2020.08.06更新

セラミックの詰め物(インレー・アンレー)や、被せ物(クラウン)が取れてしまう原因とその対処法や、取れたまま放置するとどうなってしまうのか?などについてご紹介していきます。

 

セラミックが取れる原因

セラミックの詰め物や被せ物は、保険適応の材料である銀歯やレジン前装冠などよりも精度が高いため、取れるリスクは少ないと言われています。また、専用の接着剤を用いて隙間なく歯と詰め物を一体化させ接着しますので、簡単には外れません。

そんなセラミックですが、取れる可能性はあります。セラミックが取れる原因について、具体的にご紹介していきます。

 

○セラミックが取れやすい歯の形

歯科医が歯を削り、その形に合わせてセラミックのインレーやアンレー(詰め物)、クラウンやブリッジ(被せ物)などを製作しますが、削り方によっては取れやすいことがあります。単純に虫歯だけ削ればいいというわけはなく、接着力が大きくなるような形に削る必要があるためです。

ただ元々の虫歯が大きすぎる場合などは十分な接着面積を得ることが難しいので、どうしても取れやすくなってしまうというケースがあります。

 

○虫歯

詰め物や被せ物を入れて長い年月が経つと、劣化などによって隙間から細菌が入り、そこから虫歯になってしまうことがあります(二次虫歯)。虫歯になると、詰め物や被せ物は取れやすいです。

セラミックの場合は、銀歯よりも天然歯との適合性がよく、歯と分子レベルでしっかりと接着することができるので隙間から細菌が侵入するリスクは低いです。また素材そのものがツルツルしているのでプラークなどの汚れが付きにくく、二次虫歯になりにくいといわれています。

 

○接着剤の劣化

詰め物や被せ物は歯科用の接着剤で接着・合着しますが、長い年月が経つと接着剤が劣化し外れやすくなります。

○素材の経年劣化

素材の経年劣化により、取れやすくなります。
銀歯は長い時間をかけて口の中で腐食しますし、レジン(プラスチック)は摩耗しますので、それによって外れやすいです。
セラミックは経年劣化が少ない素材ですが、強い衝撃を受けると破損することがあります。

○歯ぎしり・食いしばり

歯ぎしりや食いしばりをする方は、何度もセラミックが外れるケースがあります。

 

○噛み合わせ

噛み合わせの調整が不十分だと、一点に力が加わるので取れやすくなります。
また、セラミックやジルコニアは天然歯より硬いため、何年も経つとそこだけ噛み合わせが高くなってしまい、外れたり割れたりしやすくなるケースがあります。
定期的に噛み合わせをチェックしてもらいましょう。

 

○事故

事故で強い衝撃が加わり、セラミックが取れたり割れたりすることがあります。

 

セラミックが取れた時の対処法

セラミックが取れてしまった場合は、どうしたらよいのでしょうか?

○取れたセラミックを持ってすぐに歯医者に行く

取れたセラミックは再度接着できるケースがあります。絶対に捨てないで、できるだけ早めに歯科医院へ持っていきましょう。

 

○刺激を与えない

詰め物や被せ物が取れた歯は、刺激を受けやすく痛みを感じやすい状態です。冷たいものや熱いものの飲食を控え、なるべく刺激を与えないように心がけましょう。

 

○硬いものを噛まない

詰め物が取れた場合、歯が薄く欠けやすい状態になっています。食事の際は、取れた歯と反対側でそっと噛むようしましょう。

 

○清潔に保つ

食べた物が挟まりやすい状態になっていますので、優しく歯ブラシを当てたり、フロスを使ったりして清潔に保ちましょう。

 

○自分で接着しない

ご自身で取れたものを接着剤で付けないようにしましょう。

市販の接着剤は、口の中に入れると有害なものがあります。また、雑菌が付いたまま歯に接着すると、残った歯が虫歯になってしまったり、歯の根に膿が溜まったりするため、結果的に歯の寿命が短くなります。

さらに、一度付けた接着剤は歯やセラミックにこびりついてしまい、綺麗に取り除くことが難しいです。歯を削らなければ取れないというケースもありますので、ご自身では絶対に付けないでください。

 

取れたまま放置すると起こる問題

詰め物や被せ物が取れたまま放置すると、様々な問題が起こります。

 

○虫歯になったり欠けたりする

被せ物や詰め物が取れた歯は、弱く柔らかい歯質(象牙質)がむき出しになっていることがあり、虫歯になったり欠けたりしやすいです。

 

○隣の歯が倒れてきたり噛み合わせの歯が伸びてきたりする

クラウンやブリッジなど大きな被せ物が取れたまま長期間放置すると、隙間に向かって歯が動いてきてしまいます。横の歯が無くなるとどんどん倒れてきてしまいますし、噛み合わせの歯が無くなると、どんどん歯ぐきの中から出てきてしまいます。

そのまま長年放置していると、歯並びが全体的にガタガタになってしまいます。そうなると治療は難しく、歯を大きく削ったり抜歯したりしなければなりません。

 

○顎関節症になったり顔がゆがんだりする

歯並びがガタガタになると、噛み合わせにも悪影響がでます。そのため顎に痛みが出ることがあります。また、歯並びが悪くなるとお顔がゆがむこともあります。

 

○口内炎や癌になる

詰め物が外れたまま食事を続けていると、とがった部分が口の粘膜に刺激を与え続け、口内炎が発生することがあります。
そのまま放置していると壊死を起こし褥瘡性潰瘍となり、舌がんや口腔がんに変化するケースがあります。

まとめ

セラミックが取れてしまう原因や対処法について、ご紹介しました。
もしも取れてしまっても慌てずに、なるべく早めに歯科医院へ持っていき接着してもらいましょう。



投稿者: 西本歯科医院

2020.07.27更新

白く綺麗な芸能人の歯に、興味や憧れを持っている方はいらっしゃいますか?

話をしたり笑ったりする時に見える歯は、その人の印象を大きく左右すると言われています。綺麗な芸能人って、歯も綺麗ですよね。

口周りが美しくなると、お顔全体の印象もガラッと変わるものです。

それでは、芸能人のような美しく綺麗な歯になるには、どうしたらいいのでしょうか?

綺麗な歯を手に入れる方法

芸能人のような綺麗な歯になる方法について、具体的にご紹介していきます。

 

○ホワイトニング

芸能人の歯といえば、白をイメージされる方が多いのではないでしょうか。歯を白くする方法の一つ、ホワイトニングについてご紹介します。

 

オフィスホワイトニング

歯科医院で、歯科医師や歯科衛生士が施術を行うホワイトニング方法です。比較的高い濃度の薬剤を使うので、短期間で白い歯を手に入れられるのが特徴です。

ホームホワイトニング

自宅で行うホワイトニング方法です。専用のマウスピースに薬剤を塗布し、毎日一定時間装着することによって少しづつ歯を白くしていきます。

 

○歯列矯正

歯並びや噛み合わせを治療したい場合は、歯列矯正を行う必要があります。矯正治療の種類をご紹介していきます。

 

ワイヤー矯正

歯にブラケットという器具を取り付け、そこにワイヤーを通して引っ張ることにより歯列を整える矯正方法です。
重度の歯列不正の方にも対応できる方法ですが、矯正中の見た目が気になってしまう方も多いです。目立ちにくい裏側矯正(舌側矯正)もありますが、表側矯正よりも技術的に難しく治療期間が長くなります。

マウスピース矯正

薄く透明なマウスピース装置(アライナー)を使った、矯正方法です。マウスピースを一定期間ごとに交換しながら装着することによって、少しずつ歯を動かしていきます。透明なので目立ちにくく、人気のある矯正方法です。

また、マウスピースは自分で取り外しができるので、歯磨きがしやすく口腔内を清潔に保ちやすいのがメリットです。

しかし、一日約20時間装着しなければならず、時間が短いと矯正効果が出にくいというデメリットがあります。

ラミネートべニア

歯の表面を薄く削り、ラミネートべニアという薄いセラミック製の板を張り付ける施術です。前歯の色や形を整えることができます。歯をあまり削らないで治療できるのがメリットですが、割れたり剥がれたりしやすいです。

セラミック矯正

歯を削ってセラミックの被せ物を被せることにより、歯並びを綺麗に見せる治療方法です。歯の白さや形も思い通りにできる、おすすめの矯正方法です。

 

セラミック矯正がおすすめな理由

セラミック矯正は、なぜ人気なのでしょうか?

