2021.12.25更新

プチ矯正で八重歯は治せる?部分矯正ができる例とできない例をご紹介!

日本では「八重歯」はそこまで悪いイメージはありませんでした。しかしながら、歯並びで考えると八重歯もあまり良くない状態であり、矯正治療によって治すことも必要です。八重歯の場合、患者さんによっては「プチ矯正・部分矯正」だけで改善できるケースもあります。そこで、八重歯を部分矯正できる場合と、そうでない場合の違いについて解説します。

 

八重歯を矯正するべき理由

八重歯は、日本ではそこまで悪いイメージとして扱われていません。しかし、以下の理由から八重歯も矯正治療の対象として考えるべきなのです。

 

噛み合わせが良くない

八重歯は、噛み合わせがあまり良くありません。八重歯である犬歯は、噛み合わせの上ではとても重要な歯であり、歯列全体にかかる負担を分散する大切な役割を担っている歯なのです。

犬歯が八重歯になっていると、上下の犬歯がうまく噛み合わなくなってしまうため、他の歯(特に奥歯)に過度な負担がかかりやすくなってしまいます。この状態が続いてしまうと、他の歯が傷ついてしまい、虫歯や知覚過敏などのトラブルが発生するリスクが高くなるのです。さらに、顎に大きな負担がかかることによって、顎関節症などのトラブルが発生するリスクを高める点も無視できません。

 

犬歯が虫歯になりやすい

犬歯が八重歯になると、歯並びにある程度の「重なり」ができてしまいます。この状態だと表裏どちらからも歯磨きがしにくくなるため、虫歯や歯周病などの歯のトラブルになるリスクが高くなるのです。

さらに、噛み合わせのバランスが悪いことで歯への負担が生じることにより、歯周病に似た症状を起こすトラブル「咬合性外傷」を引きおこすリスクを高めます。咬合性外傷がひどくなると歯がぐらついたり、歯が割れたりするといった症状が出てしまうのです。この状態を放置すると、最悪の場合だと抜歯を必要とするケースもあります。

このように、八重歯を放置すると歯のトラブルを引き起こしやすいのです。健康な歯をいつまでも残したいという方は、早めに八重歯の矯正治療を始めることを検討することをおすすめします。

 

八重歯の部分矯正

歯科矯正を始めるとなると、大掛かりな器具を長い期間付け続けなければならないという印象をお持ちの方も多いでしょう。実際、患者さんの歯並びの状態によっては、年単位で矯正治療を続けなければならないケースもあります。

しかし、八重歯の矯正の場合だと、いわゆる「プチ矯正・部分矯正」だけで改善できるケースもあるのです。

 

部分矯正とは?

部分矯正とは、いわゆる「プチ矯正」と呼ばれる矯正治療であり、数本の歯にだけ矯正器具を取り付けて、短期間で治療を完了させるタイプの矯正治療です。一般的な矯正治療が1~2年あるいはそれ以上かかるのに対して、部分矯正の場合は3か月~1年で治療が完了します。

一般的な歯科矯正と比較すると、適応できる症例は限られています。しかし「ちょっと歯並びが気になる」「ちょっとだけ歯を動かして調整したい」といったニーズに応えるのに適しており、治療の負担を最小限に抑えて歯並びのちょっとした悩みを解消するのに適している治療法なのです。

 

八重歯で部分矯正できない症例

前述の通り、部分矯正には適応症例が限られています。ある程度の歯並びを治したいとなれば、一般的な矯正治療を受けた方が患者さんの希望を叶えるのに役立つでしょう。結論を述べると、患者さんの歯並びの悪さが軽度である場合であれば、部分矯正によって八重歯を改善することができるでしょう。

では、軽度とはいえない八重歯とは、どのような状態なのでしょうか?

例えば「前歯にある程度のスペースを確保できない」といった場合です。八重歯の部分矯正では、八重歯を動かして改善する必要がありますので、動かす先となるスペースを確保する必要があります。現状の歯並びや歯の状態を考慮して、部分矯正で動かすためのスペースを十分に確保できない場合は、全体的な歯科矯正や抜歯などを必要とするのです。

他には「八重歯以外の歯並びの問題がある」という場合です。八重歯の他にも出っ歯や過蓋咬合などの症状がみられる場合、部分矯正で八重歯だけを治しても噛み合わせの根本的な原因をすべて取り除くことはできません。これらの歯並びの問題を同時に解消するためには、一般的な大掛かりな歯科矯正を行う必要があるのです。

このように、軽度とはいえない歯並びの状態である患者さんの場合、部分矯正による八重歯の解消はおすすめできません。詳しくは担当医と相談して、しっかりと歯並びの状態を改善することをおすすめします。

 

まとめ:八重歯も軽度ならプチ矯正・部分矯正ができる

八重歯で悩んでいる方は、プチ矯正・部分矯正も選択肢の1つであることを念頭に置いておきましょう。ただし、すべての症例において部分矯正が適応できるわけではありません。担当医としっかり話し合い、歯並びの悩みをしっかりと解消できる治療法を選択してください。

投稿者: 西本歯科医院

2021.12.12更新

マウスピース矯正は抜歯が必要?抜歯のタイミングについて

歯科矯正を利用するにあたって「矯正のための歯を抜く必要があるケースがある」という話を聞いたことがあるかもしれません。矯正のためとはいえ、健康な歯を抜きたくないと考える方は多いでしょう。そこで、マウスピース矯正において抜歯は必要なのか、抜歯するとすればどのタイミングで行うのかについて解説します。

 

マウスピース矯正で抜歯は絶対に必要?

マウスピース矯正において、抜歯を推奨されるケースもありますが、あえて非抜歯でマウスピース矯正を進めるケースもあります。

 

なぜ抜歯が必要になるの?

そもそも歯科矯正において健康な歯を抜いてしまわなければならない最大の理由は「歯を動かすためのスペースを確保するため」です。歯科矯正とは、要するに良くない歯並びの状態を、歯を少しずつ動かすことによって綺麗で健康的な歯並びに変える治療のことをいいます。歯を動かすということは、動かす先に空きスペースがなければなりません。矯正治療のための歯を動かす際に必要な空きスペースを確保するために、抜歯を行って1本分のスペースを確保するのです。

 

抜歯は矯正で必ず必要になるの?

