の質が変化しているわけではありません。ホワイトニングの効果を維持して後戻りを防ぐには食生活の改善や、日常のケアが大事になってきます。ホワイトニング後は、後戻りの原因に注意し、美しい白い歯を維持していきましょう。

投稿者: 西本歯科医院

2021.11.25更新

ホワイトニングで知覚過敏になってしまう原因とは?その対処法を解説!

歯を白くきれいにしてくれるホワイトニング。しかし、ホワイトニングをした後、知覚過敏になった、と悩む方がいます。それはどうしてなのか、今回は、ホワイトニングの方法からホワイトニングで知覚過敏になってしまう原因や対処法を解説していきます。

 

ホワイトニングの方法とメリット・デメリット

ホワイトニングの方法とメリット・デメリット

歯は、日々の食事からの汚れや加齢によって、だんだんと黄色く見えてきてしまいます。ホワイトニングは、専用の薬を使って、歯を白くしていく治療方法です。

そんなホワイトニングには3つの方法があり、歯科医師や歯科衛生士が行なう「オフィスホワイトニング」と、自分で行う「ホームホワイトニング」、その2つの方法を併用する「デュアルホワイトニング」があります。方法によって特徴が異なるので、まずはホワイトニングの方法別にメリット・デメリットを比較していきましょう。

 

オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングは、すぐに効果が実感しやすいというメリットがあります。そのため、結婚式や大切な商談などイベント前に処置する方が多いです。しかし、歯に負担がかかりやすく色戻りしやすい、と言われています。

 

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングは、効果を実感するまでに時間がかかりますが、自分のペースで行なうことができ、効果が持続しやすいと言われています。また、オフィスホワイトニングより低価格で行えることもメリットと言えるでしょう。

 

デュアルホワイトニング

オフィスホワイトニングとホームホワイトニング、2つの方法を併用して行うのがデュアルホワイトニングです。どちらのメリットも感じることができるこの方法は、ホワイトニング効果を短時間で得られ、長続きすると言われています。しかし、費用は高額で、刺激の強い治療なので知覚過敏が起きやすいというデメリットもあります。

ホワイトニングは、メリット・デメリットをしっかりと比較し、どの方法で行っていくのか検討していく必要があります。

 

ホワイトニングで知覚過敏になってしまう原因

ホワイトニングで知覚過敏になってしまう原因

ホワイトニングを行うと歯が白くきれいに見える効果が期待できますが、知覚過敏になってしまうことがあります。知覚過敏とは、冷たいものや熱いものを口にすると歯がしみたり、冷たい風や歯ブラシの毛先に当たるとしみたりする症状が出ます。

なぜ、ホワイトニングをすると知覚過敏になってしまうのか原因を解説していきます。

 

歯の保護膜が剥がれるため

ホワイトニングをすると、歯の表面を保護する役割を持つ「ペリクル」という膜が剥がれてしまいます。このペリクルが剥がれることでホワイトニングの薬剤が浸透し、歯を白くするのですが、歯の内側にある「象牙質」を露出させます。象牙質には多くの細管が伸びており、刺激があると痛みを感じるようになるのです。

しかし、歯の保護をするペクリルは、時間が経てば自然と再生していきます。ですからあまり心配する必要はなく、ホワイトニング治療後の一時的なものと考えて良いでしょう。

 

虫歯がある

虫歯があると、ホワイトニング薬剤がしみて知覚過敏になる可能性があります。多くの歯科クリニックでは、ホワイトニング治療を行う前に虫歯の治療が優先されるため心配はないでしょう。

 

高濃度の薬剤・長時間ホワイトニングをする

ホワイトニングでは、過酸化尿素や過酸化水素という成分が採用されています。これらの成分が歯を白くし、高濃度であればあるほど早く効果を期待できます。しかし、高濃度や長時間のホワイトニングを行うと、歯に刺激を与えすぎてしまうデメリットがあります。

 

ホワイトニングで知覚過敏になった時の対処法

ホワイトニングで知覚過敏になった時の対処法

ホワイトニングで知覚過敏になった時はどうすれば良いのでしょうか。具体的な対処法を紹介していきます。

 

1日〜2日は冷たい食べ物・飲み物は控える

知覚過敏でしみたり、痛みを感じたりするとき、外からの刺激がきっかけとなります。そのため、歯を保護するペリクルが再生する前は、刺激となる冷たい食べ物や飲み物はできる限り控えましょう。

 

虫歯の治療は先に行なう

虫歯がある場合は、ホワイトニング薬剤が歯の内部まで浸透し、知覚過敏の症状が出てしまうことがあります。基本的にクリニックでは最初に虫歯がないかチェックし、あれば虫歯の治療を先に行っていきます。

 

高濃度の薬剤はやめる

ホワイトニングの薬剤が高濃度であればあるほど、短時間で歯を白くする効果が期待できます。しかし、その分歯に強い刺激を与えるため、知覚過敏になる可能性があります。また、長時間ホワイトニングをしたり、何回も繰り返したりすると刺激を受けやすくなるので注意が必要です。

 

