2026.01.15更新

セラミックの歯は何日でできる?期間と流れをわかりやすく解説

セラミック治療に興味がある一方で、「何日でできるの?」「完成するまでの手順や流れは?」などの疑問も湧き、不安も高まっているかもしれません。
そこで、ここでは「セラミックの歯ができる期間」と「流れ」について、分かりやすく解説します。仮歯で生活する期間の注意点についても、併せてご紹介するので、ともに疑問を解決しましょう。

 

セラミックの歯ができるまでの期間

はたしてセラミックの歯は何日でできるのでしょうか?ここでは、セラミックの歯1本あたりの期間とセラミック治療の本数が多い場合との2種類をご紹介します。

 

1本あたり1~2週間程度

歯科医院の中には、1Dayでできるところもありますが、仮歯づくりや歯型取りなどで1本あたり1~3週間程度の時間がかかることが一般的です。
すぐにセラミックの歯ができるわけではないことを理解した上で、治療を受けましょう。

 

虫歯の進行や治療する歯が多い場合

初回のカウンセリング時点で、虫歯が神経まで進行している根管治療が必要な場合や、セラミック治療の歯が多い場合には、セラミックの歯ができるまでに2~3か月かかることもあります。
スムーズなセラミック治療ができるよう、日ごろから丁寧な歯磨きや定期検診の受診などが肝心です。 

 

セラミックの歯ができるまでの流れ

一般的なセラミック治療の流れをまとめました。一部の歯科医院によっては、手順が異なる場合もあります。予めご了承ください。

1.カウンセリング

まずは口腔内の状態を確認し、患者とともに治療の方針を決定します。カウンセリング中に、使用するセラミックの素材や治療にかかる費用、治療開始日なども歯科医師からの説明がありますが、不明点や要望がある場合には、遠慮なく伝えましょう。

 

2.治療のスタート

患者と双方の合意ができたら、治療計画に則ってセラミックの治療がスタートします。歯を削ったうえでセラミックの歯をかぶせるため、虫歯治療等が先です。
神経の根管治療が必要な場合には、歯の根元を掃除するために、複数回の通院が必要になることが多いです。

 

3.仮歯づくり

歯を削った部分に仮歯を当てて、装着をします。仮歯は天然歯に似ているため、見た目の問題をクリアできます。
歯がむき出しの状態で飲食をすると、沁みる、痛むなどの不快な外部刺激が伴いますが、仮歯を装着することで、外部の刺激から守ってくれます。

 

4.歯型をとる

仮歯を装着してからおよそ2週間後に、痛みや噛み合わせ等の問題ないかを確認したのちに、歯科医師が歯型を取ります。

 

5.セラミックの歯づくり

患者からとった歯型を基に、歯科技工士が歯科技工所やラボ等でセラミックの歯を作ります。セラミックの歯づくりは、1本あたり2週間程度かかることが多いです。

 

6.セラミックの装着と調整

セラミックの歯ができたら、仮歯を外して実際に装着をします。歯に違和感がないか、かみ合わせが問題ないかなどを確認し、必要に応じて高さなどを調整します。

 

7.定期的な健診での確認

セラミックの歯がきちんと固定しているか、違和感などが生じていないかなどを定期的な健診で確認を取ります。
定期的に口腔内の状態を確認したり、クリーニングしたりすることで、セラミックの歯を長持ちさせることができるので、完成後も定期的に通うことが肝心です。

 

仮歯で生活する際の3つの注意点

仮歯をつけることで、歯がむき出しのままの状態をなくすことができ、見た目の問題を解決してくれる優れものです。
一方で、仮歯ならではの注意点も3つあります。1つずつ見ていきましょう。

 

しっかり歯を磨く

1つ目は「しっかり歯を磨く」ことです。
天然歯と比べると、仮歯は歯の汚れが目立ちやすいためです。どうせすぐに取り外すものだからと歯磨きを怠ると、歯の見栄えが悪くなります。
また周囲の歯が虫歯や歯周病になると、その治療も必要になるため、セラミックの歯が完成する日程が遅くなります。いつもと同じように歯ブラシやクロスなどで歯を丁寧に磨きましょう。 

 

硬いものや粘着性のある食べ物を避ける

2つ目は「硬いものや粘着性のある食べ物を避ける」ことです。
仮歯はセラミックの歯と比べるともろく、とれやすいです。ガムやグミ、キャラメルや餅などの粘着性のある食べ物は、セラミックの歯が完成するまでは控えましょう。
また、せんべいや氷などの硬い食べ物は、セラミックの歯が完成した後も欠けたり、割れたりする原因になるため控えることをおすすめします。 

 

外れてしまったらすぐに歯科医院に連絡する

3つ目は「外れてしまったら、すぐに歯科医院に連絡する」ことです。
仮歯が外れた状態でいると、細菌が入り、再度治療が必要になる恐れがあります。すぐに歯科医院に連絡をし、早めに仮歯のつけ直しをしてもらいましょう。 

 

しっかり歯を磨いて歯を守ろう

セラミックの歯が完成までにかかる期間は、虫歯の進行具合や治療の本数によっても異なります。
スムーズにセラミックの歯をつけられるよう、日ごろから歯間ブラシやデンタルクロスなども併用しながら、丁寧な歯磨きが欠かせません。しっかり歯を磨き、大事な歯を守りましょう。
歯科に関して疑問点や不安な点等ありましたら、当歯科まで遠慮なくご連絡くださいね。

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投稿者: 西本歯科医院

2026.01.05更新

セラミックの歯が欠けたらどうすべき?3つの対処法と長く保つための予防法

セラミックの歯が欠けてしまい、まずはどうしたらよいのかと動揺していませんか?