歯科矯正において、抜歯は選択肢の1つであり、必ずしも抜歯しなければ歯科矯正を進められないというわけではありません。そもそも抜歯が必要になる理由は「歯を動かすためのスペースの確保」ですから、別の方法で必要なスペースを確保すれば良いのです。例えば数本の歯を薄くスライスすることで、必要なスペースを確保するという方法があります。

ただし、必ずしも抜歯以外の選択肢をどの患者さんも選択できるというわけではありません。歯科治療全般に言えることですが、患者さんの歯の状態は一人一人で大きく異なりますので、最善の治療法として考えられる選択肢も患者さんごとに異なります。抜歯することが最善の選択肢であり、他の選択肢だとデメリットが大きくなるというケースも考えられるでしょう。

抜歯するかしないかについては、担当医としっかりと話し合い、納得できる最善の選択肢を見つけ出すことをおすすめします。

 

マウスピース矯正でいつ抜歯を行う?

患者さんの歯の状態によって治療計画は大きく異なります。多くの場合は「マウスピースを装着する前の時点」または「マウスピース矯正治療が少し進んだ段階」で抜歯をすることになるでしょう。

 

どの歯を抜くことになるの?

これも患者さんの歯の状態によって個別に異なるのですが、多くの場合は「問題のある歯」や「歯並びの状態に応じた歯」を選択して抜歯することになります。

寿命の短い歯

歯科矯正の治療開始時点で「虫歯」や「先天的に問題のある歯」がある場合は、優先的に抜歯対象に選定される可能性が高いです。歯の寿命が短く、矯正治療後に長く残すことが難しい歯の場合、抜歯してしまうことで他の健康的な歯を残すことができます。ただし、歯の病気次第ではそもそも歯科矯正を利用することが難しいケースもありますので注意しましょう。

 

親知らず

誰にでも生えているわけではありませんが「親知らず」が生えている場合は、優先的に抜歯対象になる可能性が高いです。親知らずを残したままマウスピース矯正を始めても、うまく歯を動かすことができない可能性が高くなります。そのため、矯正治療前に抜歯してしまうのです。

 

4番または5番の歯(小臼歯)

歯並びがデコボコしていたり、出っ歯の場合には、歯の中心から数えて4番目または5番目の歯(小臼歯)を抜歯します。抜歯するタイミングは、歯並びの状態を考慮して決めることになります。

 

マウスピース矯正で抜歯した後に気を付けること

マウスピース矯正のために抜歯をした場合、抜歯直後は特に生活するうえでいくつか注意しなければならないポイントがあります。

 

抜歯後に避けるべきこと

詳しくは担当医から説明があるはずですが、抜歯直後は「激しい運動」「長時間の入浴」「飲酒」「喫煙」は避けてください。また、抜歯のために麻酔をしていますから、食事の際に口の中を噛んでしまうリスクが高まるため、食事は麻酔が切れたのを確認してからとるようにしてください。

 

抜歯後の腫れについて

患者さんによって異なりますが、抜歯後は腫れてしまう可能性があります。軽く冷やすと症状が軽くなる可能性がありますが、氷などの極端に冷たいもので冷やしてしまうと血行が悪くなり、抜歯の傷が治るまでに時間がかかってしまいます。濡れたタオルなどを使用して、軽く冷やすだけにとどめてください。

まとめ:抜歯の有無やタイミングは担当医としっかり相談しよう

マウスピース矯正の抜歯に限った話ではありませんが、歯の治療については担当医としっかりと話し合ったうえで、不安をすべて解消して納得してから治療を開始するようにしましょう。抜歯不要の治療をメインとしている歯科医院もありますが、必ずしも非抜歯が優れているというわけではありません。抜歯のメリット・デメリットをしっかりと話し合い、最善の選択肢を見つけ出してください。

投稿者: 西本歯科医院

2021.11.25更新

ホワイトニングで知覚過敏になってしまう原因とは?その対処法を解説!

歯を白くきれいにしてくれるホワイトニング。しかし、ホワイトニングをした後、知覚過敏になった、と悩む方がいます。それはどうしてなのか、今回は、ホワイトニングの方法からホワイトニングで知覚過敏になってしまう原因や対処法を解説していきます。

 

ホワイトニングの方法とメリット・デメリット

ホワイトニングの方法とメリット・デメリット

歯は、日々の食事からの汚れや加齢によって、だんだんと黄色く見えてきてしまいます。ホワイトニングは、専用の薬を使って、歯を白くしていく治療方法です。

そんなホワイトニングには3つの方法があり、歯科医師や歯科衛生士が行なう「オフィスホワイトニング」と、自分で行う「ホームホワイトニング」、その2つの方法を併用する「デュアルホワイトニング」があります。方法によって特徴が異なるので、まずはホワイトニングの方法別にメリット・デメリットを比較していきましょう。

 

オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングは、すぐに効果が実感しやすいというメリットがあります。そのため、結婚式や大切な商談などイベント前に処置する方が多いです。しかし、歯に負担がかかりやすく色戻りしやすい、と言われています。

 

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングは、効果を実感するまでに時間がかかりますが、自分のペースで行なうことができ、効果が持続しやすいと言われています。また、オフィスホワイトニングより低価格で行えることもメリットと言えるでしょう。

 

デュアルホワイトニング

オフィスホワイトニングとホームホワイトニング、2つの方法を併用して行うのがデュアルホワイトニングです。どちらのメリットも感じることができるこの方法は、ホワイトニング効果を短時間で得られ、長続きすると言われています。しかし、費用は高額で、刺激の強い治療なので知覚過敏が起きやすいというデメリットもあります。

ホワイトニングは、メリット・デメリットをしっかりと比較し、どの方法で行っていくのか検討していく必要があります。

 

ホワイトニングで知覚過敏になってしまう原因

ホワイトニングで知覚過敏になってしまう原因

ホワイトニングを行うと歯が白くきれいに見える効果が期待できますが、知覚過敏になってしまうことがあります。知覚過敏とは、冷たいものや熱いものを口にすると歯がしみたり、冷たい風や歯ブラシの毛先に当たるとしみたりする症状が出ます。

なぜ、ホワイトニングをすると知覚過敏になってしまうのか原因を解説していきます。

 

歯の保護膜が剥がれるため

ホワイトニングをすると、歯の表面を保護する役割を持つ「ペリクル」という膜が剥がれてしまいます。このペリクルが剥がれることでホワイトニングの薬剤が浸透し、歯を白くするのですが、歯の内側にある「象牙質」を露出させます。象牙質には多くの細管が伸びており、刺激があると痛みを感じるようになるのです。

しかし、歯の保護をするペクリルは、時間が経てば自然と再生していきます。ですからあまり心配する必要はなく、ホワイトニング治療後の一時的なものと考えて良いでしょう。

 

虫歯がある

虫歯があると、ホワイトニング薬剤がしみて知覚過敏になる可能性があります。多くの歯科クリニックでは、ホワイトニング治療を行う前に虫歯の治療が優先されるため心配はないでしょう。

 

