2019.05.30更新

 

セラミックの種類と治療の方法について

セラミック矯正で使用するセラミックにはいくつかの種類があります。
とは言え、どの素材が良いかなどということは、よく分からないかと思うので、治療の目的や治したい箇所や形状、求める見た目や予算に応じて、専門医から提案を受け、適した方法を選ぶのがおすすめです。

保険診療で被せ物などに用いられる人工歯は、前歯6本に用いる金属の裏打ちにプラスチックを貼り付けた硬質レジン前装冠と臼歯向けのパラジウムクラウンと呼ばれる、いわゆる、「銀歯」が用いられています。
また、プラスチックのみで作られたジャケット冠と呼ばれるものも存在しています。プラスチックは時の経過とともに変色を起こし、金属を使用したクラウンも劣化や変形を起こしやすく、細菌が付きやすくなり虫歯になりやすくなるのが難点です。

歯と歯茎の間から金属が見えてしまい、歯茎の縁に黒いラインができるブラックマージンで悩まされる方も少なくありません。
これに対してセラミックは、虫歯治療として用いても虫歯の再発リスクが低く、光を透過して光沢のある質感なので審美性にも優れています。
変形したり錆びたりする心配もなく、身体に優しい素材です。

セラミックにも種類があり、ジルコニアセラミック、オールセラミック、メタルセラミッククラウン(メタルボンド)、ハイブリッドセラミッククラウン、オールジルコニアなどがありますが、それぞれ異なる被せ物なので、状態や目的に合わせ、しっかりとカウンセリングを受け、自分に適したもので治療を受けるのがベストです。

 

審美治療で活躍するセラミッククラウンについて

虫歯治療をはじめ、審美歯科でも用いられている大きな被せ物の人工歯を「クラウン」と呼んでいます。

虫歯で歯がたくさん欠けてしまった場合をはじめ、形の悪い差し歯や汚い被せ物を治す場合に用いられます。

美しさを求めるのならば、オールセラミックがおすすめです。

金属を使わずセラミックだけで作られているので、透明感のある美しい仕上がりが期待できます。
金属が使用されていないため、時の経過によって歯茎にブラックマージンが生じるリスクがなく、金属アレルギーがある方にも安心です。

これに対して、ジルコニアセラミッククラウンとは、白色の人工ダイヤモンドであるジルコニアの裏打ちにセラミックを被せたものです。
厳密にいうとジルコニアもセラミックの一種であり、セラミック特有の透明感ある美しさ、金属と同等の強度を兼ね備えることができます。
金属ではないので、変色も起こさず、長期にわたって美しさがキープできるのが特徴です。

2つの種類を比較した場合、オールセラミックはジルコニアセラミックに比べると、強度では劣りますが、透明度の点で優れており、より審美性が追求できます。
また、オールジルコニアクラウンとは、全てジルコニアでできており、強度は高いですが、歯の白い色や自歯の再現性が低いため、見えにくい臼歯部に使用されるのが一般的です。

金属の裏打ちにセラミックを焼き付けたメタルセラミッククラウンや金属の裏打ちにセラミックとプラスチックの混合素材を盛り付けたハイブリッドセラミックはあまり一般的ではありませんが、特殊な治療で用いられることがあります。

 

薄い素材で歯を白く演出できるラミネートベニア

ラミネートべニアとは、薄いセラミックのシェルを自歯に貼り付ける治療法です。

歯の色が気になる方や歯の形に不満がある方、歯と歯の間のすき間を埋めたいときなどに使われます。
ホワイトニングでは白さに満足できないケースやテトラサイクリン歯でホワイトニングの効果が望めない方、前歯のすきっ歯がコンプレックスの方、セラミッククラウンより低コストかつ短期間で歯を白くキレイな形にしたい方におすすめです。

ただし、上から貼り付けるので、歯の形状や盛り上がりによっては、健康な歯の表面を削らなくてはなりません。

また、薄いシェルを左右や上下に浮きが出ないように繊細に調整する必要があり、歯の先端ラインが不自然にならないよう立体的に貼り付ける技術が求められます。
美しく自然なラインを出せるよう歯とぴったりと結合させるための高い技術が必要なので、実績豊富な優れた技術を持つ歯科医師との出会いも大切です。

 

銀歯が気になる方にセラミックインレー

保険診療で行った銀歯を白い歯にしたい方におすすめの治療法です。
虫歯で患部を取り去ったあとに欠けた部分に入れる詰め物のことを、インレーと呼んでいます。

セラミックをインレーの材料使うと、虫歯の治療痕が目立たなくなり、自然な白い歯に戻せます。
審美性を高めるには透明感と光沢のある質感に優れたオールセラミックインレーがおすすめで、自然な美しさに加えて身体にも優しいインレーです。

 

抜けた歯の補填にセラミックブリッジ

虫歯などで歯を失った場合に抜けた歯の両隣の歯を支えにして、橋を架けるように人工歯で補う連結した被せ物による治療法をブリッジと呼んでいます。
ブリッジで固定されることで、人工歯であっても、自分の歯のような感覚で噛むことができます。

ただし、抜けた歯の本数や支えにする歯の根が弱っているケースでは対応が難しいこともあるので、歯科医でよく相談しましょう。

大阪の「西本歯科医院」では、さまざまなセラミック矯正の症例実績がございます。その数年間200症例以上です。「歯を白く、歯並びをキレイにしたい」とお考えの方は、ぜひ一度、大阪の「西本歯科医院」にご相談ください。