○治療期間が短い

ワイヤー矯正やマウスピース矯正などの歯列矯正では、治療期間が平均して1~3年ほどかかります。
これに対してセラミック矯正は、短期間で治療が終わるのでとても人気です。早ければ2回(通常は1~3か月)ほどの通院で、白く美しい歯を手に入れることができます。

○白く美しい歯になれる

セラミックの被せ物の色は、ご自分で選ぶことができます。そのため、矯正と同時に今よりも白く美しい歯を手に入れることができます。
ご自身の歯に合わせた自然な白さにすることも可能ですし、芸能人のような真っ白で美しい歯にすることも可能です。カウンセリング時に、歯科医院で相談してみましょう。

○後戻りの無い白い歯になれる

歯を白くする方法にホワイトニングがありますが、ホワイトニングは通常半年~1年ほどで後戻りしてしまいます。そのため、定期的にホワイトニング施術をする必要があります。
それに対してセラミックは、着色しにくく変色がほとんどない素材なので、天然歯のように後戻りしません。
そのためセラミック矯正なら、美しく白い歯を長く保つことができます。

 

○歯の形も綺麗にできる

歯並びが悪い方の中には、歯の大きさが顎の大きさに合っていない場合もあります。他の矯正方法では歯の大きさや形を変えることは難しいのですが、セラミック矯正ならイメージ通りの綺麗な歯を被せることができます。

セラミック矯正の注意点

人気のセラミック矯正ですが、デメリットもありますので確認しておきましょう。


○歯を削ったり神経を抜いたりする必要がある

セラミック矯正をする際には、歯を削ったり神経を抜いたりする必要があります。
患者さまの歯並びによって歯を削る量は違いますので、カウンセリング時にどのくらい歯を削る必要があるのか、神経を抜く必要はあるのかなどをよく確認しておきましょう。

 

○セラミック矯正では対応できないケースもある

歯並びによっては、セラミック矯正では綺麗な歯を手に入れられないケースがあります。その場合は、他の矯正方法も検討しましょう。

 

○歯科医師や歯科技工士の腕によって仕上がりに差が出る

セラミック矯正は、治療を行う歯科医師や、セラミック歯を製作する技工士の腕により仕上がりに差が出ます。

残念ながら、せっかくセラミック矯正をしたのに仕上がりに不満を持っている方もいるようです。

そうならないよう、カウンセリング時に治療症例の写真などを見せてもらって仕上がりのイメージをよく確認しておくことが大切です。少しでも心配なことがあればしっかりと相談し、納得の上でセラミック治療を受けましょう。

 

まとめ

今回は、芸能人のような綺麗な歯を手に入れる方法についてご紹介しました。

短期間で白く美しい歯を手に入れたい方には、セラミック矯正をおすすめします。メリットやデメリットを理解し、美しい歯を手に入れましょう。


投稿者: 西本歯科医院

2020.06.10更新

さまざまな歯列矯正方法の中でも、短期間で歯並びがキレイになると人気なのが「セラミック矯正」です。一般的な矯正方法では治療期間が2~3年かかるのに対し、セラミック矯正ではすぐにキレイな歯を手に入れることができます。

メリットの多い矯正方法なので、興味を持っている方が多いかと思います。しかし、セラミック矯正は危険だと言われているのはご存じでしょうか?

今回は、セラミック矯正の危険性について、そして治療を受ける際の注意点について詳しく解説していきます。セラミック矯正後に後悔しないよう、ぜひ確認してみてください。

 

歯列矯正の種類

歯列矯正は、悪い歯並びや、上下の歯がかみ合わない状態を改善する治療方法です。

○セラミック矯正
セラミック(陶器)の被せ物を、歯に被せることにより歯並びをキレイに見せる治療方法です。厳密には歯列矯正ではなく、審美治療だと言われることもあります。

・メリット
短期間で治療が終わる(最短で2週間ほど)
見た目が美しい(セラミックは、天然歯のような透明感と色調を再現できる)

・デメリット
歯を削る必要がある(神経を抜くこともある)
上下の歯がしっかりかみ合わないことがある(根本的なかみ合わせを治す矯正方法ではない)

○ワイヤー矯正
歯に「ブラケット」という器具を装着し、ワイヤーで引っ張って歯を動かす矯正方法です。「表側(唇側)矯正」と、「裏側(舌側)矯正」があります。

・メリット
比較的重度の不正歯列でも、矯正治療が可能

・デメリット
治療中の見た目が気になる

○マウスピース矯正
マウスピースを装着することにより、段階的に歯を動かしていく矯正方法です。

・メリット
透明なマウスピースなので目立ちにくい

・デメリット
長時間マウスピースを装着しないと、矯正効果が出ない

 

セラミック矯正の危険性

セラミック矯正のデメリットや、危険性についてご紹介していきます。


○歯を削る必要がある
セラミックを被せるためには、歯を削る必要があります。削らずにセラミックを被せると、歯が大きく不自然な歯になってしまうためです。歯は削れば削るほど、その寿命が短くなると言われています。

○神経を抜くことがある
歯を大きく削ると痛みが出る可能性があるため、歯並びの状態によっては神経を抜くことがあります。神経の中には血管があり、栄養を供給しているのですが神経を抜くことによってこの働きがなくなってしまい、歯の寿命が極端に短くなってしまいます。

また、歯がもろくなって将来的に割れてしまったり、根尖病巣という病気になってしまうことがあります。

○抜歯が必要になることも
極端に歯並びが悪かったり、歯ぐきの高さがそろわなかったりする場合、歯を抜かなければならないケースがあります。

○痛みがあることも
歯を削る治療なので、痛みがあることがあります。治療の際は麻酔注射をしますが、注射が苦手な方もいるでしょう。
また、仮歯やセラミックの歯を装着した後に、しみるような痛みを感じることがあります。2週間ほどで落ち着くことが多いですが、まれに痛みがおさまらないことがあります。

○将来的に歯ぐきが痩せてしまうと目立つ
加齢や歯周病によって歯ぐきが痩せてくると、セラミックの歯とご自身の歯ぐきとの間にすき間が開いてしまって目立ちます。
また、すき間に汚れがたまりやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高くなるというデメリットもあります。そのため、将来的に再度セラミック治療をしなければならないというケースもあります。

○歯ぐきが黒ずむことがある
金属の土台を使用して治療を行った場合、将来的に金属が溶け出して歯ぐきが黒ずんでしまうことがあります。

○見た目が不自然になることも
見た目が美しいのがメリットのセラミック矯正ですが、不自然になってしまうこともあります。例えば歯の色が白すぎて浮いてしまったり、いかにも作ったような人工的な歯になってしまったりというケースがあります。

○かみ合わせに違和感が出ることがある
セラミック矯正は、根本的なかみ合わせを治すものではありません。治療によって、以前よりかみ合わせが悪くなってしまうケースも存在します。例えば、前歯がかみ合わなくなり食べ物がかみ切れなくなったり、顎に負担がかかるようになり、顎関節症になってしまったりします。

 

セラミック矯正を成功させるためには?

セラミック矯正で失敗したくない方は、以下の点を押さえておきましょう。

○デメリットを理解する
セラミック矯正のデメリットをよく理解した上で、治療方法を選択しましょう。

○治療前にしっかりカウンセリングを受ける 
特に、「審美性」と「かみ合わせ」についてを、カウンセリングの際に歯科医師によく確認しておくことが大切です。また、歯をどのくらい削るのか、痛みが出る可能性があるのか、神経を抜いたり抜歯をする必要があるのかをしっかり聞いておきましょう。

○矯正治療と審美治療両方に理解がある歯科医院を選ぶ
どんな治療方法が合っているのかは、患者さんのお口の状態によって違います。歯並びによっては、セラミック矯正以外の方法を選択したほうがいいことも。

そのため、セラミック矯正だけに力を入れている歯科医院ですぐに治療を開始せず、審美治療と矯正治療の両方を行っている歯科医院で、一度相談してみることをおすすめします。

○メンテナンスを受ける
治療後は、必ず定期的なメンテナンス(定期検診)を受けましょう。セラミックを入れた場所に問題がないかチェックしてもらい、必要であればかみ合わせなどの調整をしてもらいます。

セラミックの寿命は一般的に10年ほどと言われていますが、定期的に歯科医院に通いメンテナンスをすれば、寿命を長くできます。歯周病による歯ぐきの痩せや、歯を失うリスクを減らすためにも、必ず定期検診を受けましょう!