まとめ:ホワイトニング後の知覚過敏は一過性のものが多い

ホワイトニングで知覚過敏になってしまう原因や対処法を解説してきました。多くの場合、歯の表面を保護する膜が再生する前の症状なので、しばらく経てば痛みはおさまるでしょう。口内環境が整っていなかったり、人によって体質があったり、痛みの感じ方は人によって異なります。もし、しみやすい場合は、薄い薬剤を使ったり、回数を減らしたり対策をしていきましょう。

西本歯科医院では、ホームホワイトニングを採用しています。ホームホワイトニングは、効果を実感するまで時間がかかるというデメリットがありますが、歯にかかる刺激が少なく、知覚過敏を起こしにくいというメリットがあります。また、自宅でホワイトニングができるので、通院が難しい方もチャレンジすることができます。他院で治療をしたけど効果が出なかった、という方もぜひお気軽にご相談ください。

投稿者: 西本歯科医院

2021.03.12更新

歯並びを良くしたい場合、審美歯科か矯正歯科で歯並びの改善ができます。審美歯科と矯正歯科では治療方法や治療期間が全く異なります。審美歯科と矯正歯科の違いを解説します。

 

審美歯科と矯正歯科では治療の目的が違う

審美歯科は「短期間で見た目を重視しながら、噛む機能を改善する」方法に対し、矯正歯科は「根本的な原因を改善しながら、正しい歯並びと噛み合わせにする」と治療の目的が違います。

 

○審美歯科は見た目を重視しながら、噛む機能を改善する

歯の色や形など見た目を重視しながら、噛む機能を改善する治療方法です。審美歯科の治療の領域はホワイトニングも含まれています。

審美歯科の矯正方法は歯を削ったり、抜いたりしてセラミックなどの詰め物や被せ物する方法です。短期間で見た目の改善ができます。しかし、審美歯科は歯科医師によって考え方が異なります。審美歯科を掲げていても、全ての審美治療に対応しているとは限りません。

なかには審美歯科の本来の意味とは違い、見た目を整える目的だけで治療を行う歯科医院もあり、治療後に歯肉が腫れたり、下がってしまうなど問題が起こってしまう方も少なくありません。

 

○矯正歯科は根本的な原因を改善し歯並び、噛み合わせを矯正する

矯正歯科ではワイヤー矯正やマウスピース矯正など矯正装置を使用し、歯並びや噛み合わせを改善する治療方法です。

矯正治療は歯並びが改善されることはもちろん、噛み合わせが改善され、食べ物がよく噛めるメリットがあります。また、歯並びが整うことで歯ブラシが届きやすくなり、虫歯や歯周病になるのを防ぎます。顔立ちがはっきりし、発音がよくなるなど、さまざまなメリットがあります。

矯正治療は歯並びが悪くなっている原因を根本的に改善するため、長い時間が必要です。

 

審美歯科と矯正歯科の費用の違い

審美歯科も矯正歯科も保険が適応されない自由診療となります。審美歯科では1本あたりで価格が決められており、被せ物の種類によって金額が異なります。

矯正治療では300,000~1,500,000円ほどかかります。その他にも診査診断料、調整料、リテーナー料金が必要になる場合があります。

審美歯科の例では、上下の前歯の犬歯から犬歯まで審美治療を希望し、被せ物で歯並びを整えた場合、1本あたり50,000~100,000円が必要です。合計600,000~1,200,000円ほどかかります。

審美歯科に比べると矯正歯科の方が高くなることが多いですが、治療する本数によっては審美歯科の方が高くなります。

 

審美歯科と矯正歯科の選び方は目的を明確にする

歯並びの改善を希望した場合「自分の歯をどうしたいのか」目的を明確にする必要があります。審美歯科と矯正歯科では根本的に治療方法が異なります。どちらもメリット、デメリットがあり受診するべきは審美歯科か矯正歯科か、目的を明確に持つことが大切です。

 

○短期間で歯並び、見た目の改善をしたい

短期間で歯並びや見た目を重視する場合、選択肢は審美歯科になるでしょう。例えば、前歯だけ色や歯並びを改善したい場合、削って白い被せ物をして見た目を改善します。

メリットは短期間で治療が可能で、目安の期間は1週間~3ヶ月です。セラミックなどを使用するため、見た目を白く、希望の形にすることが可能です。

デメリットは被せ物は一生ものではないので、いずれ被せ物のやりかえが必要になります。健康な歯を削ったり、抜いたりするので治療を行う際、十分に理解しておきましょう。

 

○天然の歯で歯並び、噛み合わせを改善したい

天然の歯を削らずに歯並び、噛み合わせの改善をしたい場合、選択肢は矯正歯科になるでしょう。

メリットは天然の歯を守りながら、歯並びと噛み合わせの改善をします。マウスピース矯正や裏側矯正では目立たずに矯正ができます。

デメリットは矯正治療は2~3年と長い時間がかかります。症例によって歯を抜く必要があります。

 