高濃度の薬剤・長時間ホワイトニングをする

ホワイトニングでは、過酸化尿素や過酸化水素という成分が採用されています。これらの成分が歯を白くし、高濃度であればあるほど早く効果を期待できます。しかし、高濃度や長時間のホワイトニングを行うと、歯に刺激を与えすぎてしまうデメリットがあります。

 

ホワイトニングで知覚過敏になった時の対処法

ホワイトニングで知覚過敏になった時の対処法

ホワイトニングで知覚過敏になった時はどうすれば良いのでしょうか。具体的な対処法を紹介していきます。

 

1日〜2日は冷たい食べ物・飲み物は控える

知覚過敏でしみたり、痛みを感じたりするとき、外からの刺激がきっかけとなります。そのため、歯を保護するペリクルが再生する前は、刺激となる冷たい食べ物や飲み物はできる限り控えましょう。

 

虫歯の治療は先に行なう

虫歯がある場合は、ホワイトニング薬剤が歯の内部まで浸透し、知覚過敏の症状が出てしまうことがあります。基本的にクリニックでは最初に虫歯がないかチェックし、あれば虫歯の治療を先に行っていきます。

 

高濃度の薬剤はやめる

ホワイトニングの薬剤が高濃度であればあるほど、短時間で歯を白くする効果が期待できます。しかし、その分歯に強い刺激を与えるため、知覚過敏になる可能性があります。また、長時間ホワイトニングをしたり、何回も繰り返したりすると刺激を受けやすくなるので注意が必要です。

 

まとめ:ホワイトニング後の知覚過敏は一過性のものが多い

ホワイトニングで知覚過敏になってしまう原因や対処法を解説してきました。多くの場合、歯の表面を保護する膜が再生する前の症状なので、しばらく経てば痛みはおさまるでしょう。口内環境が整っていなかったり、人によって体質があったり、痛みの感じ方は人によって異なります。もし、しみやすい場合は、薄い薬剤を使ったり、回数を減らしたり対策をしていきましょう。

西本歯科医院では、ホームホワイトニングを採用しています。ホームホワイトニングは、効果を実感するまで時間がかかるというデメリットがありますが、歯にかかる刺激が少なく、知覚過敏を起こしにくいというメリットがあります。また、自宅でホワイトニングができるので、通院が難しい方もチャレンジすることができます。他院で治療をしたけど効果が出なかった、という方もぜひお気軽にご相談ください。

投稿者: 西本歯科医院

2021.11.19更新

前歯矯正の痛みが不安…痛みのタイプと対処法をご紹介!

「前歯を矯正したいけど痛みが不安…」と思われている方は多いのではないでしょうか。今回は、前歯矯正の痛みのタイプと対処法をご紹介していきます。

 

前歯矯正の痛みのタイプとは

前歯矯正の痛みのタイプとは

前歯矯正をすると患者さんが感じる痛みの原因は、大きく下の3タイプに分けられます。

1.歯が動く時の痛み
2.矯正装置が口の中に当たる痛み
3.処置の時の痛み

どのような痛みか詳しくみていきましょう。

 

歯が動く時の痛み

前歯矯正は、装置を使い歯に圧力をかけて動かしていく治療です。そのため、どうしても痛みを感じてしまうことがあります。特に、初めて装置をつけた時や装置を交換した時は、2〜3日痛みを感じます。その後、日に日に痛みを感じなくなっていきます。

歯が締め付けられるような痛みや疼くような痛みなど、痛みの感じ方は個人差があります。しかし、この痛みは多くの方が感じるもので、ある程度は覚悟しておく必要があるでしょう。

ワイヤー矯正とマウスピース矯正どちらを使ってもこの痛みが起こります。どちらも期間を置いて器具を交換することになりますが、同様に痛みを感じるでしょう。この痛みは、歯が適切な位置に動いている証拠とも言えます。

 

矯正装置が口の中に当たる痛み

口の中の粘膜部分はとても敏感で、器具が当たることで痛みや違和感を感じることがあります。特にワイヤー矯正で起こる痛みで、傷ができたり、口内炎を発症したりします。

クリニックによって、矯正装置が当たらないようにカバーをしたり、気になる部分をなめらかにしたりと対策がとられています。

歯全体を覆って矯正していくマウスピース治療では、ほとんど口の中を傷つけることがなく、この痛みに悩まされることはあまりないでしょう。

 

処置の時の痛み

矯正器具をつける際は、通常の治療と同じように、口を大きく開けて処置していきます。口の中にワイヤーや器具をつけていくため、痛みを感じることがあります。痛みは、通常の治療と同じような痛みを感じるでしょう。

そして、この痛みは医師の技術によって大きく左右されるものです。医師が丁寧に処置していけばほとんど痛みを感じません。

 

前歯矯正の痛みを感じた時の対処法

前歯矯正の痛みを感じた時の対処法

前歯矯正はどうしてもある程度の痛みを感じてしまいます。その痛みを暖和するには、適切な対処法を取っていくことが大切です。どのような対処法があるか解説していきます。

 

矯正装置を調節してもらう

矯正装置で歯に圧力をかけて行なう矯正ですが、痛みを感じて何も食べられなかったり、眠れなかったりしては良いことではありません。そうなった場合は、医師に相談して矯正装置の締め付け具合を調節してもらうことができます。

 

装置が当たらないよう専用のワックスを使う

矯正装置が口の中にあたり、痛みを感じる場合は、矯正用ワックスというものがあります。装置の上に矯正用ワックスをつけ、カバーする役割があります。処置後、医師から勧められることが多いでしょう。

 

硬いものは食べない

硬いものを食べると歯に圧力がかかります。矯正治療中は、歯が敏感になっているためできるだけ硬いものは避けた方が良いでしょう。矯正器具をつけたばかりの時は、痛みを感じやすいため、柔らかいおかゆやスープなどで刺激を与えないことが大切です。

 

鎮痛剤の服用

歯の痛みを抑えるために鎮痛剤を服用する場合があります。医師から処方される場合もあれば、市販の鎮痛剤を利用する方もいます。しかし、鎮痛剤を常に使うのは副作用を起こす可能性があるので用法・用量を守って使っていきましょう。

 

前歯矯正の痛みに堪えられない場合はある?

前歯矯正の痛みに堪えられない場合はある?