 

まとめ

セラミック矯正は危険だと言われることがありますが、基本的には虫歯治療と同じように歯を削って被せ物を被せる治療なので、特別に危険なものというわけではありません。

ただ、健康で削る必要のない歯を削らなければならず、歯の寿命が短くなるなどのデメリットはあります。

メリットやデメリットをよく理解し、ご自身に合った矯正治療を選択するようにしましょう。

投稿者: 西本歯科医院

2020.04.21更新

セラミックの詰め物が取れてしまった時の注意点と対処法について解説

虫歯治療などの後に、セラミックの詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)を入れることがあります。今回は、セラミックの詰め物や被せ物がもし外れてしまったらどのようにしたら良いのかについて、詳しくご紹介します。

今回は、セラミックの詰め物や被せ物がもし外れてしまったらどのようにしたら良いのかについて、詳しく解説していきます。ぜひご一読ください。

 

セラミックの詰め物や被せ物とは

白い陶器素材(セラミック)でできた、詰め物や被せ物のことです。健康保険対象外の素材なので高額ですが、天然歯のように美しく人気の素材です。保険適用されるレジン(プラスチック)素材の詰め物や被せ物と違って、変色せず長く使えるのが特徴です。

虫歯の範囲が小さく削る量が少なかった場合は詰め物(インレー)を詰め、虫歯の範囲が大きかった場合や、審美的回復が目的の場合などは被せ物(クラウン)を被せます。

 

詰め物や被せ物が外れる原因

詰め物や被せ物は、どうして取れてしまうのでしょうか?

〇虫歯

詰め物が取れる一番の原因は、虫歯ができてしまったためです。詰め物と歯の隙間に虫歯菌が侵入すると、二次虫歯(二次カリエス)になります。虫歯が進行すると歯がむしばまれ、ますます詰め物が取れやすくなります。

〇歯ぎしりや食いしばり

歯ぎしりや食いしばりの習慣がある方は、詰め物や被せ物が取れやすかったり割れやすかったりする傾向にあります。意識的に習慣を変えたり、歯ぎしり防止用のマウスピースを使用するなどの対策をしなければなりません。

〇事故

交通事故やスポーツ時などの事故によって、被せ物や詰め物が取れたり割れたりすることがあります。

〇差し歯や詰め物の経年劣化

素材の材質によっては、劣化により詰め物や被せ物が外れてしまうことがあります。例えば銀歯の場合、使っていくごとに金属イオンが溶け出して経年劣化します。またレジン(プラスチック)の場合すり減ることがあり、その結果外れてしまうのです。

オールセラミックは、銀歯やレジンより経年劣化の少ない素材です。しかし天然歯より固いので何年も使っているとかみ合わせが合わなくなり、余計な負担がかかって外れたり割れたりすることがあります。

〇接着剤の劣化

詰め物や差し歯は、歯科専用の接着剤で接着します。しかし接着剤は経年劣化しますので、詰め物や差し歯が取れてしまうことがあります。

 

セラミックの詰め物が取れてしまった時の対処法

実際にセラミックの詰め物が取れてしまったら、どのようにしたら良いのでしょうか?

〇すぐに歯科医院に連絡

まずは、すぐに歯科医院に連絡をしましょう。できれば詰め物や被せ物の治療を受けた、歯科医師に診てもらうといいです。遠方で難しい場合は、お近くの歯科医院でも大丈夫です。

また、歯科医院によっては予約がいっぱいだとしても、詰め物が取れた場合は急患として受け付けてくれることがあります。まずは電話をして「セラミックの詰め物が取れた」と言ってみましょう。

〇なるべく早く歯科医院へ行く

詰め物や被せ物が取れても、二次虫歯が無く歯と詰め物に問題が無い状態であれば、そのまま接着できる可能性があります。取れた詰め物を持って、なるべく早く歯科医院へ行きましょう。

詰め物が取れた場合、柔らかい象牙質がむき出しになっている状態が多いので、そのまま長期間放置しておくと虫歯になるリスクが大変高いです。また、歯が欠けやすい状態でもありますので、なるべく早く歯医者さんに行きましょう。

〇取れた詰め物はそのまま使える可能性があるので歯医者に持っていく

取れた詰め物や被せ物は、捨てずに必ず保管しておき、歯科医院に持っていきましょう。歯と詰め物の状態が良ければ、そのまま再接着できる可能性があります。

軽く水や歯ブラシで洗い、ケースや透明のジッパー袋などに入れて保管しておきます。ティッシュに包んでも構いませんが、小さいのでゴミと間違えて捨ててしまわないように気をつけましょう。

〇お口の中を清潔に保つ

事情があってすぐに歯科医院に行けない場合は、歯磨きをしてお口の中を清潔に保つようにしましょう。

ただ、痛みを感じる場合はあまり強く磨かないほうがいいです。研磨剤の入った歯磨き粉でゴシゴシと磨くと柔らかい歯の内部が削れてしまうことがありますので、そっと磨くようにしましょう。

 

セラミックの詰め物や被せ物が取れた時の注意点

セラミックの詰め物や被せ物が取れてしまった時、どのようなことをしてはいけないのでしょうか。

〇自分ではめない

取れてしまった詰め物や被せ物を、自分ではめるのはやめましょう。歯を傷つける恐れがあります。

また、市販の接着剤でつけることは絶対にやめてください。 歯科専用の接着剤を使わないと、また取れてしまいます。一般の接着剤の中にはお口の中には有害な成分の物もありますし、再治療する際に歯科医院で余計な手間がかかってしまう可能性もあります。

〇取れたまま放置しない

取れたまま放置することは、絶対やめてください。取れた歯が虫歯になってしまう可能性があります。また、歯が欠けたり、割れたり、痛みが出たりすることがありますので、なるべく早く受診しましょう。

〇取れた詰め物を捨てない

取れた詰め物や被せものを捨ててはいけません。そのまま再接着できる可能性がありますので、歯医者に持っていきましょう。飲み込んでしまった、なくしてしまった場合は、歯科医院で新しく作り直してもらいます。

〇固いものを食べない

詰め物が取れた歯は、弱く傷みやすい状態になっています。この状態で固い食べ物を食べると、歯を痛めてしまったり 歯が割れてしまったりすることがあるので気をつけましょう。食事をする時は、なるべく取れた歯と反対側で噛むようにしてください。

〇熱いもの、冷たいものは控える

詰め物が取れた歯は、歯の内部むき出しになっている場合があり、神経が刺激を受け痛みを感じやすくなっています。熱いもの、冷たいものなどの刺激物を控えるようにしましょう。

 

セラミックの詰め物や被せものが欠けてしまったら?

セラミックの詰め物が欠けたり割れたりした場合は、新しく作り直す必要があります。高額のセラミックを再制作となると、費用的に負担を感じる方が多いのではないでしょうか?

実は、歯科医院によってはセラミックに関して保証制度を設けていることがあります。例えば「セラミック治療が終了してから○年以内であれば、無償(半額)で再制作します」などといった保証です。

保証の有無や内容は歯科医院によってさまざまですので、セラミック治療をする前に、必ず歯医者さんで確認をしておきましょう。

 

まとめ

今回は、セラミックの詰め物が取れてしまった時の注意点と対処法について解説いたしました。歯の詰め物が取れてしまっても、まずは慌てずに取れたものを保管し、なるべく早めに歯科医院に行くようにしましょう。

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投稿者: 西本歯科医院

2020.03.11更新

歯に被せる被せ物の中でも、仕上がりがとても美しいオールセラミッククラウン。健康保険が適用されないため比較的高額ではありますが、自然歯と見間違うほどの高い審美性を誇り、患者さまの満足度が大変高い被せ物です。またセラミック(陶器)は、保険適用で使われるレジン(プラスチック)とは違い変色することがない点も魅力です。

そんなオールセラミッククラウンは、実際にはどのように制作されているのでしょうか?歯科医院で型取りした後は、主に歯科技工所で製作するセラミッククラウン。今回はその制作方法について、ご紹介していきます。

 

オールセラミッククラウンの制作方法

1,歯科医院で歯を削る(形成)

歯科医院で歯科医師が、オールセラミッククラウンを被せるために必要な分だけ歯(神経を抜いている場合は、歯と根幹治療後に歯根にセットしたコア)を削ります。良い被せ物を製作するためには、この形成はとても重要な工程です。歯とクラウンの境目部分(マージン)の形成が上手ければ、技工所でクラウンが作りやすいというのはもちろん、審美性が高く、清掃性が高い長く使えるクラウンを作成することができます。