基本は歯科矯正治療をした後に審美歯科治療をする

被せ物のやりかえと同時に歯並びの改善を目的とした場合、歯科矯正治療をした後に審美歯科で被せ物のやりかえが基本です。

歯の並び方によって審美歯科では治療が困難なケースがあります。歯の根っこの位置が揃っていない状態で無理に削って治療をしても、きれいに並べられなかったり、歯肉の位置が合わなかったりなど問題が生じやすくなります。

しかし、健康な歯を削ってでも、短期間で並べたいと考える方も少なくありません。理解しておきたいことは、「天然の歯に勝るものはない」ということです。後悔しないためにも精査してから審美歯科か矯正歯科を選ぶようにしましょう。

 

まとめ

審美歯科と矯正歯科では目的が違い、それぞれメリットとデメリットがあります。

治療方法を理解せずに始めてしまうと「こんなはずじゃなかった」と後悔をしてしまいます。一度削った歯は元には戻らないので、治療方法を理解しておくことが大切です。

歯並びや見た目が気になるなど、お悩みがあれば歯科医師に相談してみてください。

投稿者: 西本歯科医院

2020.09.11更新

八重歯を治したい方はいらっしゃいますか?
今回は、八重歯を短期間で簡単に治すことができる、セラミック矯正についてご紹介していきます。

 

八重歯とは

「八重歯」は、上の前から三番目の歯(犬歯)が外に飛び出すように生えていたり、重なり合っていたりする歯並びを表す通俗的な表現です。
歯が重なり合ってがたがたな歯並びを「叢生(そうせい)」といいますが、俗に「乱ぐい歯」「八重歯」とも呼びます。

八重歯の「八重」は、「重なり合う」という意味があり、歯並びがでこぼこしている状態を表しています。また牙のように見えることから、「鬼歯」とも呼ばれることもあります。

 

なぜ八重歯になるの?

顎の骨が小さかったり、歯の大きさと顎の大きさがアンバランスだったりすると、歯が並ぶスペースが足りず叢生になることがあります。特に犬歯は永久歯の中で最も最後に生えてくる歯なので、生えてくる場所がなく前にせり出してしまい、八重歯になることが多いのです。

 

八重歯は可愛い?

日本では、八重歯に「可愛いらしい」といった、プラスのイメージを持つ人も多いですね。実際に、八重歯を売りにするタレントやアイドがいたり、「付け八重歯」を付ける人がいたりします。

しかし、世界的に見るとこのような感覚は珍しいものです。欧米ではドラキュラ・狼男・魔女のイメージがあり忌み嫌われていて、就職や結婚などに不利に働くと言われています。また中国では「虎の歯」と呼ばれ、幸福が逃げる・親や配偶者と離別を早めるなどといった迷信があるそうです。

そのため海外の多くの方々は、早期に矯正治療をします。

 

八重歯のデメリット

・歯が重なり合っているのでブラッシングがしにくく、虫歯や歯周病のリスクが高くなり、口臭を引き起こしやすい
・犬歯の先は尖っているので、八重歯の方は粘膜が傷つきやすく、口内炎になりやすい
・噛み合わせが悪く、食べ物がうまく噛めない
・犬歯が機能せず、他の歯に負担がかかる
・唇がうまく閉じなかったり、口の形がゆがんでしまうことがある
・見た目の問題がある

 

矯正方法の種類


○ワイヤー矯正

もっともよく知られた矯正方法で、矯正といえばワイヤー矯正というイメージをお持ちの方も多いでしょう。
歯に「マルチブラケット」と呼ばれる装置を取り付け、そこにワイヤーを通し引っ張ることで歯を動かす矯正方法です。ほとんどの症例に対応できます。
金属のブラケットや、目立ちにくい白いブラケットなど様々な種類があります。また、歯の裏側から矯正を行う「リンガルブラケット」もあります。

矯正期間は通常1~3年ほどで、治療後の後戻りを防ぐためさらに保定期間が1~3年ほどかかります矯正装置は自分で取り外すことができないため、汚れなどが溜まりやすく、歯磨きが行き届かないと虫歯になりやすいです。

 

○マウスピース矯正

一人ひとりに合わせたオーダーメードのマウスピース(アライナー)を、1週間~1ヶ月ごとに交換しながら装着することによって、少しづつ歯を動かしていく矯正方法です。抜歯が必要な重度の歯列不正などには、対応できないケースもあります。

マウスピースはほぼ透明なので、目立ちにくく人気です。
また、ワイヤー矯正と違ってご自分で取り外しができるため、歯磨きがしやすく虫歯になりにくいのが特徴です。

矯正期間は1~3年ほど、保定期間も1~3年ほどかかります。
通常1日20時間マウスピースを装着する必要があり、装着時間が短いと矯正効果が出ません。

 

○セラミック矯正

歯を削ってセラミックのクラウン(被せものの歯)をかぶせる事によって、歯並びを整える矯正方法です。人工の歯を使って歯茎から上の部分の形を変える事によって、見た目を整えます。
ワイヤー矯正や、マウスピース矯正などと違って、歯を根本から動かすわけではありません。

矯正期間が短いというメリットがありますが、健康な歯を削らないといけないといったデメリットがあります。

  