ここまで前歯矯正の痛みについて話してきましたが、不安に思ってしまう方は少なくないでしょう。そこで、痛みに堪えられず矯正をやめてしまう場合があるかというと、そこまでの痛みではありません。

痛みの感じ方は個人差が大きく、少し気になってしまう方もいれば、日常生活に支障をきたさない程度の方も多くいらっしゃいます。

また、矯正治療を始めたばかりの場合、不安から痛みを強く感じしまう場合があります。痛みを感じるということは、歯がしっかり動いてくれている証拠でもあります。矯正後の姿を想像し、ポジティブに治療を考えていくと良いかもしれません。

そして、上記で紹介した対処法を使って痛みをできるだけ暖和していくと良いでしょう。

 

まとめ:前歯矯正の痛みは適切な方法で対処していこう

今回は、前歯矯正でおこる痛みのタイプと対処法を紹介してきました。前歯矯正でおこる痛みのタイプは、歯が動く時の痛み、矯正装置が口の中に当たる痛み、処置の時の痛みがありました。特に歯が動く時の痛みを心配される方が多いです。歯科クリニックによって対処法はことなったり、医師の技術によって痛みが異なったりするのでクリニック選びは慎重に行なうことが大切です。

西本歯科医院では、プチ矯正として前歯のみの矯正を行っています。本格的な矯正とは異なり、低価格で短期間に治療を行える方法です。使う器具は透明で目立たないマウスピースです。ワイヤー矯正ではないので、器具が当たることによっておこる痛みは感じにくく、ゆっくりと歯を調節していきます。関西No.1を誇る症例数で、経験豊富な医師が処置をするので安心してご相談ください。

投稿者: 西本歯科医院

2021.10.26更新

治療前に知っておきたい!審美歯科のメリット・デメリットとは?

「審美歯科(審美歯科治療)」を利用することで、歯の見た目を良くしてコンプレックスを解消することができます。
しかしながら、そのメリットだけでなく、審美歯科にはある程度のデメリットも併存していることを理解しなければなりません。
そこで、審美歯科を利用することのメリット・デメリットについて解説します。

 

審美歯科とは?

「審美歯科」とは、歯の見た目の良さを改善することを主眼に置いた歯科治療を手掛けるところです。
一般的に「歯を歯科医院で治療してもらう」と聞くと「虫歯や歯周病などの病気・トラブルを解消してもらう」というイメージがあると思います。
しかし、世の中には虫歯のように健康を害するようなトラブルではないにしても、歯の見た目の悪さに悩んでいる方も少なくありません。
そんな患者さんの悩みを解消するために、例えば「歯並びを良くする」「歯を白く見せる」といった、見た目の良さを改善することに主眼を置いた治療を提供するのが審美歯科なのです。

 

審美歯科を利用するメリット

審美歯科を利用することで、以下のメリットを享受することができます。

 

歯やその周辺の見た目の悪さを改善できる

審美歯科を利用することの最大のメリットは「歯および口腔内の見た目を改善できる」ことにあります。
一般的に「歯がきれい」「口周りが整っている」ことは、良いイメージに働くことが多いです。
逆に「歯が汚い」など、見た目の悪さは不潔感や不健康感をイメージさせてしまいます。
もちろん、マイナスイメージだけで健康面に問題のないケースも多いのですが、「不潔・不健康だと見られてしまう」ことは、本人にとって大きなプレッシャー・コンプレックスになりかねません。
場合によっては精神疾患の原因になるケースも珍しくなく、そうでなくても日常生活において何らかのマイナスの影響を受けてしまうことは十分に考えられます。
審美歯科は、歯や口腔内の見た目の良さを改善することを目的とする治療を行うため、こうしたトラブルを解消し、コンプレックスを解消することにつながるのです。

 

歯の状態をチェックしてもらうことで歯のトラブルを早期解決できる

審美歯科を利用することにより、歯の健康面でのメリットも存在します。
審美歯科は定期的に通院するケースも多く、その際に歯の状態をチェックします。
これにより、虫歯や歯周病などの口腔内トラブルの存在を早期に発見できる可能性が高いのです。
口腔内トラブルに限った話ではありませんが、病気の治療というものは「早期発見・早期治療」が極めて重要であり、例えば虫歯治療であれば早期治療できれば軽度の治療内容で済みます。
病気が進行する前にその存在を確認し、治療を開始することができるため、健康的な歯を残すことに直結するのです。
ただし、虫歯などの病気が見つかった場合、審美治療と並行することは難しいため、病気の治療を優先することが多い点には注意しましょう。

 

審美歯科を利用するデメリット

審美歯科を利用することには、上記のようなメリットだけでなく、以下のようなデメリットも存在する点に注意が必要です。

 

治療費に健康保険が適用されない

審美歯科の治療内容の多くは「自費診療」つまり「健康保険が適用されない」可能性が高い点が大きなデメリットだといえます。
健康保険により医療費の自己負担率が軽減されるのは、簡単に言えば「病気の治療が目的で、最先端の医療ではない」ことが条件となります。
審美歯科の場合「病気の治療」には該当しないため、その治療内容の多くは保険が適用されず、100%自己負担で治療を受けなければならないのです。

 

通院が長引くケースも多い

審美歯科の中には「通院が長引く可能性がある」という治療内容が含まれています。
一度の施術では十分な審美効果を得られない、あるいは施術効果が時間の経過とともに低下してしまうような場合、何度か審美歯科を利用しなければなりません。
前述の通り審美歯科は自己診療になりますし、治療を受ける歯科医院の場所によっては通院の負担も決して小さなものではないでしょう。

 

機能面や健康面を考慮しないケースもある

審美歯科の治療内容は、場合によっては「機能面・健康面を考慮しない」という可能性があります。
例えば「セラミックの被せ物で歯をきれいに見せる」という治療内容がありますが、これは健康な歯を削ってその部分に被せ物をしますので、歯の寿命を縮めることになるのです。
もちろん、機能面や健康面を考慮して治療方針を決定する審美歯科も少なくありませんので、最初のカウンセリング時にその点を確認しておきましょう。

 

まとめ:メリットとデメリット両方を理解して審美歯科を使用しよう

審美歯科にはメリットもありますが、人によっては無視できないレベルのデメリットもあるかもしれない点に注意が必要です。
わからないことがあれば、本格的に治療を開始する前の段階でスタッフに確認しておき、不安を払しょくした状態で審美歯科を利用してください。

投稿者: 西本歯科医院

2021.10.12更新

マウスピース矯正で出っ歯はきれいに治る?矯正方法について

「出っ歯」など、歯並びの悪さはコンプレックスとなり、日常生活にも精神的な支障をきたす可能性があります。
歯並びの悪さは矯正治療により改善できますが、「マウスピース矯正」では出っ歯を治すことはできるのでしょうか?
そこで、マウスピース矯正で出っ歯を治すことはできるのか、その場合に実施する矯正方法について解説します。

 

出っ歯はマウスピース矯正で治すことができるのか?