また、神経を残してクラウンを被せる場合はなるべく歯を削る量が少ない方が歯のダメージが少ないのですが、オールセラミッククラウンを作るためにはある程度の量を削らないといけません。そのため、細心の注意を払いながら必要最低限の量だけを削ります。

 

2,歯形を取る(印象採得)

歯の形成が終わったら、歯形を取ります。これを印象採得といいます。通常、種類の違う二種類の印象材を使って精確に歯の型を取ります。さらに噛み合わせの状況を調べるために、噛み合わせの歯型も取ります。

また、歯の色を記録するため写真撮影を行います。お口元全体や、セラミッククラウンを被せる歯のアップなど、何枚か撮影します。シェードガイドという歯の色見本と、患者さまの歯を比べながらも撮影しますのでより正確に歯の色を記録することができます。

通常は患者さまの元の歯に合わせた色や形でオールセラミッククラウンを製作しますが、「歯の色を白くしたい」、「歯の形や大きさを変えたい」など患者様のご希望がある場合はご相談いただければ対応可能です。

形成した歯には、レジン(プラスチック)で作成した仮の歯を被せます。

 

3,歯形に石こうを流し、模型を作る
歯形に石こうを流して、模型を作ります。石こうを流し込む際、ごく小さな気泡でも入ってしまうとセラミッククラウンがうまく作れません。そのため、細心の注意を払いながら石こうを流し込みます。石こうが完全に固まったら印象材から外します。その後、出来上がった石こう模型に土台を付け、セラミッククラウンを製作する歯を一本ずつに切り分けると、作業用模型が完成です。この作業用模型を使用しセラミッククラウンを製作していきます。

 

4,レーザースキャナーで歯形を読み込む

昔は、技工所で歯科技工士がすべての工程を製作することが多かったセラミッククラウンですが、最近はクラウンの内側を機械で製作する場合が増えてきています。
機械で製作する場合は、まず作業用模型をレーザースキャナーにセットします。すると機械が自動的に模型の形を読み取って、コンピューター上で三次元データに変換します。

5,コーピング(土台)を作成
レーザースキャナーで読み込んだデータを微調整します。後は、機械がセラミッククラウンの内冠となるコーピング(土台)を自動で作成します。
オールセラミックの場合、コーピング(土台)もセラミック(陶器)です。そのため保険適用などのクラウンでよく使われる金属の土台とは違い、金属アレルギーや、歯ぐきが変色してしまうという心配がありません。また光を透過する素材なので、天然歯のような透明感があるクラウンを作成することができます。

6,コーピング(土台)にセラミックを盛り付け焼き付ける
出来上がったコーピング(土台)に、歯科技工士がセラミックを盛り付けて焼き付けます。セラミックの粉末を専用の溶剤で溶かし、何層にも分けてコーピングに盛り付けていく築盛(レイヤリング)という工程は大変繊細な作業ですので技工士の腕が重要となります。患者さまの歯の写真や、歯科医師からの情報を元に色や形を合わせていきます。天然歯はよく見ると内部の象牙質が透けて見えるような透明感のある色をしていますが、優秀な歯科技工士はそういった美しい色調を正確に再現することができます。

大体の歯の形を築盛したら、高温の炉の中に入れて一度セラミックを焼き固めます。その後またセラミックを盛り付け、焼き固めます。正確な色を表現するために、これを何度か繰り返していきます。

7,仕上げ
焼き固まったセラミッククラウンの形を、技工所専用の機械を使って調整します。その後数種類のバーで研磨し、さらにつや出しを行います。
クラウンの表面を綺麗な質感にするために、最後に低温の炉で一層だけ焼いて仕上げます。最後に殺菌を行い完成です。

8,歯科医院で患者様にセラミッククラウンを装着
出来上がったセラミッククラウンは、歯科医院で患者様の歯に装着されます。仮歯を外し、歯を清掃、乾燥してしっかりと接着します。余分な接着剤を除去し、最後にかみ合わせを微調整して完成です。色、形ともに美しく、患者様の歯にぴったりと入る精度の高いオールセラミッククラウンが完成しました。

投稿者: 西本歯科医院

2020.01.20更新

「オールセラミック」と「レジン」は、どちらも白い歯の詰め物や被せ物に使われている素材です。
今回の記事では、オールセラミックとレジンで迷われている方へ向けて、それぞれの違いや、メリット・デメリットをご紹介していきます。保険適用や料金等についても解説させていただきますので、是非最後までご一読ください。

 

オールセラミックの特徴


○オールセラミックの素材

オールセラミックは、陶器(セラミック)の素材でできた被せ物(クラウン)や、詰め物(インレー)のことです。全体がセラミックでできていて、見た目が大変美しく、天然歯のような色調を再現できるのが特徴です。

健康保険が適応されないため、費用が高額です。しかし、審美性が高く長年使っても変色しにくいので、特に目立ちやすい前歯の治療によく使われます。


○オールセラミックでの治療法
オールセラミックの治療法を簡単にご紹介します。虫歯が大きいなどの理由で神経を抜いた場合は、まずは神経の治療を行います。その後、歯の根に土台(コア)を作り、その上にオールセラミックをかぶせます。

オールセラミックは歯型をとった後、歯科技工所や院内ラボなどで鋳造され制作されます。
虫歯の範囲が小さい場合などは、神経を抜かずにセラミックの被せものを入れることもあります。


○オールセラミックの耐久性
陶器でできたオールセラミックは、汚れがつきにくいので変色や劣化が少ないのが特徴です。プラークなどの汚れもつきにくく、しっかりとメンテナンスをしていけば、何年もきれいな状態を保つことができます。


○オールセラミックのメリット
オールセラミックは、天然の歯のような透明感を再現できます。レジンのノッペリとした白い色とは全く違う、本物の歯と見分けがつかないほどの自然で美しい被せ物を、作ることができるのが特徴です。

汚れや歯石が、つきにくく落ちやすい素材ですので、虫歯や歯周病のリスクも低いと言われています。長年使っていても着色しにくく、変色しません。
また、オールセラミックの場合は金属を使わないため、金属アレルギーの方でも安心して使用することができます。さらに、金属は長年使っていると溶け出し、歯茎の色が黒くなってしまうことがありますが、オールセラミックではそのような心配がありません。


○オールセラミックのデメリット
オールセラミックは、保険診療ではないので料金が高いことがデメリットです。歯科医院によって違いますが、一本7~18万円程の費用がかかります。

また、治療を行う歯科医師や、被せ物を作成する歯科技工士の腕により、仕上がりが左右されるのもデメリットと言えるかもしれません。

さらに、セラミックの特徴として天然歯よりも硬いということがあります。このため長期間使っていると、かみ合わせの歯に負担がかかることがあります。 陶器なので、強く噛み合わせたり歯ぎしりなどをすると、欠けたり割れたりする可能性があります。強度を増すために、歯を大きく削る必要があるのもデメリットです。

 

レジンの特徴


○レジンの素材

レジンは歯科用のプラスチックのことです。


○レジンでの治療法
レジンの治療法には、いろいろな種類がありますので詳しくご紹介していきます。


△CR(コンポジットレジン)充填
比較的小さな虫歯などに使われる治療法です。コンポジットレジンは強度が弱い素材で、大きな範囲に使用すると欠けたり割れたりしやすく、適用できないことがあります。

治療法は、虫歯を削った後に、「プライマー」、「ボンディング」という歯とレジンをつきやすくする液体を、まず歯に塗ります。その後、コンポジットレジンという柔らかいプラスチック素材を流し込んで、光を当て照射し硬化させます。その後、かみ合わせを確認し、高ければ削って、表面をなめらかに磨いて完成です。

一度の治療で簡単に施術が終わるため、患者様の負担が少ないのが特徴です。


△硬質レジンジャケットクラウン(冠)
レジンでできている被せもの(クラウン)です。前歯に保険適用できますが、耐久性がないため、使っている歯科医院は少ないです。


△硬質レジン前装クラウン(冠)
外側はレジン、内側は金銀パラジウム合金で作られている被せもの(クラウン)です。前歯に保険適用でき、内側に金属を使っているため耐久性があります。そのため、保険の範囲内で前歯の白い被せものを希望される場合によく使われます。


△ダイレクトボンディング
歯の表面に、コンポジットレジンを塗る方法で、主に美容目的で行われる治療法の一つです。歯が小さかったり、歯と歯の間に隙間が空いていたりなどで見た目が気になる場合に行われることが多いです。ただ、レジンは柔らかく欠けやすい素材なので、大きく歯の形を変えるようなことはできません。
美容診療用のレジンは、保険診療で使うものとは品質の違いがあるものもあります。保険適用のレジンよりも高品質で、変色しにくい素材もありますが、プラスチックなので多少の変色はあります。


○レジンの耐久性
レジンはプラスチックですので、耐久性はあまりないです。歯科で使われる素材の中では、寿命が短いものだと言えるでしょう。柔らかい素材なので、長年使っていると少しずつ擦り減ってきたり、欠けたりすることがあります。また、通常ニ年ほど使用すると変色してきてしまいます。


○レジンのメリット
レジンは健康保険が適応されるので、費用が安いのがメリットです。また、特にコンポジットレジン充填は歯をあまり削らずにできるので、健康な歯を残しやすく治療が短期間で簡単に終わる点も、メリットと言えるでしょう。オールセラミックや他の素材よりも柔らかいため、欠けたりしますが、噛み合わせの歯を傷付ける心配がない点はメリットです。


○レジンのデメリット
レジンは吸水性があるため、長期間使っていると変色したり、擦り減ってきたりしやすいのがデメリットです。また、セラミックのような美しい歯の色を再現することはできません。

オールセラミックとレジン、どちらがおすすめ?