そこで、今回は、「セラミックの歯が欠けたときにすべき3つの対処法」をご紹介します。
費用をかけて作ったセラミックの歯が長持ちするように、予防法も併せてご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。

 

セラミックの歯が欠けたときにすべき3つの対処法

セラミックの歯が欠けたときの対処法は、次の3つです。順にご紹介します。

 

すぐに歯科医院に連絡をする

まずは「すぐに歯科医院に連絡をする」ことです。
欠けた歯の場所や状態などをかかりつけの歯科医院に伝え、早めの受診予約を取りましょう。欠けたまま放置をすると、食事や衝撃等によって欠けた部分が大きくなる恐れがあります。
さらに、欠けた部分が尖っていると、口腔内を傷つける可能性もあります。2次被害を出さないためにも、迅速な連絡が肝心です。

 

欠けた歯と口腔内を清潔にする

つづいて「欠けた歯と口腔内を清潔にする」ことです。
欠けた歯から細菌が入り、放っておくと虫歯になる恐れがあります。ふだん通りに歯磨きをし、うがいをして口の中をすすぎましょう。
欠けた歯も歯科医師は状態などの確認のために見るため、口腔内と同様にきれいに磨いておくことをおすすめします。 

 

早めに歯科医院を受診し、必要なら再治療する

さいごに「早めに歯科医院を受診し、必要なら再治療をする」ことです。
欠けた歯が小さい場合には修理で済むことが多いですが、大きく欠けた場合にはセラミックの歯の作り直しや再治療が必要になる場合もあります。
作り直しが必要な場合には、仮歯づくりや歯型取りなどの時間を要するため、早めの受診と治療を行いましょう。 

 

セラミックの歯を長く保つための5つの予防法

費用を費やしたセラミックの歯を、少しでも長持ちさせたいのなら、日ごろからの予防習慣が欠かせません。ここでは、5つの予防法をご紹介しますので、ぜひ生活に取り入れてみましょう。

毎日しっかり歯を磨く

1つ目は「毎日しっかり歯を磨く」ことです。
ふだんはどのように歯を磨いていますか?ひょっとすると歯ブラシと歯磨き粉だけで歯を磨いているかもしれませんが、奥歯や歯茎との境目などに磨き残しが生じることも少なくありません。
セラミックの歯そのものは虫歯になりませんが、セラミックの歯の土台となる歯が虫歯になると、セラミックの歯が取れる原因にもなります。
しっかりと口腔内の汚れを落とすために、歯ブラシだけでなく歯間ブラシやデンタルクロスなども併用しましょう。

 

歯の定期検診を利用する

2つ目は「歯の定期検診を利用する」ことです。
一般的に、歯の定期検診というと、虫歯や歯周病のチェックという印象が強いかもしれません。しかし、実際にはセラミックの歯の具合や噛み合わせなども確認しています。
セラミックの歯を長持ちさせるために、3か月に1回は歯科検診を受診しましょう。

 

ナイトガードを使う

3つ目は「ナイトガードを使う」ことです。
セラミックの歯が欠ける原因の1つに、歯ぎしりや食いしばりが挙げられます。寝ている間の歯ぎしりや食いしばりは、ご自身の体重と同程度かそれ以上の負荷がかかるとされています。
歯ぎしりや食いしばりのある方は、就寝時の歯を守るためにナイトガードと呼ばれるマウスピースを使用しましょう。

 

硬い食べ物は避ける

4つ目は「硬い食べ物を避ける」ことです。
日頃から硬い食べ物を好んで食べていませんか?セラミックの歯で硬い食べ物を食べると、歯が欠けたり、割れたりなど、寿命を短くさせる原因の1つにもなります。
カシューナッツやアーモンドなどのナッツ類、飴、氷、せんべいなどの硬いものを食べるのは控えましょう。

 

こまめにストレスを発散する

5つ目は「こまめにストレスを発散する」ことです。
頑張りすぎる癖があったり、気を使いすぎる性格であったりなどで、ストレスをため込んでいませんか?
過度なストレスは、食いしばりや歯ぎしりにもつながると言われています。ストレス社会の現代ですが、温泉やお買い物、ジョギングやカラオケなど、好きなことをしてストレスをこまめに発散しましょう。
また、瞑想や呼吸法、ヨガやヒーリングミュージックなどは、ゆるりとした時間を過ごすことができ、心身ともにリラックスさせるのに有効です。

 

定期検診で大切な歯を保とう

セラミックの歯が欠けたら、すぐにかかりつけの歯科医院に歯の状態や欠けた場所などを連絡し、早めに受診しましょう。
早めに行動することで、虫歯や欠けた歯がさらに大きくなる2次被害を食い止めることにもつながります。
セラミックの歯が欠けることのないよう、予防の観点で定期検診を受診するのもおすすめです。ぜひ3か月おきに受診し、歯の状態を健康に保ちましょう。
歯科に関する不明点や不安なことがありましたら、ぜひ当歯科まで遠慮なくご連絡くださいね。

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投稿者: 西本歯科医院

2025.12.05更新

リテーナーとは?矯正後に必須の保定期間・種類・正しい使い方と注意点

 

リテーナーとは何か?

「リテーナー」は、歯科矯正で歯並びを動かした後、その状態を維持するために使用する保定装置のことです。

歯科矯正は患者さんの口の中の状況に合わせて矯正器具を装着し、少しずつ歯並びを適正な位置に動かしていきます。
リテーナーは、矯正器具で歯並びを動かした後、歯が元の位置に戻らないように維持するための「保定」に使用します。

どれだけ強力な矯正器具を用いても、動かした直後の歯並びは後戻りしやすい状態であり、せっかく矯正した歯並びが再び悪くなってしまいます。
その間、リテーナーを装着することによって矯正後の状態で歯並びが安定するまで動かないようにする必要があるのです。

リテーナーは矯正器具ほど強い力がかかりませんが、何も装着していない状態より格段に歯を固定する程度の保持力を有します。
リテーナーの中には取り外しが簡単なタイプもあり、食事や歯磨きの際に取り外すことが可能です。

正しく使用することで歯科矯正の効果をしっかりと固定できるため、歯科医院の担当医の指示に従って装着してください。

 

リテーナーが必須の保定期間

リテーナーを装着していなければならない期間は、患者さんごとに個人差があります。
これは歯科矯正自体にも言えることですが、患者さんの歯並びや歯の動き方など、矯正治療の難易度は同じではありません。

そのため、歯を動かす期間に患者さんごとの差があるのと同じように、リテーナーを必要とする期間も個人差があり、一概に何カ月かかるとは言い切れないのです。
ただし、多くの症例では矯正治療で歯を動かした期間と同じくらい、リテーナーによる保定期間が必要になると考えられています。

そのため、矯正に1年かかったら、リテーナーも1年間は装着しておく必要があると考えるべきです。
「気の遠くなる話だなあ」と思われるかもしれませんが、それだけ歯科矯正はデリケートな治療であり、長い時間をかけてでも歯並びを適正な状態にする価値があります。

もちろん、個人差がある以上は、矯正治療の期間より短い時間で保定が完了することもありますし、逆に保定期間の方が長くなることも珍しくありません。
また、矯正治療中はもちろんですが、リテーナーによる保定期間中も、定期的に歯科医院に通院する必要があります。

リテーナーの装着期間も含めた治療計画に不安を感じる場合は、治療前のカウンセリングでしっかりと確認し、治療期間中も気になることは積極的に担当医に相談してください。

 

