2021.08.10更新

マウスピース矯正をつけ忘れてしまったときの影響とその対策をご紹介

「マウスピース矯正」は、基本的に毎日決まった時間にマウスピースを装着して、少しずつ歯並びを直していきます。この「毎日つける」という点がネックであり、人によっては1日つけ忘れてしまうケースもあるでしょう。矯正用マウスピースをつけ忘れてしまったときの影響と、その対策について解説します。

 

マウスピースをつけ忘れてしまった際の影響

もし、矯正用マウスピースをつけ忘れてしまった場合には、少なからず悪影響が及ぶ可能性があります。ただし、どの程度の悪影響が発生するかについては「何日程度マウスピースをつけ忘れていたのか?」によって異なります。

 

マウスピースを1日つけ忘れてしまった場合

マウスピースをつけ忘れてしまったのが「1日」だった場合には、ほとんど悪影響はないといっても過言ではありません。

マウスピースは、継続的に装着することによって少しずつ歯並びを改善していきます。もし、途中でつけ忘れてしまうと、いわゆる「後戻り」が発生し、歯並びが元の状態(良くない状態)に戻ってしまうのです。

とはいえ、装着し忘れていたのがたった1日だけであれば、それほど劇的な悪影響はないといえます。そもそも、マウスピース矯正によって1日当たりで歯並びが動く距離というものはごくわずかであり、仮に後戻りが発生しても1日程度であれば致命的な悪影響が発生することは考えにくいのです。

 

マウスピースを1週間つけ忘れてしまった場合

マウスピースをつけ忘れてしまったのが「1週間」だった場合には、残念ながら大きな悪影響が及ぶといっても過言ではありません。

マウスピース矯正は、長い時間をかけて少しずつ歯並びを直していきます。そのため、治療開始時には綿密な治療スケジュールを組んでおり、それに従って矯正治療を継続していくのです。

もし、1週間もの長い期間マウスピースをつけ忘れていたとなれば、この治療計画に支障をきたす可能性が高いのです。場合によっては、矯正治療そのものをやり直さなければならなくなるでしょう。

 

マウスピースをつけ忘れていた場合の対処法

マウスピースをつけ忘れていた場合、適切に対処することで悪影響を最小限に抑えることができます。

 

つけ忘れが1日程度ならば速やかに装着しなおす

1日程度のつけ忘れであれば、速やかにマウスピースを装着すれば悪影響はほとんどないといえます。紛失や破損等、マウスピースを装着できない事情がない限りは、1日のつけ忘れであればすぐにリカバリーできるでしょう。

 

つけ忘れが長期間ならマウスピースの装着を避ける

マウスピースのつけ忘れが長期間に及んでいた場合には、装着予定だったマウスピースの装着を見送った方が良いかもしれません。

マウスピースのつけ忘れは、歯並びが元の状態に戻ろうとする「後戻り」を発生させてしまいます。そのため、予定していた歯並びの状態とは大きく異なる歯並びになっているため、予定していたマウスピースが想定と異なる歯並びの状態に合わない可能性が高いのです。

また、長期間マウスピースをつけていなかった後にマウスピースを装着すると、痛みを感じる可能性があります。これは、歯並びが後戻りを起こしたことでマウスピースが合わないことが理由であると考えられます。痛みの有無に関わらず、マウスピースを長期間つけ忘れていた場合には、マウスピースを装着する前に担当医に相談してください。

 

担当医に相談する

特に、長い期間のつけ忘れが発生してしまった場合には、矯正治療の担当医に正直に話して、今後の治療計画について相談しておきましょう。つけ忘れが1日程度であった場合も、念のため治療計画への影響を考慮するために、つけ忘れたことを報告しておくことをおすすめします。

 

マウスピースのつけ忘れを回避する方法

たった1日とはいえ、少なからず治療計画に悪影響を及ぼす可能性がある「マウスピースのつけ忘れ」は、可能な限り避けてゼロにしたいところです。そこで、マウスピースのつけ忘れを回避するためのテクニックについて解説します。

 

スマートフォンのアラーム等を利用する

スマートフォンには「アラーム機能」がありますが、マウスピースを装着する予定の時間にアラームをセットしておき、マウスピースを装着する時間であることを気づかせることが有効なテクニックとなります。

すでにマウスピースをつけ忘れた経験がある方は、特にどんなタイミングでつけ忘れていたのかがわかっていれば、そのタイミングでアラームが起動するようにしておくと良いでしょう。

 

予備のマウスピースを準備しておく

もし「装着予定の前後のマウスピース」をお持ちであれば、それを荷物に忍ばせて「予備のマウスピース」として活用することをおすすめします。

マウスピース矯正は、少しずつ動く歯並びに合わせて少しずつ異なる状態のマウスピースを複数個用意しておきます。もし、外出時に装着や持ち出しを忘れたり、紛失や破損等して装着できないような事情が発生したら、装着予定のマウスピースに最も近いマウスピースを予備として持っておき、これを代わりに装着することでつけ忘れの悪影響を最小限に抑えられます。

 

まとめ

マウスピースをつけ忘れることは可能な限り避けるべきですが、1日程度なら致命的な悪影響を意識する必要はないでしょう。ですが、1週間やそれ以上の期間、マウスピースをつけ忘れてしまった場合には、治療計画そのものを見直す必要があるかもしれません。

いずれにしても、担当医に相談して歯並びへの影響を把握し、治療計画の修正が必要かどうかを判断してもらいましょう。マウスピースをつけ忘れてしまわないように意識を持つことと、つけ忘れが発生しないような工夫をすることをおすすめします。

投稿者: 西本歯科医院


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