オールセラミックは金属を使っていないので、金属アレルギーの心配がありません。また、天然歯に近い色を再現することができ、審美的に最も優れた素材だと言えるでしょう。小さな虫歯の治療でしたら、レジン治療をする方法がおすすめですが、目立つ前歯などの被せ物の治療をする場合は、オールセラミックの被せ物をおすすめいたします。


保険適用外の被せ物は、費用は高くなりますが、見た目が綺麗で天然歯のような歯などを入れることができます。特に、目立つ前歯などを綺麗に治療したいという場合にはオールセラミック等がおすすめです。

また自費治療の場合、被せ物に割れやヒビが入ってしまった場合の保証がついていることがあります。歯科医院によって保証内容や保証期間が異なりますので、治療に入る前によく確認しておきましょう。治療後に「仕上がりが思っていたのと違った」という事がないように、事前に色のガイドや治療の事例写真などを見せてもらったりして、納得の上で治療を受けるようにしましょう。

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オールセラミック以外の施術法とは?その違いと値段の相場について解説

投稿者: 西本歯科医院

2019.12.29更新

虫歯の治療などで歯を削った後、その上に被せる被せ物(クラウン、差し歯)には、いろいろな種類があります。その中でもオールセラミックは、仕上がりが大変美しく満足度が高い施術法です。 オールセラミックやそれ以外の施術法についてと、値段の相場について解説していきます。

 

保険適用できるものとできないものについて

歯の被せ物には、健康保険適用されるものと健康保険適用されないものがあります。健康保険が適用されるもの以外の高価な材料を希望される場合は、全て自費となります。

一般的に保険適用の施術法は、自己負担額が2~3割程(負担の割合は年齢や所得などによって異なります)ですので費用が安いというメリットがあります。しかし、見栄えでの満足度は低いことが多いです。

反対に、保険適応外の施術法の場合費用は高くなりますが見栄えの満足度は高いことが多いでしょう。

 

保険適用の施術法

健康保険適用の被せ物について、具体的に解説していきます。保険適用の施術法の場合、保険点数が決まっていますので、同じ治療法であれば歯科医院を変えてもほぼ同程度の費用が請求されます。

○硬質レジンジャケットクラウン

ジンで作られたクラウン(冠)です。歯科用のプラスチック素材のことを、レジンといいます。白い歯にすることができますが、セラミックのように透明感のある天然歯のような色は再現できません。また、時間がたつと変色することがあります。割れたり減ってきたりしやすいので、噛み合わせにあまり負担がかからない歯に使われます。

費用(自己負担額):3000~5000円

○硬質レジン前装冠

内側は金銀パラジウムなどの合金で、外側の見える部分だけ硬質レジンが貼り付けられています。硬質レジンジャケットクラウンよりも強度があります。保険診療で前歯(前歯~犬歯)に適用されるため、多くの歯科医院で前歯の治療によく使われる材料です。レジンは見栄えがセラミックより落ち、長年使っていると変色することがあります。また、口を開けると裏側の金属が見えることがあります。

費用(自己負担額):5000~7000円 

○銀歯(金銀パラジウム合金)

金銀パラジウム合金などでできている銀歯です。第一小臼歯から後ろにある奥歯を保険診療で施術する際に使用します。 安く、強度が高いのが特徴ですが、見栄えは劣ります。また、長く使っていると歯茎が黒ずむことがあります。

費用(自己負担額):4000~5000円

○CAD/CAM冠

近年、新しく保険適用となったハイブリッドレジンの白い被せ物です。歯科用CAD/CAMシステムを用いて製作されます。平成26年より、小臼歯のCAD/CAM冠 保険適用が始まり、白い歯を入れられるようになりました。平成30年からは、金属アレルギーの方は大臼歯についてもCAD/CAM冠が保険適用となっていますが、金属アレルギー診断書の提出が必要です。また、白い色ですが、他の歯の色に合わせることはできず、年月と共に変色します。 CAD/CAM冠は、全ての歯科医院で取り扱っているわけではないので、事前に確認が必要です。

費用(自己負担額):8000~9000円

保険外の施術法

健康保険が適用されない、自費診療の場合のクラウンについて解説していきます。保険診療と違い自由に値段を決められるため、歯科医院によって費用に差があります。

○オールセラミック

全体がセラミック(陶器)でできている被せ物です。ポーセレンと呼ばれることもあります。透明感があり、自然歯の様な美しい人工歯を作成できるのが特徴です。変色、劣化が起きにくく、金属アレルギーの心配もありません。 陶器素材なので、強い衝撃を受けると割れたり欠けたりすることがあるのがデメリットです。そのため強い力がかかる、奥歯などには不向きです。

費用:7~20万円

○メタルボンドセラミッ(MB)

金属フレームの上にセラミック(陶材)を焼き付けた素材です。オールセラミックよりも強度があるため、強く噛み合わせる奥歯にも使えるのが特徴です。自然な白さに近いですが、オールセラミックよりは見栄えが劣ります。

費用:7~15万円

○ジルコニアセラミッククラウン

内側が白色ジルコニア、表面はセラミックの素材です。ジルコニアは、人工ダイアモンドのキュービックジルコニアとほぼ同じ耐久性がある素材です。メタルボンドよりも見栄えはよく、強度もあるのが特徴です。硬いため加工が難しく、複雑な治療には向きません。

費用:7~20万円 


○フルジルコニア

全体が白色ジルコニアの素材です。大変強度が高いため、強い力で噛む奥歯の治療に向いています。素材が硬いため、噛み合う天然歯が傷つく可能性があるのがデメリットです。

費用:7~20万円


○ハイブリッドセラミック

レジンとセラミックの混合素材を用いた素材です。レジンのクラウンよりも、強度や見栄えの良さが優れているのが特徴です。保険素材のレジンよりは変色しにくいですが、長年使っていると変色することがあります。セラミックよりは柔らかいです。

費用:4~12万円

○二ケイ酸リチウムガラスセラミック(e-max)

ニケイ酸リチウムガラスセラミックという素材を用いた、次世代セラミックシステムがE.MAX(イーマックス)です。天然歯と同じような摩耗性があり、噛み合わせの歯を傷つけません。強い衝撃を受けるとヒビが入ったりすることがあります。

費用:6~10万円

○ゴールドクラウン(金歯)

金合金、白金加金などで作られた被せ物です。古くからよく使われてきた素材で、柔軟性が高いため割れにくく、適合性が高いので二次カリエス(虫歯)になりにくいのが特徴です。金なので見栄えが劣るのがデメリットです。

費用:5~12万円。 

まとめ 市販のマウスピースでは矯正できません

保険適用の被せ物は種類が少なく、見栄えは劣るものが多いですが、費用が抑えられるのがメリットです。

保険適用外の被せ物は、費用は高くなりますが、見た目が綺麗で天然歯のような歯などを入れることができます。特に、目立つ前歯などを綺麗に治療したいという場合にはオールセラミック等がおすすめです。

また自費治療の場合、被せ物に割れやヒビが入ってしまった場合の保証がついていることがあります。歯科医院によって保証内容や保証期間が異なりますので、治療に入る前によく確認しておきましょう。治療後に「仕上がりが思っていたのと違った」という事がないように、事前に色のガイドや治療の事例写真などを見せてもらったりして、納得の上で治療を受けるようにしましょう。

投稿者: 西本歯科医院

2019.12.16更新

セラミックインレーを詰めた後、歯がしみて困っている方はいらっしゃいませんか?