リテーナーの種類

リテーナーを装着する際には、患者さんの症状など条件次第ですが、いくつかの種類から1つ選んで使用します。
大まかな分類としては、保定期間中に患者さんが簡単に取り外しできるタイプと、簡単には取り外しができないタイプに分かれます。

取り外しできるタイプは、マウスピース型やプレート型が挙げられ、患者さんによってはこれらを組み合わせて必要に応じて使い分ける治療方針も採用可能です。
取り外しができないタイプでは、専用のワイヤーを歯の裏側に取り付けて歯並びを保定します。

一見すると「取り外しが簡単な方がメリットがあるのでは?」と思われるかもしれませんが、取り外しできないワイヤー型にもメリットはあるのです。
「簡単に取り外せない」ということは「患者さんが意図的に外せない」「取り外した後に装着し忘れる事態にならない」ことになります。

矯正器具を正しく装着していないと矯正効果が十分に発揮されないのと同様に、リテーナーも正しく装着しておかないと、せっかく矯正した歯並びが元の不正な状態に戻るリスクを高めてしまうのです。

もちろん、何かしらの原因で器具が外れたり破損したりするリスクはゼロではありませんが、患者さんの意思による不正リスクが起こりにくい点はメリットになります。 

 

リテーナーを使用する際の注意点

リテーナーを装着するように指示された後は、いくつか注意しなければならない点があります。

リテーナーを指示通りに使わないことによるリスク

矯正から保定に移行した後は、担当医の指示に従ってリテーナーを装着しておかなければなりません。
取り外し可能なタイプのリテーナーを選択する場合、患者さんの意思で自由に着脱できますが、取り外す場合でも医師の指示する装着時間を守ることが重要です。
リテーナーは矯正した歯並びが元の位置に戻ろうとするのを防ぐ効果があるため、正しく装着していないと歯が動いてしまいます。

症状次第ですが、以下のリスクが考えられます。

・リテーナーを装着する際に痛みや違和感を感じる
・リテーナーが合わなくなり、装着できなくなる
・矯正治療の段階に戻らなければならない

いずれにしても、矯正治療が完了するまでの期間が延期されるリスクが高いのです

リテーナーのお手入れ方法

リテーナーを使用する期間中は、リテーナーを適切な方法でお手入れしなければなりません。取り外しできないタイプの場合は、担当医の指示に従って歯磨きをすればOKです。
一方で、取り外しできるタイプの場合は歯磨きに加えて、取り外したリテーナーを綺麗にする必要もあります。

基本的に担当医がお手入れ方法を指示するはずですが、基本的に「リテーナーを傷つけない」ことが重要です。
そのため、入れ歯用など毛先の柔らかいブラシを使用し、可能であれば専用の洗浄剤を使用しましょう。

逆に注意するべきお手入れ方法は以下の通りです。

・毛先の硬いブラシ(硬いと傷が付きやすい)
・歯磨き粉(研磨剤入りだと傷が付きやすい)
・お湯(熱で変形を起こす可能性がある)
・アルコール消毒液(変質する可能性がある)
・取り外し後に適当に放置する(紛失のリスクがある)

例えば「きちんとお手入れできないから、せめてお湯で洗い流しておきたい」という場合であれば、お湯ではなく常温の水で洗い流すだけでも多少の効果は期待できるでしょう。

 

まとめ:担当医の指示に従って正しくリテーナーを使おう

歯科矯正は長い時間をかける必要があり、リテーナーによって歯並びを固定できて、ようやく治療が完了します。
リテーナーを正しく使えていないと、苦労して整えた歯並びが崩れてしまい、治療期間が延びてしまうリスクが高いのです。担当医の指示に従って正しくリテーナーを使ってください。

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投稿者: 西本歯科医院

2025.11.05更新

セラミックの歯は医療費控除になる?なる/ならないの判断基準と確定申告の進め方

歯科治療でセラミックを使用する場合、見た目のためだから医療費控除にはならないと思われることも多いです。しかし、治療目的や処置内容によってはセラミック治療でも医療費控除の対象になるケースがあります。歯科治療では相応の医療費がかかるケースもあるので、控除の可否を分ける基準や申告時の注意点を、歯科医師の立場からわかりやすく解説します。

 

セラミック治療が医療費控除の対象になるケース

医療費控除の基本的な考え方は、病気やケガの治療を目的とした支出が対象です。例えば歯科治療なら、虫歯治療や事故による歯の欠損などを治すために、人工の詰め物やクラウンを使用します。一般的な考え方として、医療費控除は健康を目的としない、審美性を追求したものを含まないことが多いのです。そのため、審美目的ではなく健康機能の回復が目的の歯科治療であれば、審美性が高いセラミックでも控除を受けられる場合があるということです。

例としては、以下のような治療のケースが挙げられます。

・虫歯治療で歯を削り、クラウン(被せ物)をセラミックで作った
・銀歯が欠けて、その再治療でセラミックに交換した
・噛み合わせや咀嚼機能を回復する目的で補綴(ほてつ)を行った

一方で、似たような事例ではありますが、以下の治療の場合は対象外になる可能性が高いです。

・見た目を美しくする目的だけでセラミックへ変更した(欠損の治療のような緊急性がない施術)
・ホワイトニングやラミネートベニアなど審美目的の処置

このように、歯科治療における医療費控除の対象になるかどうかの判断は「機能回復を目的としているかどうか」が最も重要な判断基準です。ただし、歯科治療や医療費控除などの制度に詳しくないと、治療内容を聞いただけでは医療費控除の是非を判断することは難しいでしょう。そのため、セラミックを使った歯科治療を検討するにあたっては、歯科医院のカウンセリングを利用することをおすすめします。適切な治療方針を相談するだけでなく、治療内容に対して医療控除など役立つ制度を利用できるかどうかも教わることができるでしょう。

 

治療内容ごとに見る!医療費控除の判断基準

具体的な治療方針や制度の利用については、本格的に治療を開始する前に歯科医院で相談することをおすすめしますが、前もって判断基準を知っておくことは役に立つでしょう。そこで、治療内容ごとにどのような判断基準で、医療費控除が適用できるかについて解説します。