出っ歯に限った話ではありませんが、マウスピース矯正の治療効果は患者さんごとに大きく異なります。
出っ歯も患者さんによって症状の程度が異なりますので、マウスピース矯正で十分な治療効果を実感できる方もいれば、マウスピース矯正よりも矯正効果の高い矯正方法を推奨されることもあるのです。
つまり、出っ歯も症状次第ではマウスピース矯正で治療することは可能だといえます。

 

マウスピース矯正の仕組み

次に、マウスピース矯正の仕組み(どのような原理で歯並びを矯正できるのか)について解説します。

 

マウスピースを装着するだけの治療法

「歯並びを治す治療」と聞くと、大掛かりな治療法を想像する方も多いのですが、マウスピース矯正はマウスピースを患者さんの歯にはめて歯並びを治します。
患者さんは担当医の指示に従って、決められた時間にマウスピースを装着したまま日常生活を送ることになるのです。
マウスピースの装着と取り外しは歯科医療に詳しくない患者さんでも簡単に実行できるため、日常生活においてマウスピースの着脱にそこまでの負担を強いられることはありません。

 

なぜマウスピースを装着するだけで歯並びが治るの?

マウスピースを装着するだけで歯並びが治る原理については、マウスピースがどのようにして作られているかが深く関わっています。
実は、マウスピースは患者さんの「現在の歯並びそのままの状態」ではなく「微妙に歯並びが治っている状態」に合わせて作られています。
つまり、患者さんは自身の現状の歯並びの状態とは微妙に異なっている構造のマウスピースを装着することになるのです。
これにより、歯並びとマウスピースの異なっている部分についてわずかな力がかかり続けることで、歯並びを少しずつ治していくのがマウスピース矯正の仕組みとなります。

 

マウスピースは定期的に交換する

マウスピースを装着することで患者さんの歯並びは少しずつ改善されていきますが、1つのマウスピースだけで最終的な治療結果になるわけではありません。
前述の通り、マウスピースは「患者さんの現状の歯並びと少し違っている状態」に設計されています。
最初から歯並びが大きく異なっている状態のマウスピースを装着してしまうと、患者さんの歯に大きな負担がかかり、口腔内トラブルの原因となるでしょう。
そこで、定期的にマウスピースを交換するのです。
歯科医師は患者さんの歯並びをチェックして分析し、改善された状態の歯並びに治すまでのシミュレートを行います。
その治療計画に合わせて少しずつ形の異なるマウスピースを装着していくことにより、患者さんの歯への負担を抑えつつしっかりと歯並びを改善していくのです。
そのため、治療の途中で何らかのトラブルがあると治療計画を修正し、マウスピースを作り直さなければならなくなります。

 

出っ歯をマウスピース矯正で治すメリット・デメリット

出っ歯に限った話ではありませんが、マウスピース矯正で歯並びを治すにあたっては以下のようなメリット・デメリットが発生する可能性がある点について把握しておく必要があります。

 

メリット① 透明で目立たない

装着するマウスピースは透明なので、外見では目立たないというメリットがあります。
金属製の器具を使用する「ワイヤー矯正」は、白い歯に銀色のパーツを取り付けるので結構目立ってしまうのです。
透明な素材でできているマウスピース矯正であれば、よほど近くから見ない限りマウスピースの存在に気付くことは難しいので、見た目を気にせずに治療を継続できます。

 

メリット② デンタルケアがしやすい

着脱しやすいマウスピース矯正は、デンタルケアがしやすいというメリットがあります。
簡単には取り外せないワイヤー矯正の場合、器具の間に食べかすなどが挟まりやすく、虫歯などのトラブルの原因になりやすいのです。
マウスピースは患者さん自身で着脱できるため、必要に応じて取り外してデンタルケアを行い、口腔内を健康的な状態に維持しやすくなります。

 

メリット③ 金属アレルギーでも問題ない

金属製の素材で作られていないマウスピース矯正は、「金属アレルギー」の患者さんでも使用できます。
ワイヤー矯正は金属製の部品を使用するので、金属アレルギーの影響を受けてしまいます。
マウスピースの場合は非金属の素材であるため、アレルギーを気にせずに治療できるのです。

 

デメリット① 「取り外ししやすい」ことがデメリットになり得る

マウスピース矯正は「取り外ししやすい」ことが、治療計画を阻害する可能性があります。
マウスピースは担当医の指示した時間きちんと装着していないと、計画通りの治療効果は望めないでしょう。
取り外し自由であることから必要な装着時間を守れなくなってしまう患者さんも少なくありません。

 

デメリット② 症例次第では適用できない

マウスピース矯正は、患者さんの歯並びの状態次第では適用できない可能性があります。
重度の出っ歯などの場合、マウスピース矯正では十分な治療効果が望めない可能性があるのです。
その場合、別の治療方法を選択する必要があります。

 

まとめ:出っ歯も症状次第ではマウスピース治療できる

出っ歯を治す方法として、マウスピース矯正を選択できる可能性があります。
しかし、マウスピース矯正も万能ではありませんので、症例次第では適用できませんし、患者さんが十分な時間きちんと装着していないと治療効果が薄くなってしまいます。
出っ歯にお悩みの方は矯正歯科を手掛ける歯科医院に相談し、マウスピース矯正を含めて治療計画を組み上げてもらいましょう。

投稿者: 西本歯科医院

2021.09.25更新

マウスピース矯正の効果はいつから実感できる?早く終わらせるポイントとは?

「マウスピース矯正」を利用することで、問題のある歯並びを改善できます。しかし、マウスピース矯正は治療期間が長いイメージをお持ちの方が多いでしょう。少なからず不便を感じることになるのですから、「どのくらいで効果が出るんだろう」「どうすれば早めに治療を終えられるんだろう」と気になりませんか? マウスピース矯正の効果が出始めるタイミングや、マウスピース矯正治療を早めに終わらせるためのポイントについて解説します。

 

マウスピース矯正の効果と治療期間

結論を述べると、「マウスピース矯正の効果はいつから実感できるか?」という質問には、明確に回答することができません。マウスピース矯正に限らず、治療行為は患者さんの状態や治療方法によって治療効果や完治までの期間は異なるのです。

 

「効果の実感」が曖昧な基準である

そもそも「効果を実感する」ということが、結局のところ患者さんの感覚次第なので、同じ治療効果でも患者さんによって「効果が出た!」と感じることもあれば「まだまだ効果が不十分だ…」と感じることもあるでしょう。具体的な基準がないので、どの程度の期間で矯正治療の効果が実感できるかを説明する方法がないのです。

 

マウスピース矯正の治療期間

ただし、一般的な「マウスピース矯正の治療にかかる期間」については、おおまかですが5か月~2年という相場があります。期間の幅が広いのは、前述の通り患者さんによって歯の状態や治療効果に差があるからです。

 