治療後なのに歯がしみては、不安になりますよね。

今回は、セラミックインレーの治療後に歯がしみる原因と、その対処法について解説します。

 

セラミックインレーの治療後歯がしみる理由

「インレー」は、虫歯治療で削った部分を補う人工の詰め物のことです。その中でも「セラミックインレー」はセラミックを使用した詰め物で、自分の歯のような美しい自然な白さが特徴です。

しかし、せっかく虫歯治療をして、高額のセラミックインレーを入れたばかりなのに歯がしみるなんてなぜ?と思う人もいますよね。

どうして歯がしみるのでしょうか?

 

○治療直後に歯がしみる場合
セラミックインレーを詰めた直後にしみる理由について、具体的に解説します。

 

・歯を削った後は神経が過敏になっている
セラミックインレーは、虫歯ができたとき、治療で歯を削った後、詰め物をする治療です。

虫歯治療をするときには、高速回転する器具で歯を削って治療するのが一般的です。神経は、その時の振動や熱などの刺激によって、一時的に過敏になっている状態であることが多いものです。

そのため痛みを感じたり、しみたりすることがあります。

 

・神経がもともと弱っていた
虫歯が大きい場合、冷たいものや熱いものでしみることがありますよね。そのような刺激を長期に渡って受けていた場合、神経が弱っていることがあります。

そして、神経が弱っている場合、治療直後に歯がしみる可能性がありますが、その後回復する可能性もあります。

 

・歯科医が神経を残した治療を選択した
虫歯が大きければ神経を抜いてしまえばいい、抜いてしまえば痛みを感じずに済むと考える方も多いですが、神経を抜いた歯はその後の寿命が短くなると言われています。

お口の健康のために、なるべく神経を残して治療をしたいと考える歯科医院では、虫歯が大きめでも神経を残した治療を選択することがあり、治療後に痛むことがあります。

 

・セラミックインレーの高さが高い
インレーやクラウンなどの詰め物を入れた場合、かみ合わせの調整をします。

上下の歯を噛み合せた時に、全体にバランスよく噛めるのが理想的ですが、セラミックインレーを入れた部分が少しでも高い場合は、痛みを感じることがあります。

 


○治療後、しばらくしてから歯がしみる場合
セラミックインレーを詰めてしばらくした後に、歯がしみる場合の理由について、具体的に解説します。

 

・二次カリエス(虫歯)になっている
インレーと、ご自身の歯の間に虫歯ができると、しみることがあります。

虫歯菌はちょっとした隙間に入り込んでしまうことがあり、そこからまた虫歯になるのです。これを二次カリエス(二次虫歯)といいます。

 

・インレーが欠けてしまっている
インレーが欠けてしまっているために、しみることもあります。

セラミックは固く経年劣化の少ない素材ですが、強い歯ぎしりやスポーツなどによる食いしばり、事故などの衝撃によって欠けたり割れたりすることがあります。

欠けたり割れたりすると、しみることがあり、そこから虫歯になることもあります。

 

・知覚過敏を起こしている
歯周病による歯肉の退縮や、歯ぎしりなどによって知覚過敏を起こしていると、歯がしみることがあります。

 

・インレーの高さが高いから
セラミックは天然の歯よりも固いです。そのため年月とともに周りの天然歯がすり減っている場合でも、セラミックインレーはそのままの高さを保っているために、噛むと痛みが出るという人がいます

 

セラミックインレーを入れた後歯がしみる場合の対処法

セラミックインレーを入れた後、歯がしみる場合の対処法について具体的に解説します。

 

・様子を見る
セラミックインレーを詰めた直後にしみる場合は、少し様子を見てみましょう。通常は、痛みはだんだんと落ち着いてきます。

治療後、日が経つにつれて痛みやしみる症状が落ち着いてくる場合は、治る可能性が高いです。治療後1週間くらいで、しみるのが気にならなくなるという方が多いので、少し様子を見てみましょう。

 

・しみる歯を刺激しないようにする
虫歯治療の直後は、神経が過敏になっているのでしみることが多いです。なるべく神経を刺激しないように、 冷たいものや熱いもの、固いものを食べることを避けてみましょう。

 

・かみ合わせを調整する
セラミックインレーを入れた後、噛んで痛くなる場合は、かみ合わせが合っていない可能性があります。早めに歯科医院へ行きかみ合わせの調整施術を受けましょう。

少しセラミックインレーの高さを調整するだけで、すぐに痛みが取れる場合が多いです。

 

・マウスピースで歯を保護する
噛むと痛いという場合、噛み合わせが強すぎていたり、歯ぎしりの習慣があるために痛みが起きている場合があります。その場合、マウスピースを装着して歯を保護するという方法もあります。

 

・クラウンに変える
セラミックインレーで歯の痛みが収まらない場合、セラミッククラウンという被せ物に変えることで、歯の痛みが治まることがあります。

 

・虫歯治療をする
セラミックインレーを詰めた歯が二次カリエスになってしまっている場合、虫歯治療が必要です。

セラミックインレーが欠けてしまった場合も、必要に応じて歯を削り、新しいインレーやクラウンを詰めます。

 

・神経を抜く治療をする
痛みを感じる場合、神経を抜くのも1つの治療方法です。特に、強い痛みを感じている場合は、二次カリエスが深刻な状態になっている可能性が高く、その場合は、神経を抜く治療を選択することがあります。

 

・お口全体の虫歯や歯周病の治療を行う
セラミックインレーを詰めた歯がしみるけれど、虫歯や噛み合わせには問題がないこともあります。その場合は、その周囲や上下の歯の虫歯、歯周病治療を行うとよくなるかもしれません。

周囲の歯を治療することによって、歯のしみが治まる方もいます。

 

まとめ

セラミックインレー装着後、歯がしみる原因と対処法について解説しました。

もしもセラミックインレーを入れた後に歯がしみるようでしたら、まずは治療を受けた歯科医院に行って相談してみましょう。すぐに解決できる場合も多いです。

また、様子を見る場合にも、定期的な検診は必ず受けるようにしてくださいね。

 

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『歯を削るデメリットは? | セラミックを選ぶ判断は慎重に』
自然な歯でい続けたいあなたにオススメしたい「セラミック」

投稿者: 西本歯科医院

2019.10.29更新

セラミックとは

セラミックとは、陶器と同じ材質のもので、歯医者では銀歯やプラスチックの詰め物に変わる素材として使用されています。歯とほぼ同様の見た目と、滅菌性のある人口歯です。

 

セラミックの特徴

セラミックの特徴として、今までの銀歯等の詰め物と違い、本来の歯に近い色合いになっているので、治療を行い、詰め物をした後でも歯の見た目を損なうことが少ないです。

歯を治療し、銀歯やプラスチックを埋めた場合、見た目にも影響があり、歯を見せることに躊躇してしまいがちです。

だからこそ、セラミックを使用することで自然な歯に仕上げ、自信をもって歯を見せることができます。

さらに特徴的なのは、虫歯になりにくいという点です。

銀歯やプラスチックの詰め物の場合、表面に汚れが付きやすくべたつきやすく劣化しやすいので歯との間に隙間ができやすく、虫歯菌が入ってしまうと普通の歯と比べて数倍速く虫歯になりやすくなります。

逆にセラミックの場合は表面を一度焼いてコーティングを行っているので汚れが付きにくく、口内環境を守ることができます。

セラミックの種類

・ハイブリッドセラミック
セラミックの他にレジンや人工ダイヤモンドのジルコニアの粉末を混ぜて作成したセラミックの人口歯です。
純正のセラミックと比べると耐久性がありますが、長期間使用した際に変色しやすいというデメリットがあります。金額は小さな詰め物であれば、1万円前後、大きい場合は6万前後かかります。

・オールセラミック
100%陶材で作られているので、透明度が高く、長期間使用しても汚れが付かず変色しづらいのが特徴です。
しかし強い衝撃がかかってしまうとかけてしまう恐れがあり、欠けてしまうと銀歯やレジン等のプラスチックと違い復元ができないので新しく作り直さなければいけないので注意が必要です。
金額はハイブリットセラミックよりも高額で、10万円前後かかります。

・ジルコニアセラミック
歯の外側がセラミック、内側には人工ダイヤモンドとして知られているジルコニアで作られている人口歯です。
セラミックとジルコニアの良さを兼ね備えており、見た目はセラミックの美しさ、そしてセラミックの低い耐久性をジルコニアで補っている人口歯です。
セラミックに次いでジルコニアも使用されている最高級の人口歯なので他のセラミックより高額になり、13万円前後かかります。