 治療内容ごとに見る!医療費控除の判断基準

 医療費控除の申告に際して、治療目的がどちらに該当するかを明確に説明できるように、治療明細書や診療内容の記録を保管しておくことが大切です。関連する書類等をまとめてファイリングしておき、すぐに、まとめて取り出せるようにしておくと、いざという時に必要書類を速やかに準備することができるでしょう。
上記の対応表は、あくまでも「原則として、この治療内容なら医療費控除の対象になるはず・ならないだろう」という基本的な内容です。そのため、ラミネートベニアの項目にもあるように、一見すると対象外に思える治療内容でも、患者さんの症例やその他の事情から、医療費控除が適用できる余地が残されている場合もあります。

 

医療費控除で申告できる費用とできない費用

医療費控除では、適切に申告することで、関連するさまざまな費用負担を申告金額に含められる可能性があります。歯科治療において対象になるのは、治療費本体以外にも以下のような費用です。

・通院のために利用した公共交通機関の運賃
・同居家族が負担した医療費(生計が同一の場合に合算できる)
・デンタルローンを組んだ場合の元金部分(利息など付随する支出は対象外になる可能性が高い)

一方で、次のような費用は申告しても医療費控除の適用外になる可能性が高いです。

・デンタルローンの利息や分割手数料(元金部分の金額は対象)
・マイカーで通院した際に利用した駐車場代やガソリン代など
・審美目的のオプション費用(色合わせ、ホワイトニングなど)

医療費控除の対象になると勘違いすると、思わぬ経済的な負担を強いられる可能性がありますので注意しましょう。 

 

医療費控除の申告方法

医療費控除は、対象範囲内であっても自動的に反映されません。対象となる医療費が発生した場合は、確定申告で医療費控除の適用を申請する必要があります。

申告の手順

1. 1年間の医療費を合計(対象内なら家族分も含めて集計)
2. 医療費控除の明細書を作成し、確定申告で税務署またはe-Taxで提出
3. 領収書や診療明細書を保管しておく(提出は不要ですが5年間は保存が必要)

控除額の計算式

医療費控除が認定された場合の控除額は、次の計算式のとおりです。

(1年間の医療費総額 - 保険金などで補填された金額) - 10万円
※所得200万円未満の場合は「所得の5%」が基準額

申告に必要な書

医療費控除のための必要書類は以下です。

・確定申告書
・医療費控除の明細書
・源泉徴収票
・本人確認書類(マイナンバー・運転免許証など)
・診断書(治療担当の医師によるもの)
・領収書など支払いの分かるもの・通院履歴など
・口座(還付金のため)
・印鑑

 

よくある質問

最後に、セラミックを使用した歯科治療に対する医療費控除について、よく相談される内容をまとめました。

Q.セラミック治療とホワイトニングを同時に受けた場合の医療費控除の適用範囲は?
A.審美(美容)目的で行ったホワイトニング部分は控除対象外です。治療目的のセラミック治療部分のみが対象となるため、費用を按分して申告する必要があります。

Q.デンタルローンを利用して支払った場合は、医療費控除の対象になる?
A.元金部分は対象になりますが、利息や手数料は控除対象外です。

 

まとめ

歯科治療において審美性が高いセラミック治療でも、虫歯や事故による歯の破折など、治療目的であれば医療費控除を受けられる場合があります。重要なのは、治療の目的を明確にし、医療費を証明できる領収書や明細書をきちんと保管することです。医療費控除の対象になるかどうか独自での判断が難しい場合は、歯科医院でのカウンセリングのほか、治療後であれば税務署や税理士などの窓口に相談してください。

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投稿者: 西本歯科医院

2025.07.20更新

ラミネートベニアとは?治療の流れ・メリット・デメリットについて解説

皆さんは、歯科治療の1つである「ラミネートベニア」を知っていますか?
今回のコラムでは、「ラミネートベニアとは?」や「治療の流れ・メリット・デメリット」について解説します。
これから、治療を考えている人は、参考にしてみましょう。

 

歯科治療の1つである「ラミネートベニア」とは?

「ラミネートベニア」とは、簡単に解説すると、セラミックでできた薄いチップを歯の表面に付けるというものです。
ラミネートベニアを行う主な理由は、歯を美しく見せるため。
歯の色や形に悩みを抱えている人が、その悩みを解消するために、行うのが一般的です。
ですから、ラミネートベニアは、歯の見た目を改善するために行われる治療と言えるでしょう。

 

治療の流れ

ラミネートベニアは、歯の見た目を改善するために行われる治療であると解説しました。
では、どのような流れで治療が行われるのでしょうか?

ラミネートベニアは、いきなり歯の表面に付けられるものではありません。
まず、歯の表面を薄く削ってから、歯の表面に付けます。(削らないラミネートベニアもあります)
削ると聞くと、虫歯治療のイメージが強いと思いますが、虫歯治療のように大きく削るというものではなく、あくまでも薄く削るのが特徴です。


ラミネートベニアは、ネイルチップのようなものと考えるとイメージしやすいでしょう。

 

ラミネートベニアのメリットについて

歯の見た目を改善するために行われる治療ですが、メリットとデメリットがあります。
これから、治療を受けようと考えているのなら、このメリットとデメリットについて理解しておきましょう。

 

短期間で歯の見た目を改善することができる

何よりも大きなメリットとして挙げられるのが、短期間で歯の見た目を改善できることです。
本格的な矯正治療を行うとなると、どんなに短い期間でも半年程度はかかりますし、2~3年かかることも珍しくありません。
ですが、本格的な矯正治療とは異なり、さまざまな負担が少なく、短期間で見た目を改善して、美しい歯に見せられるのは大きなメリットです。

 

負担が少ない

先程も少し触れましたが、歯への負担が比較的少ないのもメリットと言えるでしょう。
また、削る量がわずかなので、削る際に痛みを感じることも少ないです。

 

歯の色だけでなく形もカバーできる

その他のメリットとして挙げられるのが、歯の色だけでなく、形もカバーできる点です。
歯を白くしたいということなら、ホワイトニングという方法もありますが、ラミネートベニアは歯を白くするのはもちろんですが、歯の形や歯並びなどをカバーすることができます。
この点も大きなメリットと言えるでしょう。

 

ラミネートベニアのデメリットについて

さきほどは、メリットについて解説しました。
多くのメリットがあるため、治療を検討する人も多いでしょう。
しかし、デメリットもありますので、こちらも理解しておかなければなりません。

 

費用が高額になってしまう場合がある

まず、大きなデメリットとして挙げられるのが、費用が高額になってしまう場合があるということです。
ラミネートベニアには保険が適用されない、いわゆる自由診療となっています。
そのため、治療を受ける歯の本数によっても異なりますが、高額となってしまう場合もあるのです。

 