八重歯のセラミック矯正方法

歯並びのデコボコが軽度の場合は、麻酔をして歯の表面を削りセラミックを被せるだけで簡単に八重歯の治療ができます。虫歯を削って歯にかぶせものをかぶせる補綴治療と、手順はほとんど同じですので安全です。

もともとの歯並びによっては、歯の神経を取る治療や、歯を抜く治療が必要になることがあります。その場合は治療期間が長くなります。

 

○セラミック矯正の流れ

1, カウンセリング・検査・治療計画

まずは口腔状態をチェックし、患者さまの要望(希望の歯並びや形、色など)についてカウンセリングを行います。
その後、レントゲン撮影や口腔写真撮影、歯型取りなどを行い必要な情報を集め、歯科医師が治療計画を立てます。
不明点があれば、この時点でよく歯科医師に確認しておきましょう。

2, 形成・印象採得・仮歯の作成

麻酔をして歯を削り、セラミックをかぶせるための土台を作ります(形成)。セラミックを作成するための歯型を取り(印象採得)、仮歯を作成して接着します。
(抜歯や抜髄が必要な症例では、先に処置を行う必要があります)

3, セラミッククラウンの制作

歯型をもとに、歯科技工所や歯科医院などでセラミッククラウンを作成します。

4, セラミッククラウンの接着

仮歯を外し、完成したセラミッククラウンを接着し、最終調整を行って治療が完了します。

 

セラミック矯正のメリット

○治療期間が短い
○通院回数が少ない
○痛みが少ない
○気になる部分だけを矯正できる
○費用が安い
○同時に白い歯を手に入れることができる
○歯の形や歯の大きさを思い通りにできる
○矯正装置をつけないため、治療中の見た目の心配がない
○後戻りのリスクがない
○虫歯治療も一緒に行うことができる

 

セラミック矯正のデメリット

○歯を削る必要がある
○神経を抜く可能性がある
○抜歯をする可能性がある

 

まとめ

今回は、セラミック矯正による八重歯の治療方法について解説致しました。

矯正治療は健康保険が適用されないため、費用が高額になりますし、治療期間が長くなることが多いです。歯科医院でカウンセリングをしっかりと行い、納得の上で治療方法を選択するようにしましょう。



投稿者: 西本歯科医院

2020.04.10更新

白く綺麗な歯を手に入れることができるホワイトニングは、男女問わず人気を集めています。興味を持っている方は多いのではないでしょうか?

今回は「ホワイトニング」についてや、「マウスピース」の種類や価格、使い方、注意点などについて詳しく解説をしていきます。ぜひ参考にしてみてください。

 

ホワイトニングって?

毎日食後にしっかり歯磨きをしていても、完全に歯の汚れを落とすことはできません。飲食している食べ物(コーヒーや紅茶、赤ワイン、カレー、チョコレートなどの色の濃いもの)や、加齢による黄ばみによって少しずつ歯は変色してしまいます。

歯の表面についた汚れ(外因性着色)は、PMTCなどの歯のクリーニングで除去することができますが、歯のエナメル質内部の汚れ(内因性着色)は、薬剤を使い内部から白くしないと除去することができません。この薬剤を使って歯を白くする施術を、ホワイトニングといいます。

ホワイトニングは、歯科医院で専門家が薬剤とライトを使って行う「オフィスホワイトニング」と、ご自宅でマウスピースに薬剤を注入しそれを装着して行う「ホームホワイトニング」、二つを合わせた「デュアルホワイトニング」などがあります。

マウスピースを使ってご自宅で行うホームホワイトニングは、「費用が比較的安価」「自然な白さになれる」「白さを持続する期間が比較的長い」「知覚過敏になりにくい」などのメリットがあります。

 

ホワイトニング用マウスピースって?

ホワイトニング用のマウスピースは、家で行うホームホワイトニングの施術時にのみ使用できるマウスピースのことです。スポーツ用のマウスピース、歯ぎしり防止用マウスピースなどとは違います。

 

歯科医院で作るマウスピースと、市販のマウスピースの比較

ホワイトニング用のマウスピースは、大きく分けて歯科医院で作成するタイプと市販のタイプの二種類があります。

〇歯科医院で作成するマウスピース(15000~40000円)
歯医者さんで作成するマウスピースは、一人ひとりの歯形をとってその歯型を元に作るオーダーメードのものです。そのためホワイトニング薬剤を歯の表面に均等に行き渡らせることができ、効率的にホワイトニングができます。

ただ、ホワイトニングは審美目的のため健康保険が適用されません。そのためマウスピース製作費用は全額自費となり、15000円~40000円ほどかかります。

〇市販で購入するマウスピース(1000~10000円)
市販でも、ホワイトニング用のマウスピースを購入することができます。市販のマウスピースにはいろいろなものがありますが、出来合いの形のマウスピースをお湯に入れて温め柔らかくし、噛んで形を変形させるタイプが多いです。

値段は1000円~と安いものが多いです。しかし、歯列とマウスピースが合っていないためホワイトニングジェルが漏れて痛みが出たり、歯に薬剤がまんべんなく行き渡らないため色ムラができたりして失敗することがあります。