マウスピース矯正の治療効果を実感したい人におすすめの方法

できるだけ早く、マウスピース矯正の効果を実感したいという方は多いでしょう。患者さん本人の気の持ちようではあるのですが、早く治療効果を実感できればその分だけ治療へのモチベーションも高く維持できるはずです。

おすすめの方法として、1つは「家族や親しい知人に見てもらう」ことです。多くの患者さんはご自身で鏡を見て歯の状態をチェックすると思いますが、自分自身ではわからないというケースが多く見られます。しかし、他人に見てもらい「ちゃんと効果が出ている」と言われれば、安心できるのではないでしょうか。

2つ目の方法はリスクもありますが「SNSやブログで情報発信する」ことです。矯正治療の状態を写真や動画などの媒体でネット上にアップロードし、不特定多数の人に見てもらってコメントしてもらいます。効果が出ているとコメントされれば安心できるでしょう。ただし、一般的なネットリテラシーの話ではありますが、SNS等でプライベートを特定されたり、誹謗中傷されるリスクがある点は理解しておきましょう。

 

マウスピース矯正を少しでも早く完了させるためのポイント

マウスピース矯正は、長い場合だと2年かそれ以上の期間を必要とするケースがあります。少しでも早く治療を終わらせたいと考えるのであれば、以下のポイントをしっかりと押さえておきましょう。

 

マウスピースやリテーナーの装着期間をしっかりと守る

「矯正用のマウスピース」や「後戻りを回避するためのリテーナー」の装着について、医師から指示された装着期間をしっかりと守りましょう。面倒くさがったり忘れたりして装着期間が守られないと、当初の予定よりも治療期間が長くなってしまいます。装着期間を守るために、アラームなどを活用することをおすすめします。

 

歯の状態を健康に保つ

虫歯や歯周病といった、歯の健康を損なうトラブルの発生リスクを抑えることも、矯正治療の期間を長引かせないために重要です。症状次第ではありますが、矯正治療中に虫歯などを発症すると、矯正治療を中断して虫歯等の治療を先に行う可能性があります。その分だけ治療期間が延びてしまいますので、矯正治療中のデンタルケアはしっかりと行いましょう。

 

余計なことをしない

矯正治療中は、歯の状態を変化させるような余計なことは一切しないでおきましょう。例えば「歯を指で押してみる」など、危険極まりないです。マウスピースは治療計画で予測した歯の動きに合わせて作られていますので、指で押すなど治療計画に誤差が生じるようなリスクは避けなければなりません。慌てることなく、マウスピースの力を信用して気長に治療を続けましょう。

 

モチベーションを維持する

マウスピース矯正を受けている間は、治療に対するモチベーションを高く維持することをおすすめします。歯の状態をチェックして「効果が出ている」など、前向きな気持ちで治療に向き合ってください。マウスピース矯正は治療期間が長引くこともありますので、途中で投げ出さないためにはモチベーションを維持し、前向きに治療に専念する姿勢を保つことが重要なのです。

 

医師の指示に従う

マウスピース矯正において、「医師の指示に従う」ことは基本にして絶対です。医師の指示に反するようなことをすれば、治療計画に問題が生じたり、歯の健康を損なう結果になる可能性もあります。マウスピースの装着期間や、治療中の注意点など、医師から指示されるはずなのでその内容を遵守してください。

 

まとめ

マウスピース矯正は効果が出る期間について個人差や考え方の違いがありますので一概には言えませんが、医師の指示通りに治療を進めればきちんと効果が出るはずです。人によっては長い戦いになるかもしれませんが、モチベ―ションをしっかりと維持し、美しい歯並びを手に入れてください。

投稿者: 西本歯科医院

2021.09.15更新

妊娠中でもセラミック治療は受けられるのか?

「妊娠中」という状態は、さまざまな医療行為等に制限がかかります。歯の治療も無関係ではなく、例えば「妊娠中は歯のセラミック治療を受けられるのだろうか?」という疑問をお持ちの方もおられるでしょう。妊娠中でもセラミック治療を受けられるのかどうかについて解説します。

 

妊娠中に「歯の治療」は可能なのか?

基本的な部分として「妊娠中に歯の治療を受けることは可能なのか?」という点について解説します。

 

妊娠中でも受けられる歯科治療は多い

妊娠中に歯科治療を受けられるかどうかについては、治療内容次第ではありますが、妊娠中に施術できる歯科治療は多いです。不安な場合は担当医としっかり話し合って、安全性を確認したうえで治療を受けると精神的な負担を軽減して治療に臨めるでしょう。

 

妊娠中に歯の治療を受けるメリット

「わざわざ妊娠中というタイミングに歯の治療を受けなくても…」と思われるかもしれませんが、実は「妊娠中だからこそ歯の治療は重要である」と考えることができます。

第一に、妊娠中の口腔内の状態を歯科医師がチェックできるという点が挙げられます。妊娠中は体中にさまざまな変化が及びますが、実は妊娠中は口腔内の状態が悪化しやすいのです。そのため、妊娠中に歯科治療を受けることによって口腔内の状態を良好に保つことができます。妊婦さんの歯周病は早産などの出産に悪影響が及ぶ可能性があるという報告もあるため、むしろ安全な出産のための妊娠中の歯科治療はおすすめなのです。

第二に、産後は歯科治療の余裕がない可能性があるという点が挙げられます。出産後は母体の健康状態が不安定ですし、子育てに時間を割かれてしまうでしょう。妊娠中と比較して妊婦さんの行動の自由度が制限されがちなので、まだ比較的自由に行動できる余地がある妊娠中に歯科治療を受けておくことにメリットがあります。

 

妊娠中の「どのタイミング」であれば歯科治療を受けられる?