根本的な改善にはならない

ラミネートベニアは見た目を整える「カバー」の治療です。例えば、本格的な矯正治療であれば、歯を移動させるので、時間はかかりますが、歯並びを根本的に解決できます。
ですが、ラミネートベニアは実際に歯を動かすわけではないので、歯並びそのものは変わりません。
本格的にコンプレックスを改善したいという場合には、矯正治療が必要となる場合があります。

 

歯を削らなければならないこと

メリットのところでは、歯を削る量が少ないので、負担も少ないと解説しました。
ですが、健康な歯を例え、薄くだったとしても削らなければいけないというのは大きなデメリットと言えるでしょう。
1度削ってしまった歯は元には戻らないということを理解する必要があります。
治療を受ける際には、歯科医師に、どの程度削るのか、どのような影響があるのか、痛みはあるのか、など不安な点を相談しておくのがよいでしょう。

 

まとめ

ラミネートベニアは、歯の見た目を改善するために行われる治療の1つです。
短期間で見た目を改善できることや負担が少ないことなどから、多くの方が審美目的でこの治療を選択しています。
ですが、一般的には自由診療となるため、金銭的な面での負担が大きいこと、矯正治療とは異なり歯を動かす治療ではないため、根本的な改善にならないなどのデメリットもあるのです。
メリットとデメリットを理解した上で治療を行いましょう。
不安な点は歯科医師に事前に相談するのがおすすめです。

 

投稿者: 西本歯科医院

2023.10.25更新

一般的なイメージとして、「銀歯は安い」「セラミックは見た目が良い」という印象があると思いますので、他人から見えやすい前歯などの治療ではセラミックのメリットが生かされます。
一方で、他人から見られることの少ない奥歯の場合だと、治療費が安く済む銀歯のほうが適していると考える方が少なくありません。
しかし、それだけを見て奥歯の虫歯治療などで銀歯を選択することは危険なのです。
そこで今回は、奥歯の治療で銀歯を選択するべきか、それともセラミックを選択するべきなのかについて解説します。

 

奥歯だと銀歯のほうがメリットが多い?

まずは、奥歯の治療で銀歯を使用することの意味について解説します。

 

銀歯は保険診療が適用できる

銀歯の最大のメリットは「保険診療である」ということ、つまり治療費が3割負担で済むので治療費を安く抑えることができる点にあります。
治療内容にもよりますが、おおむね3000円~4000円で済むことが多いです。
一方でセラミックの場合は保険が適用されないため自由診療となり、歯科医院によって治療費は異なりますが相場としてセラミックの詰め物であれば4万円~8万円ほどかかります。
銀歯とセラミックの違いとして大きいのは「見た目の自然さ」であり、銀歯は名前の通り銀色をしており(純銀製ではなく合金ですが)、セラミックは自然な歯の白さに近い色をしていますので審美性が高いのです。
この審美性はとくに他人から見られやすい前歯の被せ物などに適していますが、奥歯の場合だと他人から見られることはほとんどありません。
そうなると、「安くて見た目の問題が気にならない銀歯」と「治療費が高額で見た目のメリットが生かされないセラミック」という構図になってしまうため、銀歯のほうがメリットが大きく見えてしまうでしょう。

 

銀歯のデメリット

とはいえ、銀歯が持つデメリットは見た目が良くないことだけではありません。
まず、銀歯は金属素材なので「金属アレルギー」のリスクがあるというデメリットがあります。
次に、銀歯の金属成分が溶け出して歯茎が黒ずんでしまうこともあるのです。
また、銀歯は熱や強い力などの影響で変形を起こす可能性があるため、銀歯と歯の間に隙間ができてしまって虫歯の再発リスクが高いという点もデメリットになります。
それに、他人からは見えにくいといっても自分自身は鏡を見ると見えることもありますので、歯の中に銀色の部分があることを強く気にしてしまうこともあるかもしれません。
このように、銀歯を歯科治療に用いることにはさまざまなデメリットがありますので、治療費の問題はありますが必ずしも奥歯の治療に銀歯が最適であるというわけではないということを理解しておきましょう。

 

奥歯の治療とセラミック

上記のように、奥歯の治療に銀歯を利用することにはメリットだけでなく多くのデメリットも存在することがわかります。
では、セラミックとの相性はどうなのでしょうか。

 

虫歯再発のリスクが少ない

セラミックの利点としては、1つ目に「虫歯再発のリスクが少ない」ことが挙げられます。
銀歯の場合、経年による変形によって銀歯と歯との間に隙間ができてしまい、そこから歯垢が入り込むことで虫歯が再発してしまうリスクがあるのです。
一方でセラミックの場合は銀歯ほど変形するリスクが高くなく、歯との間に隙間が生じないことによって虫歯の再発リスクを抑えることができるのです。
再治療となれば再び歯を削る必要も出てきますので、削る歯の量を最小限に抑えることができるという点は大きなメリットになるでしょう。

 

金属アレルギーのリスクがない

2つ目の利点としては「金属アレルギーのリスクがない」ことが挙げられます。
銀歯は合金で金属素材なので、金属アレルギーの症状に苦しめられる可能性があるのです。
一方でセラミックは要するに「陶器」の素材ですから、金属素材ではありません。
金属素材ではないセラミックであれば金属アレルギーの症状の原因になることはありませんし、金属素材の溶け出しによって歯茎が黒ずむなどの症状が出ることもないのです。

 

セラミックのデメリット

こうした利点があるセラミックですが、前述のとおり治療費は銀歯の10倍以上になることも少なくありません。
自由診療なので治療の選択肢が多いのは特徴なのですが、治療費の設定が歯科医院ごとに異なりますので、歯科医院によって治療費が大きく変動する点は理解しておきましょう。
また、変形のリスクこそ少ないセラミックですが、強い力が加わるなどの要因によって割れてしまう可能性があります。
セラミックの詰め物や被せ物が割れてしまったら再治療が必要になりますので、さらに高額な治療費になってしまうリスクがあるのです。
セラミックを選択するうえでは、こうしたリスクも考慮したうえで最終的な決定をしてください。

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まとめ:銀歯・セラミックそれぞれの利点とリスクを考慮して治療方法を選択しよう

奥歯の治療に銀歯を利用するか、それともセラミックを利用するかは、人によって事情やメリットの感じ方が異なりますので、一概にどちらが正解であるとは言えません。
重要なことはそれぞれの方法のメリット・デメリットをきちんと理解したうえで、どちらのほうがメリットが大きくなるかを判断したうえで治療方法を決めることです。

