2020.09.29更新

マウスピース矯正は、ご自身で取り外しができるため歯磨きがしやすいというメリットがありますね。しかし、「お口の臭いが気になる」という悩みを持っている方は少なくないようです。どうして口臭が出てしまうのでしょうか?

今回は、マウスピース矯正中の口臭の原因と、その対処法について詳しくご紹介していきます。

 

マウスピース矯正中に口臭が発生する原因

マウスピース矯正でも口臭が生じる理由について、具体的に解説していきます。

 

○汚れが溜まりやすいから
マウスピース矯正中は、マウスピースを長時間装着していなければなりません。取り外しが可能だとはいえ、1日に20時間以上装着となると、食事の時間とマウスピースのお手入れの時間以外は、常にお口の中に入っているような状態です。

そのため、どうしても汚れが溜まりやすくなってしまいます。汚れが溜まったままだと、細菌が臭いを発生するようになります。

○食べかすがついたままでマウスピースを装着するから
食事の後に歯磨きをしなかったり、食べかすが残っている状態でマウスピースを装着していると、口臭の原因となります。

○マウスピースが臭うから
プラスティックに一度臭いが吸着してしまうと、なかなか取れません。臭いがついてしまったマウスピースをそのまま使用していると、口臭の原因となります。

マウスピース矯正の場合、2週間から1か月程度で定期的に新しいマウスピースに交換します。そのため、歯ぎしり防止用やスポーツ用などで長期に渡り使用するマウスピースに比べれば臭いは吸着しにくいです。しかし、お手入れがうまくできていないとマウスピース自体が臭ってしまうことがあります。

○唾液が行き届かないから
唾液にはいろいろな効果があることが分かっています。
・殺菌・抗菌作用(唾液には「ラクトフェリン」「リゾチーム」など抗菌作用を持つ成分が含まれている)
・自浄作用(歯の表面についた食べかすなどを洗い流す)
その他、消化作用、潤滑作用、緩衝作用、再石灰化作用、味覚作用があります。

マウスピースを長時間装着していると、唾液が歯の表面に行き届きにくくなり、唾液の抗菌作用、自浄作用などが働かず口臭が発生しやすい環境になります。

 

口臭への対処法

マウスピース矯正中の、口臭への対処法について具体的にご紹介していきます。

○食後に必ず歯磨きをする
食後には必ず、丁寧に歯磨きをしてからマウスピースを装着することがとても大切です。汚れが残ったままでマウスピースを装着すると、汚れを封じ込めるような形になってしまい口臭の原因となるからです。

また、マウスピースを装着していない時に比べて唾液による自浄作用や抗菌作用が低下するので細菌が繁殖しやすくなり、口臭虫歯・歯周病のリスクが高くなります。

歯磨きの際は、一本一本の歯を丁寧に磨きましょう。歯ブラシで磨きにくい部分は、デンタルフロス(糸ようじ)・歯間ブラシ・インタースペースブラシなどを併用して、磨き残しがないようにします。

矯正中は歯が重なっている部分があることも多く、歯磨きが難しいケースもあります。歯科医院でブラッシング指導を受け、ホームケアの際の参考にしてみましょう。

○マウスピースを清掃する
マウスピースに口腔内の細菌が付着しますので、マウスピース自体の清掃も大切です。

基本は水洗いをします。お湯で洗うと変形してしまう可能性があるため、絶対に使わないよう注意してください。

水洗いで落としきれない汚れは、柔らかい歯ブラシやデンチャーブラシなどを使って落とします。研磨剤の入った歯磨き粉を使うとマウスピースに細かな傷がついてしまい、かえって細菌が繁殖し臭いの原因となるため使用しないでください。

また、マウスピース用の洗浄剤を使用すると臭いに効果があります。マウスピース用・リテーナー用・入れ歯用の洗浄剤が市販されていますので、必要に応じて使用してみましょう。