妊娠中の中でも、いわゆる「妊娠中期」と呼ばれるタイミングが、歯科治療を受けるのに適したタイミングであるといえます。

妊娠中は、

・妊娠初期
・妊娠中期
・妊娠後期

に分けられますが、「妊娠初期」と「妊娠後期」は、あまり歯科治療を受けるタイミングとしてはおすすめできません。

妊娠初期の場合、治療内容によっては赤ちゃんに悪影響が及ぶ可能性があります。そのため、歯科治療も比較的胎児への影響が少ない応急処置に留めておき、必要な治療は母子ともに安定する妊娠中期に先延ばしすることが多いです。

一方で妊娠後期の場合は、出産のタイミングが迫っている点がネックです。歯科治療の多くは継続的な通院が必要であり、出産を迎えるとなかなか通院できなくなるため、このタイミングでは本格的な歯科治療をすることはありません。また、妊婦さんのお腹が大きくなっていることなどから、長時間おなじ姿勢で治療を受けることに耐えられない可能性がある点もネックになります。

以上の観点から、歯科治療は「妊娠中期」に受けることをおすすめします。

 

妊娠中にセラミック治療を受けるメリット

妊娠中にセラミック治療を受けることにより、妊婦さんは歯の見た目に対してコンプレックスを抱くリスクが抑えられます。妊娠中というデリケートな時期に、精神的な負担を増やすコンプレックスを1つ無くすことができる点は決して無視できないメリットでしょう。

セラミック治療は、虫歯や歯科治療で欠損した歯の部分を補う治療法です。詰め物や被せ物を利用する治療法の中で、その素材としてセラミックを利用することには、審美面での大きなメリットがあります。

セラミックは、詰め物などに使われる素材の中でも比較的「天然の歯に近い見た目をしている」という特徴があります。天然歯に近い見た目にすることで、歯の欠損が目立たなくなり、他人に見られるかもしれないという不安やコンプレックスを抱くリスクを抑えられるのです。

 

妊娠中の歯科治療の注意点

セラミック治療のように、歯科治療の中には妊娠中期であれば問題なく施術できるものがあります。一方で、以下のような治療法は問題があったり、妊婦さんにとって不安材料になりかねないため、治療法ごとの安全性等について解説します。

 

薬の影響

妊娠中は、できるだけ「薬」を服用することは避けるべきだとされています。もちろん、母体の健康状態等を考慮して、胎児への影響が小さい薬を使用することもありますが、その点は担当医としっかり話し合っておきましょう。

 

レントゲンの影響

歯科治療での「レントゲン」の使用ですが、基本的に問題はありません。歯科治療でのレントゲンは顔のあたりだけ撮影するため、お腹には影響しませんし、万が一に備えて防護用エプロン等でガードします。

 

麻酔治療の影響

歯科治療での「麻酔の使用」も、基本的に問題はありません。治療時の痛み等でストレスを感じるリスクを抑えられます。ただし、逆に「赤ちゃんに影響するかも」と考えてストレスに感じる方もおられますし、過去に麻酔でトラブルが発生したことがある場合は特に担当医との相談が重要です。

 

神経治療の影響

歯科治療での「神経治療」を伴う治療については、少し問題があります。神経治療を伴う場合は、治療全体が長期にわたる可能性があり、治療スケジュールが妊娠後期に差し掛かってしまう可能性があるのです。

 

まとめ

妊娠中でもセラミック治療を受けることは可能です。ただし、安全性について理解しても「ひょっとしたら…」と不安になってしまい、ストレスを感じてしまうリスクはゼロではありません。妊娠中の歯科治療については担当医としっかり話し合い、納得したうえで治療を受けることをおすすめします。

投稿者: 西本歯科医院

2021.08.25更新

審美歯科の内容とは?主な治療法と効果をご紹介!

多くの方は「歯科医院」と聞くと「虫歯などの歯の病気を治す場所」というイメージがあります。しかし、世の中にはそれに限らない歯科治療を提供する「審美歯科」と呼ばれる診療科目があるのです。審美歯科とはどのような診療科目なのか、主な治療法やその効果について解説します。

 

審美歯科とは?

「審美歯科」とは、歯や口内、口元の「機能的な治療」にプラスして「見た目の良さを改善するための治療」も行う歯科治療を提供するものです。

一般的な「歯科治療」とは、虫歯や歯周病のような、歯の機能的な状態を悪化させる病気・症状の治療を行い、歯や口の機能を正常な状態に戻す治療のことをイメージする方が多いでしょう。この治療には、美しい歯並びや歯の白さなど、見た目の良さについては触れないことが多いです。

歯の見た目は、時にコンプレックスなどの原因にもなりかねず、それを解消するためには歯や口元の美しさを取り戻す治療が必要になります。審美歯科は、そんな歯の見た目の美しさを取り戻すための治療を提供するものなのです。

 

審美歯科の治療内容

審美歯科では、以下のような治療内容を提供することが多いです。

 

ホワイトニング

「ホワイトニング」とは、専用の薬剤を使用して歯を白く見せる治療のことです。

専用の薬剤をマウスピースに塗布し、それを装着することで薬剤が歯に浸透し、歯が白くなります。「白い歯」は清潔や健康の象徴であり、歯が黄ばんでしまうと見た目が悪くなってしまいます。

歯科医院での施術が中心となる「オフィスホワイトニング」と、歯科医院では最小限の施術だけ行いメインの作業は自宅などプライベートで行う「ホームホワイトニング」があります。それぞれにメリット・デメリットが異なりますので、ニーズに応じて治療法を選択あるいは併用してください。

 

クラウン

「クラウン」とは、歯の治療のために削った歯の上にかぶせるものです。審美歯科では、自然な白い歯の見た目に近い「セラミッククラウン」と呼ばれるかぶせ物を使用することが多く見られます。

一般的な虫歯治療等で使用されるかぶせ物や詰め物は「銀製」や「レジン製」であり、見た目の点においてデメリットを感じる方が多いです。一方でセラミック製のかぶせ物は自然歯に近い見た目であり、高い審美性を発揮することができます。また、金属製のかぶせ物に対して「金属アレルギーが起こらない」という点など、機能的なメリットもあります。

 

ラミネートベニア

「ラミネートベニア」は、歯の表面を削って「つけ爪」の要領でセラミック製のかぶせ物を表面に貼り付けるものです。セラミッククラウン同様に、高い審美性を持ちます。

クラウンやラミネートベニアを利用することのメリットの1つとして「迅速に歯をきれいに見せることができる」という点が挙げられます。同じく歯の美しさを取り戻す審美治療に「ホワイトニング」がありますが、方法の違いで差はありますが少なからず時間がかかります。

ラミネートベニアはつけ爪のように速やかに見た目を変化させることができる審美治療です。そのため「明日のイベントに間に合わせたい」「すぐにでも見た目のコンプレックスを解消したい」といったニーズに対して高い利便性を発揮できます。また、軽度の歯並びを調整する際にも、ラミネートベニアを使用することがあります。

 

歯のクリーニング

「歯のクリーニング」とは、歯の表面に付着している汚れや歯垢、歯石などの異物を取り除くことです。

基本的に、歯の汚れは日常的な「歯磨き」によって解消できます。しかし、歯に付着した歯垢は次第に硬質化し、歯石になると一般的な歯磨きでは取り除くことができなくなってしまいます。見た目が悪くなるだけでなく、虫歯菌の住処となるため、虫歯などの歯の病気の原因にもなるのです。

クリーニングでは、専用の器具を使用することで、一般的な歯磨きでは落とせなくなってしまった異物を取り除きます。定期的に歯のクリーニングを利用することにより、歯の美しさを維持できるだけでなく、歯の病気を予防するための「予防歯科」としての側面も発揮できるのです。