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投稿者: 西本歯科医院

2019.05.23更新

 

セラミック矯正は短期間で美しい歯並びが実現できる

「セラミック矯正」とはセラミックで作られた人工の被せ物やラミネートべニアを用いて気になる歯並びや歯の形を整えながら、歯の色も美しくできる歯列矯正のことです。

歯列矯正の手法はいくつかありますが、透明度や高い審美性を求めるなら、セラミック矯正がおすすめです。

周りの歯の色に合わせることもできますが、前歯など笑ったときなどに目立つ部分だけ、透明度と白さが高いセラミックで矯正するだけで歯が白く、歯並びもキレイになって、笑顔や人前で話す際に自信が持てるようになります。

また、ジルコニアセラミック矯正では、強度が高い人工のダイヤモンドのジルコニアを裏打ちにセラミックで覆った被せ物を使うため、強度の高さも加えることができます。

希望する本数や歯科医院の診療体制などにもよりますが、最短で3回から4回ほどの通院で、美しい歯並びを実現できます。
何年もかけて少しずつ歯を動かす、ワイヤー(ブランケット)矯正に比べて短期間で、歯並びのコンプレックスが解消でき、同時に歯の白さも手に入るのも魅力の一つです。

 

食事は普通にできる

人工歯ということで不安になる方も多いのですが、入れ歯と異なり、歯にぴったりと密着しています。

そのため、自分の歯と同じように使え、硬い物を食べても、歯が欠けてしまうような心配は通常ありません。

食事中、まれに欠ける場合もあると言われていますが、それはセラミッククラウンやラミネートべニアの問題というよりは、非常に硬いものを口にした場合のみですので、普通に食事をする分には問題はないでしょう。

また、日頃のメンテナンスも重要ですので、セラミック矯正の実績が多い歯科医師を選ぶことが大切だと思われます。

 

歯磨きも普通にできる

歯磨きも普通にでき、使ってはいけない歯磨き剤の成分などもないので、普通に歯磨き粉を使ってブラッシングができます。

セラミックはつまり陶磁器なので、つるつるとした親和性の高い素材。汚れも付きにくく、落としやすいので歯磨きもしやすいです。

また、プラスチックや銀歯などの金属素材と異なり、変色や腐食、劣化がしにくいので虫歯菌も繁殖しにくく、虫歯のリスクも低いと言われています。
ただし、セラミッククラウンやラミネートべニアが被っていない部分は、しっかり磨くようにしましょう。

たとえば、ラミネートべニアが貼り付けられている表面は虫歯ができなくても、その裏側や歯のすき間に虫歯ができてしまう可能性があるからです。
見た目や表面上、人工歯なので虫歯はできないと安心してしまう方や表面がキレイなので過信して歯磨きを怠ってしまう方が少なくありません。
そうすると、歯の裏側やすき間に虫歯ができてしまい、治療が必要になってしまいます。

セラミックで覆われた部分を削らないように治療する必要があり、高度な技術が要求されます。

虫歯ができた際も対応してくれる、審美歯科プラス虫歯治療ができる歯科医院を選ぶと、後々のメンテナンス治療も安心です。

 

スポーツなどの際は少し注意を

もちろん、お風呂の温度で歯が変形してしまうようなことなどありませんし、プールで泳いでも問題ありません。寝る際に取り外す必要もなく、普通に自分の歯と一体化して使うことができます。

その意味で、セラミック矯正をしても日常生活に特段の影響はありません。
ただし、セラミック矯正を受ける方は、口を開いた際に目立つ前歯、特に上の前歯に行うケースが少なくありません。

少し出ている歯などの場合、転んだり、スポーツでボールがぶつかったり、転倒した際に、ラミネートべニアが割れてしまうリスクがあるので注意しましょう。

もっとも、これはセラミック矯正をしたからではなく、自分の普通の歯であっても、転んだり、ぶつかったりすれば、欠けるリスクはあります。
ただ、費用をかけて行っていますので、欠けてしまえば、再び費用をかけて治さなくてはなりません。

セラミック矯正には保険が適用されないので、自費となると、それなりの費用がかかります。

その意味で、割れるリスクを避けたい方は転んだり、前歯をぶつけたりしないように注意しましょう。

 

定期メンテナンスでいつまでも美しく

自分の歯でも同じですが、セラミックを被せた部分も、日頃のセルフケアに加えて、歯科医での定期的なメンテナンスがおすすめです。

人工歯であるとともに、セラミックは長期的にも劣化や変色が起きにくく、いつまでも美しくキープされるので、歯科医院から定期メンテナンスや歯科検診のお知らせ通知などをもらっても、スルーしてしまう方が少なくありません。

丈夫でキレイなだけに、その見た目に油断してしまい、歯の裏側やすき間に虫歯を作ってしまう場合やセラミック矯正をしていない部分の歯のケアを怠ってしまう場合もあります。

セラミック矯正で歯並びや歯の色のコンプレックスが解消されたとはいえ、歯が美しく健康を保つには、虫歯がなく、全ての歯が整っていることがベストです。

歯の検診とともに、年齢や体重の変化などにより、セラミック矯正部分の歯茎下がりなどが起きていないかチェックしてもらいましょう。

大阪の西本歯科医院では、セラミック矯正はもちろん、アフターメンテナンスにも力を入れています。いつまでもステキな歯を維持できるように最新設備を整えております。ぜひ一度、「西本歯科医院」にご相談ください。

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投稿者: 西本歯科医院