マウスピースの材質によって使用できる洗浄剤が異なることがありますので、歯科医院で確認してから使用するとよいでしょう。

○唾液を増やす
唾液を増やすことによって口臭を予防できます。ご自分でできる唾液を増やす方法に、唾液腺マッサージや舌トレーニングなどがあります。

唾液腺マッサージは、耳下腺、顎下腺、舌下腺をお肌の上から優しく指で押す方法です。耳の前の下部、下顎のラインの内側、顎の下あたりをマッサージすると、唾液の分泌が促されます。

舌トレーニングは、歯と唇の間に舌を入れてぐるっと回す方法です。ほうれい線を伸ばすようなイメージでゆっくりと10回ほど行うと効果的です。
舌を出したり引っ込めたりする運動もおすすめです。

 

マウスピース矯正で口臭が改善されることも?

歯並びが悪い場合、歯と歯の間に食べ物が挟まりやすかったり、歯磨きがしにくかったりするためどうしても磨き残しが多くなるものです。その結果、虫歯や歯周病になるリスクが高くなります。

虫歯が進行して神経が腐敗すると悪臭を放ちますし、歯周病になると歯周病菌がガスを発生して口臭の原因となります。

マウスピース矯正で歯並びを綺麗にすることは、口臭予防にも繋がると言えるのではないでしょうか。

 

まとめ

マウスピース矯正での口臭の原因と、対処法についてご紹介しました。正しく対処し、さわやかなお口を手に入れましょう。



投稿者: 西本歯科医院

2020.09.11更新

八重歯を治したい方はいらっしゃいますか?
今回は、八重歯を短期間で簡単に治すことができる、セラミック矯正についてご紹介していきます。

 

八重歯とは

「八重歯」は、上の前から三番目の歯(犬歯)が外に飛び出すように生えていたり、重なり合っていたりする歯並びを表す通俗的な表現です。
歯が重なり合ってがたがたな歯並びを「叢生(そうせい)」といいますが、俗に「乱ぐい歯」「八重歯」とも呼びます。

八重歯の「八重」は、「重なり合う」という意味があり、歯並びがでこぼこしている状態を表しています。また牙のように見えることから、「鬼歯」とも呼ばれることもあります。

 

なぜ八重歯になるの?

顎の骨が小さかったり、歯の大きさと顎の大きさがアンバランスだったりすると、歯が並ぶスペースが足りず叢生になることがあります。特に犬歯は永久歯の中で最も最後に生えてくる歯なので、生えてくる場所がなく前にせり出してしまい、八重歯になることが多いのです。

 

八重歯は可愛い?

日本では、八重歯に「可愛いらしい」といった、プラスのイメージを持つ人も多いですね。実際に、八重歯を売りにするタレントやアイドがいたり、「付け八重歯」を付ける人がいたりします。

しかし、世界的に見るとこのような感覚は珍しいものです。欧米ではドラキュラ・狼男・魔女のイメージがあり忌み嫌われていて、就職や結婚などに不利に働くと言われています。また中国では「虎の歯」と呼ばれ、幸福が逃げる・親や配偶者と離別を早めるなどといった迷信があるそうです。

そのため海外の多くの方々は、早期に矯正治療をします。

 

八重歯のデメリット

・歯が重なり合っているのでブラッシングがしにくく、虫歯や歯周病のリスクが高くなり、口臭を引き起こしやすい
・犬歯の先は尖っているので、八重歯の方は粘膜が傷つきやすく、口内炎になりやすい
・噛み合わせが悪く、食べ物がうまく噛めない
・犬歯が機能せず、他の歯に負担がかかる
・唇がうまく閉じなかったり、口の形がゆがんでしまうことがある
・見た目の問題がある

 