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投稿者: 西本歯科医院

2023.10.10更新

歯の治療で「セラミック」を利用するにあたっては、少なからず歯を削る必要があります。
セラミック治療により得られるメリットは少なくありませんが、「歯を削る」ということには抵抗を感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、セラミック治療で歯を削ることのメリット・デメリットについて解説します。

 

セラミック治療のメリット

まずは、セラミック治療のメリットから解説します。

 

審美性が高い

セラミック治療の1つ目のメリットは「審美性が高い」ことです。
虫歯治療などで歯の欠損部分を補う方法として有名なのは「銀歯」ですが、白い歯の中に銀色の金属部分が露出してしまうと、どうしても見た目に不自然さがあって他人から見られることにコンプレックスを抱いてしまう可能性もあります。
しかし、セラミックで作られる素材は歯の白さに近い色合いをしており、前歯のように他人から見られる可能性のあるような部位の治療に使用しても不自然さが露出することはありません。
歯科治療において見た目の良さを重視したい場合には、審美性の高い素材であるセラミックを使用した治療が優先的に選択肢に挙がることになるでしょう。

 

金属アレルギーのリスクがない

セラミック治療の2つ目のメリットは「金属アレルギーのリスクがない」ことです。
銀歯とはいっても純銀というわけではなく、実際には合金になるわけですが、いずれにしても金属素材であることには変わりありません。
ほかにも金属素材を用いた歯科治療としては「金歯」も有名ですが、いずれも本来の歯の白さとは全く異なる色合いをしているという共通点があるだけでなく、金属ゆえに金属アレルギーになると健康上の問題を生じることになるのです。
一方で、セラミックとは要するに「陶器」になるわけですから、これは金属ではありません。
歯科治療にセラミック素材を使用しても金属アレルギーに関係するわけではありませんので、健康上の問題を生じることなく歯科治療を済ませることができるのです。

 

虫歯の再発リスクが低い

セラミック治療の3つ目のメリットは「虫歯の再発リスクが低い」ことです。
虫歯治療をして銀歯などで欠損部分を補ったとしても、その歯が二度と虫歯にならないというわけではありません。
銀歯の場合だと経年で変形し、隙間が生じてそこから歯垢や歯石が入り込んでしまい、虫歯が再発してしまうリスクがあるのです。
一方でセラミックの場合であれば使用していても簡単に変形することはなく、セラミックと歯の間に隙間が生じにくいので虫歯の再発リスクが起こりにくくなります。
また、セラミックは銀歯よりも歯垢が付着しにくい性質もありますので、これも虫歯の再発リスクの低減に関わっています。
もし、虫歯が再発してしまうと再び歯を削らなければならなくなりますので、歯を削ることに抵抗を感じている方にとっては大きなデメリットになります。
セラミックで虫歯治療をするということは、再び歯を削らなければならなくなるリスクを抑えるということにもなるのです。

 

白さが長持ちしやすい

セラミック治療の4つ目のメリットは「白さが長持ちしやすい」ことです。
歯の治療にはプラスチックを混ぜた素材を使用することも可能で、保険診療の対象にもなるなど一定のメリットがあります。
しかし、プラスチックを使用した素材は経年劣化で変色を起こしやすく、審美性が損なわれてしまうリスクがあるのです。
一方でセラミック素材はそれほど経年劣化の激しい素材ではないため、きちんと歯磨きをしていれば5~10年ほどその白さを維持することができます。
歯の白さに近い色合いで歯科治療を受けたいという希望がある以上、どれだけその白さを維持できるかという点は重要です。

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セラミック治療のデメリット

次に、歯を削ることになるセラミック治療のデメリットについて解説します。

 

削った歯は二度と元に戻らない

セラミック治療の1つ目のデメリットは「削った歯は二度と元に戻らない」ことです。
ラミネートベニヤのように虫歯などの治療目的ではない場合においても、健康な歯を削ることになりますが、どれだけ薄く削るといっても削った部分が元に戻ることはありません。
歯を削るということは骨折することとは大きく異なり、自然治癒することもなければ歯を削ることで歯の寿命をも削ることになるのです。

 

セラミックは一生ものではない

2つ目のメリットは「セラミックは一生ものではない」ことです。
陶器製の素材であるセラミックは、強い力がかかると割れてしまうことがあります。
また、銀歯よりはリスクが小さいとはいえ、歯磨きなどのセルフケアの状況次第では再び虫歯になる可能性はゼロではなく、そうなるとセラミックの被せ物を取り除いてから再度治療することになるのです。
これらの再治療では歯の状況次第で再び歯を削ることになり、さらに歯の寿命を縮めることになるでしょう。

 

まとめ:メリット・デメリットを理解してセラミック治療を選択しよう

セラミック治療は審美性が高い治療内容になりますが、どうしても「健康な歯でも削らなければならない」という点にデメリットを感じてしまう方も多いでしょう。
ラミネートベニヤやセラミッククラウンなどを利用するにあたっては、本当にそれが自分のためになることなのかを検討したうえで利用してください。

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投稿者: 西本歯科医院

2023.07.21更新

ファイバーコアとは?メタルコアとの違いやメリットを解説

歯科治療には、さまざま手法があります。
それぞれにメリット・デメリットがあり、治療法の詳しい内容を知らなければ「こんなははずじゃなかったのに...」と後悔することもあるので、歯の治療を検討されている方は、しっかり確認しておきましょう。
そこで今回は、「ファイバーコア」を使用した歯科治療について解説します。

 

ファイバーコアとは

そもそも「コア」とは、歯根(歯の根っこの部分)の強度をあげるために、歯根を削り土台としてしん棒をいれるものです。
しん棒の材質は元々は金属素材がほとんどでしたが、最新技術ではグラスファイバーを用いており、それをファイバーコアと呼びます。

 

ファイバーコアのメリット

ファイバーコアを使用することには、以下のようなメリットがあります。

 

色が白いのでかぶせ物をした際に透明感が出てきれいな見た目になる

ファイバーコアの1つ目のメリットは「色が白いのでかぶせ物をした際に透明感が出てきれいな見た目になる」ことです。
コアには被せ物をしますが、そのコア部分が色のついている素材の場合ですと、透けて見えてしまいます。
それに比べ、ファイバーコアの場合だと歯の白さに似ている色をしているので、透けて見えても不自然さを感じることがありません。
奥歯に使用する場合でもご自身で見る機会がありますので、自然な歯の色であることは大きなメリットになるでしょう。

 