失敗なく安全にホワイトニングを行うことができる、 歯科医院作成のマウスピースがおすすめです。

 

ホワイトニング用のマウスピースの使い方

実際にホワイトニングをする方法について、ご紹介します。

1、歯磨きをする
ホワイトニングの前に歯を磨いて、汚れをしっかり落とします。

2、マウスピースの唇側に、薬剤を塗布する(決められた容量を守る)
決められた容量の薬剤を塗布しましょう。

3、マウスピースを装着する
ホワイトニングジェルを注入したマウスピースを両手に持って、ゆっくりと装着します。薬剤が歯ぐきにはみ出た場合は、ティッシュなどでふき取りましょう。そのままにしておくと、歯ぐきに痛みが出ることがあります。

4、マウスピース装着時間(通常1日1~2時間)が過ぎたら外す
マウスピースを外したら、うがいをして優しく歯磨きをします。

5、使い終わったマウスピースは、水で洗って清潔に保つ
マウスピースは歯ブラシで洗った後、乾燥させ清潔に保ちましょう。薬剤が残ったままマウスピースを放置しないでください。マウスピースは熱に弱いので、お湯で洗わないでください。また、特に夏は直射日光を避け、冷蔵庫など涼しい場所に保管するとよいでしょう。

この工程を毎日繰り返すと、通常二週間ほどでホワイトニングの効果を実感できます。

 

ホワイトニング用のマウスピースの注意点

大切な歯を守るため、ホワイトニングをする際の注意点を守りましょう。

 

〇使用容量や時間、回数を必ず守る
ホワイトニング剤にはいろいろな種類のものが販売されていますが、使用の容量や回数、装着時間がそれぞれ決められていますので、必ず守りましょう。

ホワイトニングの回数や所要時間が少なすぎる場合は、十分な効果が得られずなかなか白さを実感できません。反対に、多すぎた場合は知覚過敏を起こしたり、歯を痛めてしまう可能性があります。

 

〇マウスピースからはみ出た薬剤は取り除く
一度に使用するホワイトニングジェルの量が多かったり、マウスピースがお口に合っていなかったりすると、薬剤が歯ぐきに付着してしまいます。そのままにしておくと歯ぐきを痛めてしまいますので、ティッシュなどで拭き取って取り除きましょう。

歯ぐきが脱色してしまったり、ただれたりといったトラブルもありますので気を付けてください。歯ぐきの痛みなどが続く場合は、一度歯科医師の診察を受けることをおすすめします。

 

〇ホワイトニング後は着色しやすい
ホワイトニングが終わった後は、普段よりも歯に着色しやすい状態になっています。そのため、色の濃いものはなるべく飲食しないようにしましょう。

特に、ポリフェノールを含むものや着色性の高いもの(コーヒー、紅茶、ココア、ウーロン茶、 赤ワイン、カレー、ぶどう、チョコレートなど)や、酸性のもの(柑橘類、酢、炭酸飲料など)は、ホワイトニング後は飲食を避けるようにしましょう。

水、白米、ヨーグルト、バナナなどの着色の心配のない食品は飲食しても問題ありません。

 

〇歯がしみるなど知覚過敏の症状がでることがある
オフィスホワイトニングよりは少ないのですが、マウスピースによるホームホワイトニングでも知覚過敏を起こすことがあります。通常は2~3日で症状が収まりますので、痛みを感じたら一度ホワイトニングをお休みしてみましょう。

それでも痛みが引かない場合は、歯科医師の診察を受けることをおすすめします。

 

 

ホワイトニング治療を受けられないケースとは?

さまざまな理由で、ホワイトニング治療を受けられないことがあります。

 

〇むし歯や歯周病がある方
むし歯があったり歯周病に罹っている状態でホワイトニング治療をすると、強い痛みを感じることがあります。治療完了後にホワイトニングを始めましょう。

 

〇テトラサイクリン系抗生物質の副作用で着色している方
ホワイトニング効果が現れません。

 

〇妊婦の方
妊娠中は、ホワイトニングを控えた方がいいでしょう。

 

〇無カタラーゼ症の方
無カタラーゼ症という病気の方は、薬剤を飲み込んでしまった場合に分解することができません。ホワイトニングを控えてください。

 

〇被せ物(クラウン)はホワイトニングができない
被せ物や詰め物は、ホワイトニングができません。白くしたい場合、歯科医院で新しく白い被せ物を入れなおしてもらう必要があります。

 

まとめ

今回はホワイトニング用のマウスピースの使い方と、注意点について解説していきました。

歯科医院以外でも、さまざまな場所でホワイトニング用マウスピースを購入できるようになってきました。しかし、トラブルが起こるケースも増えています。安全で効果的な施術のために、お口の専門家である歯科医師がいるクリニックでホワイトニングの相談をしてみることをおすすめします。

投稿者: 西本歯科医院

2019.08.22更新

 