・メタルセラミック
メタルセラミックは、金属で作った鋳造冠にセラミックを焼き付ける方法です。
外側はセラミック、内側は金属になっており、オールセラミックと違い耐久性がある人口歯です。主に前歯やかみ合わせに負担がかかる奥歯に使用されることが多いです。
金額は8万円前後かかります。

・E−MAXオールセラミック
E−MAXオールセラミックは、現在最も最先端のセラミック素材と言われており、セラミックのデメリットである強度と軟性を整えているにもかかわらず金額は他のセラミックとほぼ変わらないのが特徴です。
しかし色を調整することができないので基本的に詰め物に使用されることが多いです。
金額は10万円前後かかります。


セラミックと一般の詰め物との違い

主な詰め物との比較です。
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セラミックの寿命

セラミックは詰め物としても優秀で歯との親和性が強くしっかりと密着し、表面が滑らかなので、レジンや銀歯と比べて虫歯が再発することが圧倒的に低いです。

銀歯の場合はよく歯磨き中や食事中に取れてしまったりすることがありますが、それは最初は密着していた銀歯と歯が劣化によって隙間ができ、そこから虫歯菌が入り再発してしまうこともよくあります。

セラミックは圧倒的に劣化も少なく、銀歯等の平均的な寿命は7年と言われていますが、セラミックの平均的な寿命は8~10年、しっかりと管理することができれば約20年使用することができるとも言われています。

1本あたりの単価はレジンや銀歯と比べて圧倒的に効果ですが、その分10年以上使用できると考えるとランニングコスト等を考えると十二分に元がとれる素材だと言えます。

セラミックのメンテナンス方法

セラミックのメンテナンスは、通常の歯と同様にブラッシングして汚れを落とすことがまずは大事です。詰め物でなくても言えることですが、強く磨きすぎると歯肉が下がってしまい、通常の歯も抜けやすくなったり、セラミックであれば歯の境目が見えてしまうので強くこすりすぎないことが大切です。

ブラッシング以外に、歯間ブラシやフロスを使い、隙間の汚れを落とすようにしましょう。
きちんと歯を磨いているつもりでも、歯の隙間には汚れが溜まりやすいのでしっかりと汚れは落とすようにしましょう。

セラミックでブリッジを作っている際は根元の汚れに最も注意しなければいけません。
ブリッジとは抜けてしまった歯の左右の歯を支柱として名前通り橋(ブリッジ)のように欠けることで歯を復活させる方法です。

ブリッジは歯間ブラシ等が使用することができず、磨き方も普通に磨き方と少し違ってくるので注意して磨かなければいけません。汚れを放置しておくと口臭や虫歯菌が繁殖し、更に別の場所が虫歯になってしまう恐れがあります。

せっかくセラミックで綺麗に整えた大切な歯と、それ以外の歯を守るためにはスーパーフロス等を使用して丁寧に汚れを取り除くようにしましょう。

 

セラミックのメリット

見た目が美しい

天然歯のような透明感と質感を表現することができ、差し替えても一切遜色の無い人口歯として使用することができます。

 

変色しない

セラミックは陶器と同じ材質をするので、水分を全く吸収しません。
そのため、着色汚れが付着しづらいです。

 

虫歯になりにくい

銀歯やプラスチックの詰め物のように汚れが付着し、そこから虫歯菌が繁殖し、虫歯が再発することもあります。それと対象にセラミックは加工段階で一度焼入れを行い人口歯として使用するので汚れが付着しづらいので虫歯菌の繁殖を予防してくれます。

 

金属アレルギーでも使用できる

銀歯と違い、セラミックは金属を全く使用しないので金属アレルギーの心配が一切ありません。
さらに金属成分が流出して歯が黒ずんでしまったり、歯茎に付着したりすることがありますが、それも起こらないので歯が汚れる心配はありません。

 

劣化しにくい

セラミックは経年劣化が起こりづらく、時間が経っても現在の美しさを維持することができます。

 

セラミックのデメリット 

割れやすい

セラミックは金属に比べて固く曲げたり伸ばしたりできる性質を持っていません。そのため衝撃を受けると割れてしまいやすいのが特徴です。衝撃といっても強い圧力が加わる奥歯や、歯ぎしりによって割れることもあります。そして一度割れてしまうと金属のように修復させることが不可能なので初めから作り直す必要があります。

 

強い力が加わると割れてしまう事がある

セラミックは陶材の一種です。陶器のカップを床に落とせば割れてしまうように、陶器は衝撃には弱い特性があります。噛み合わせが強い奥歯や、歯ぎしり等の癖がある場合には、内側が金属でできたセラミッククラウンや、強度があるジルコニアセラミッククラウンがおすすめです。

 

歯を削る量が多い

金属は延性があり薄く延ばしてもある程度の強度が得られるので歯を削る量は少なくても問題ないですが、セラミックはある程度の厚みが無いと人口歯としての強度を保つことができないので自ずと削る量は多くなってしまいます。

 

費用の負担が大きい

セラミックの歯は銀歯やプラスチックの詰め物と違い保険適用外になります。※
そのためそもそもの治療費が高額にもかかわらず、自費診療になってしまうので1本あたりの費用が約8万円~15万円程になります。

さらにセラミックは医者の技術によって施術後の問題などが発生しづらいということもありますので値段の安さだけで選ばず、診療所の技術の評価でも選ぶようにしましょう。

※保険が適用されるケース
一定の条件(歯の前から数えて4番目、5番目の被せ物)を満たすことで保険が適用されることがあります。セラミックの種類で紹介したハイブリッドセラミックを使用した人口歯がセラミックで唯一保険が適用されます。

ハイブリットセラミックはその他のセラミックと比べて審美性に劣ってしまいますが、銀歯のように目立つことが無く、レジンと比べて変色しづらいので長期で使用し続けられる人口歯になっています。

 

まとめ

セラミックは基本的に保険適用外なのでとても効果ですが、その金額だけで忌避するのではなく、しっかりと性能や寿命を理解しておくことが大切です。銀歯にしておいて、また虫歯にかかってしまったり残っている歯や、歯肉が変色してしまうことや、都度レジンにして何度も変えたりすることを考えると、寿命とランニングコストを考えるとセラミックのほうが安い場合もあります。

さらに一部のセラミックは保険適用のものもあるので高額だからといって諦めず、一度問い合わせを行うことも大切です。

最終的に最も大切なことは歯を大事にすることです。歯を削る原因のほぼ全てが虫歯なのでその原因となる虫歯にかからないための対策も重要になります。万が一歯の状態が悪くなってしまっても、セラミックを使用することで綺麗な歯に見せることもできます。

セラミックは高額ですが、金額以上のメリットがあります。そしてここではお話ししていないセラミックの種類で、保険が適用される場合もありますので歯医者に確認してみてはいかがでしょうか?

西本歯科医院では、格安なのに質の高いセラミック治療を提供しております。

投稿者: 西本歯科医院

2019.10.18更新

歯医者というと虫歯を治療したり、歯の不調が起こった際に通う場所ですが、どのような印象をお持ちでしょうか?

あのキーンとしたドリルの音が苦手等いろいろな印象はありますが、そもそも治療のために歯を削るという行為が、実際にはとてもデメリットが大きいということを理解しましょう。

そこで歯を削る際に生じるデメリット、そして虫歯でよく使われるのが詰め物ですが、その詰め物にも良し悪しがあり、今回はその中でも最も歯と整体親和性が高いセラミックを紹介していきます。

歯を削るデメリットとは?

