2019.03.29更新

矯正方法はいろいろあるけれど…

歯列矯正をお考えの方で、いろいろと情報を探している方も多いかと思います。
歯列矯正の方法は現在、主に以下の三つの矯正方法が挙げられます。

・セラミック矯正
・ワイヤー矯正
・マウスピース矯正

これら矯正方法には、メリット・デメリット、さらには矯正治療を受けられる「年齢」や「状況」もあります。
今回は、各矯正方法のメリット・デメリット、さらに受けられる「年齢」と「状況」について、紹介したいと思います。


セラミック矯正の「年齢」と「状況」

まずは、セラミック矯正です。その前にセラミック矯正はどのように行っていくかを説明したいと思います。セラミック矯正はセラミックでできたクラウン(被せ物)をご自身の歯に被せる方法です。

「クイック矯正」と呼ばれるほど、治療は短期間、おおよそ1~3カ月で済みます。セラミック矯正がワイヤー矯正とマウスピース矯正と異なるのは、健康な歯であっても「歯を削る」という医療行為がある点です。(ワイヤー矯正も場合によって抜歯することがあります)

この「歯を削る」ということで、永久歯に生え変わっていないお子さまにはセラミック矯正をお勧めしておりません。生え変わる時期は歯の種類によってさまざまです。また、乳歯の時にはなく、永久歯の時に新たに加わる歯(加生歯)もありますので、完全に歯が生え揃うまで待った方が良いかと思います。

また、クラウンを被せていくということで、ご自身の歯がなければクラウンを被せることができませんので、土台となる歯がない場合は、義歯(入れ歯)かインプラントで対応することになります。

 

ワイヤー矯正の「年齢」と「状況」

続いて、ワイヤー矯正の説明です。

ワイヤー矯正は文字通り、ブラケットと呼ばれるワイヤーを使って、歯を正しい位置に矯正していくという治療方法で、長い歴史があります。
ワイヤー矯正をされているお子さまをよく見かけることがありますが、お子さまの場合は顎や歯自体が柔らかく、ワイヤー矯正に適していると言えるでしょう。

また、ワイヤー矯正は年単位の治療方法です。徐々に歯列を矯正していく方法なので、お子さまだけではなく、大人の方にも適している方法だと言えます。矯正治療の終了までには時間がかかりますが、症例が多く存在しているので、他の矯正方法と比較しても、どんな歯列にも対応できると言われています。

ただし、ワイヤー装着部分に磨き残しが発生し、歯垢が溜まりやすい、虫歯になりやすいという点、また、矯正時に痛みが発生する可能性もあるというデメリットもありますので注意が必要です。

マウスピース矯正の「年齢」と「状況」

最後にマウスピース矯正。別名「インビザライン」とも言います。薄くて透明なマウスピースを作成し、装着するだけの矯正です。

ワイヤー矯正のように矯正していることが分かりにくいというメリットの他、他の矯正方法とは異なり、矯正器具の取り外しが容易で、ワイヤー矯正のように器具の装着していることによる歯磨き時の磨き残しはありません。
マウスピース矯正も年令問わず幅広く対応していますが、デメリットもあります。それは装着時に飲食物の制限です。

マウスピースは基本的にプラスチック製なので、口にするものによってはマススピースに着色することもあります。例えばカレーやキムチ、あるいはコーヒーや赤ワインなど色の濃い食べ物・飲み物は避けましょう。そして、装着時のガムやキャラメルも控えてください。マウスピースにへばりついてしまうことがあります。

さらに、間食時の甘いものも避けましょう。仮にマウスピースを外して甘いものを食べたとします。歯磨きなどせず口の中に糖分が残った状態でマウスピースを装着すると虫歯になる可能性も高まりますので、注意が必要です。

 

矯正は年齢と状況に合った方法を選びましょう

主だった三つの矯正方法を紹介してきました。

それぞれの矯正方法にメリット・デメリットがあります。矯正治療を本格的に検討される場合は、メリットだけではなく、デメリットもしっかりと念頭に入れておきましょう。ご自身、あるいは矯正を受けようとされる方の年齢や状況に合わせて矯正方法をお選びください。

大阪の西本歯科医院は、上記した三つの矯正方法を行っております。また、「歯の一部だけを矯正したい」という部分矯正、あるいはセラミック矯正に関しては「ラミネートベニア」という、つけ爪のように薄いセラミックを貼り付ける治療も対応。
矯正方法は異なりますが、矯正される方の思いは「歯並びをきれいにしたい」だと思います。

大阪の西本歯科医院では、年間200以上の症例実績があり、患者様の負担を最小限に抑える最新設備で治療を行っております。

もちろん、治療後のアフターフォローも万全の体制で対応可能です。
ぜひ一度、矯正治療のご相談にお越しください。

投稿者: 西本歯科医院


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