短期間で歯並びをきれいにしたい方へ

「セラミック矯正と部分矯正の併用」は、できるだけ早く歯並びを整え、美しい口元を手に入れたい方に最適な治療方法です。

従来のセラミック矯正には、患者の歯の状態によっては、健康な歯を削る場合や抜歯をしなければいけない可能性もあるため、事前の確認がとても大切です。
もし、自分の歯を残しながら歯列矯正を行う場合は、ワイヤー矯正やマウスピース矯正が必要となり、治療が終わるまでに3年ほどの年月がかかるケースもあります。

近年では、セラミック矯正を行う方が増えつつありますが、健康な歯を削り、差し歯にする可能性から、今後の歯の健康に懸念が残る矯正方法ともいえます。
こうした心配をを解決しつつ、短期間で美しい口元を手に入れたい方におすすめできるのが「セラミック矯正と部分矯正の併用」です。

こちらの矯正方法は、虫歯や前歯のみをセラミックで矯正し、それ以外の歯には部分矯正を施すものです。
このため、従来の方法と異なり、歯全体に大きな負担をかけることはありません。また、セラミック矯正と部分矯正は同時に行うことができ、短期間で美しい歯を手に入れることも実現します。

セラミック矯正の詳細はこちら

 

数多くあるセラミック部分矯正のメリット

近年、矯正治療を希望する方々の傾向をみると、年齢や性別を問わず、自分の歯並びの悪さへのコンプレックスが治療動機となるケースが多いようです。なかには、歯並びが悪いことで自分に自信を持つことができず、仕事や恋愛に積極的になれないという方も少なくありません。

コンプレックスの元である歯並びを矯正したいという希望があっても、ワイヤー装置が目立つといった心配などから、なかなか実行できない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
これらの装置が不要な「セラミック矯正と部分矯正の併用」では、そのような心配も解消してくれます。

また、セラミック矯正は、自分の希望に合わせて好きな色や形を選ぶことが可能です。このため、妥協をすることなく、理想の歯並びを手に入れることができます。

従来の矯正法では、健康な歯を削る場合や抜歯以外にも、歯の神経を抜いたあとで矯正するケースがあります。しかしながら、「セラミック矯正と部分矯正の併用」では、健康な歯をキープしたまま歯並びを整えることも可能です。

確かに、すべての歯をセラミック矯正で整えるような施術では、健康な歯を削る場合や抜歯を要するケースも否定できません。しかしこの場合でも、「セラミック矯正と部分矯正の併用」では、従来よりも手を加える歯の本数を減らすことができます。

さらに、本法では、美しい口元へのこだわりだけでなく、噛み合わせも重視した矯正がメリットになります。
歯列矯正と聞くと、真っ先に審美性にこだわる方が大半ですが、快適な食生活を実現するためには噛み合わせが重要です。

噛み合わせが良いと美味しく食事がとれるのはもちろんのこと、健康対策にもつながります。「セラミック矯正と部分矯正の併用」のメリットで最も強調したいのは、この噛み合わせを考慮したうえで、「短期間」で理想の美しい口元を手に入れられることです。

ワイヤー装置などを使った歯列矯正は、基本的に2~3年の治療期間がかかりますが、「セラミック矯正と部分矯正の併用」であれば、わずか3~6ヶ月の短期間で治療を完了させることができるのです。

 

「セラミック矯正と部分矯正の併用」はどんな人に向いているのか?

これまで述べてきたように、多くのメリットがある「セラミック矯正と部分矯正の併用」ですが、残念ながらすべての人に適用されるわけではありません。たとえば、歯の乱れが大きい、または顎の骨格に問題があるなどの理由が挙げられます。

しかしながら、本法は上の歯のみをセラミック矯正、下の歯は部分矯正で整えるといった、多様なアレンジが効く手法です。特に部分矯正は、奥歯の噛み合わせに問題がなく、抜歯をしなくてもスペースを確保できる方に向いています。

まずは本法の適応の可否について、歯科医師に相談してみるとよいでしょう。

 

大人になってから歯列矯正をする方にもおすすめ

歯列矯正と聞くと子どもが行うといったイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。しかし、近年では歯並びのコンプレックス解消のため、大人になってから歯列矯正を行う方が増えています。

歯列矯正は小学生まで、と思っている方も心配ありません。
大人になってからも年齢を気にすることなく、歯列矯正は可能です。手軽に行える「セラミック矯正と部分矯正の併用」では、長年にわたるコンプレックスから解放されるのはもちろんのこと、体全体のバランスが改善し、健康対策にもつながります。また、歯並びがよくなることで以前よりも歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病対策にもつながります。

歯並びが悪いまま放置してしまうと、頭痛や肩こりなどの辛い症状の原因となる可能性もあります。ただコンプレックスを解消するだけでなく、自身の健康のために歯列矯正を検討してみることも大切です。

ぜひ一度、大阪の西本歯科医院まで気軽に相談してください。

 

 

投稿者: 西本歯科医院

2019.07.03更新

 

ホワイトニング治療って何?