歯を削った際に生じるデメリットは意外と多く、さまざまな問題を発生させやすいです。 そのデメリットを全て紹介していきます。

 

削った所から虫歯になりやすくなる

歯が削られることによって、その場所から虫歯になりやすくなるというデメリットがあります。歯を削った場所は、菌が付着しやすく繁殖しやすい環境にあります。これによって、削った歯が虫歯になり、さらにその周囲に虫歯が広がってしまうという悪循環が生まれてしまうケースが少なくありません。

痛みや知覚過敏の元になる

歯を削ると、歯の表面が内部にある神経に近づいてしまいます。そうすると、痛みを感じやすくなり、また、冷たいものが「キン」と来る知覚過敏を起こしやすくもなります。

歯髄まで削ってしまう恐れがある

歯髄とは歯の神経のことです。 歯の神経まで虫歯になっているようであれば神経を抜く必要がありますがそうでなくても痛みがひどい場合は歯の神経を抜かなければいけないことがあります。
神経を抜いたら痛みが発生しないということであれば虫歯のところを根こそぎ抜いてしまったら良いと思ってしまいますが、そうすると虫歯が再発した際に痛みが発生せずに進行してしまい、思わぬ病気が発生してしまうこともありますので注意が必要です。

歯を削るのは当たり前という考えを捨てる

今までは虫歯にかかってしまった時は歯を削り、詰め物をするというのが常識でした。 しかし現在は技術の進歩によって、削らずに治療する方法もあります。 

今までの虫歯の治療

基本的に早期発見、早期治療というやり方が現在も変わらずに続いています。早期発見によって軽度の治療で完了できるものですが、どんなに小さな虫歯であっても虫歯の部分を削り、銀やプラスチックの詰め物をする治療が行われていました。

しかし、その治療方法では全員が健康的な歯を維持することができないのが現状でした。治療のために歯を削るという行為を行うことによって、削ったところからさらに虫歯菌が繁殖してしまったのです。

削らない治療とは?

・ドックベストセメント治療
鉄イオンと銅イオンによって虫歯を削ることなく、セメントを使用することで虫歯菌を完全に殺菌する治療方法。
虫歯がひどい場合は神経まで届いている場合が多いので神経を抜かなければならず、歯としての機能は無くなってしまいます。そこでこの治療方法を使用することで神経を抜くことなく治療を行うことが可能となっています。

・ヒールオゾン治療
殺菌能力が非常に高いオゾンを使用し、虫歯菌を殺菌する方法です。
初期の虫歯であれば、ほぼ削ることなく治療することもでき、虫歯菌のみならず、歯周病菌も殺菌することが可能なので虫歯、歯周病の予防にも繋がります。

・3Mix法
3Mix法とは、3種類の抗生物質を混ぜ合わせた薬剤で、歯の中の病原菌を殺菌する方法です。虫歯がひどい場合で歯の神経を抜くようになった場合でもこの方法を使用することで、神経を抜かずに虫歯治療を行うことができるようになります。

・プラズマレーザー治療
高温のプラズマを作り出し、歯の表面のエナメル質や象牙質の耐酸性を高め、歯の表面のエナメル質が溶ける脱灰という現象を起きにくくすることで強い歯にすることが可能になります。 オゾン治療等の後に行うことでより効果的な治療になります。

・カリソルブ
虫歯部分のみを柔らかくし、溶かす薬を虫歯に塗布し、削る部分を最小限にする治療方法です。

・アクアケア(エアーアブレージョン治療)
酸化アルミニウムの特殊な粉末を虫歯部分に吹きかけ、虫歯の部分のみを吹き飛ばす治療法です。歯磨き粉などにも酸化アルミニウムは含まれていますが、周りの硬い健康な歯にはダメージを与えずに、柔らかくなった虫歯部分のみを吹き飛ばす事が可能です。

・ペリオトリート
最も手軽な治療法で自宅でも行うことができます。 行うことは単純で口内の病原菌を殺菌する水を口に含みうがいを20秒間行います。そうすることで口の中の虫歯菌と歯周病菌をほぼ完全に殺菌することができ、さらに歯垢も分解洗浄することができます。 予防に近いですが、初期の虫歯であればうがいを続けることで虫歯の進行を押さえることができます。

・アイコン
小さな虫歯に限りますが、虫歯に特殊な薬剤を投与し、虫歯を治す治療法です。 この薬剤は歯を酸性になりにくくする効果もあるので虫歯の再発にも繋がります。

 

セラミック

歯を削らない治療は虫歯の発見が早いほど治療が容易になります。 しかし虫歯が根元まで進んでいる場合は削らなければいけません。その際に詰め物としてよく使用されるのがセラミックです。

 

セラミックの特徴

セラミックの特徴として、今までの銀歯等の詰め物と違い、本来の歯に近い色合いになっているので、治療を行い、詰め物をした後でも歯の見た目を損なうことが少ないです。 歯を治療し、銀歯やプラスチックを埋めた場合、見た目にも影響があり、歯を見せることに躊躇してしまいがちです。

だからこそ、セラミックを使用することで自然な歯に仕上げ、自信をもって歯を見せることができます。

さらに特徴的なのは、虫歯になりにくいという点です。

銀歯やプラスチックの詰め物の場合、表面に汚れが付きやすくべたつきやすく劣化しやすいので歯との間に隙間ができやすく、虫歯菌が入ってしまうと普通の歯と比べて数倍速く虫歯になりやすくなります。

逆にセラミックの場合は表面を一度焼いてコーティングを行っているので汚れが付きにくく、口内環境を守ることができます。

 

セラミックの種類

・ハイブリッドセラミック
セラミックとプラスチックを混ぜ合わせた素材で金属を使用しないので、金属アレルギーの心配も不要で身体にやさしく、時間が経っても歯ぐきへの着色がなく、柔軟性が高いので、周囲の歯や、かみ合う歯に歯を傷つける心配はありません。

しかしプラスチックを使用しているため、吸水性があり付け続けると色が黄色く変色してしまう場合があります。

・オールセラミック
被せ物から差し歯全てがセラミック素材で作られているものです。 天然の歯に近い色、質感を表現することができます。

・ジルコニアセラミック
歯の外側がセラミック、内側には人工ダイヤモンドとして知られているジルコニアで作られている人口歯です。セラミックとジルコニアの良さを兼ね備えており、見た目はセラミックの美しさ、そしてセラミックの低い耐久性をジルコニアで補っている人口歯です。

 

セラミックのメリット

見た目が美しい

天然歯のような透明感と質感を表現することができ、差し替えても一切遜色の無い人口歯として使用することができます。

 

変色しない

セラミックは陶器と同じ材質をするので、水分を全く吸収しません。 そのため、着色汚れが付着しづらいです。

 

虫歯になりやすい

銀歯やプラスチックの詰め物のように汚れが付着し、そこから虫歯菌が繁殖し、虫歯が再発することもあります。それと対象にセラミックは加工段階で一度焼入れを行い人口歯として使用するので汚れが付着しづらいので虫歯菌の繁殖を予防してくれます。

 

金属アレルギーでも使用できる

銀歯と違い、セラミックは金属を全く使用しないので金属アレルギーの心配が一切ありません。
さらに金属成分が流出して歯が黒ずんでしまうことがありますが、それも起こらないので歯が汚れる心配はありません。

 

セラミックのデメリット 

割れやすい

セラミックは金属に比べて固く曲げたり伸ばしたりできる性質を持っていません。 そのため衝撃を受けると割れてしまいやすいのが特徴です。 そして一度割れてしまうと金属のように修復させることが不可能なので初めから作り直す必要があります。

 

歯を削る量が多い

金属は延性があり薄く延ばしてもある程度の強度が得られるので歯を削る量は少なくても問題ないですが、セラミックはある程度の厚みが無いと人口歯としての強度を保つことができないので自ずと削る量は多くなってしまいます。。

 

費用の負担が大きい

セラミックの歯は銀歯やプラスチックの詰め物と違い保険適用外になります。 そのためそもそもの治療費が高額にもかかわらず、自費診療になってしまうので1本あたりの費用が約8万円~15万円程になります。
さらにセラミックは医者の技術によって施術後の問題などが発生しづらいということもありますので値段の安さだけで選ばず、診療所の技術の評価でも選ぶようにしましょう。

 

金属アレルギーでも使用できる

銀歯と違い、セラミックは金属を全く使用しないので金属アレルギーの心配が一切ありません。
さらに金属成分が流出して歯が黒ずんでしまうことがありますが、それも起こらないので歯が汚れる心配はありません。

 

まとめ

これまで歯を削るデメリット、そして削った際に詰め物として効果的なセラミックを紹介してきましたが、一番大切なことは歯を大事にすることです。歯を削る原因のほぼ全てが虫歯なのでその原因となる虫歯にかからないための対策も重要になります。

そこで今回も紹介したペリオトリート等の対策を日々行うことで虫歯のリスクは少なくなっていき、定期的に歯医者に通うことで適切な口内環境を維持することができます。

万が一歯の状態が悪くなってしまっても、セラミックを使用することで綺麗な歯に見せることもできます。

セラミックは高額ですが、金額以上のメリットがあります。そしてここではお話ししていないセラミックの種類で、保険が適用される場合もありますので歯医者に確認してみてはいかがでしょうか?

西本歯科医院では、格安なのに質の高いセラミック治療を提供しております。  

投稿者: 西本歯科医院

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