矯正方法の種類


○ワイヤー矯正

もっともよく知られた矯正方法で、矯正といえばワイヤー矯正というイメージをお持ちの方も多いでしょう。
歯に「マルチブラケット」と呼ばれる装置を取り付け、そこにワイヤーを通し引っ張ることで歯を動かす矯正方法です。ほとんどの症例に対応できます。
金属のブラケットや、目立ちにくい白いブラケットなど様々な種類があります。また、歯の裏側から矯正を行う「リンガルブラケット」もあります。

矯正期間は通常1~3年ほどで、治療後の後戻りを防ぐためさらに保定期間が1~3年ほどかかります矯正装置は自分で取り外すことができないため、汚れなどが溜まりやすく、歯磨きが行き届かないと虫歯になりやすいです。

 

○マウスピース矯正

一人ひとりに合わせたオーダーメードのマウスピース(アライナー)を、1週間~1ヶ月ごとに交換しながら装着することによって、少しづつ歯を動かしていく矯正方法です。抜歯が必要な重度の歯列不正などには、対応できないケースもあります。

マウスピースはほぼ透明なので、目立ちにくく人気です。
また、ワイヤー矯正と違ってご自分で取り外しができるため、歯磨きがしやすく虫歯になりにくいのが特徴です。

矯正期間は1~3年ほど、保定期間も1~3年ほどかかります。
通常1日20時間マウスピースを装着する必要があり、装着時間が短いと矯正効果が出ません。

 

○セラミック矯正

歯を削ってセラミックのクラウン(被せものの歯)をかぶせる事によって、歯並びを整える矯正方法です。人工の歯を使って歯茎から上の部分の形を変える事によって、見た目を整えます。
ワイヤー矯正や、マウスピース矯正などと違って、歯を根本から動かすわけではありません。

矯正期間が短いというメリットがありますが、健康な歯を削らないといけないといったデメリットがあります。

  

八重歯のセラミック矯正方法

歯並びのデコボコが軽度の場合は、麻酔をして歯の表面を削りセラミックを被せるだけで簡単に八重歯の治療ができます。虫歯を削って歯にかぶせものをかぶせる補綴治療と、手順はほとんど同じですので安全です。

もともとの歯並びによっては、歯の神経を取る治療や、歯を抜く治療が必要になることがあります。その場合は治療期間が長くなります。

 

○セラミック矯正の流れ

1, カウンセリング・検査・治療計画

まずは口腔状態をチェックし、患者さまの要望(希望の歯並びや形、色など)についてカウンセリングを行います。
その後、レントゲン撮影や口腔写真撮影、歯型取りなどを行い必要な情報を集め、歯科医師が治療計画を立てます。
不明点があれば、この時点でよく歯科医師に確認しておきましょう。

2, 形成・印象採得・仮歯の作成

麻酔をして歯を削り、セラミックをかぶせるための土台を作ります(形成)。セラミックを作成するための歯型を取り(印象採得)、仮歯を作成して接着します。
(抜歯や抜髄が必要な症例では、先に処置を行う必要があります)

3, セラミッククラウンの制作

歯型をもとに、歯科技工所や歯科医院などでセラミッククラウンを作成します。

4, セラミッククラウンの接着

仮歯を外し、完成したセラミッククラウンを接着し、最終調整を行って治療が完了します。

 

セラミック矯正のメリット

○治療期間が短い
○通院回数が少ない
○痛みが少ない
○気になる部分だけを矯正できる
○費用が安い
○同時に白い歯を手に入れることができる
○歯の形や歯の大きさを思い通りにできる
○矯正装置をつけないため、治療中の見た目の心配がない
○後戻りのリスクがない
○虫歯治療も一緒に行うことができる

 

セラミック矯正のデメリット

○歯を削る必要がある
○神経を抜く可能性がある
○抜歯をする可能性がある

 

まとめ

今回は、セラミック矯正による八重歯の治療方法について解説致しました。

矯正治療は健康保険が適用されないため、費用が高額になりますし、治療期間が長くなることが多いです。歯科医院でカウンセリングをしっかりと行い、納得の上で治療方法を選択するようにしましょう。



投稿者: 西本歯科医院


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