歯ぐきや歯の根っこが黒ずむことがない

ファイバーコアの2つ目のメリットは「歯茎や歯の根っこが黒ずむことがない」ことです。
メタルコアの場合だと、金属製の素材であるため、金属素材が溶けだして歯茎に影響し、歯茎が黒ずんでしまう可能性があります。
健康上、影響しないことが多いですが、見た目が悪くなることに不快感を感じる方も多いでしょう。
ファイバーコアの場合であれば金属素材を使用しませんので、金属成分が溶け出して歯茎やその周辺に影響することがなく、変色による不快感を感じることもありません。

 

硬さが歯の根っこに近く柔軟性質があるので割れる可能性が下がる

ファイバーコアの3つ目のメリットは「硬さが歯の根っこに近く柔軟性質があるので割れる可能性が下がる」ことです。
コア部分が破損してしまうと、被せ物をしてもそれが外れてしまうリスクが大きくなってしまい、再び歯科治療を受けなければならなくなってしまいます。
そのため、コア部分の耐久性は非常に重要なのです。
ファイバーコアは歯の根っこに近い耐久性があるため、日常生活で破損してしまうリスクは低くなり、サイドの歯科治療の必要性は大きく下がります。
歯科治療に出向く手間もなくなりますし、再度の治療費も節約できるメリットもあるのです。

 

金属アレルギーがない

ファイバーコアの4つ目のメリットは「金属アレルギーがない」ことです。
金属製のメタルコアの場合だと、使用している金属の影響でアレルギーを発症する可能性があります。
そうなれば、メタルコアを取り外さなければなりません。ファイバーコアであれば金属ではありませんので、金属アレルギーを発症することはないのです。
健康面でのメリットがあるだけでなく、再治療の必要がなくなりますので、費用と手間の面でもメリットがあります。

 

ファイバーコアのデメリット


ファイバーコアのデメリット

上記のようなメリットがあるファイバーコアですが、以下のようなデメリットもあることを念頭に入れて利用する必要があります。

 

適用できない場合がある

ファイバーコアの1つ目のデメリットは「適用できない場合がある」ことです。
これは歯科治療全般に言えることなのですが、歯や歯茎の状態は患者さんごとに大きく異なります。
歯科治療は歯や歯茎の状態に大きく依存しますので、患者さんの歯や歯茎の状態によっては、希望する治療内容を実施できない場合があるのです。
ファイバーコアも同様であり、患者さんの口腔内の状態次第ではこれを適用できない場合があります。

 

治療費が高い

ファイバーコアの2つ目のデメリットは「治療費が高い」ことです。
歯科治療の中には、健康保険が適用できる、つまり診療費が安くなる治療も少なくありません。
そもそも治療費は全額負担になると金額が大幅に高くなるものが多く、1回の治療で数万円以上の負担を強いられることも多いです。
ファイバーコアは審美性が高い治療法であるため、保険診療が適用されず、全額が自費での治療費となります。
少しでも治療費を抑えたい方にとっては、大きなデメリットになるでしょう。

 

まとめ:メリット・デメリットを理解してファイバーコアを利用しよう

ファイバーコアには審美性や健康面で大きなメリットがありますが、金額面などで大きなデメリットがある治療法です。
こうした歯科治療におけるメリット・デメリットは、治療開始前に担当医から説明をうけることになりますので。その際にきちんと説明の内容を理解して、メリット・デメリットを把握したうえで治療方針を決めることが重要になります。

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投稿者: 西本歯科医院

2023.06.13更新

審美歯科治療は医療費控除の対象になる?気になる費用について解説

病気の治療を目的としていない「審美歯科」は、基本的に健康保険の対象外であり、要するに治療費の全額が自己負担になる「自費診療」となります。
保険がきかない分だけ費用負担もそれなりの金額になりますが、それとは別に「医療費控除」の対象にはなるのか、気になる方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、審美歯科の治療費は医療費控除の対象になるのかについて解説します。

 

医療費控除とはどんな制度なのか?

国税庁のホームページによると、医療費控除とは「その年の1月1日から12月31日までの間に自己または自己と生計を一にする配偶者やその他の親族のために医療費を支払った場合において、その支払った医療費が一定額を超えるときは、その医療費の額を基に計算される金額(下記「医療費控除の対象となる金額」参照))の所得控除を受けることができます。」とあります。

・参考:国税庁 No.1120 医療費を支払ったとき(医療費控除)

簡単に言えば、医療費として年間で一定額を超える金額を支出した場合、その年の所得税の計算が安くなり、節税になるというわけです。
この制度の利用のためには「確定申告」が必要であり、医療費控除に関する事項その他の必要事項を記載等した確定申告書を所轄の税務署に提出する必要があります。
源泉徴収されている方の場合だと医療費控除の分だけ所得税の納税額が減少することになりますので、その分を「還付」という形で銀行口座に振り込んでもらうことが可能なのです。

 

審美歯科の治療費は医療費控除の対象になるのか?


審美歯科の治療費は医療費控除の対象になるのか?

では、本題である「審美歯科の治療費は医療費控除の対象になるのか?」という点についてですが、多くの場合は審美歯科の治療費は医療費控除の適用対象外です。
医療費控除は、原則として自由診療により発生した費用を控除の対象として認めていないため、美容目的であり病気の治療を目的としていない審美歯科の治療費は対象外となります。
冒頭でも述べていますが、健康保険が適用できない以上、いわるゆ「3割負担」ではなくなりますので、それなりの金額を審美歯科の治療費として支払うことになるでしょう。

 

治療内容によっては医療費控除の対象になり得る

先ほども述べていますが、審美歯科の治療費は「多くの場合は」医療費控除の対象外となります。
つまり、言い方を変えれば「場合によっては審美歯科の治療費も医療費控除の対象になり得る」ということなのです。

 

美容目的ではない治療なら対象になり得る

どういうことかといえば、審美歯科はそのほとんどが「見た目を改善し、治療を目的としていない」ことが挙げられるのですが、一部の歯科矯正やインプラント治療は審美目的ではなく、治療目的で施術されるケースもあります。
この場合であれば、医療費控除が除外する「美容目的での施術」のための治療費ではありませんので、ケースバイケースではありますが医療費控除の対象になり得るというわけです。

 

詳しくは歯科医院で聞いてみよう

先ほども「ケースバイケースである」「場合によっては対象となり得る」という話をしているように、あくまでも可能性があるという話にとどまります。
どういった治療内容であれば、どの範囲まで医療費控除の対象として計算に含めてよいのかどうかは、本当にケースバイケースなので一概に説明することができません。
そのため、ご自身の審美治療のケースにおいて、医療費控除が適用されるのかどうか、どのくらいの還付を受けられるのかについては、施術を予定している歯科医院で担当医に聞いてみてください。
審美歯科では、治療に入る前にカウンセリングを行い、その際に治療方針などを決めますので、その際に聞いてみると良いでしょう。
また、前述のとおり医療費控除は自動的に適用されるわけではなく、期日までに「確定申告」をして認められれば還付を受けられるという形になります。
会社に源泉徴収されている方や専業主婦の方の場合だと「今までに確定申告をしたことがない!」という方もおられるでしょう。
その場合は期日に余裕をもって行動し、必要書類を集めて税務署の担当者に確認をとるなどして、不備なく確定申告を済ませましょう。

 

保険も医療費控除も使えないのであれば?