笑顔になったときに白い歯が見えると、大変清潔で美しい印象を与えることができます。
歯を削ることなく白くできるホワイトニング治療が人気です。

ホワイトニング治療とは、歯を薬剤によって漂白することで白くする治療です。
歯はどんな方でも年を重ねるにつれて、どうしても黄ばんできてしまいます。

その原因は2つあり、歯の表面にあるエナメル層の上が着色しているケースとエナメル質の内側にある象牙質の色が濃くなっているケースがあるのです。
歯のエナメル質の着色は、クリーニングで白くすることができますが、象牙質の色までは変えることは不可能です。

しかし、このホワイトニング治療による漂白を行うことで、歯の表面から薬剤を浸透させることができ、象牙質の色を白く変化させることが可能になります。

 

ホワイトニングの種類

ホワイトニング治療にはホームホワイトニングとオフィスホワイトニングがあります。
ホームホワイトニングは歯科医院に通うことなく自宅で気軽にできるホワイトニングです。

一方オフィスホワイトニングは歯科医や歯科衛生士によって施術が行われるホワイトニング治療であるため、高濃度な薬剤を使用して漂白ができることから白くなるスピードも断然オフィスホワイトニングの方が早いです。

より白い美しい歯を求めているなら、オフィスホワイトニングで施術をお願いするのがおすすめです。
低価格で自然な歯の白さに近いホワイトニングを行いたい方はホームホワイトニングがおすすめと言えるでしょう。

 

ホワイトニング治療するとなぜ白くなるのか

ホワイトニング治療で使われている薬剤は、歯質にたまった色素に化学反応を起こさせることによって分解して白くすることが可能です。

ホワイトニングでは光の力を利用し、さらにこの化学反応を強めることによってより効果を出すことができる仕組みになっています。

ホワイトニングで使われる薬剤の成分は、過酸化水素や過酸化尿素が使われており、着色汚れを分解する作用があります。

また、過酸化水素はエナメル質の構造を角状から球状に変化させることによって光の乱反射を起こし、エナメル質を曇りガラスのように白く見せることが可能です。
この2つの働きによってホワイトニング治療では、歯を自然に白く見せることが実現できているのです。

 

ホワイトニング治療は誰でもできるわけではない

ホワイトニング治療は絶対ではありませんが、できれば避けた方が良い方もいらっしゃいます。
まず無カタラーゼ症の方です。

カタラーゼは薬剤の基となる過酸化水素を分解する働きがある成分ですが、無カタラーゼ症の方はカタラーゼを持たないため、分解することができずに身体に残ってしまいます。
過酸化水素は体内に長く滞在、かつ高濃度の状態で残ることで組織を壊死させるリスクがあるため、利用を避けるべきです。

また、歯の神経が死んでいる方も今回ご紹介したホワイトニング治療はおすすめできません。
そもそも神経が死んでいる人には異なるホワイトニング治療方法があるからです。

歯の神経がない方はセラミックを被せて白く見せるのが一般的な方法ですが、歯を削ることに抵抗がある方には歯のマニキュアや歯の裏から穴を開けて歯の中に漂白効果のある成分を入れて漂白するウォーキングブリーチなどもおすすめです。

また、妊娠中や授乳中の方も胎児に影響が及ぶ可能性も安全性が保障されているわけではないので、避けましょう。
歯に詰め物が入っている方も行えません。
詰め物自体をホワイトニングで白くすることは不可能だからです。

さらに虫歯や知覚過敏、歯周病の症状がある方はホワイトニングで染みて痛みが生じるケースがあるため避けましょう。
特に虫歯や歯周病の方は治療が終わってからのホワイトニングがおすすめです。

 

ホワイトニングの効果はどれくらい続くのか

ホワイトニングによる白い歯は、ホームホワイトニングの場合で1年程度、オフィスホワイトニングは3ヶ月から半年程度と言われています。
つまり、ホワイトニングは永久的に白い歯を取り戻せるわけではありません。

しかしお金と時間をかけて行ったホワイトニングを無駄にしてしまうのは意味がありませんから、できる限り白い歯を維持したいものです。
そもそも歯が黄ばんでしまうのは着色汚れ、ステインの原因になる食べ物、飲み物を口にしているためです。

コーヒーやお茶などステインの原因となるものを食べたあとは、歯磨きをすることがベストですが、もしその場で難しいのであれば、お水で口をゆすぐなどして着色を防ぐようにしましょう。
さらに、近年では歯に汚れが付くのを予防するためのトリートメント剤などが販売されています。

分割ポリリン酸が含まれたホワイトニング剤、トリートメント剤を活用して歯の表面の着色を防ぐのもおすすめです。

また、定期的に歯科で健診を受けるのも大切です。歯科医院では表面の着色汚れであれば、クリーニングによって除去することが可能になります。

また健診に行くことで歯の白さを保つだけでなく、虫歯の予防、歯周病の予防にも役立ちます。
せっかくホワイトニングで手に入れた白い歯をぜひ維持できるよう努力しましょう。

大阪の西本歯科医院では、治療時間短縮と通院回数を減らせるホワイトニングを実施ししており、好評いただいております。
ホワイトニングにお悩みの方は、大阪の西本歯科医院まで、お相談下さい。

投稿者: 西本歯科医院

2019.06.27更新

 