 

一般治療との費用面での違い

審美歯科は、一般的な歯科治療と「費用」の点においても大きな違いがあります。その理由は「審美歯科=その多くが自由診療」であるという点です。

病気の治療である多くの一般歯科治療は、健康保険を適用して治療費の一部だけを負担すれば良い形式です。一方で病気の治療とは言えない審美歯科の場合、その多くが保険が適用されない自由診療であるため、発生した費用は全額自己負担になります。

さらに、自由診療である審美歯科は、治療を提供する歯科医院によって料金設定が大きく異なる点も注意が必要です。審美歯科を利用するにあたっては事前のカウンセリング等で治療内容や治療費について確認しておき、納得できる歯科医院で治療を受けてください。

 

まとめ

審美歯科は、コンプレックスにもなり得る「歯の見た目・美しさ」を改善するための治療です。自由診療になることが多いですが、歯の見た目に悩んでいる方はその利用を検討してみてはいかがでしょうか。

投稿者: 西本歯科医院

2021.08.10更新

マウスピース矯正をつけ忘れてしまったときの影響とその対策をご紹介

「マウスピース矯正」は、基本的に毎日決まった時間にマウスピースを装着して、少しずつ歯並びを直していきます。この「毎日つける」という点がネックであり、人によっては1日つけ忘れてしまうケースもあるでしょう。矯正用マウスピースをつけ忘れてしまったときの影響と、その対策について解説します。

 

マウスピースをつけ忘れてしまった際の影響

もし、矯正用マウスピースをつけ忘れてしまった場合には、少なからず悪影響が及ぶ可能性があります。ただし、どの程度の悪影響が発生するかについては「何日程度マウスピースをつけ忘れていたのか?」によって異なります。

 

マウスピースを1日つけ忘れてしまった場合

マウスピースをつけ忘れてしまったのが「1日」だった場合には、ほとんど悪影響はないといっても過言ではありません。

マウスピースは、継続的に装着することによって少しずつ歯並びを改善していきます。もし、途中でつけ忘れてしまうと、いわゆる「後戻り」が発生し、歯並びが元の状態(良くない状態)に戻ってしまうのです。

とはいえ、装着し忘れていたのがたった1日だけであれば、それほど劇的な悪影響はないといえます。そもそも、マウスピース矯正によって1日当たりで歯並びが動く距離というものはごくわずかであり、仮に後戻りが発生しても1日程度であれば致命的な悪影響が発生することは考えにくいのです。

 

マウスピースを1週間つけ忘れてしまった場合

マウスピースをつけ忘れてしまったのが「1週間」だった場合には、残念ながら大きな悪影響が及ぶといっても過言ではありません。

マウスピース矯正は、長い時間をかけて少しずつ歯並びを直していきます。そのため、治療開始時には綿密な治療スケジュールを組んでおり、それに従って矯正治療を継続していくのです。

もし、1週間もの長い期間マウスピースをつけ忘れていたとなれば、この治療計画に支障をきたす可能性が高いのです。場合によっては、矯正治療そのものをやり直さなければならなくなるでしょう。

 

マウスピースをつけ忘れていた場合の対処法

マウスピースをつけ忘れていた場合、適切に対処することで悪影響を最小限に抑えることができます。

 

つけ忘れが1日程度ならば速やかに装着しなおす

1日程度のつけ忘れであれば、速やかにマウスピースを装着すれば悪影響はほとんどないといえます。紛失や破損等、マウスピースを装着できない事情がない限りは、1日のつけ忘れであればすぐにリカバリーできるでしょう。

 

つけ忘れが長期間ならマウスピースの装着を避ける

マウスピースのつけ忘れが長期間に及んでいた場合には、装着予定だったマウスピースの装着を見送った方が良いかもしれません。

マウスピースのつけ忘れは、歯並びが元の状態に戻ろうとする「後戻り」を発生させてしまいます。そのため、予定していた歯並びの状態とは大きく異なる歯並びになっているため、予定していたマウスピースが想定と異なる歯並びの状態に合わない可能性が高いのです。

また、長期間マウスピースをつけていなかった後にマウスピースを装着すると、痛みを感じる可能性があります。これは、歯並びが後戻りを起こしたことでマウスピースが合わないことが理由であると考えられます。痛みの有無に関わらず、マウスピースを長期間つけ忘れていた場合には、マウスピースを装着する前に担当医に相談してください。

 

担当医に相談する

特に、長い期間のつけ忘れが発生してしまった場合には、矯正治療の担当医に正直に話して、今後の治療計画について相談しておきましょう。つけ忘れが1日程度であった場合も、念のため治療計画への影響を考慮するために、つけ忘れたことを報告しておくことをおすすめします。

 

マウスピースのつけ忘れを回避する方法

たった1日とはいえ、少なからず治療計画に悪影響を及ぼす可能性がある「マウスピースのつけ忘れ」は、可能な限り避けてゼロにしたいところです。そこで、マウスピースのつけ忘れを回避するためのテクニックについて解説します。

 

スマートフォンのアラーム等を利用する

スマートフォンには「アラーム機能」がありますが、マウスピースを装着する予定の時間にアラームをセットしておき、マウスピースを装着する時間であることを気づかせることが有効なテクニックとなります。

すでにマウスピースをつけ忘れた経験がある方は、特にどんなタイミングでつけ忘れていたのかがわかっていれば、そのタイミングでアラームが起動するようにしておくと良いでしょう。

 

予備のマウスピースを準備しておく

もし「装着予定の前後のマウスピース」をお持ちであれば、それを荷物に忍ばせて「予備のマウスピース」として活用することをおすすめします。

マウスピース矯正は、少しずつ動く歯並びに合わせて少しずつ異なる状態のマウスピースを複数個用意しておきます。もし、外出時に装着や持ち出しを忘れたり、紛失や破損等して装着できないような事情が発生したら、装着予定のマウスピースに最も近いマウスピースを予備として持っておき、これを代わりに装着することでつけ忘れの悪影響を最小限に抑えられます。

 

まとめ

マウスピースをつけ忘れることは可能な限り避けるべきですが、1日程度なら致命的な悪影響を意識する必要はないでしょう。ですが、1週間やそれ以上の期間、マウスピースをつけ忘れてしまった場合には、治療計画そのものを見直す必要があるかもしれません。

いずれにしても、担当医に相談して歯並びへの影響を把握し、治療計画の修正が必要かどうかを判断してもらいましょう。マウスピースをつけ忘れてしまわないように意識を持つことと、つけ忘れが発生しないような工夫をすることをおすすめします。

投稿者: 西本歯科医院

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