とはいえ、審美歯科で医療費控除の対象になり得るのは、一部の治療のケースに限られています。
そのため、多くの場合は自由診療となり、3割負担が適用されないので多額の治療費が発生する可能性が高いでしょう。
その場合は「デンタルローン」など、分割で治療費を支払える歯科医院に相談してみてください。
これについても治療前のカウンセリングで話を聞いてみることをおすすめします。

 

まとめ:審美歯科も一部のケースでは医療費控除が適用される

病気の治療を目的としていないことが多い審美歯科は、多くのケースでは健康保険も医療費控除も適用できませんが、一部のケースでは医療費控除の対象になり得ます。
多額の治療費を全額自己負担することになるのは家計として厳しいケースも多いでしょうから、治療前のカウンセリングのタイミングで必ず確認しておき、適用できるのであれば期日内に確定申告をきちんと済ませましょう。

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投稿者: 西本歯科医院

2023.04.28更新

【お悩み別】審美歯科おすすめ治療メニューをご紹介

歯の見た目は、清潔感など相手からの印象に大きく影響することも少なくありません。
どれだけ丁寧に歯磨きをしていても、歯の色が変わってしまったり、虫歯などのリスクを完全になくすことはできないのです。
しかし、「審美歯科」を利用することにより、歯の見た目を改善することはできます。
そこで今回は、審美歯科の治療メニューについて解説します。

 

審美歯科とは?

「審美歯科」とは、歯の審美性、つまり歯の見た目の美しさを改善することに特化した歯科治療です。
通常、虫歯や歯周病など、歯やその周辺にトラブルを抱えたことで歯科医院に通院することが多いですが、審美歯科はそうしたトラブルがない場合でも利用することになります。
病気の治療ということではありませんので、基本的に自費診療、つまり健康保険による3割負担が適用されないため、治療内容によってはそれなりの治療費の金額になることは念頭に置く必要があります。
しかし、審美歯科を利用することによって歯の美しさを取り戻すことができますので、人にとっては自身の歯の見た目にコンプレックスを抱いている場合でも、それを払拭することができるでしょう。

 

審美歯科の代表的なメニュー

利用できる治療内容は歯科医院ごとに異なりますが、一般的に以下のような治療メニューが提供されています。

 

セラミッククラウン

「セラミッククラウン」とは、セラミック製の歯の被せ物のことです。
歯を削って、そこにセラミック製のクラウンを被せることで、歯の見た目だけでなく場合によっては歯並びなどの問題も改善することができます。
セラミックは審美歯科でよく用いられる素材であり、自然な歯の白さを再現することによって高い審美性を発揮してくれます。
オールセラミック以外にも、歯科医院によってはメタルボンド(金属フレームにセラミック素材を焼き付けたクラウン)やジルコニアなどの素材もあり、それぞれにメリットが大きく異なるので治療前に医師と相談してどの素材にするか決めましょう。
なお、治療の特性上どうしても「歯を削る」必要があるため、歯の寿命も削ってしまうことになることについては念頭に置いておく必要があります。

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セラミックインレー

「セラミックインレー」とは、セラミック製の歯の詰め物のことです。
一般的に虫歯治療では歯に穴を開ける治療のあとに銀歯(金銀パラジウム合金)を詰めて保険診療として取り扱うのですが、銀歯という名前の通り白い歯の中に銀色がどうしても目立ってしまうため、審美性は全く追及されません。
セラミック製の詰め物であれば、ほかの歯の白さとほとんど変わりませんので、見た目を気にすることなく虫歯治療を済ませることができます。
審美性以外のメリットとして、銀歯は金属なので金属アレルギーのリスクがありますが、セラミックは金属ではないので金属アレルギーの心配はありません。

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ラミネートベニア

「ラミネートベニア」とは、歯の表面を薄く削って、そこにセラミック製の板を張り付ける治療法です。
主に前歯に利用される治療法であり、前歯の表面の色をセラミックにより自然な白い歯の色に変えることができます。
クラウンの場合ほど歯を大きく削る必要はありませんので、歯の寿命にはそれほど悪影響を及ぼすことはないでしょう。
また、元々の歯の状態によってはラミネートベニアを利用することで形などの問題についても解消できる場合があります。

 

ホワイトニング

「ホワイトニング」とは、専用の薬剤を利用することで歯そのものの色を白くする治療法です。
セラミッククラウンやラミネートベニアは、歯を白くするためとはいえ健康な歯を削ってしまうため、歯の寿命に少なからず影響することになります。
しかし、ホワイトニングの場合であれば治療に際して歯を削る必要はなく、時間はかかりますが歯の白さを取り戻すことができる治療法です。
歯科医院で集中的に施術を行う「オフィスホワイトニング」と、ご家庭でマウスピースを利用してゆっくりと歯を白くする「ホームホワイトニング」、それらを合わせて利用する「デュアルホワイトニング」という治療法があります。
歯並びなどの問題がなければ、ホワイトニングが最も歯への負担が少ない治療法です。

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クリーニング

「歯のクリーニング」とは、専用の器具を利用して歯の表面をきれいにする治療法です。
通常、歯の表面の汚れは歯磨きで落とせますが、歯垢や歯石になると簡単には落とせなくなってしまいます。
歯科医院では専用の器具を使うことで、これらの汚れを落として歯をきれいにしてくれます。
ホワイトニングのように歯を白くすることはできませんが、虫歯などの病気の予防にも役立つため、定期的に利用したい治療法です。

 

まとめ:目的に合った審美歯科メニューを利用しよう

審美歯科にもさまざまな選択肢があり、治療法ごとに解決できるお悩みは異なります。
審美歯科を利用するにあたっては、まずカウンセリングを受けることで、どういった悩みを解消したいのかを相談することになるでしょう。
その際に医師としっかりと話し合って、最適な治療法を探し出してください。

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投稿者: 西本歯科医院

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