ホワイトニングの方法は色々なものがあります

人と話をするときには、その人の口元が気になってつい目が行ってしまうということも少なくありません。

歯並びが悪くてガタガタだったり茶色く変色したりしているようだと、どれだけきれいにしていても良い印象を与えることはできないでしょう。
また女性の中には笑ったときに銀歯がキラリと光ることを気にされている方も多く、ホワイトニングで何とかしたいと考えている人も大勢います。

ホワイトニングには自宅でできる「セルフホワイトニング(ホームホワイトニングとも言う)」と歯科医院でしか行えない「オフィスホワイトニング」の2種類があります。

それぞれのホワイトニングの違いや方法について見ていきましょう。

 

セルフホワイトニングでできること

自宅で簡単に歯を白くすることができれば大変便利なのにと考えている人は多いのではないでしょうか。

実際、自宅に居ながらにして歯を白くすることが可能なのが、「セルフホワイトニング」です。 ただしセルフホワイトニングができるようにするためには、まず歯科医院で専用のマウスピースを作ってもらわなければなりません。

それが出来上がれば、あとは自宅でいつでも好きなときにセルフホワイトニングを行うことができます。 歯科医院ではまず患者さんの歯に付いている着色汚れを落としてから、印象材を使って患者さんの歯型を取り、歯並びにぴったり合うマウスピースを作ります。

この出来上がったマウスピースにホワイトニング用のジェルを乗せ、歯に被せておくだけでホワイトニングができるのがホームホワイトニングの特徴です。 この処置は自費診療となりますので、ホワイトニングを行うのが上下顎か片顎かで料金は異なってきます。 初回の処置では専用のホワイトニングジェルが付属していますが、なくなったあとはジェルだけ歯科医院で購入していくことになります。

ホワイトニングは1週間に1回を目安として行うことが大切で、やりすぎると染みるなどの弊害が出る場合がありますので注意が必要です。

 

神経を取った歯が変色してきた場合

虫歯が歯髄まで達した場合、歯の神経を取らなければならなくなります。 この処置を抜髄と言いますが、神経は血管と同じ場所に通っているため神経を取るときには血管も一緒に取り除くことになります。

このときに血液が歯の表面に染み出して茶色く変色することがあり、こうなると歯の表面の着色を落とすことは不可能です。 このような場合、歯科医院では神経の管に漂白剤を入れて色を抜いていく、ブリーチ(脱色)という施術を受けることができます。 何回かに分けて綿栓にブリーチ剤を付けて根幹に塗布していくと、次第に茶色い色が白く抜けてきます。 抜け具合や回数は患者さんによって変わりますし、これぐらい白くなれば良しとする患者さんもいれば、これ以上色が抜けそうにないと歯科医師が判断して終了する場合もあります。

神経の処置とブリーチ後の充填処置は保険適用となりますが、ブリーチは自費診療になるため1回ごとに料金がかかります。

 

歯の表面に貼り付けて白くするという施術

ブリーチでは色を抜くことができない場合や隣同士の歯の色が違いすぎるなど色合いが不自然な場合は、歯の表面を一層削って接着するラミネートベニヤというものがあります。

これは付け爪のようなもので、歯の表面に接着して白くするホワイトニング方法です。 歯そのものは健全ですので、神経を取らずに色だけ白くすることができるのが特徴です。

また接着したあとに着色汚れが付いても、歯科医院でステイン除去をしてもらえば元の白さを取り戻すことができます。

 

銀歯を白くしたいならこの施術

両側にある糸切り歯から糸切り歯までは保険でも白くすることができますが、その奥にある小臼歯からは奥歯とみなされ、最近まで歯に被せるクラウンは銀色しか保険で認められていませんでした。

しかし現在はCADCAMクラウンが登場したことで、小臼歯も保険で白くできるようになっています。 また条件にもよりますが、部位によっては大臼歯にも適用が可能です。 小臼歯は笑ったら確実に銀歯が見える場所ですので、CADCAMクラウンのおかげで手軽に歯を白くすることができます。

また保険適用はできませんが、インレーなど歯の一部にはめ込む銀歯も、セラミックを使用することで見た目が白い歯に戻ります。 これまでは材料の強度に問題があったため、奥歯にセラミックインレーを使用することは難しい面がありました。 しかし今では材料が進歩したため、インレーだけでなくセラミッククラウンに取り替えることも可能になっています。

どちらも削って歯型を取り、作成したものを合着するという保険の施術方法と変わりません。 ただし削り方に若干の違いがあるため、最初からセラミックを希望する意思があるなら、形成する前にその旨を歯科医師に伝えましょう。 接着の際にも透明度の高いセメントを使用しますので、銀歯を白くしたいと考えている人におすすめの施術です。

大阪の「西本歯科医院」では、ご自宅で手軽にできる「セルフホワイトニング」をオススメしております。 治療時間短縮、さらに通院回数の減少など、患者様にとって大変メリットのある方法です。 ホワイトニングでお悩みであれば、ぜひ「西本歯科医院」にお問い合わせください。

投稿者: 西本歯科医院

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